🏆 2026年度(令和8年度)完全版
消防設備士第2類(泡消火設備)の合格を勝ち取るために
ベストな教材を選ぼう
消防設備士第2類は、泡消火設備などの工事(甲種)・整備・点検を行うための国家資格で、試験は消防試験研究センターが行います。合格率は甲種27.2%・乙種29.7%(令和7年度)。筆記(四肢択一のマークシート)と実技(鑑別・製図)の試験で、甲種は筆記45問と実技7問を3時間15分で、乙種は筆記30問と実技5問を1時間45分で解きます。
本記事では、市販されている全5冊のテキスト・問題集を公開情報で確かめた事実をもとに同じ基準で採点し、上位のTOP3をご紹介します。
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
この記事でわかること
消防設備士第2類試験の概要|難易度・合格率・試験日程
📈
合格率
甲種27.2%
乙種29.7%(令和7年度)
⏱️
問題数・試験時間
甲種3時間15分/乙種1時間45分
甲種は筆記45問+実技7問・乙種は30問+5問
💴
受験料
甲種6,600円/乙種4,400円
乙種は受験資格不要
📅
試験時期
都道府県ごとに実施
回数・日程は地域により異なる
結論:迷ったらまずこの1冊
「どれを選べばいいか分からない」という方のために、本記事の評価基準で総合第1位になった本を紹介します。巻頭のカラー写真と図解で機器を確かめながら、解説・練習問題・模擬試験まで1冊で進められる、新しく改訂された版です。
失敗しない教材選び|消防設備士第2類 教材選びの8キーポイント
🏆 消防設備士第2類 教材選びの8キーポイント
1
POINT試験対応度
最新の法令改正に対応した版か
消防関係法令は、令和6年4月に「主要構造部」が「特定主要構造部」に改められた条文があり、令和8年3月には駐車場に設ける泡消火設備の放射量の基準に特例が加わっています。改正より後に改訂された版を選び、古い版を使うときは法令を新しい資料でも確かめましょう。
2
POINT試験対応度
筆記と実技(鑑別・製図)をすべて扱っているか
試験は筆記(法令・機械と電気の基礎的知識・構造と機能)と実技の2部構成で、甲種は製図も出題されます。筆記は科目ごとに40%を下回ると不合格になるため、目次で筆記の3科目と実技がそろっているかを確かめましょう。
3
POINT解説の質
図や写真で機器のしくみがわかる解説か
筆記で問題数が最も多いのは、加圧送水装置・混合装置・泡放出口などの構造と機能です。実技の鑑別も写真やイラストで出題されるため、図や写真が多い本、2色刷りの本、赤シートや重要度のマークがある本は、覚える所を見分けやすくなります。
4
POINT解説の質
問題に解説が付いているか
テキストなら、章や項目ごとに解説つきの問題があると、読んだ内容をすぐに確かめられます。問題集は、正解の理由だけでなく誤りの選択肢のどこが違うかまで解説している本のほうが、数値を変えた問題にも対応できます。出版社の説明や見本ページで確かめましょう。
5
POINTボリュームコスパ
出題傾向をふまえた問題を定価に見合う量で解けるか
消防設備士の試験問題は公表されておらず、公開されているのは過去の問題の一部だけです。そのため、問題の作り方も量も本によって違います。筆記・鑑別・製図の問題がどのくらい入っているかを定価と見比べ、出題傾向をふまえた問題を多く解ける本を選びましょう。
6
POINT実績・信頼性
改訂を重ね、正誤表を公開している本か
版を重ねて改訂が続いている本や、出版社のサイトで正誤表を公開している本は、法改正や誤りへの対応が続けられています。出版社の書籍ページで確かめられます。
7
POINT🔎 学習レベル
自分のレベルに合った本か
乙種は受験資格がなく、誰でも受験できます。泡消火設備を初めて学ぶ方は写真や図で基礎から説明している本、ほかの類の免状などで基礎がある方は問題を中心にした本が進めやすいでしょう。本の欄の「学習レベル」を目安に選べます。
8
POINT🔎 学習段階
使う時期に合った構成か
問題を解く本には、分野ごとに問題を並べたものと、本試験と同じ形の模擬試験を収めたものがあります。学ぶ時期に合わせて使い分けましょう。
分野別の問題集
使う時期テキストと並行して学ぶ時期・苦手な科目をなくしたい時期
使い方テキストで1分野を読んだら、同じ分野の問題を解く。鑑別と製図の問題まで進める
模擬試験のある本
使う時期直前期(試験の2〜3週間前)
使い方本番と同じ時間(甲種3時間15分・乙種1時間45分)で解き、科目ごとに40%を下回っていないかを確かめる
📊 色つきの札は、本記事でTOP3を選ぶときに採点している5つの項目です。灰色の札は、本の欄の表示で確かめられます。評価基準を見る ▼
TOP3はどう選んだ?|本記事の評価基準
⚖️「なぜこの順位なのか?」がわかるように、各書籍を公開情報で確かめられる事実をもとに5項目で採点し、大切な項目ほど配点を大きくして合計し、総合評価を出しています。
📊評価の5項目と配点
🎯 試験対応度35%
最新の版か・試験の見直しや法改正に対応しているか・出題範囲を全部扱っているか
📖 解説の質30%
選択肢ごとの解説・図表の多さ・色刷り・赤シートなど、独学を助ける工夫
📚 ボリューム15%
ページ数(問題集は問題数)を、この記事で紹介する同じ種類の本と比べて
🏅 実績・信頼性10%
講習会などの指定・版を重ねた実績・著者の経歴・正誤表の公開
💰 コスパ10%
定価に対するページ数(問題集は問題数)
総合評価は、5項目の★(1〜5)を上の配点に応じて合計した点数です(小数第1位まで)。
「学習レベル」「学習段階」は読む人によって合う・合わないが変わるため、点数には入れず目安として表示しています。
🏆TOP3の条件
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングのいずれかで新品を買える最新版で、試験対応度が★3以上の本から、総合評価の高い順に選んでいます。
🔁同点のとき
試験対応度 → 解説の質 → 版の新しさの順に比べて、上位を決めています。
📚情報源と採点の時点
出版社の公式サイト・通販サイトの商品情報・試験実施団体の公式情報で確かめた事実をもとに、2026年10月時点の情報で採点しています。試験対応度の「法改正」は、令和6年4月の消防法施行令などの改正(主要構造部→特定主要構造部)より後に出た版かどうかで見ています。令和8年3月の駐車場の泡消火設備の基準の改正は、消防試験研究センターが公開している問題にまだ出ていないため基準にしていません(注意は「よくある質問」にあります)。第1位・第3位の2冊は新しく出る本(採点の時点では予約受付中)のため、出版社の書籍ページと見本で確かめられた事実だけで採点しており、発売後に中身を確かめて採点し直します。
⚖️利益相反の開示
本記事はアフィリエイトリンクを含みますが、順位は上の採点で決めており、アフィリエイト収益とは関係ありません。
テキスト・問題集 おすすめTOP3 一覧比較|評価・出版社
📘市販の5冊を同じ基準で採点し、総合評価が高かった上位3冊を一覧で比べます。総合評価と5項目の★、出版社、学習レベル・学習段階を早見表で確かめられます。
全5冊 徹底レビュー|あなたに合う1冊を見つけよう
ここからはテキスト・問題集を5冊すべて紹介します。TOP3の後に、令和6年4月の法令の改正より前に出た2冊を並べています。各書籍の「この本が合う人」、5項目の評価、おすすめの使い方もあわせて確かめてください。
🔎 各書籍の「学習レベル」「学習段階」の見方
🎯 学習レベル誰向けの本か
初学者向け標準レベル経験者向け
📚 学習段階使う時期の目安
インプット型→アウトプット型→直前対策総合型=1冊で両方
出版社の紹介文や目次から判断した目安です(★の点数には入れていません)。
よくわかる!第2類消防設備士試験(第2版)
“弘文社のテキストの第2版。巻頭のカラーページ「写真でみる泡消火設備機器」に続いて、機械と電気の基礎的知識・構造と機能、規格、工事と整備・消防関係法令・実技(鑑別等と製図)の4編を解説と練習問題で進め、第5編に模擬試験を置いています。
🎯 この本が合う人初学者向け総合型
✅泡消火設備を見たことがない状態から、巻頭のカラー写真と図解で機器の形をつかんで学びたい方
リンク
🏆 総合評価★★★★★ 3.5 / 5.0
5項目の★を、下の配点に応じて合計した点数です
📋 採点の根拠を見る
試験対応度 4✓ 新しい版(年度版は今年度版)・✓ 令和6年4月の法改正より後の版・✓ 出題分野をすべて扱う
解説の質 4✓ 章ごとに解説つきの確認問題・✓ 図表・イラストが多い・✓ 2色以上の印刷
ボリューム 3✓ ページ数は、この記事のテキストの中で中くらい
実績・信頼性 1—
コスパ 3✓ 定価に対するページ数は、この記事のテキストの中で中くらい
確かめられなかった事実は点に入れていません。採点の決め方は「TOP3はどう選んだ?」の欄にあります。
新しく改訂された版で出題分野をすべて扱い、解説つきの練習問題、豊富な写真と図解、2色の紙面と巻頭のカラーページがあるため、総合第1位に選びました。まず巻頭の写真で機器の形と泡の放出のようすをつかみ、各章を読んだら練習問題を解きます。仕上げに第5編の模擬試験を、時間を計って解きましょう。
👍メリット
✅巻頭のカラーページで、フォームヘッドや泡モニターノズルなどの実物の写真を確かめられる
✅本文の「用語の説明」で、安全率やクリープなどの言葉をその場で補える
✅問題の解説に参照ページが付いていて、本文の該当する所へ戻れる
👎デメリット・注意点
⚠️解説を読み進めてから問題に入る構成で、項目ごとに見開きで完結する形ではない
⚠️改訂されたばかりの版で、通販では予約の受付や取り寄せになることがある
ラクラクわかる!2類消防設備士 集中ゼミ(改訂2版)
“オーム社の解説と問題を1冊に収めた本の改訂2版。1学期で筆記(関係法令・泡消火設備の構造と規格・その他の第2類の設備・機械と電気の基礎的知識)、2学期で実技(試験と点検の方法・図面鑑別・写真鑑別・製図)を学び、3学期に模擬試験を置いています。
🎯 この本が合う人標準レベル総合型
✅1項目ずつ見開きの左で解説を読み、右の問題で確かめながら、筆記から鑑別・製図まで進めたい方
リンク
🏆 総合評価★★★★★ 3.3 / 5.0
5項目の★を、下の配点に応じて合計した点数です
📋 採点の根拠を見る
試験対応度 4✓ 令和6年4月の法改正より後の版・✓ 出題分野をすべて扱う・✓ 頻出度・出題年の表示
解説の質 3✓ 図表・イラストが多い・✓ 2色以上の印刷
ボリューム 3✓ ページ数は、この記事のテキストの中で中くらい
実績・信頼性 2✓ 版を重ねている
コスパ 3✓ 定価に対するページ数は、この記事のテキストの中で中くらい
確かめられなかった事実は点に入れていません。採点の決め方は「TOP3はどう選んだ?」の欄にあります。
令和6年4月の法改正の後に改訂され、出題分野をすべて扱い、各節の重要度の印と見開きごとの問題、2色の紙面と多くの図があるため、総合第2位に選びました。左ページを読んだら右ページの問題を解き、鉛筆マークの多い節から固めます。甲種の方は2学期の製図まで進めてから模擬試験に取り組み、演習は姉妹書の問題集で足しましょう。
👍メリット
✅見開きの左ページに解説、右ページによく出る問題があり、読んだ内容をすぐに確かめられる
✅各節の鉛筆マークで重要度が、問題の顔マークで難易度がわかる
✅実技にページを多く割き、ポンプまわりの配管図や写真鑑別を項目ごとに扱っている
👎デメリット・注意点
⚠️巻末の模擬試験は甲種を想定した1回分だけ
⚠️改訂2版から2年以上たっている
⚠️出版社の書籍ページに正誤表の掲載はない
解いて!といて!!2類消防設備士 問題集
“オーム社の問題集。『ラクラクわかる!2類消防設備士 集中ゼミ』の姉妹書で、関係法令・泡消火設備の構造と規格・その他の第2類の設備・機械と電気の基礎的知識の筆記の問題と、試験と点検の方法・図面鑑別・写真鑑別・製図の実技の問題を10のレッスンに収めています。
🎯 この本が合う人初学者向けアウトプット型
✅はじめての受験で、分野ごとの頻出問題を解きながら、本番の出題の形に慣れていきたい方
リンク
🏆 総合評価★★★★★ 3.1 / 5.0
5項目の★を、下の配点に応じて合計した点数です
📋 採点の根拠を見る
試験対応度 5✓ 新しい版(年度版は今年度版)・✓ 令和6年4月の法改正より後の版・✓ 出題分野をすべて扱う・✓ 最新の出題傾向をふまえた問題
解説の質 1—
ボリューム 4✓ ページ数は、この記事の本の中で多め
実績・信頼性 1—
コスパ 3✓ 定価に対するページ数は、この記事の本の中で中くらい
確かめられなかった事実は点に入れていません。採点の決め方は「TOP3はどう選んだ?」の欄にあります。
新しく出た問題集で、過去問を分析して選んだ頻出問題を筆記から鑑別・製図まで収め、ページ数も記事の中で最も多いため、総合第3位に選びました。テキストで1つの分野を読み終えるたびに同じ分野のレッスンを解き、まちがえた問題はテキストに戻って確かめます。各パートの「集中講義」を先に読んでから問題に入ると進めやすくなります。
👍メリット
✅筆記の6レッスンに加えて、鑑別に3レッスン、製図に1レッスンを割いている
✅法令・鑑別等・製図のそれぞれに「集中講義」があり、問題の前に要点を確かめられる
✅『集中ゼミ』と同じレッスンの並びなので、テキストと行き来しやすい
👎デメリット・注意点
⚠️設備のしくみを順に説明する本ではないので、解説を読んで学ぶテキストが別に必要
⚠️新刊のため、通販によっては発売まで予約の受付になる
要点ガッチリ 消防設備士2類
電気書院の要点ガッチリ 消防設備士2類。機械と電気の基礎的知識・泡消火設備の構造と機能、基準、検査と点検、規格・特定駐車場用泡消火設備・消防関係法令・実技(鑑別等と製図等)を項目ごとにまとめたテキストです。
🎯 この本が合う人初学者向けインプット型
✅はじめての受験で、項目ごとの要点を赤シートで隠しながら少しずつ覚えていきたい方
リンク
🏆 総合評価★★★★★ 2.5 / 5.0
5項目の★を、下の配点に応じて合計した点数です
📋 採点の根拠を見る
試験対応度 2✓ 出題分野をすべて扱う・✓ 令和6年4月の法改正より前の版のため★2まで
解説の質 2✓ 2色以上の印刷
ボリューム 3✓ ページ数は、この記事のテキストの中で中くらい
実績・信頼性 3✓ 版を重ねている・✓ 正誤表を公開
コスパ 4✓ 定価に対するページ数は、この記事のテキストの中で多め
確かめられなかった事実は点に入れていません。採点の決め方は「TOP3はどう選んだ?」の欄にあります。
項目ごとの要点を確かめる参考書として使えます。1日に1〜2項目ずつ読み、覚えたかどうかを赤シートで確かめ、章の終わりの「まとめ」で振り返ります。令和6年4月の法令の改正より前の版なので、法令の用語と基準は改正後に出た本でも確かめ、問題演習は別の問題集で足しましょう。
👍メリット
✅項目ごとに区切られていて、短い時間でも1項目ずつ進められる
✅赤シートが付属し、赤い文字の要点をくり返し確かめられる
✅実技試験の章で、鑑別等と製図等を分けて扱っている
👎デメリット・注意点
⚠️令和6年4月の消防法施行令の改正(特定主要構造部)より前の版のまま
⚠️要点の解説が中心で、問題演習は別の本が必要
準備バッチリ 消防設備士2類問題集
電気書院の準備バッチリ 消防設備士2類問題集。基礎的知識・構造と機能、工事と整備・消防関係法令・実技(鑑別等と製図)の4章それぞれに、「おさらい」と問題、解答をまとめた問題集です。
🎯 この本が合う人初学者向けアウトプット型
✅はじめての受験で、よく出る問題を章ごとに解き、章の「おさらい」と解答で確かめたい方
リンク
🏆 総合評価★★★★★ 1.8 / 5.0
5項目の★を、下の配点に応じて合計した点数です
📋 採点の根拠を見る
試験対応度 2✓ 出題分野をすべて扱う・✓ 令和6年4月の法改正より前の版のため★2まで
解説の質 1—
ボリューム 2✓ ページ数は、この記事の本の中で少なめ
実績・信頼性 2✓ 正誤表を公開
コスパ 3✓ 定価に対するページ数は、この記事の本の中で中くらい
確かめられなかった事実は点に入れていません。採点の決め方は「TOP3はどう選んだ?」の欄にあります。
同じ著者のテキスト『要点ガッチリ』と章の並びがそろっているので、テキストの1章を読み終えるたびに同じ章の問題を解く使い方ができます。まちがえた問題は章の「おさらい」に戻って確かめます。法令の問題は、改正後に出た本でも解き直しましょう。
👍メリット
✅章ごとに問題と解答が分かれていて、1章ずつ区切って取り組める
✅章の最初の「おさらい」で、要点を確かめてから問題に入れる
✅鑑別等と製図の問題も収録している
👎デメリット・注意点
⚠️法令の問題は令和6年4月の改正の前の内容で、改正後の用語には対応していない
⚠️ページ数はこの記事の本の中でいちばん少ない
合格への学習戦略|4ヶ月スケジュール&効率的な学習のコツ
消防設備士第2類試験に独学で合格するためには、計画的な学習スケジュールと効率的な学習法の両方が欠かせません。第2類については、講座などが公表している勉強時間の目安が見当たらないため、本記事では時間数は示しません。ここでは1日1〜1.5時間で進める4ヶ月の学習スケジュール例と、効率よく学ぶための6つのコツを紹介します。
📅 4ヶ月学習スケジュール例
📖
1ヶ月目基礎期
消防関係法令と機械・電気の基礎的知識。テキストで法令(共通・第2類)と、水理・力学・電気の計算の基礎を通読し、水源・加圧送水装置・混合装置・泡放出口という泡消火設備のしくみの全体像をつかみます。本記事のTOP3のうち、弘文社『よくわかる!(第2版)』やオーム社『集中ゼミ(改訂2版)』が向いています。1日1時間×30日(月30時間目安)。
⚡
2ヶ月目演習期
構造・機能・工事・整備と規格。固定式と移動式の泡消火設備、泡消火薬剤の種類と混合装置、泡ヘッド、泡消火薬剤の規格などを学び、分野ごとの問題を解き始めます。問題演習にはオーム社『解いて!といて!!』や、『集中ゼミ(改訂2版)』の右ページの問題を使います。1日1時間×30日(月30時間目安)。
📝
3ヶ月目実技対策期
実技(鑑別・製図)。写真やイラストの機器の名称・用途を答える鑑別と、甲種だけの製図(泡ヘッドの配置や、泡放出口の数・泡水溶液の量の計算など)を集中して練習します。弘文社『よくわかる!(第2版)』の巻頭のカラー写真で機器の形を確かめ、オーム社『解いて!といて!!』の鑑別と製図のレッスンを解きます。1日1時間×30日(月30時間目安)。
🎯
4ヶ月目(本試験)直前期
通しの演習と弱点の総復習。本番と同じ時間(甲種3時間15分・乙種1時間45分)で筆記と実技を通して解き、科目ごとに40%を下回りそうな分野を見直します。『集中ゼミ(改訂2版)』や『よくわかる!(第2版)』の模擬試験を使い、まちがえた分野は『解いて!といて!!』で解き直しましょう。1日1.5時間×30日(月45時間目安)で本試験に臨みます。
💡 効率的な学習の6つのコツ
🔄
出題傾向をふまえた問題を繰り返し解く
問題演習で得点力を上げる
消防設備士の試験問題は公表されておらず、消防試験研究センターが公開しているのは過去の問題の一部だけです。出題傾向をふまえた問題を分野ごとに解き、まちがえた問題を2〜3周繰り返すと、同じ論点の問われ方に慣れていきます。
💡 推奨書籍:オーム社『解いて!といて!!』/『集中ゼミ(改訂2版)』の右ページの問題と模擬試験
📊
筆記の足切りと全体60%に注意
各科目40%以上+全体60%以上
筆記試験は各科目40%以上かつ全体60%以上、さらに実技試験60%以上の両方をクリアする必要があります。苦手分野を作らないバランス学習が重要です。
💡 ポイント:消防関係法令・基礎的知識(機械・電気)・構造機能のどれか1科目でも40%を下回ると、ほかが満点でも不合格
🔧
泡消火設備の構造を図と写真で理解
筆記で問題数が最も多い科目
「構造・機能・工事・整備」は甲種で45問中20問、乙種で30問中15問と、筆記でいちばん問題数の多い科目です。加圧送水装置・混合装置・フォームヘッドなどの泡放出口は、機器の写真や系統図と合わせて学ぶと覚えやすくなります。
💡 推奨書籍:弘文社『よくわかる!(第2版)』(巻頭にカラー写真)・オーム社『集中ゼミ(改訂2版)』(2色刷りで図が多い)
📐
製図問題(甲種)の典型パターン化
甲種の実技だけの出題
製図は甲種だけに出題され、2問あります。平面図に泡放出口や配管を書き入れる問題や、泡放出口の数・冠泡体積・泡水溶液の放出量、ポンプの全揚程を計算する問題などの型を、解答の手順ごと練習しておきましょう。
💡 推奨書籍:オーム社『集中ゼミ(改訂2版)』の製図試験のレッスン/『解いて!といて!!』の製図のレッスン
⚖️
消防関係法令の数値と改正点を押さえる
数値と用語をセットで覚える
消防関係法令は甲種で15問、乙種で10問。泡消火設備を設置する防火対象物の用途や床面積などは、数値と用語をセットで覚えます。令和6年4月の改正で「主要構造部」が「特定主要構造部」に変わった条文があり、令和8年3月には駐車場に設ける泡消火設備の放射量の基準に特例が加わりました。法令は改正後に出た本や消防庁の資料で確かめましょう。
💡 ポイント:設置の基準の数値は、防火対象物の用途ごとの表にまとめると比べやすい
🏢
消防設備士の他類への展開を視野に
次のキャリアステップ
第2類の免状があると、ほかの類を受けるときに、申請すると消防関係法令の共通部分が免除されます。同じく消火設備を扱う第1類・第3類では、機械と電気の基礎的知識も免除されます(乙種の免状で免除を受けられるのは乙種の試験です)。
💡 ポイント:第2類の合格後は、第1類(屋内消火栓設備・スプリンクラー設備など)・第3類(不活性ガス消火設備など)への展開がおすすめ
よくある質問|独学・受験資格・キャリア
消防設備士第2類を独学で受験する方が気になる点を、質問の形でまとめました。
Q消防設備士第2類は独学で合格できますか?
Aはい、独学でも合格を目指せます。合格率は令和7年度で甲種27.2%・乙種29.7%と10人に3人ほどです。第2類だけの勉強時間の公表値は見当たりません。参考として、通信教育のJTEXは受験者の多い第4類について100〜150時間(1日1〜2時間で3か月程度)、CIC日本建設情報センターは消防設備士試験の学習期間を乙種で2か月程度・甲種で3か月程度と案内しています。筆記の各科目40%以上と全体60%以上、実技60%以上のすべてが必要なので、本記事のテキストと問題集で苦手な科目を残さず、実技(鑑別・製図)の練習にも時間をとりましょう。
Q受験資格や受験料はどうなっていますか?
A乙種は受験資格不要で誰でも受験できます。
甲種は受験資格が必要です(ほかの類の甲種の免状、乙種の免状を受けてから2年以上の整備の経験、電気工事士・電気主任技術者・1級または2級の管工事施工管理技士・建築士・給水装置工事主任技術者などの資格、大学・高校などで機械・電気・工業化学・土木・建築の学科を卒業、など)。
受験料は甲種6,600円・乙種4,400円(非課税)。試験は都道府県ごとに行われ、回数と日程は地域によって違います。
消防試験研究センター公式サイトの試験日程で確認できます。
Q試験のルール(科目数・時間・電卓持込)はどうなっていますか?
A試験は筆記と実技の2部構成です。甲種は筆記45問と実技7問で3時間15分、乙種は筆記30問と実技5問で1時間45分。筆記は消防関係法令・基礎的知識(機械と電気)・構造と機能(甲種は工事を含む)の3科目で、四肢択一のマークシート。実技は鑑別(写真・イラストから機器の名称や用途を答える)と製図(甲種のみ)の記述式です。合格には筆記の各科目40%以上と全体の60%以上、さらに実技の60%以上が必要です。試験会場では定規類・電卓・スマートフォン・スマートウォッチなどは使えません。当日は写真を貼った受験票、鉛筆またはシャープペンシル(HBかB)、消しゴムを持参します。
Qほかの類の免状や電気工事士の資格があると、試験の一部が免除されますか?
Aはい。申請すると科目の一部が免除されます。甲種第2類の場合、甲種第4類・第5類の免状がある方は消防関係法令の共通部分(試験時間は3時間)、甲種第1類・第3類の免状がある方は法令の共通部分と基礎的知識(2時間30分)が免除されます。電気工事士・電気主任技術者の免状がある方は、基礎的知識と構造・機能の電気に関する部分が免除されます(3時間)。乙種第2類では、乙種の免状でも免除を受けられます(乙種第4〜7類の免状で法令の共通部分、乙種第1類・第3類の免状で法令の共通部分と基礎的知識)。第2類では実技の免除はありません。免除を受けると残りの問題だけで合格基準を満たす必要があります(消防試験研究センター「試験の一部免除・試験時間・試験問題数一覧表」)。
Q法令の改正より前に出た本でも勉強できますか?
A機械・電気の基礎や機器のしくみなど、多くの内容はそのまま学べますが、法令は改正後の内容で確かめる必要があります。令和6年4月の消防法施行令などの改正で「主要構造部」が「特定主要構造部」に変わった条文があり、消防試験研究センターが公開している問題にも「特定主要構造部」と出ています。令和8年3月には消防法施行規則が改正され、駐車場に設ける泡消火設備のうち一定の性能があるものは、放射量を性能に応じた量にできるようになりました(PFOSなどを含まない泡消火薬剤への切り替えを進めるための改正)。本記事の本の欄で改正より前の版と書いた本を使うときは、改正後に出た本や消防庁の資料でも法令を確かめましょう。
Q消防設備士第2類に合格すると、どのようなメリットがありますか?
A主なメリットは3つです。①乙種は泡消火設備・パッケージ型消火設備・特定駐車場用泡消火設備などの整備と点検、甲種はそれに加えて工事ができるようになります。②泡消火設備は駐車場・危険物施設・航空機の格納庫などに設置されており、点検や工事の仕事で資格が求められます。③免状があると、ほかの類を受けるときに消防関係法令の共通部分が免除され、第1類・第3類では機械と電気の基礎的知識も免除されます(乙種の免状で免除を受けられるのは乙種の試験です)。
まとめ|あなたに合う1冊で消防設備士第2類合格を勝ち取ろう
🎯 消防設備士第2類合格への道のり
消防設備士第2類は、泡消火設備などの工事・整備・点検を行うための国家資格で、独学でも合格を目指せます。筆記の3科目と実技(鑑別・製図)を、苦手を残さずに仕上げましょう。
🏆 おすすめ
消防設備士第2類 教材選びの8つのキーポイント
🆕最新の法令改正に対応した版か
📑筆記と実技(鑑別・製図)をすべて扱っているか
🖼️図や写真で機器のしくみがわかる解説か
💡問題に解説が付いているか
📚出題傾向をふまえた問題を定価に見合う量で解けるか
🏅改訂を重ね、正誤表を公開している本か
🎯自分のレベルに合った本か
🗂️使う時期に合った構成か
正しい教材選び+計画的な学習で
合格を本気で目指せる試験です
本記事のTOP3を中心に、自分の学習の段階に合った1冊を選んで、合格への第一歩を踏み出してください。
✨ あなたの合格を、まるっと応援! ✨
— 資格教材キング 運営者 トトまる —
※本記事の評価は、出版社の公式情報などの公開情報で確かめた事実をもとに、本記事の基準で採点したものです(運営者は教材を実際に購入して使ったうえでのレビューではありません)。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
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