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1級・2級土木施工管理技士の試験は、その広範な出題範囲と深い内容から、非常に難易度が高いとされています。
また、受験者の多くが仕事と両立させながら試験のための勉強を行っていますので、勉強のための時間の確保やスケジュール管理が苦慮するポイントとなります。
なかでも二次検定の「施工経験記述」は、苦手意識を持ちやすくつまずく受験生が多い傾向にあります。
そこで本記事では、独学で1級・2級土木施工管理技士の試験に合格するための勉強法と、二次検定対策の記述作成の手順や注意点を具体的に紹介します。
また、二次検定対策として記述の添削サービスや作文作成代行サービスもありますのでこちらも合わせて紹介します。
1級・2級土木施工管理技士の概要
1級・2級土木施工管理技士は、第一次検定と第二次検定の2つの試験に合格する必要があります。
一度、一次検定に合格すればその後は、一次免除で二次検定を何度でも受験することが出来ます。
また、一次を合格した時点で「技士補」の称号が得られます。
土木施工管理技士合格率は1級、2級ともに一次検定の60%程度は、二次検定は40%程度です。
なお、令和6年度からの施工管理技術検定(第一・二次検定)の受検資格の見直しが行われます。
この見直しで受験資格が緩和され、多くの方が土木施工管理技士試験にチャレンジできるようになりました。
一次検定の概要
受験資格は、年齢制限さえクリアすれば誰でも一次検定の受験が可能です。
- 1級の第一次検定
19歳以上(受検年度末時点)であれば受検可能 - 2級の第一次検定
17歳以上(受検年度末時点)であれば受検可能 ※従前から変更なし
令和6年度の受検資格の見直しにより、受験資格が大きく緩和されました。
一次検定は、過去問題から主に出題され、「出題形式はマークシート」で「合格基準点は得点の60%以上」の正答で合格できます。
- 出題形式:マークシート
- 合格基準:得点の60%以上
市販の過去問題集を3~5回繰り返すと、問題の傾向と対策がわかります。この時、解答解説までしっかり読み込むようにしましょう。また、過去問題で出題された範囲をテキストでチェックするするのも試験対策として効果的です。
複数のテキストや過去問教材を購入する必要はありません。同じ問題集を反復して解くことで記憶が定着しやすく、効率的に知識が蓄積します。
一次検定は、市販の教材で過去問題対策を行えば、十分に合格できます。
独学におすすめのテキストや問題集は、こちらを参考にしてください。
【2024年最新】1級土木施工管理技士の教材まとめ!独学におすすめのテキスト・問題集を一挙に紹介 【2024年最新】2級土木施工管理技士の教材まとめ!独学におすすめのテキスト・問題集を一挙に紹介二次検定
第二次検定は、第一次検定合格後の一定期間の実務経験などで受検可能です。
たとえば、1級土木施工管理技士の二次の場合、1級一次合格後5年以上の実務経験が求められます。
一方、2級建築施工管理技士の二次の場合、2級一次合格後3年以上の実務経験が求められます。
詳細は、国土交通省HPをご確認ください。
土木施工管理技士の第二次検定は、「出題形式は記述式」「合格基準は得点の60%以上」となります。
- 経験記述
「品質管理」「工程管理」「安全管理」「施工計画」「環境保全」「建設副産物」などの出題管理項目に沿って、自身の経験を踏まえた記述を行います。 - 土木知識の記述問題
土木に関する知識問題に対して、記述式で解答します。過去問題で対策できます。
一次検定のマークシート形式と比べ、二次検定は記述式の問題のため試験の難易度はグッと上がります。
特に「経験記述」は土木施工管理技士の鬼門で、苦手意識を持ちやすくつまずく受験生が多い傾向にあります。
「経験記述」は、自身が経験した工事・留意点などを整理し、自分の経験に合った事例から施工経験記述のひな形をいくつかのパターンで作ることで試験対策を行います。
ただ、多くの受験生がどうしたら高得点がとれるのか悩み、経験記述のひな形を作るのに非常に苦慮します。
二次検定の試験対策だけでも通信講座等のサービスを利用することをおすすめします。
経験記述作成の際の注意事項
独学サポート事務局HPからの引用工事経験記述を作成する際、はじめから例文集をアレンジしようとする受験生がいますが、あまりお奨めできません。
なぜなら、試験採点官は毎年莫大な数の作文に目を通しており、答案者がどこかから借りてきた例文を模倣していることはおおよそ一目で簡単に見抜きます。また数人の採点官が一つの作文を何度も読み返すわけですから、文章全体からにじみ出てくる細かい矛盾には敏感に反応し、解答文が受験者自身の経験によるものであるか否かについてもすぐに判別をつけられます。
ですので、例文集をあまり参考にし過ぎるのはお奨めできませんし、間違っても市販の問題集に示された例文をまるまる書き写すなどということはしてはいけません。
例文集はあくまで自分の工事経験に基づいて一から作成した文章と照らし合わせて、文章レベルを確認するための参考文程度に留めておく、といった使い方をしてください。
「施工経験記述」を作成する上で注意すべき基本的ポイント
「施工経験記述」を作成する上で注意すべき基本的な5つのポイントはこちらです。
- 必ず自分の経験を書くこと。
- 専門用語、専門数値または現場用語を積極的に用いること。
- 指定された行数や枠を越えないこと。余白を多く出さない。
- 誤字、脱字のないようにする。また、字の読みやすさ、丁寧さも評価基準。
- 使用した施工材料の実数値や単位は正確に、建設機械、使用機材の名称、数量や寸法は正しく明確に示すこと。
経験記述文の書き方
経験記述の文章は下記のように順序立てて作成していく必要があります。
- まず、書く題材を決める。決めた工事のデータを用意する。
- その工事についての施工管理項目など課題の区分を決め、留意した点や処置結果などにおおよその検討をつける。
- 検討した内容の関連事項をいくつか箇条書きにしてピックアップする。
- 箇条書きしたものに肉付けをし、文章ストーリーしていく。
- 一つの文章にまとめる。
※独学サポート事務局の記述添削サービスでは、上記作成手順をより詳しく具体的に、誰もが自分自身のオリジナル文章を完成させられるように一から指導サポートしています。
二次検定の記述対策に「独学サポート事務局」がおすすめ
「施工管理技士受験対策シリーズ独学サポート事務局」では、受験者鬼門の経験記述論文を受験者本人の希望に合わせて代行作成・添削指導しています。
「作文作成代行」は独学サポート事務局独自の画期的サービスで、この「作文作成代行」単体を求めてサービスを利用する方も例年多くいます。
また、他の資格学校の講座は10万円を超える費用がかかるのが一般的ですが、独学サポート事務局は2~3万円程度と安価でこのサービスを受けれます。
コスパよく効率的に試験対策を行いたい方におすすめします。
記述添削サービス
二次検定で避けられない「経験記述」の悩みを一気に解消します。
経験記述の添削に長く携る熟練の講師陣が、抜群の指導力で第二次検定必須のウエートの高い経験記述の添削サービスを行います。
受講者の全員が、自分自身のオリジナル文章を完成して本試験に臨めるように一から指導サポートし、それぞれの記述論文を合格圏へと導きます。
- 客観的診断で採点評価
記述した作文を減点方式で診断し合格圏かを採点評価します。
第三者の視点で評価を事前に行うことは試験対策で非常に有効です。 - 約20のチェック項目で弱点診断
独学では気づかない細部に至るまでの要点チェックで、あなたの作文をレベルUPさせます。具体的に指摘された弱点ポイントを修正・補強して試験に臨めます。 - 作文全体のバランス、文章の流れ、矛盾がないかを総合的に判断
添削のプロが診断した結果に従って、あなたの作文を万全なものに仕上げます。
事前に完成文を準備しておくことで試験の直前に迷いなく反復記憶することが出来ます。
作文作成代行サービス
「作文作成代行サービス」とは、受講者本人に合わせたオリジナル記述文を作成提供するサービスで、独学サポート事務局独自のサービスです。
「独学サポート事務局」の作文作成担当者が、受講者それぞれの従事環境や施工経験を聞き取りし、合格に充分でかつ受講者に合わせたオリジナル記述文を作成します。
工事経験の少ない方や文章が苦手な方など、経験記述を作り上げる自信がない受講者、または作成するための充分な時間と労力を持てない受講者のためのサービスです。
独学サポート基本サービス
独学合格に必要な情報は全て提供します。
- 事務局推薦のテキスト・過去問題集・用語集などの紹介、又は購入案内
- 出題傾向を分析した資料
- 独学の指標となる10の学習マニュアルファイル・メールによる質問回答および新規試験情報などの情報配信
- 本番の試験直前に実力確認と弱点補強のための模擬問題を配布・配信
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この他にも一次検定からサポートするコースもありますが、一次検定は市販の過去問題集とテキストを繰返し行うことで十分に対策できますので、独学サポート事務局のサービスを利用する必要はありません。
市販のテキストや過去問題集から自身に合った教材を選定できる人は、「1級土木施工管理技士 【第二次検定】 オプションDXセット」で二次検定の記述添削や作文作成代行DXサービスのみを受けるのがオススメです。
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1級土木施工管理技士と同様に、一次検定の対策や教材は市販のテキストや過去問題集を自身に合ったもの選定できる人は、「2級土木施工管理技士 【第二次検定】 オプションDXセット」で二次検定の記述添削や作文作成代行DXサービスのみを受けるのがオススメです。
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- 現場の実務に乏しい方。
- 現場の実務は豊富であるが、指導監督的立場においての工事経験の少ない方。
- 国家試験または施工管理試験の初受験の方。
- 過去に幾度か受験はしているものの、どうしても合格できない方。
- 受験する試験種別が本業と違い、現場での実務の記憶が薄らいでいる方。
(例えば、主に土木工事業の従事者が管工事や造園の試験を受ける場合、またはその逆の場合) - 実際に携わった工事の多くが遠い昔で、現場のイメージがうまく湧かない方。
- 文章の苦手な方。自信のない方。
1級土木施工管理技士と2級土木施工管理技士の違いと特徴
1級土木施工管理技士と2級土木施工管理技士の主な違いは、「担当できる工事の規模と役割」と「試験の難易度」の2つです。
担当できる工事の規模と役割
1級と2級の最も大きな違いは「主任技術者」と「監理技術者」になれる要件となります。
1級土木施工管理技士は「監理技術者」と「主任技術者」の両方になることができます。
一方、2級土木施工管理技士は、「主任技術者」のみになることができます。
建設業法で、全ての工事現場に必ず「主任技術者」を置かなければならないと規定されています。
この「主任技術者」になれる要件として、土木施工管理技士の資格保有者が認められています。
また、工事請負金額の合計が4,500万円となる場合には、「主任技術者」に代えて、「監理技術者」を置かなければならなりません。
この「監理技術者」になれる要件として認められているのが、1級土木施工管理技士です。
試験の難易度
一次検定の受験資格は、2級が17歳以上、1級が19歳以上で受験が可能です。
また、二次検定は実務経験は第一次検定合格後の一定期間の実務経験が必要とされ、その必要年数は1級の方が長い期間の実務経験が求められます。
たとえば、1級土木施工管理技士の二次の場合、1級一次合格後5年以上の実務経験が求められます。
一方、2級土木施工管理技士の二次の場合、2級一次合格後3年以上の実務経験が求められます。
土木施工管理技士合格率は一次検定の60%程度は、二次検定は40%程度と、1級も2級もほぼ同じ程度です。
しかし、試験範囲の広さや出題される問題の難易度は1級の方がもちろん高く、合格するために必要な勉強期間は1級で4ヶ月程度、2級で2ヶ月と一般的にはいわれています。
1級土木施工管理技士をおすすめする人
建築・建設業で最も求められる国家資格の1つで、建物の規模に関係なく工事管理が行えます。
また、監理技術者や主任技術者といった重要な役割を担うことができます。
有資格者は市場価値が高く自身のキャリアアップ、転職に非常に有利です。
ただし、試験の難易度は高く、年齢や実務経験が一定以上なければ受験することもできません。
実務経験が一定以上あり大きくキャリアアップしたい人や2級土木施工管理技士の資格を保有している人は、1級土木施工管理技士にチャレンジすることをおすすめします。
2級土木施工管理技士をおすすめする人
2級土木施工管理技士の資格を取得すると、中小規模の建設現場での主任技術者として工事を管理することができます。
建設現場での責任者として従事できることから非常に需要が高い資格です。
また、少子高齢化による労働人口の減少により、以前よりも2級土木施工管理技士の人材的な価値も高まっています。
試験の難易度は1級ほど高くないため、建築・建設業でのキャリアアップをしたい方は、まずは2級土木施工管理技士にチャレンジすることをおすすめします。
1級・2級土木施工管理技士の独学勉強法まとめ
施工管理者が不足しているため、土木施工管理技士の資格を持つ人は貴重な存在となっています。
少子高齢化や働き手不足により、施工管理技士の人材需要は非常に高く、就職市場で高評価が得られます。自身のスキルアップのためにも、この資格の取得をおすすめします。
土木施工管理技士は、難関な国家資格の1つですが、しっかりと試験対策に取り組めば独学でも十分に合格が目指せます。
ただし、二次検定の「施工経験記述」は土木施工管理技士の鬼門で、苦手意識を持ちやすくつまずく受験生が多い傾向にあります。
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土木施工管理技士のテキスト・問題集はこちらを参考にしてください。
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