【過去問題】令和6年 二級建築士 建築計画 全25問【解答・解説付】※完全無料

令和6年|二級建築士 建築計画|年度別・解答解説付(資格教材キング)

📝 令和6年(2024年)二級建築士 学科Ⅰ
令和6年 二級建築士「建築計画」
全25問の解答・解説

令和6年(2024年7月7日実施)の二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)全25問を、選択肢ごとに正誤の理由を示して解説します。建築史・環境工学・各種建築物の計画・建築設備の4つの分野から出題されます。まず自分で解き、「解答・解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
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目次 表示

令和6年 二級建築士試験(学科)の概要

試験日
2024年7月7日(日)
令和6年・学科の試験
法令の基準日
令和6年1月1日
法令がからむ問題はこの日の法令
出題
25問・五肢択一
法規と合わせて3時間
合格基準点
13点/25点
総得点60点以上も必要
学科の合格率
39.1%
17,602人中6,883人が合格
出題の範囲
4つの分野
建築史・環境工学・各種建築物・設備
📌 出典と、この記事の読み方

問題文は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)の試験問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各問の枠の右下に出典)。正答は、同センターの合格基準点等(正答肢)と全問を照らし合わせています。

解説は、出題当時の法令・基準によります(法令がからむ問題は令和6年1月1日時点の法令)。その後の改正や基準の改定で答えが変わる問題には「🔶 現在の基準では」、言い方だけが変わった問題には「ℹ️ その後の改正」の枠を付けています。

分野ごとの問題一覧

🏯 建築史(No.1〜No.2)

No.1日本の歴史的な建築物(中尊寺金色堂・日光東照宮・住吉大社本殿・出雲大社本殿・厳島神社)

建築史(日本)最も不適当なもの

日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1中尊寺金色堂(岩手県)は、外観が総漆塗りの金箔ぱく押しで仕上げられた方三間の仏堂である。
2日光東照宮(栃木県)は、本殿と拝殿とを石の間で繋つなぐ権現造りの霊廟れいびょう建築である。
3住吉大社本殿(大阪府)は、四周に回り縁えんがなく、内部は内陣と外陣に区分されている等の特徴をもった住吉造りの建築物である。
4出雲大社本殿(島根県)は、神社本殿の一形式の大社造りであり、平入りの建築物である。
5厳島神社社殿(広島県)は、両流れ造りの屋根をもつ本殿と拝殿、祓殿はらえどの、舞台、回廊などで構成された建築物である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.1

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正答4最も不適当なものは、4である。
1
中尊寺金色堂(岩手県)は、外観が総漆塗りの金箔ぱく押しで仕上げられた方三間の仏堂である。
設問は、適当である。

中尊寺金色堂は、外観を漆塗りの上に金箔を押して仕上げた、方三間(正面・側面とも柱間が3つ)の阿弥陀堂。

2
日光東照宮(栃木県)は、本殿と拝殿とを石の間で繋つなぐ権現造りの霊廟れいびょう建築である。
設問は、適当である。

日光東照宮は、本殿と拝殿を一段低い石の間でつないだ権現造りの霊廟建築。

3
住吉大社本殿(大阪府)は、四周に回り縁えんがなく、内部は内陣と外陣に区分されている等の特徴をもった住吉造りの建築物である。
設問は、適当である。

住吉大社本殿は、四周に回り縁がなく、内部が内陣と外陣に分かれた住吉造り。

4正答
出雲大社本殿(島根県)は、神社本殿の一形式の大社造りであり、平入りの建築物である。
設問は、最も不適当である。

出雲大社本殿は大社造りで、切妻屋根の妻側に入口がある妻入りの建築物。平入りではない。

5
厳島神社社殿(広島県)は、両流れ造りの屋根をもつ本殿と拝殿、祓殿はらえどの、舞台、回廊などで構成された建築物である。
設問は、適当である。

厳島神社は、両流れ造りの本殿と、拝殿・祓殿・舞台などを回廊で結んだ社殿群。

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No.2住宅作品と設計者の組合せ(シュレーダー邸・聴竹居・旧日向家熱海別邸・ヒラルディ邸・シルバーハット)

建築史(住宅作品)最も不適当なもの

住宅作品(建設地)とその設計者との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1シュレーダー邸(オランダ)ヘリット・リートフェルト
2聴竹居(京都府)藤井厚二
3旧日向ひゅうが家熱海別邸(静岡県)ジョサイア・コンドル
4ヒラルディ邸(メキシコ)ルイス・バラガン
5シルバーハット(東京都)伊東豊雄

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.2

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
シュレーダー邸(オランダ)ヘリット・リートフェルト
設問は、適当である。

シュレーダー邸は、ヘリット・リートフェルトの設計(オランダ・ユトレヒト)。

2
聴竹居(京都府)藤井厚二
設問は、適当である。

聴竹居は、藤井厚二が日本の気候に合う住まいを研究して建てた自邸(京都府)。

3正答
旧日向ひゅうが家熱海別邸(静岡県)ジョサイア・コンドル
設問は、最も不適当である。

旧日向家熱海別邸の地下室部分は、ドイツの建築家ブルーノ・タウトの設計。ジョサイア・コンドルは、鹿鳴館や旧岩崎家住宅などを設計した明治期の建築家。

4
ヒラルディ邸(メキシコ)ルイス・バラガン
設問は、適当である。

ヒラルディ邸は、ルイス・バラガンの設計(メキシコ)。

5
シルバーハット(東京都)伊東豊雄
設問は、適当である。

シルバーハットは、伊東豊雄の自邸(東京都)。

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🌤️ 環境工学(No.3〜No.10)

No.3建築環境工学の用語と説明の組合せ(BOD・MRT・VOC・CASBEE・ET*)

環境工学(用語)最も不適当なもの

建築環境工学に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1BOD生物化学的酸素要求量(水質汚濁を評価する指標)
2MRT予測不満足者率(温熱環境に不満足・不快さを感じる人の割合)
3VOC揮発性有機化合物(揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称)
4CASBEE建築環境総合性能評価システム(建築物の環境性能を総合的に評価する手法)
5ET*新有効温度(気温、湿度、気流、放射、着衣量、代謝量を総合的に評価できる熱平衡式に基づいた指標)

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.3

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正答2最も不適当なものは、2である。
1
BOD生物化学的酸素要求量(水質汚濁を評価する指標)
設問は、適当である。

BODは生物化学的酸素要求量で、水の汚れ(有機物の量)を表す指標。

2正答
MRT予測不満足者率(温熱環境に不満足・不快さを感じる人の割合)
設問は、最も不適当である。

MRTは平均放射温度(周りの壁・床・天井などの表面温度の平均)。温熱環境に不満足を感じる人の割合(予測不満足者率)はPPD。

3
VOC揮発性有機化合物(揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称)
設問は、適当である。

VOCは揮発性有機化合物で、シックハウスの原因になるホルムアルデヒドなどを含む。

4
CASBEE建築環境総合性能評価システム(建築物の環境性能を総合的に評価する手法)
設問は、適当である。

CASBEEは建築環境総合性能評価システムで、建築物の環境性能を総合的に評価する。

5
ET*新有効温度(気温、湿度、気流、放射、着衣量、代謝量を総合的に評価できる熱平衡式に基づいた指標)
設問は、適当である。

ET*(新有効温度)は、気温・湿度・気流・放射・着衣量・代謝量を総合した温熱環境の指標。

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No.4換気(換気回数・必要換気量・温度差換気・中性帯・風力換気)

環境工学(換気)最も不適当なもの

換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1換気回数は、室容積をその室の単位時間当たりの換気量で除して算出される。
2必要換気量は、室内の汚染質の発生量を、その汚染質について、室内の許容濃度と外気中の濃度の差で除して算出される。
3温度差による換気量は、室内外の温度差の平方根に比例する。
4温度差換気における中性帯の位置は、開口部の大きいほうに近づく傾向がある。
5風圧力による換気量は、外部風速に比例する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.4

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
換気回数は、室容積をその室の単位時間当たりの換気量で除して算出される。
設問は、最も不適当である。

換気回数(回/h)=換気量(㎥/h)÷室容積(㎥)。記述は分子と分母が逆。

2
必要換気量は、室内の汚染質の発生量を、その汚染質について、室内の許容濃度と外気中の濃度の差で除して算出される。
設問は、適当である。

必要換気量=汚染質の発生量÷(室内の許容濃度−外気の濃度)。

3
温度差による換気量は、室内外の温度差の平方根に比例する。
設問は、適当である。

温度差による換気量は、室内外の温度差の平方根に比例する。

4
温度差換気における中性帯の位置は、開口部の大きいほうに近づく傾向がある。
設問は、適当である。

温度差換気の中性帯(室内外の圧力差がゼロになる高さ)は、開口部の大きいほうに近づく。

5
風圧力による換気量は、外部風速に比例する。
設問は、適当である。

風圧力による換気量は、外部風速に比例し、風圧係数の差の平方根に比例する。

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No.5材料・物質の熱伝導率の大小

環境工学(伝熱)最も適当なもの(大小関係)

ア~オの材料・物質の熱伝導率の大小関係として、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、各材料・物質の温度は20℃とする。

ア.普通コンクリート
イ.せっこうボード
ウ.グラスウール
エ.アルミニウム
オ.水
1ア > エ > イ > オ > ウ
2ウ > イ > オ > ア > エ
3エ > ア > イ > オ > ウ
4エ > ア > オ > イ > ウ
5エ > イ > ア > オ > ウ

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5

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正答4最も適当なものは、4である。
解説
熱伝導率の大小は、エ>ア>オ>イ>ウで、最も適当なものは4である。

熱伝導率は、材料の中の熱の伝わりやすさ。
・エ アルミニウム:金属で、群を抜いて大きい
・ア 普通コンクリート:重く密実な材料で、金属の次に大きい
・オ 水:コンクリートより小さいが、空気を含むせっこうボードより大きい
・イ せっこうボード:内部に空隙が多く、水より小さい
・ウ グラスウール:空気を多く含む断熱材で、最も小さい
水とせっこうボードの順番(水のほうが大きい)を見分けられるかがポイント。

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No.6住宅の結露(表面結露・二重サッシ・非暖房室・小屋裏・夏の地下室)

環境工学(結露)最も不適当なもの

住宅の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1冬期において、外壁の室内側表面結露を防止するためには、断熱強化により、外壁の室内側壁面温度を上昇させることが有効である。
2冬期において、二重サッシの間の結露を防止するためには、屋外側よりも室内側のサッシの気密性能を高くするとよい。
3冬期において、非暖房室に隣接する暖房室がある場合、一般に、非暖房室は、暖房室に比べて結露を生じにくい。
4冬期において、木造住宅の小屋裏では、夜間の放射冷却の影響を受けて、外気温よりも低温になることがあり、結露が生じやすくなる。
5夏期において、地下室に生じる結露は、換気をすることによって増加する場合がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
冬期において、外壁の室内側表面結露を防止するためには、断熱強化により、外壁の室内側壁面温度を上昇させることが有効である。
設問は、適当である。

断熱を強化して、外壁の室内側の表面温度を上げると、表面が露点温度を下回りにくくなり、表面結露を防げる。

2
冬期において、二重サッシの間の結露を防止するためには、屋外側よりも室内側のサッシの気密性能を高くするとよい。
設問は、適当である。

二重サッシの間の結露は、室内の湿った空気が入り込んで冷やされて起きるので、室内側のサッシの気密性を高くするとよい。

3正答
冬期において、非暖房室に隣接する暖房室がある場合、一般に、非暖房室は、暖房室に比べて結露を生じにくい。
設問は、最も不適当である。

非暖房室は、室温や壁の表面温度が低いので、暖房室より結露を生じやすい。暖房室から湿った空気が流れ込むと、さらに起きやすくなる。

4
冬期において、木造住宅の小屋裏では、夜間の放射冷却の影響を受けて、外気温よりも低温になることがあり、結露が生じやすくなる。
設問は、適当である。

冬の夜は、屋根からの放射冷却で小屋裏が外気温より低くなることがあり、結露が生じやすい。

5
夏期において、地下室に生じる結露は、換気をすることによって増加する場合がある。
設問は、適当である。

夏の地下室は壁や床の温度が低いので、高温多湿の外気を換気で入れると、冷やされて結露が増えることがある。

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No.7日照・日射・採光(日射遮蔽係数・可照時間・昼光率・設計用全天空照度・大気透過率)

環境工学(日照・採光)最も不適当なもの

日照・日射・採光に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1日射遮蔽係数が大きい窓ほど、日射遮蔽効果が大きい。
2可照時間は、天候や障害物の影響を受けない。
3昼光率は、採光性能を表す指標であり、直射日光は考慮されない。
4設計用全天空照度は、薄曇りの日より快晴の青空のほうが小さな値となる。
5我が国において、大気透過率は、一般に、夏期より冬期のほうが高くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.7

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
日射遮蔽係数が大きい窓ほど、日射遮蔽効果が大きい。
設問は、最も不適当である。

日射遮蔽係数は、窓から入る日射の熱を、3mmの透明板ガラスを1として比べた値で、大きいほど日射を通しやすく、遮蔽効果は小さい。

2
可照時間は、天候や障害物の影響を受けない。
設問は、適当である。

可照時間は、日の出から日の入りまでの時間で、天候や障害物には左右されない。

3
昼光率は、採光性能を表す指標であり、直射日光は考慮されない。
設問は、適当である。

昼光率は、室内のある点の照度が、そのときの全天空照度の何%かを表す採光の指標で、直射日光は含めない。

4
設計用全天空照度は、薄曇りの日より快晴の青空のほうが小さな値となる。
設問は、適当である。

設計用全天空照度は、快晴の青空より、雲が光を散らす薄曇りのほうが大きい。快晴の青空のほうが小さいので、記述は適当。

5
我が国において、大気透過率は、一般に、夏期より冬期のほうが高くなる。
設問は、適当である。

冬は空気が乾燥して澄んでいるので、我が国では一般に、大気透過率は夏より冬のほうが高い。

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No.8色彩(色の距離感・明度と反射率・純色・光の三原色・補色)

環境工学(色彩)最も不適当なもの

色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1色彩によって感じられる距離感覚は異なり、一般に、実際の位置よりも暖色は近くに、寒色は遠くに感じる。
2マンセル表色系において、明度は物体表面の反射率の高低を表しており、明度5の反射率は約20%である。
3マンセル表色系において、各色相のうちで最も彩度の高い色を、一般に、純色といい、純色の彩度は色相や明度によって異なる。
4光の色の三原色は、赤、黄、青である。
5マンセル色相環において、対角線上にある二つの色は、相互に補色の関係にある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.8

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正答4最も不適当なものは、4である。
1
色彩によって感じられる距離感覚は異なり、一般に、実際の位置よりも暖色は近くに、寒色は遠くに感じる。
設問は、適当である。

一般に、暖色は近くに(進出色)、寒色は遠くに(後退色)感じる。

2
マンセル表色系において、明度は物体表面の反射率の高低を表しており、明度5の反射率は約20%である。
設問は、適当である。

マンセル表色系の明度は反射率と関係があり、明度Vの反射率はおよそV×(V−1)%で表される。明度5なら5×4=約20%。

3
マンセル表色系において、各色相のうちで最も彩度の高い色を、一般に、純色といい、純色の彩度は色相や明度によって異なる。
設問は、適当である。

各色相の中で最も彩度の高い色を純色という。純色の彩度の値は、色相や明度によって異なる。

4正答
光の色の三原色は、赤、黄、青である。
設問は、最も不適当である。

光の色の三原色は、赤・緑・青。赤・黄・青ではない。

5
マンセル色相環において、対角線上にある二つの色は、相互に補色の関係にある。
設問は、適当である。

マンセル色相環で向かい合う(対角線上の)二つの色は、互いに補色の関係にある。

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No.9音(騒音レベル・回折・質量則・距離減衰・音響出力と音圧レベル)

環境工学(音)最も不適当なもの

音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1人間の聴覚特性に近い周波数特性の重み付けを行って測定される音圧レベルを、騒音レベル(A特性音圧レベル)という。
2周波数の高い音に比べて周波数の低い音のほうが、壁や塀などの背後に音が回り込みやすい。
3同じ厚さの一重壁の場合、一般に、壁の単位面積当たりの質量が2倍になると、垂直入射の音響透過損失は約6 dB大きくなる。
4音が球面状に一様に広がる点音源の場合、音源からの距離が2倍になると、音圧レベルは約6 dB低くなる。
5音源の音響出力を2倍にすると、同じ受音点での音圧レベルは約6 dB高くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.9

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正答5最も不適当なものは、5である。
1
人間の聴覚特性に近い周波数特性の重み付けを行って測定される音圧レベルを、騒音レベル(A特性音圧レベル)という。
設問は、適当である。

人の耳の感じ方に近い周波数の重み付け(A特性)をして測った音圧レベルを、騒音レベルという。

2
周波数の高い音に比べて周波数の低い音のほうが、壁や塀などの背後に音が回り込みやすい。
設問は、適当である。

周波数の低い音(波長の長い音)のほうが、壁や塀の後ろに回り込みやすい(回折しやすい)。

3
同じ厚さの一重壁の場合、一般に、壁の単位面積当たりの質量が2倍になると、垂直入射の音響透過損失は約6 dB大きくなる。
設問は、適当である。

質量則により、一重壁の単位面積当たりの質量が2倍になると、透過損失は約6dB大きくなる。

4
音が球面状に一様に広がる点音源の場合、音源からの距離が2倍になると、音圧レベルは約6 dB低くなる。
設問は、適当である。

点音源では、音の強さが距離の2乗に反比例するので、距離が2倍になると音圧レベルは約6dB下がる。

5正答
音源の音響出力を2倍にすると、同じ受音点での音圧レベルは約6 dB高くなる。
設問は、最も不適当である。

音響出力(音のエネルギー)を2倍にすると、音圧レベルは10log₁₀2≒約3dB高くなる。約6dBではない。

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No.10我が国の屋外気候(夏日と冬日・年較差・日射量と気温・暖房デグリーデー・風配図)

環境工学(屋外気候)最も不適当なもの

我が国における屋外気候等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1日最高気温が25℃以上の日を夏日、日最低気温が0℃未満の日を冬日という。
2月平均気温の最高気温と最低気温の差を年較差といい、高緯度地域で大きく、低緯度地域で小さくなる傾向がある。
3一般に、全天積算日射量は夏至の頃に最大となるが、月平均気温は地面の熱容量のため、夏至より遅れて最高となる。
4ある地域の日平均外気温が暖房開始温度を下回る条件で、暖房設定温度と日平均外気温との差を1年間にわたって加算した値を、暖房デグリーデーという。
5ある地域の季節ごとの風速の出現頻度を棒グラフに表したものを、風配図という。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.10

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正答5最も不適当なものは、5である。
1
日最高気温が25℃以上の日を夏日、日最低気温が0℃未満の日を冬日という。
設問は、適当である。

日最高気温が25℃以上の日を夏日、日最低気温が0℃未満の日を冬日という。

2
月平均気温の最高気温と最低気温の差を年較差といい、高緯度地域で大きく、低緯度地域で小さくなる傾向がある。
設問は、適当である。

年較差(最も暑い月と寒い月の平均気温の差)は、一般に高緯度ほど大きく、低緯度ほど小さい。

3
一般に、全天積算日射量は夏至の頃に最大となるが、月平均気温は地面の熱容量のため、夏至より遅れて最高となる。
設問は、適当である。

日射量は夏至のころに最大になるが、地面や海が暖まるのに時間がかかるので、気温が最も高くなるのは夏至より遅れる。

4
ある地域の日平均外気温が暖房開始温度を下回る条件で、暖房設定温度と日平均外気温との差を1年間にわたって加算した値を、暖房デグリーデーという。
設問は、適当である。

暖房デグリーデーは、日平均外気温が暖房開始温度を下回る日について、暖房設定温度と日平均外気温の差を1年間足し合わせた値で、暖房に必要な熱量の目安になる。

5正答
ある地域の季節ごとの風速の出現頻度を棒グラフに表したものを、風配図という。
設問は、最も不適当である。

風配図は、ある地点の風向ごとの出現頻度を、方位に合わせて放射状に表した図。風速の出現頻度を棒グラフで表したものではない。

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🏫 各種建築物の計画・まちづくり(No.11〜No.18)

No.11一戸建て住宅の計画(サービスヤード・階段の手すりの高さ・パッシブデザイン・コア型・京間)

各種建築物(住宅)最も不適当なもの

一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1サービスヤードは、洗濯物を干すなど、屋外で家事を行うための場所であり、ユーティリティの近くに設ける。
2屋内階段における適正な手摺すりの高さは、踏面の先端の位置から120 cmとする。
3パッシブデザインは、建築物が受ける自然の熱、風及び光を活用して暖房効果、冷却効果、照明効果等を得る設計手法である。
4コア型は、水まわりや階段などを1箇所にまとめて配置した平面形式である。
5和室を京間とする場合の柱と柱の内法寸法は、基準寸法の整数倍である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.11

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正答2最も不適当なものは、2である。
1
サービスヤードは、洗濯物を干すなど、屋外で家事を行うための場所であり、ユーティリティの近くに設ける。
設問は、適当である。

サービスヤードは、物干しなど屋外の家事に使う場所で、家事室(ユーティリティ)の近くに設けると動線が短くなる。

2正答
屋内階段における適正な手摺すりの高さは、踏面の先端の位置から120 cmとする。
設問は、最も不適当である。

屋内階段の手すりの高さは、踏面の先端から75〜85cm程度が使いやすい。120cmでは高すぎて体を支えにくい。

3
パッシブデザインは、建築物が受ける自然の熱、風及び光を活用して暖房効果、冷却効果、照明効果等を得る設計手法である。
設問は、適当である。

パッシブデザインは、建物のつくりの工夫で、自然の熱・風・光を活かして暖房・冷却・照明の効果を得る設計手法。

4
コア型は、水まわりや階段などを1箇所にまとめて配置した平面形式である。
設問は、適当である。

コア型は、水まわりや階段などを1か所にまとめて配置する平面形式。

5
和室を京間とする場合の柱と柱の内法寸法は、基準寸法の整数倍である。
設問は、適当である。

京間は、畳の大きさを基準にして、柱と柱の内法寸法を基準寸法の整数倍とする(畳割)。

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No.12集合住宅の計画(誘導居住面積水準・L+DK型・コレクティブハウス・コンバージョン・住棟の混用)

各種建築物(集合住宅)最も不適当なもの

集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1世帯人数が4人となる住戸の都市居住型の誘導居住面積水準の目安は、95㎡である。
2L+DK型は、居間の独立性を保ちやすく、食事の準備や後片づけなど家事労働の効率化を図ることができる。
3コレクティブハウスは、住宅入居希望者が集まり、協力して企画・設計から入居・管理までを運営していく方式の集合住宅である。
4コンバージョンは、事務所ビルを集合住宅にする等、既存の建築物に改造を加えて用途変更・転用する手法である。
5複数の集合住宅の計画において、景観に変化をもたらすために、低層住宅、中層住宅及び高層住宅を混用するのも一つの手法である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
世帯人数が4人となる住戸の都市居住型の誘導居住面積水準の目安は、95㎡である。
設問は、適当である。

都市居住型の誘導居住面積水準は、2人以上の世帯で「20㎡×世帯人数+15㎡」。4人なら20×4+15=95㎡。

2
L+DK型は、居間の独立性を保ちやすく、食事の準備や後片づけなど家事労働の効率化を図ることができる。
設問は、適当である。

L+DK型は、居間を独立させ、食事室と台所をひとつにした型。居間の落ち着きと家事の効率を両立しやすい。

3正答
コレクティブハウスは、住宅入居希望者が集まり、協力して企画・設計から入居・管理までを運営していく方式の集合住宅である。
設問は、最も不適当である。

記述はコーポラティブハウスの説明。コレクティブハウスは、独立した住戸のほかに、共用の台所・食堂・居間などをもち、居住者が生活の一部を共同で行う集合住宅。

4
コンバージョンは、事務所ビルを集合住宅にする等、既存の建築物に改造を加えて用途変更・転用する手法である。
設問は、適当である。

コンバージョンは、事務所ビルを集合住宅にするなど、既存の建物を改修して用途を変える手法。

5
複数の集合住宅の計画において、景観に変化をもたらすために、低層住宅、中層住宅及び高層住宅を混用するのも一つの手法である。
設問は、適当である。

低層・中層・高層の住棟を組み合わせると、景観に変化をもたらすことができる。

📖 根拠の法令・基準

住生活基本計画(全国計画)の誘導居住面積水準(都市居住型)

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No.13事務所ビル・商業建築の計画(ダブルコア・垂直循環式駐車場・量販店の売場・ホテルの客室・レストランの厨房)

各種建築物(事務所・商業)最も不適当なもの

事務所ビル・商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1事務所ビルのダブルコアプランにおいて、ブロック貸しや小部屋貸しの賃貸方式は、一般に、レンタブル比を高めることができる。
2機械式駐車場において、垂直循環式は、一般に、収容台数が同じであれば、多層循環式に比べて、設置面積を小さくすることができる。
3量販店において、売場部分の床面積の合計(売場内の通路を含む。)は、一般に、延べ面積の60~65%程度である。
4ホテルにおいて、延べ面積に対する客室部分の床面積の合計の割合は、一般に、シティホテルよりビジネスホテルのほうが大きい。
5レストランにおいて、厨房の床面積は、一般に、延べ面積の25~40%程度である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.13

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
事務所ビルのダブルコアプランにおいて、ブロック貸しや小部屋貸しの賃貸方式は、一般に、レンタブル比を高めることができる。
設問は、最も不適当である。

ダブルコアプランは、コアを両端に置き、その間を大きな執務空間にとる形式で、フロア全体を1社に貸す使い方に向く。ブロック貸しや小部屋貸しにすると、各区画へ通じる共用の廊下が必要になり、レンタブル比は低くなる。

2
機械式駐車場において、垂直循環式は、一般に、収容台数が同じであれば、多層循環式に比べて、設置面積を小さくすることができる。
設問は、適当である。

垂直循環式は、車を縦方向に循環させて収める方式で、同じ台数なら多層循環式より設置面積を小さくできる。

3
量販店において、売場部分の床面積の合計(売場内の通路を含む。)は、一般に、延べ面積の60~65%程度である。
設問は、適当である。

量販店の売場部分(売場内の通路を含む)の床面積は、一般に延べ面積の60〜65%程度。

4
ホテルにおいて、延べ面積に対する客室部分の床面積の合計の割合は、一般に、シティホテルよりビジネスホテルのほうが大きい。
設問は、適当である。

ビジネスホテルは宴会場などが少なく、延べ面積に対する客室部分の割合は、シティホテルより大きい。

5
レストランにおいて、厨房の床面積は、一般に、延べ面積の25~40%程度である。
設問は、適当である。

レストランの厨房は、一般に延べ面積の25〜40%程度。

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No.14教育施設等の計画(総合教室型と特別教室型・図書館のフレキシビリティ・開架式・乳児室・ビオトープ)

各種建築物(教育施設等)最も不適当なもの

教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1小学校において、低学年は特別教室型とし、高学年は総合教室型とした。
2地域図書館において、固定の壁を最小限とし、床に段差をつくらない等、フレキシビリティの高い計画とした。
3中学校において、図書室の出納システムは、開架式とした。
4保育所において、乳児室を幼児の保育室から離れた位置に設けた。
5小学校の敷地内において、環境教育の教材として、自然の生態系を観察できるビオトープを設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
小学校において、低学年は特別教室型とし、高学年は総合教室型とした。
設問は、最も不適当である。

小学校の低学年は、ほとんどの授業を自分の教室で行う総合教室型、高学年は、理科・音楽などを特別教室で行う特別教室型が適している。記述は逆。

2
地域図書館において、固定の壁を最小限とし、床に段差をつくらない等、フレキシビリティの高い計画とした。
設問は、適当である。

固定の壁を少なくし、床に段差をつくらないと、将来の配置替えに対応しやすい(フレキシビリティが高い)。

3
中学校において、図書室の出納システムは、開架式とした。
設問は、適当である。

開架式は、利用者が書架から自由に本を選べる方式。

4
保育所において、乳児室を幼児の保育室から離れた位置に設けた。
設問は、適当である。

乳児と幼児は生活のリズムや活動が違うので、乳児室は幼児の保育室から離して設けるとよい。

5
小学校の敷地内において、環境教育の教材として、自然の生態系を観察できるビオトープを設置した。
設問は、適当である。

ビオトープは、生き物が暮らす小さな自然環境で、学校では環境教育の教材になる。

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No.15文化施設の計画(展示照明・休憩スペース・アダプタブルステージ・上手・映画館の客席面積)

各種建築物(文化施設)最も不適当なもの

文化施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1美術館において、展示室の人工照明の光源を、自然光に近い白色光とした。
2美術館において、鑑賞動線の途中に、休憩のできるスペースを設けた。
3劇場において、演目に応じて舞台と客席の配置を変化できる機構を備えた、プロセニアムステージ形式を採用した。
4劇場において、客席側から見て右側を、舞台の上手かみてといい、周囲の諸室の関係性を含めて計画した。
5映画館において、通常の客席部分の1人当たりの床面積を、通路を含めて0.7㎡として計画した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
美術館において、展示室の人工照明の光源を、自然光に近い白色光とした。
設問は、適当である。

展示室の人工照明は、作品の色が自然に見えるよう、演色性のよい白色光とする。

2
美術館において、鑑賞動線の途中に、休憩のできるスペースを設けた。
設問は、適当である。

鑑賞動線の途中に休憩スペースを設けると、長い鑑賞でも疲れにくい。

3正答
劇場において、演目に応じて舞台と客席の配置を変化できる機構を備えた、プロセニアムステージ形式を採用した。
設問は、最も不適当である。

演目に応じて舞台と客席の配置を変えられる形式はアダプタブルステージ。プロセニアムステージは、額縁のような開口(プロセニアムアーチ)で舞台と客席を分ける形式。

4
劇場において、客席側から見て右側を、舞台の上手かみてといい、周囲の諸室の関係性を含めて計画した。
設問は、適当である。

客席側から見て右側を上手(かみて)、左側を下手(しもて)という。

5
映画館において、通常の客席部分の1人当たりの床面積を、通路を含めて0.7㎡として計画した。
設問は、適当である。

映画館の客席部分は、通路を含めて1人当たり0.5〜0.7㎡程度。

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No.16各部寸法(車椅子用の商品棚・通路のすれ違い・駐輪スペース・立食カウンター・親子用便房)

各種建築物(各部寸法)最も不適当なもの

建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1物販店舗において、車椅子使用者に配慮して、最上段の商品棚の高さを1,000 mm、奥行きを400 mmとした。
2図書館の通路において、車椅子使用者同士がすれ違うことができるように、通路幅を2,100 mmとした。
3駐輪場において、自転車1台当たりの平置き駐輪スペースの幅を700 mm、奥行きを2,000 mmとした。
4飲食店において、立位で食事をするためのカウンターの高さを、床面から700 mmとした。
5乳幼児連れの親子が利用する便所のブースの広さは、ベビーカーを折りたたまずに入ることを考慮して、内法寸法で幅を2,000 mm、奥行きを2,000 mmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16

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正答4最も不適当なものは、4である。
1
物販店舗において、車椅子使用者に配慮して、最上段の商品棚の高さを1,000 mm、奥行きを400 mmとした。
設問は、適当である。

車椅子使用者が手の届く範囲は限られるので、最上段の棚を床から1,000mm、奥行き400mmとするのは適切。

2
図書館の通路において、車椅子使用者同士がすれ違うことができるように、通路幅を2,100 mmとした。
設問は、適当である。

車椅子同士のすれ違いには幅180cm以上が目安(高齢者、障害者等が円滑に利用できるようにするために誘導すべき建築物特定施設の構造及び配置に関する基準を定める省令 第3条第一号)。2,100mmは満たしている。

3
駐輪場において、自転車1台当たりの平置き駐輪スペースの幅を700 mm、奥行きを2,000 mmとした。
設問は、適当である。

自転車1台の平置きスペースとして、幅700mm・奥行き2,000mmは適切な寸法。

4正答
飲食店において、立位で食事をするためのカウンターの高さを、床面から700 mmとした。
設問は、最も不適当である。

立って食事をするカウンターの高さは、床から1,000mm程度が使いやすい。700mmは座って使うテーブルの高さで、立って食べるには低すぎる。

5
乳幼児連れの親子が利用する便所のブースの広さは、ベビーカーを折りたたまずに入ることを考慮して、内法寸法で幅を2,000 mm、奥行きを2,000 mmとした。
設問は、適当である。

ベビーカーを折りたたまずに入れる親子用の便所のブースとして、内法2,000mm×2,000mmは十分な広さ。

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No.17高齢者・車椅子使用者に配慮した住宅の改修(浴槽・キッチンの下部空間・便器の手すり・上がり框の色・階段の手すり)

各種建築物(高齢者・障がい者)最も不適当なもの

高齢者、車椅子使用者等に配慮した一戸建て住宅の改修計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1車椅子使用者が利用する浴室においては、浴槽の深さを50 cm、エプロンの高さを40 cmとした。
2車椅子使用者が利用するキッチンカウンターの下部には、高さ65 cm、奥行き45 cmのクリアランスを設けた。
3車椅子使用者に配慮して、腰掛け便座の両側に手摺すりを設け、手摺すり同士の間隔を70 cmとした。
4高齢者の転倒防止のため、玄関の床面と上がり框がまちの色を類似色調にして色差を小さくする計画とした。
5階段の手摺すりについては、両壁に設置する余裕がなかったので、高齢者が下りるときの利き手側に設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.17

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正答4最も不適当なものは、4である。
1
車椅子使用者が利用する浴室においては、浴槽の深さを50 cm、エプロンの高さを40 cmとした。
設問は、適当である。

車椅子から浴槽へ移りやすいよう、浴槽の深さ50cm、エプロン(浴槽の縁)の高さ40cm程度とするのは適切。

2
車椅子使用者が利用するキッチンカウンターの下部には、高さ65 cm、奥行き45 cmのクリアランスを設けた。
設問は、適当である。

キッチンカウンターの下に高さ65cm・奥行き45cm程度の空間を設けると、車椅子に座ったまま膝を入れて作業できる。

3
車椅子使用者に配慮して、腰掛け便座の両側に手摺すりを設け、手摺すり同士の間隔を70 cmとした。
設問は、適当である。

腰掛け便座の両側の手すりの間隔を70cm程度とすると、両手で体を支えやすい。

4正答
高齢者の転倒防止のため、玄関の床面と上がり框がまちの色を類似色調にして色差を小さくする計画とした。
設問は、最も不適当である。

玄関の床面と上がり框の色を似た色調にすると、段差に気づきにくく、つまずきや転倒の原因になる。色の差(明度差)を大きくして、段差を見分けやすくする。

5
階段の手摺すりについては、両壁に設置する余裕がなかったので、高齢者が下りるときの利き手側に設置した。
設問は、適当である。

手すりを片側にしか設けられない場合は、転落の危険が大きい下りるときの利き手側に設ける。

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No.18まちづくり(ボンエルフ・視覚障害者誘導用ブロック・ポケットパーク・イメージハンプ・シケイン)

まちづくり最も不適当なもの

まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1ボンエルフは、住宅地の道路において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である。
2視覚障害者誘導用ブロックには、線状の突起のある移動方向を指示する線状ブロックと、点状の突起のある注意喚起を行う点状ブロックとがある。
3ポケットパークは、一般に、休息、語らいの場の整備や都市景観の向上を目的としてつくられる小公園である。
4イメージハンプは、車の運転者にとって心理的に速度抑制を促すために、車道の色や材質の一部を変えることによって、自動車の速度を低下させるための手法である。
5シケインは、住宅地の道路において、車道部分を蛇行や屈折させることによって、自動車の速度を低下させるための手法である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
ボンエルフは、住宅地の道路において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である。
設問は、最も不適当である。

ボンエルフは、住宅地の道路で、車の速度を落とさせる工夫(蛇行・ハンプなど)をして、歩行者と自動車を共存させる手法。歩行者と車の動線を完全に分離する手法ではない。

2
視覚障害者誘導用ブロックには、線状の突起のある移動方向を指示する線状ブロックと、点状の突起のある注意喚起を行う点状ブロックとがある。
設問は、適当である。

視覚障害者誘導用ブロックには、進む方向を示す線状ブロックと、注意を促す点状ブロックがある。

3
ポケットパークは、一般に、休息、語らいの場の整備や都市景観の向上を目的としてつくられる小公園である。
設問は、適当である。

ポケットパークは、街の中の小さな空地を利用した小公園で、休息や語らいの場、景観の向上を目的とする。

4
イメージハンプは、車の運転者にとって心理的に速度抑制を促すために、車道の色や材質の一部を変えることによって、自動車の速度を低下させるための手法である。
設問は、適当である。

イメージハンプは、車道の色や材質を一部変えて、段差(ハンプ)があるように見せ、心理的に速度を落とさせる手法。

5
シケインは、住宅地の道路において、車道部分を蛇行や屈折させることによって、自動車の速度を低下させるための手法である。
設問は、適当である。

シケインは、車道を蛇行・屈折させて、車の速度を落とさせる手法。

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🔧 建築設備(No.19〜No.25)

No.19建築設備の用語と説明の組合せ(HEMS・CAV方式・FRP・VP管・UPS)

建築設備(全般)最も不適当なもの

建築設備に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1HEMS住宅内の家電機器、給湯機器や発電設備等をネットワーク化し、設備等の制御やエネルギーの可視化を行うシステムである。
2CAV方式変風量方式のことであり、空調対象室の熱負荷の変動に応じて、給気量を変動させる空調方式である。
3FRP繊維強化プラスチックのことであり、軽量で耐食性に優れ、成形性、加工性もよいことから、浴槽や水槽の材料として広く用いられている。
4VP管硬質ポリ塩化ビニル管の一種であり、軽量で施工性がよく、かつ、耐食性に優れていることから、排水管など広範囲に用いられている。
5UPS無停電電源装置のことであり、停電等の際に、一時的に電力供給を行うために用いられている。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19

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正答2最も不適当なものは、2である。
1
HEMS住宅内の家電機器、給湯機器や発電設備等をネットワーク化し、設備等の制御やエネルギーの可視化を行うシステムである。
設問は、適当である。

HEMSは、住宅内の家電・給湯機器・発電設備などをネットワークでつなぎ、制御やエネルギーの見える化を行うシステム。

2正答
CAV方式変風量方式のことであり、空調対象室の熱負荷の変動に応じて、給気量を変動させる空調方式である。
設問は、最も不適当である。

CAV方式は定風量方式(送る空気の量は一定で、温度を変えて調整する)。負荷に応じて給気量を変えるのはVAV方式(変風量方式)。

3
FRP繊維強化プラスチックのことであり、軽量で耐食性に優れ、成形性、加工性もよいことから、浴槽や水槽の材料として広く用いられている。
設問は、適当である。

FRP(繊維強化プラスチック)は、軽く、耐食性・成形性がよいので、浴槽や水槽に広く使われる。

4
VP管硬質ポリ塩化ビニル管の一種であり、軽量で施工性がよく、かつ、耐食性に優れていることから、排水管など広範囲に用いられている。
設問は、適当である。

VP管は、硬質ポリ塩化ビニル管の一種で、軽く、耐食性があり、排水管などに広く使われる。

5
UPS無停電電源装置のことであり、停電等の際に、一時的に電力供給を行うために用いられている。
設問は、適当である。

UPS(無停電電源装置)は、停電などのときに、一時的に電力を供給する装置。

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No.20空気調和設備(ファンコイルとダクト併用・開放回路の蓄熱槽・ガスエンジンヒートポンプ・氷蓄熱・マルチパッケージ)

建築設備(空気調和)最も不適当なもの

空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1ファンコイルユニットと定風量単一ダクトとを併用した方式は、定風量単一ダクト方式のみの場合に比べて、必要とするダクトスペースを小さくすることができる。
2最下層に蓄熱槽を設けた開放回路配管方式は、密閉回路配管方式に比べて、一般に、ポンプの動力が大きくなる。
3暖房時において、ガスエンジンヒートポンプは、ヒートポンプ運転により得られる加熱量とエンジンの排熱量とを合わせて利用することができる。
4同一量の蓄熱をする場合、氷蓄熱方式は、水蓄熱方式に比べて、蓄熱槽の容量を小さくすることができる。
5空気熱源マルチパッケージ型空調機方式では、屋外機から屋内機に冷水を供給して冷房を行う。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.20

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正答5最も不適当なものは、5である。
1
ファンコイルユニットと定風量単一ダクトとを併用した方式は、定風量単一ダクト方式のみの場合に比べて、必要とするダクトスペースを小さくすることができる。
設問は、適当である。

ファンコイルユニットを併用すると、室内の熱の一部を冷温水で処理できるので、ダクトで送る空気の量が減り、ダクトスペースを小さくできる。

2
最下層に蓄熱槽を設けた開放回路配管方式は、密閉回路配管方式に比べて、一般に、ポンプの動力が大きくなる。
設問は、適当である。

最下層に蓄熱槽を置く開放回路は、水を上の階まで持ち上げる動力が必要になるので、密閉回路よりポンプの動力が大きい。

3
暖房時において、ガスエンジンヒートポンプは、ヒートポンプ運転により得られる加熱量とエンジンの排熱量とを合わせて利用することができる。
設問は、適当である。

ガスエンジンヒートポンプは、暖房時にヒートポンプの加熱量と、エンジンの排熱を合わせて利用できる。

4
同一量の蓄熱をする場合、氷蓄熱方式は、水蓄熱方式に比べて、蓄熱槽の容量を小さくすることができる。
設問は、適当である。

氷蓄熱は、水が氷になるときの潜熱も利用するので、水蓄熱より蓄熱槽を小さくできる。

5正答
空気熱源マルチパッケージ型空調機方式では、屋外機から屋内機に冷水を供給して冷房を行う。
設問は、最も不適当である。

空気熱源マルチパッケージ型空調機は、屋外機から屋内機へ冷媒を送って冷暖房する方式。冷水を送るのではない。

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No.21給排水衛生設備(ウォーターハンマー・クロスコネクション・ロータンクと洗浄弁・雨水立て管・掃除口)

建築設備(給排水衛生)最も不適当なもの

給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1給水配管において、ウォーターハンマーの発生を防止するために、管内の水圧や流速が著しく大きくならないようにする。
2断水時に備えて、上水受水槽と井水の雑用水受水槽とを管で接続し、弁で切り離すことは、クロスコネクションに該当しない。
3大便器において、ロータンク方式は、洗浄弁方式に比べて、給水管径を小さくすることができる。
4建築物内において、雨水立て管は、排水立て管、通気立て管のいずれとも兼用してはならない。
5排水管は管内に汚物や油脂類が付着した際に清掃しやすいように、掃除口を排水横管の起点や、配管長が長い排水横管の途中などに設ける。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21

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正答2最も不適当なものは、2である。
1
給水配管において、ウォーターハンマーの発生を防止するために、管内の水圧や流速が著しく大きくならないようにする。
設問は、適当である。

ウォーターハンマーは、水が急に止められたときの圧力の上昇で起きるので、管内の水圧や流速を大きくしすぎないようにする。

2正答
断水時に備えて、上水受水槽と井水の雑用水受水槽とを管で接続し、弁で切り離すことは、クロスコネクションに該当しない。
設問は、最も不適当である。

上水(飲料水)の系統と、井水などの雑用水の系統を管でつなぐことは、弁で切り離していてもクロスコネクションに当たる。建築基準法施行令第129条の2の4第2項第一号で、飲料水の配管設備とその他の配管設備は直接連結させないこととされている。

3
大便器において、ロータンク方式は、洗浄弁方式に比べて、給水管径を小さくすることができる。
設問は、適当である。

ロータンク方式は、タンクにためた水で洗浄するので、一度に大量の水を流す洗浄弁方式より給水管径を小さくできる。

4
建築物内において、雨水立て管は、排水立て管、通気立て管のいずれとも兼用してはならない。
設問は、適当である。

雨水立て管は、排水立て管や通気立て管と兼用してはならない(大雨のときの逆流や、排水・通気の機能の妨げを防ぐため)。

5
排水管は管内に汚物や油脂類が付着した際に清掃しやすいように、掃除口を排水横管の起点や、配管長が長い排水横管の途中などに設ける。
設問は、適当である。

掃除口は、排水横管の起点や、長い排水横管の途中などに設け、詰まったときに清掃できるようにする。

📖 根拠の法令・基準

建築基準法施行令 第129条の2の4第2項第一号(飲料水の配管設備とその他の配管設備を直接連結させない)

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No.22給湯設備の加熱装置(潜熱回収型ガス給湯機・CO₂ヒートポンプ・ハイブリッド給湯・電気温水器・太陽熱集熱器)

建築設備(給湯)最も不適当なもの

給湯設備の加熱装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1潜熱回収型のガス給湯機は、ガス燃焼時の排気ガスに含まれる排熱を給水の予熱として利用することで、従来のガス給湯機より熱効率を向上させた給湯機である。
2自然冷媒ヒートポンプ給湯機は、冷媒として二酸化炭素を使って大気から熱をとり、貯湯して給湯する装置である。
3ハイブリッド給湯システムは、燃焼式加熱機とヒートポンプ給湯機を組み合わせて、それぞれの特徴を活かした加熱システムである。
4電気温水器は、電気により加熱して給湯する装置であり、瞬間式と貯湯式がある。
5平板型の太陽熱集熱器は、真空にしたガラス管の内部にヒートパイプを挿入して貯湯槽と連結し、貯湯槽内の水を太陽熱により加熱する装置である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22

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正答5最も不適当なものは、5である。
1
潜熱回収型のガス給湯機は、ガス燃焼時の排気ガスに含まれる排熱を給水の予熱として利用することで、従来のガス給湯機より熱効率を向上させた給湯機である。
設問は、適当である。

潜熱回収型ガス給湯機は、排気ガスに含まれる水蒸気の潜熱などを回収して給水を予熱し、熱効率を高めた給湯機。

2
自然冷媒ヒートポンプ給湯機は、冷媒として二酸化炭素を使って大気から熱をとり、貯湯して給湯する装置である。
設問は、適当である。

自然冷媒ヒートポンプ給湯機は、冷媒に二酸化炭素を使い、大気の熱をくみ上げて湯を沸かし、貯湯して給湯する。

3
ハイブリッド給湯システムは、燃焼式加熱機とヒートポンプ給湯機を組み合わせて、それぞれの特徴を活かした加熱システムである。
設問は、適当である。

ハイブリッド給湯システムは、ガスなどの燃焼式の給湯機と、ヒートポンプ給湯機を組み合わせたもの。

4
電気温水器は、電気により加熱して給湯する装置であり、瞬間式と貯湯式がある。
設問は、適当である。

電気温水器は、電気で水を加熱して給湯する装置で、瞬間式と貯湯式がある。

5正答
平板型の太陽熱集熱器は、真空にしたガラス管の内部にヒートパイプを挿入して貯湯槽と連結し、貯湯槽内の水を太陽熱により加熱する装置である。
設問は、最も不適当である。

真空にしたガラス管の中にヒートパイプを入れた集熱器は、真空管型の太陽熱集熱器。平板型は、平らな集熱板を断熱した箱に入れ、表面をガラスで覆ったもの。

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No.23電気設備(高調波・許容電流・燃料電池・太陽電池・スターデルタ始動)

建築設備(電気)最も不適当なもの

電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1インバータ機器などから流出した高調波電流は、コンデンサなどの電力機器に、過熱・焼損などの影響を及ぼすことがある。
2許容電流値は、主に周囲温度、布設方法により異なる。
3燃料電池は、水の電気分解の逆反応を利用した発電装置である。
4太陽電池は、半導体の一種であり、太陽エネルギーを直接電気エネルギーに変換する。
5かご形三相誘導電動機の始動方式の一つであるスターデルタ始動は、直入れ始動に比べて始動電流が大きくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.23

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正答5最も不適当なものは、5である。
1
インバータ機器などから流出した高調波電流は、コンデンサなどの電力機器に、過熱・焼損などの影響を及ぼすことがある。
設問は、適当である。

インバータ機器などから出る高調波電流は、進相コンデンサなどを過熱・焼損させることがある。

2
許容電流値は、主に周囲温度、布設方法により異なる。
設問は、適当である。

電線の許容電流は、周囲の温度や、電線の布設のしかた(まとめて布設するか など)で変わる。

3
燃料電池は、水の電気分解の逆反応を利用した発電装置である。
設問は、適当である。

燃料電池は、水素と酸素を反応させて電気をつくる装置で、水の電気分解の逆の反応を利用する。

4
太陽電池は、半導体の一種であり、太陽エネルギーを直接電気エネルギーに変換する。
設問は、適当である。

太陽電池は半導体の一種で、光のエネルギーを直接電気に変える。

5正答
かご形三相誘導電動機の始動方式の一つであるスターデルタ始動は、直入れ始動に比べて始動電流が大きくなる。
設問は、最も不適当である。

スターデルタ始動は、始動のときだけ巻線をスター結線にして、始動電流を直入れ始動の約1/3に小さくする方式。始動電流が大きくなるのではない。

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No.24防災・消防設備(非常用照明の予備電源・高い天井の感知器・避雷設備・非常用エレベーター・不活性ガス消火設備)

建築設備(消防用設備等)最も不適当なもの

防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1非常用の照明設備の予備電源は、蓄電池と自家用発電装置とを併用したものとすることができる。
2アトリウム空間のような天井の高さが20 m以上の場合は、火災を有効に検知するため、煙感知器を用いる。
3避雷設備は、高さ20 mを超える建築物において、その高さ20 mを超える部分を雷撃から保護するように設ける。
4非常用エレベーターは、火災時における消防隊の消火活動などに使用することを主目的とした設備である。
5不活性ガス消火設備は、常時人が在室しない電気室などの電気火災の消火に適している。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.24

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正答2最も不適当なものは、2である。
1
非常用の照明設備の予備電源は、蓄電池と自家用発電装置とを併用したものとすることができる。
設問は、適当である。

非常用の照明装置の予備電源は、蓄電池のほか、蓄電池と自家用発電装置を併用したものとすることができる。

2正答
アトリウム空間のような天井の高さが20 m以上の場合は、火災を有効に検知するため、煙感知器を用いる。
設問は、最も不適当である。

天井が高いと、煙が広がって薄くなり感知しにくい。消防法施行規則第23条第4項では、感知器の取付け面の高さが20m以上の場所には、煙感知器や熱感知器ではなく炎感知器を設ける。

3
避雷設備は、高さ20 mを超える建築物において、その高さ20 mを超える部分を雷撃から保護するように設ける。
設問は、適当である。

建築基準法第33条・同法施行令第129条の14より、高さ20mを超える建築物には、20mを超える部分を雷撃から保護するように避雷設備を設ける。

4
非常用エレベーターは、火災時における消防隊の消火活動などに使用することを主目的とした設備である。
設問は、適当である。

非常用エレベーターは、火災のときに消防隊が消火・救助活動に使うことを主な目的とする設備。

5
不活性ガス消火設備は、常時人が在室しない電気室などの電気火災の消火に適している。
設問は、適当である。

不活性ガス消火設備は、水を使わずに消火できるので、電気室など常時人がいない場所の電気火災に適している(人がいる所では窒息の危険がある)。

📖 根拠の法令・基準

消防法施行規則 第23条第4項(感知器の取付け面の高さ)、建築基準法 第33条・同法施行令 第129条の14(避雷設備)

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No.25環境・省エネルギー(変流量方式・トップランナー制度・タスク・アンビエント照明・カーボンニュートラル・コージェネレーション)

建築設備(省エネルギー)最も不適当なもの

環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1空気調和設備において、冷水ポンプの台数制御による変流量方式を採用すると、搬送動力を低減することができる。
2機器・建材トップランナー制度においては、照明器具や変圧器がその対象となっている。
3タスク・アンビエント照明方式は、一般に、全般照明方式に比べて、室内の冷房負荷が大きくなる。
4カーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理等による「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることである。
5年間を通じて安定した給湯需要のある建築物に対して、コージェネレーションシステムを採用することは、省エネルギー効果を期待できる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
空気調和設備において、冷水ポンプの台数制御による変流量方式を採用すると、搬送動力を低減することができる。
設問は、適当である。

冷水ポンプの台数制御で、負荷に応じて流量を変える変流量方式にすると、ポンプの搬送動力を減らせる。

2
機器・建材トップランナー制度においては、照明器具や変圧器がその対象となっている。
設問は、適当である。

機器・建材トップランナー制度では、照明器具や変圧器なども対象になっている。

3正答
タスク・アンビエント照明方式は、一般に、全般照明方式に比べて、室内の冷房負荷が大きくなる。
設問は、最も不適当である。

タスク・アンビエント照明方式は、手元(タスク)を明るくし、周り(アンビエント)の照明を控えめにする方式。照明の消費電力と発熱が減るので、全般照明方式より冷房負荷は小さくなる。

4
カーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理等による「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることである。
設問は、適当である。

カーボンニュートラルは、温室効果ガスの排出量から吸収量を差し引いて、実質ゼロにすること。

5
年間を通じて安定した給湯需要のある建築物に対して、コージェネレーションシステムを採用することは、省エネルギー効果を期待できる。
設問は、適当である。

コージェネレーションシステムは、発電の排熱を給湯などに使うので、年間を通じて給湯の需要が安定している建物で省エネルギーの効果が大きい。

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令和6年の合格基準点(学科の試験)

配点は各問題1点(各科目25点・合計100点)で、各科目の基準点と総得点の基準点のすべてに達した人が合格です。

学科Ⅰ
計画
学科Ⅱ
法規
学科Ⅲ
構造
学科Ⅳ
施工
総得点
合格基準点13点13点13点13点60点

出典:建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験『学科の試験』の合格基準点等について」

💡 計画は何点を目指すか

令和6年の計画の基準点は13点でした。計画は法令集を使えない科目で、建築史・環境工学・各種建築物の計画・建築設備と範囲が広いので、毎年ほぼ同じ順番で出る分野ごとに、過去問で正誤の理由まで説明できるようにしておくと安心です。

ほかの年度・ほかの科目の過去問

この記事の問題文は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している令和6年 二級建築士試験(学科の試験)の問題から、著作権法第32条の引用として掲載しています。著作権は同センターにあります。

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