建築設備士を独学での合格を目指すのであれば、試験に対応した教材(テキストや問題集等)を自分で準備し、勉強するしかありません。
しかし、どの教材を選べばいいか分からない!という方のために主要なテキスト・問題集を一挙に紹介します。
2025年度版(令和7年度版)のテキスト・問題集も予約受付が開始されたものから随時情報を更新しています。
建築設備士 おすすめ テキスト・問題集

建築設備士試験は、建築物の設備設計に関する高度な知識と応用力が求められる国家資格です。
一次試験では建築基準法や設備に関する理論・構造・環境などの広範な知識が問われ、二次試験では記述式の設計製図問題を通じて実務的な思考力・図面表現力が求められます。
そのため、出題傾向に沿った教材を選び、体系的かつ効率的に学習することが合格への近道です。独学での合格も可能ですが、図解や事例が豊富で、基礎から応用まで段階的に学べる教材が不可欠です。
本記事では、一次試験・二次試験それぞれに対応した、信頼できるおすすめ教材をご紹介します。
「テキスト」おすすめTOP2
建築設備士試験は、建築物の設備設計に関する幅広い知識と応用力が求められるため、基礎から体系的に学べるテキスト選びが合格への鍵となります。
特に独学者にとっては、図解や例題が豊富で、分野別に構成されたわかりやすい内容のテキストが最適です。
さらに、法改正や設計基準の変更にも対応している最新のテキストであることが重要です。
効率よく実力を養える信頼性の高いおすすめのテキストを厳選してご紹介します。
テキスト | リンク | リンク |
評価 | ||
出版社 | 誠文堂新光社 | 理工図書 |
発売日 | 2024/3/25 | 2024/11/27 |
価格 | 4,180円 | 5,500円 |
「問題集」おすすめTOP2
建築設備士試験では、一次の択一式だけでなく、二次の記述式対策も欠かせません。
良質な問題集は、出題形式や分野ごとに整理されており、過去問や予想問題を通じて実戦力を鍛えることができます。特に、二次試験対策として記述例や模範解答が掲載されているかが重要です。
解説が丁寧で復習しやすい問題集を選べば、独学でも着実なレベルアップが可能です。
独学者にも取り組みやすく、ステップアップしながら得点力を養えるおすすめ問題集を厳選してご紹介します。
問題集 | リンク | リンク |
評価 | ||
出版社 | 建築資料研究社 | 総合資格 |
発売日 | 2025/2/7 | 2024/12/24 |
価格 | 4,400円 | 3,630円 |
建築設備士 テキスト・問題集 選び方のポイント

建築設備士試験の合格には、広範な知識と実務的な図面表現・記述力が求められます。
出題傾向を意識したテキストと問題集を選ぶことで、独学でも体系的に理解を深め、合格に近づくことが可能です。
本記事のポイントを参考に、自分に合った教材を選んで、効率的かつ確実な試験対策を進めていきましょう。
「テキスト」選びの3つのポイント
- 出題分野を体系的にカバーしているか
建築設備士試験では、建築法規・環境工学・空調衛生設備・電気設備・構造など、分野が非常に広範に及びます。そのため、分野横断的に知識を網羅している総合テキストが必要です。
特に一次試験対策では、過去問分析に基づいて頻出テーマに重点を置いた内容構成になっているかを確認しましょう。
図解やフローチャートを用いて設備の仕組みや構成を視覚的に理解できる構成だと、効率的なインプットが可能です。 - 設備図・シンボルの解説が充実しているか
建築設備士試験では、設備図面の読解力と記述力が問われます。二次試験では特に、設備記号や図面表現に関する出題が多く、正確な理解が必要です。
そのため、記号・図面の種類・表記ルールなどが丁寧に解説されているテキストを選ぶことが重要です。
また、過去に出題された図面や問題の図を収録し、実務に即した設計イメージが湧くような構成になっているかも確認しましょう。 - 法令・基準の改正に対応しているか
一次試験では建築基準法や関連法令に基づく出題が多く見られます。法改正により条文内容や適用範囲が変わることもあるため、最新の法令に対応したテキストを選ぶことは必須です。
特に建築設備に関わる技術的基準や設計指針が年度ごとに見直される場合もあるため、「令和◯年度対応」「最新版」といった表記がある教材を優先的に選びましょう。
「問題集」選びの3つのポイント
- 分野別・形式別に構成されているか
建築設備士試験では、多肢選択式(一次)と記述式(ニ次)で出題形式が大きく異なります。そのため、問題集は分野別に整理されており、かつ形式ごとに演習できるよう構成されていることが望ましいです。
基礎知識を確認しやすい択一形式の演習問題に加えて、二次試験向けの記述練習問題や図面に関する設問があるかどうかも選定基準になります。 - 過去問や出題傾向に基づいた構成か
建築設備士試験では、過去の出題傾向を踏まえた繰り返し出題やパターン問題が存在します。そのため、直近5〜10年分の過去問や類題を掲載し、詳細な解説がついている問題集が有効です。
過去問だけでなく、出題傾向を分析した予想問題やテーマ別解説を備えていると、出題意図や頻出事項をつかみやすく、効率的な対策が可能です。 - 二次試験対策に特化した記述例・模範解答があるか
二次試験では、設計課題に対して文章で根拠を説明し、図面や記述によって整合性のある答案を作成する力が問われます。そのため、記述対策として模範解答例や添削付きの答案例がある問題集が有用です。
答案の構成や表現方法、減点されやすい表現なども解説している教材を選べば、記述力向上に直結します。
建築設備士 テキスト・問題集 紹介

建築設備士 学科問題解説集 令和7年度版
評価 | |
出版社 | 建築資料研究社 |
発売日 | 2025/2/7 |
価格 | 4,400円 |
令和6年から令和2年までの過去5年間の問題を全設問枝解説
令和7年度版 建築設備士 学科試験 問題解説
評価 | |
出版社 | 総合資格 |
発売日 | 2024/12/24 |
価格 | 3,630円 |
過去問5年分を収録! 建築設備士学科試験対策の定番書!
各種建築関連資格試験で高い合格実績を誇る総合資格学院による、「建築設備士 学科試験」対策書!
5年分の過去問題と解答・解説を収録。各問題には繰り返し学習に便利なチェック欄が付いています。
また、解答・解説は取り外せる分冊形式で、採点や復習に便利! 解説の重要箇所は赤字でわかりやすく、図版も豊富で視覚的なイメージで理解が深まります。
- 過去問5年分(令和5年~令和元年本試験)収録
- コンパクトで使いやすく、持ち運びにも便利なA5サイズ
- 各問題に繰り返し学習に役立つチェック欄付き
- 最新の法改正に合わせて、現行の法規に適合しない問題を改訂
- 「解答・解説」が取り外せる分冊形式で採点や復習に便利
- 解説の重要箇所は赤字の太字で表記、図版も豊富で視覚的なイメージで理解が深まる
- 試験制度や受験資格、過去の合格率などの試験データといった試験の情報が満載
建築設備士必携テキスト: 試験によく出る重要項目を厳選収録 要点まとめ&問題演習で合格力アップ
評価 | |
出版社 | 誠文堂新光社 |
発売日 | 2024/3/25 |
価格 | 4,180円 |
建築設備士試験対策の決定版
建築設備士試験対策用のテキストです。
「建築知識一般」「建築法規」「建築設備」の3課目を収録。
節の終わりには一問一答を掲載。インプットした知識の定着を行うことができます。
2次試験対策として、設計製図の基本知識も収録。
巻末には模擬試験を収録し、試験前の総仕上げを行うことができます。
合格対策 建築設備士試験 設備編
評価 | |
出版社 | 理工図書 |
発売日 | 2024/11/27 |
価格 | 5,500円 |
建築設備士は建築設備全般に関する知識および技能を有し、建築士に対して建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行える資格で、今後その進展に伴いますます重要度が増してくるものと考えられる。
本書は「建築設備士第一次試験」(学科)のうち「建築設備」に関する新しい切り口から編集された受験対策書。
合格を目指した能率的な学習のため「過去問題とその簡単な解説書」に留まらないよう下記のポイントを重視した。
- 過去問題の出題内容を踏まえて、技術的な知識をできるだけわかりやすくし、ポイント学習できるように多めに章を設定して、読者自身がそれぞれに活用できるよう工夫した。
- 計算問題とともにや各章ごとに正誤を問うスタイルの「例題」を配し、各章に関連した即戦力や実践力に磨きがかかるように工夫した。
建築設備士試験 学科〔建築一般知識・建築法規〕〔第3版〕 (合格対策)
評価 | |
出版社 | 地人書館 |
発売日 | 2020/2/25 |
価格 | 5,720円 |
建築設備士試験の「第一次試験」(学科)のうち、建築一般知識・建築法規についての受験対策書
能率的学習のために、各章末に「学習のポイント」を設け、技術的な知識をできるだけ簡潔にまとめるように工夫し、それらの知識を確認すべく、正誤を問う形式の「例題」を配した。
さらに即戦力、実践力に磨きをかけられるよう過去7年間の建築一般知識・建築法規の試験問題を付録として解答とともに掲載した。
基礎講座 建築設備
評価 | |
出版社 | 学芸出版社 |
発売日 | 2020/4/26 |
価格 | 3,080円 |
「なぜこうなる」「?どこがどうなっている」?の疑問に応える入門書!
建築設備の全体像を二色刷りのイラスト・図表360点以上を用いて解説。
第五版 建築設備士120講
評価 | |
出版社 | 学芸出版社 |
発売日 | 2017/2/11 |
価格 | 3,300円 |
30年にわたり受験生に支持されてきたテキストの第5版は、最新法規への準拠はもちろん、近年の出題傾向を徹底分析して改訂を行った。
巻末には、試験創設時から過去問を知り尽くす筆者が、受験生が効率よく学べる、オリジナルベスト演習問題を書下し。
建築設備関係法令集 令和7年版
評価 | |
出版社 | 井上書院 |
発売日 | 2025/2/1 |
価格 | 4,400円 |
建築設備士専門の法令集
唯一の専門法令集として建築設備に関する法令を多数収録した、建築設備士試験受験者必携の令和7年1月1日現在施行の最新法令集。
試験場持込み可、横組み。
建築基準法をはじめ建築設備に関する法令の最新改正規定に対応するとともに、建築設備士試験に必要な告示84本を厳選収録。
さらに令和7年1月2日以降施行の改正規定は巻末に一括収録している。
特製インデックスシール付。
建築設備士テキスト・問題集まとめ

建築設備士の独学合格を目指すのであれば問題集を1冊は最低でも購入することをおすすめします。
どの教材にするか迷っている人は、建築資料研究社又は総合資格が発行している過去問題集をおすすめします。
どちらも建築に特化した資格学校が発行している教材で、効率的に試験対策を行えます。
テキストなら誠文堂新光社の教材がおすすめです。
法令集は、井上書院の建築設備士専門の法令集「建築設備関係法令集」以外の選択肢はありません。
自分に合った教材探しの参考にしてください。
一級建築士、二級建築士の教材はこちらの記事を参考にしてください。

