要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)の No.25 で毎年出題される「省エネルギー」について、日射と窓・自然エネルギーの利用、空調・照明の省エネルギー、電気・水・評価の指標を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

省エネルギーの出題の傾向(令和8年〜平成29年)
省エネルギーは、毎年 No.25 に出ています。東西面の窓と水平ルーバー(3回)、エアバリア方式とダブルスキン方式(2回)が正答になり、配電電圧・COP・全熱交換器・雨水の集水場所などが、年をまたいでくり返し出ます。
毎年 No.25 に1問(10年で10問)。ほかの問題の選択肢から、この分野のもの(2問から)も載せています。この記事で解説する選択肢は52肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
☀️ 日射・窓・自然エネルギーの利用
📖 日射と窓・パッシブ手法
日射と窓は、ルーバーの向きと方位、窓システムの効果の大小が問われます。東西面の窓・水平ルーバーが3回、エアバリアとダブルスキンが2回正答になっています。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 水平ルーバー・庇 | 夏の太陽高度が高い南面で有効。東西面は朝夕の低い角度から日射が入るので、縦ルーバーのほうが有効 |
| 窓の方位 | 夏期の最大冷房負荷を抑えるには、主な窓面を南面(又は北面)に置く(東西面は冷房負荷が大きい) |
| ダブルスキン方式 | 外壁(窓)の外側にもう1枚ガラスを設け、その間の空気層を換気して、日射の熱を排出する。日射による熱負荷の低減効果はエアバリア方式より高い |
| エアバリア方式 | 窓の室内側に空気の流れをつくり、窓まわりの熱を排気する |
| Low-E ガラス(複層ガラス) | 暖房時の断熱性を高めるには屋内側に用いる。屋外側に用いるのは、夏の日射熱を遮る(遮熱)目的の場合 |
| PAL*(年間熱負荷係数) | 窓の断熱性能を高めると、外周部の熱負荷が減って小さくなる |
| ライトシェルフ | 窓の中間の庇(棚)で、下の窓の日射を遮りつつ、上面で反射させた光を室内の奥へ導く |
| ダイレクトゲイン方式 | 窓から入る日射熱を床や壁に直接蓄え、夜に放熱させる |
| ソーラーチムニー | 日射で煙突状の空間の空気を暖め、上昇気流で室内の自然換気を促す(南側の付室で集めた熱を循環させるのは付設温室) |
| クールチューブ | 地中に埋めた管に外気を通して、夏は冷やし冬は暖めてから取り入れる |
| 自然換気・緑化 | 夏期の夜間や中間期の自然換気による冷房、上下に開口部のある吹抜け(温度差換気)、屋上・壁面緑化や屋根散水 |
✏️ 過去問:日射・窓・自然エネルギーの利用(10年で17肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
夏期の冷房時において、南面よりも東西面の窓に水平ルーバーを設けるほうが、窓面からの日射負荷の低減に有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢2
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夏の南面は太陽の高度が高いので、水平ルーバー(庇)で日射を遮りやすい。東西面は朝夕の低い角度から日射が入るので、水平ルーバーでは遮りにくく、縦ルーバーのほうが有効。
問題:我が国における環境・省エネルギーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
夏期の冷房時における窓面からの日射負荷を低減するため、東西面の窓に水平ルーバーを計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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東西面の窓には、朝夕に低い角度から日射が入るので、水平ルーバーでは遮りにくく、縦ルーバーのほうが有効。水平ルーバー(庇)が有効なのは、夏の太陽の高度が高い南面。
問題:我が国における環境・省エネルギーに配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
夏期の最大冷房負荷を抑制するため、建築物の主たる窓面を東西面に配置した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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東西面の窓は、太陽高度の低い朝夕の日射が水平な庇などでは遮りにくく、室内の奥まで入るので、冷房負荷が大きくなる。夏期の最大冷房負荷を抑えるには、主な窓面を南面(または北面)に配置する。
問題:省エネルギー等に配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
窓システムにおいて、ダブルスキン方式に比べて日射による窓部からの熱負荷の低減効果が高い、エアバリア方式を用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
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ダブルスキン方式は、外側のガラスとの間の空気層を換気して日射の熱を排出するので、窓からの熱負荷を減らす効果が大きい。エアバリア方式は、窓の室内側に空気の流れをつくって窓付近の熱を排気する方式で、日射による熱負荷の低減効果はダブルスキン方式より劣る。
問題:省エネルギー・省資源に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
窓システムにおいて、日射による窓部からの熱負荷低減を図るため、ダブルスキン方式に比べて日射による熱負荷の低減効果が高いエアバリア方式を採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
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ダブルスキン方式は、外壁の外側にもう一枚ガラスを設け、その間の中空層のブラインドで受けた日射熱を、換気で屋外に排出する方式で、日射による熱負荷の低減効果が高い。エアバリア方式は、窓の室内側のブラインドとの間に空気を流して窓まわりの熱を排気する方式で、日射熱負荷の低減効果は一般にダブルスキン方式より低い。
問題:環境・省エネルギー等に配慮した建築計画・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
Low‒Eガラスを使用した複層ガラスにおいて、一般に、屋内側よりも屋外側にLow‒Eガラスを用いたほうが、暖房時の断熱性が高い。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢2
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Low‒Eガラスは、熱放射を反射する金属膜をコーティングしたガラス。暖房時の断熱性を高めるには、室内の熱を室内側へ反射させるよう屋内側に用いる。屋外側に用いるのは、夏の日射熱を遮る(遮熱)目的の場合。
問題:環境・省エネルギーに配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
窓の断熱性能を高めて、年間熱負荷係数(PAL*:パルスター)の値を小さくした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢2
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問題:環境に配慮した建築設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
居室の南側に付室を設け、そこで集めた熱を室内に循環する方式であるソーラーチムニー方式を採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
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居室の南側の付室で集めた熱を室内に循環させるのは、付設温室(サンルーム)の方式。ソーラーチムニーは、日射で煙突状の空間の空気を暖め、その上昇気流(煙突効果)で室内の自然換気を促す仕組み。
問題:省エネルギー等に配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
庇下部の窓面からの日射を遮蔽しつつ、庇上部の窓面から自然光を室内に導く採光手法であるライトシェルフを用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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ライトシェルフは、窓の中間に設けた庇(棚)で、下の窓の日射を遮りつつ、上面で反射させた光を室内の奥へ導く採光手法。
問題:環境・省エネルギー等に配慮した建築計画・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ライトシェルフは、窓の外側に設ける水平庇により、庇下部の窓面からの日射を遮蔽しつつ、庇上部の窓面から自然光を室内に導く採光手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢3
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ライトシェルフは、窓の中間の外側に設けた庇で、下の窓の日射を遮りつつ、上面で反射させた光を上の窓から室内の奥へ導く。
問題:省エネルギー・省資源に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
使用電力量を低減するため、自然採光と人工照明を併用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢2
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問題:我が国における環境・省エネルギーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
風がない場合においても温度差による換気を期待し、上下部に開口部を設けた吹き抜け空間を計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢3
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問題:省エネルギー・省資源に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
空調エネルギーを低減するため、夏期の夜間や中間期において自然換気による冷房を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢1
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夏期の夜間や中間期に、外の涼しい空気を取り入れる自然換気で冷房すると(ナイトパージなど)、空調のエネルギーを減らせる。
問題:環境・省エネルギー等に配慮した建築計画・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
災害時に災害対策室の設置や避難者の受入れが想定される施設については、ライフライン途絶時においても必要な居住環境を確保するため、自然換気についても考慮する必要がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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問題:環境・省エネルギー等に配慮した建築計画・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
太陽熱利用のダイレクトゲイン方式とは、窓から入射する日射熱を直接、床や壁に蓄熱し、夜間時に放熱させる方式である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
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問題:環境に配慮した建築設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
空調負荷を低減するために、地中熱を利用したクールチューブを採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢3
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クールチューブは、地中に埋めた管に外気を通して、夏は冷やし冬は暖めてから取り入れる仕組みで、空調負荷を減らせる。
問題:省エネルギー・省資源に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
冷房負荷を低減するため、屋上・壁面緑化や屋根散水を採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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🌀 空調・照明の省エネルギー
📖 空調・照明の省エネルギー
空調・照明の省エネルギーは、ゾーンの名前と、機器・方式の効果が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| ペリメーターゾーン | 外壁や窓からの熱の影響を受ける、外壁から3〜6m程度の外周部(インテリアゾーンは、その内側の影響を受けにくい部分) |
| 局所空調 | 大空間や高天井の室では、人のいる居住域を中心に空調する |
| COP(成績係数) | 大きい機器ほど効率がよく、省エネルギーになる |
| 全熱交換器 | 排気の顕熱と潜熱を回収して外気に移し、換気による熱損失(外気負荷)を減らす |
| デシカント空調 | 乾燥剤で水分を直接取り除くので、冷却除湿より潜熱を効率よく処理できる |
| 変流量方式 | 冷水ポンプの台数制御などで流量を変え、搬送動力を減らす |
| 天井チャンバー方式 | 天井内を還気の通り道にして、空気搬送の圧力損失を減らす |
| タスク・アンビエント照明 | 照明の消費電力と発熱が減るので、全般照明方式より冷房負荷は小さい |
| 人感センサ | トイレなどで、人がいるときだけ点灯させる |
✏️ 過去問:空調・照明の省エネルギー(10年で15肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全14枚)。
問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
インテリアゾーンは、建築物の平面において外壁からの熱的影響を受ける領域であり、一般に、外壁から 3~6 mまでの範囲を指す。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢1
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外壁や窓からの熱の影響を受ける、外壁から3〜6m程度の外周部はペリメーターゾーン。インテリアゾーンは、その内側の、外壁からの影響を受けにくい部分。
問題:我が国における環境・省エネルギーに配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
大空間や高天井の室において、居住域を中心とした局所空調を用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢1
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問題:省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
空気熱源マルチパッケージ型空調機は、COP(成績係数)の大きい機器を採用すると省エネルギー効果を期待できる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
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問題:我が国における環境・省エネルギーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
空気熱源マルチパッケージ型空調機は、省エネルギーに配慮し、成績係数(COP)の大きい機器を採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢2
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問題:我が国における環境・省エネルギーに配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
空気熱源マルチパッケージ型空調機は、成績係数(COP)の大きい機器を採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
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成績係数(COP)は、消費エネルギーに対する冷暖房能力の比で、大きいほど効率がよい。COPの大きい機器を採用するのは省エネルギーになる。
問題:我が国における環境・省エネルギーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
換気設備について、熱損失を少なくするために、全熱交換器を用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢1
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問題:環境に配慮した建築設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
外気負荷を低減するために、全熱交換型の換気設備を採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
全熱交換器は、空調された室内空気の排気に含まれる顕熱と潜熱を回収して、室内に供給する外気にその熱を与える装置である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢3
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問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
デシカント空調方式は、従来の冷却除湿方式に比べて、潜熱のみを効率よく除去することができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢2
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デシカント空調は、乾燥剤(デシカント)で空気中の水分を直接取り除くので、冷やして結露させる除湿より、潜熱(湿気)を効率よく処理できる。
問題:省エネルギー等に配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
従来の冷却除湿方式の空調に比べて潜熱のみを効率よく除去できる、デシカント空調方式を用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢1
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問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
空気調和設備において、冷水ポンプの台数制御による変流量方式を採用すると、搬送動力を低減することができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢1
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問題:省エネルギー等に配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
空気搬送の圧力損失を低減するため、天井チャンバー方式を用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢2
同じ文:平成29年 No.25 選択肢2
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天井チャンバー方式は、天井内の空間をダクトの代わりに使って還気を集めるので、空気搬送の圧力損失を減らせる。
問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
タスク・アンビエント照明方式は、一般に、全般照明方式に比べて、室内の冷房負荷が大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢3
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タスク・アンビエント照明方式は、手元(タスク)を明るくし、周り(アンビエント)の照明を控えめにする方式。照明の消費電力と発熱が減るので、全般照明方式より冷房負荷は小さくなる。
問題:省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
照明設備における人感センサによる制御は、人の動きを熱線センサにより感知し、トイレなどでは必要時だけ点灯するので、省エネルギー効果を期待できる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢3
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🔋 電気・水・評価
📖 電気・水・評価の指標
電気・水・評価の省エネルギーは、配電電圧の高低と、雨水や排水の再利用、評価の指標が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 配電電圧 | 同じ電力なら、電圧が高いほど電流が小さくなり、配電線路の電力損失(電流の2乗×抵抗)が少ない |
| 分電盤 | 負荷の中心に置いて、配線を短く(電圧降下を小さく)する |
| トップランナー制度 | 照明器具や変圧器なども対象。トップランナー仕様の変圧器は変換効率が高い |
| コージェネレーション | 発電の排熱を給湯などに使う。年間を通じて給湯需要が安定している建物で効果が大きい |
| 雨水利用 | 集水場所は、集水率が高く汚れの少ない屋根面とする |
| 排水再利用 | 洗面・手洗いの排水を浄化して、便器の洗浄水などに使う |
| HEMS | 家庭のエネルギーの使用状況を見える化し、家電・給湯機器・発電設備などをネットワークで制御する |
| ZEH | 大幅な省エネルギーと再生可能エネルギーの導入で、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指した住宅 |
| CASBEE の BEE | 環境品質Q ÷ 環境負荷L(Q を大きく、L を小さくするほど高い) |
| LCA・カーボンニュートラル | LCA は製造から廃棄までの環境負荷の評価。カーボンニュートラルは排出量から吸収量を差し引いて実質ゼロにすること |
✏️ 過去問:電気・水・評価(10年で20肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全17枚)。
問題:環境・省エネルギーに配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
電気設備において、配電線路における電力損失を低減するために、配電電圧を低く設定した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢1
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同じ電力を送るなら、配電電圧を高くすると電流が小さくなり、配線の電力損失(電流の2乗×抵抗)が減る。電圧を低くすると損失は増える。
問題:省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
電気設備において、配電電圧が高いほうが、配電線路における電力損失が少ない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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問題:環境に配慮した建築設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
電気設備において、配電線路における電力損失を低減するために、配電電圧を高めた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢1
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問題:省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
分電盤の二次側配線距離が長くなると、電圧降下のため配線サイズを太くする必要があるので、分電盤は電力負荷の中心に配置することが望ましい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢1
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分電盤から負荷までの配線が長いと電圧降下が大きくなり、太い電線が必要になる。分電盤を負荷の中心に置くと配線が短くなる。
問題:環境に配慮した建築設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
受変電設備において、変換効率を高めるために、トップランナー仕様の変圧器を使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢2
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トップランナー仕様の変圧器は、省エネ法のトップランナー基準を満たす高効率の変圧器で、損失が少なく変換効率が高い。
問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
機器・建材トップランナー制度においては、照明器具や変圧器がその対象となっている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢2
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問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
年間を通じて安定した給湯需要のある建築物に対して、コージェネレーションシステムを採用することは、省エネルギー効果を期待できる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
同じ文:令和2年 No.25 選択肢1
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コージェネレーションシステムは、発電の排熱を給湯などに使うので、年間を通じて給湯の需要が安定している建物で省エネルギーの効果が大きい。
問題:省エネルギー等に配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雨水利用システムにおける雨水の集水場所を、集水する雨水の汚染度を考慮して、屋根面とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢3
同じ文:平成30年 No.25 選択肢3
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問題:我が国における環境・省エネルギーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雨水利用システムにおける集水場所を、集水率の高さや、集水した雨水の汚染度の低さを考慮して、屋根面とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
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問題:環境・省エネルギーに配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
排水再利用設備において、洗面・手洗い排水を浄化して再利用水として使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢3
同じ文:平成29年 No.25 選択肢3
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洗面・手洗いの排水を浄化して、便器の洗浄水などの再利用水に使うのは、水の有効利用になる。
問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
HEMSは、家庭でのエネルギー使用状況を端末等に表示し、省エネルギーを支援するシステムである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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問題:建築設備に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
HEMS住宅内の家電機器、給湯機器や発電設備等をネットワーク化し、設備等の制御やエネルギーの可視化を行うシステムである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢1
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HEMSは、住宅内の家電・給湯機器・発電設備などをネットワークでつなぎ、制御やエネルギーの見える化を行うシステム。
問題:建築設備等に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
HEMS住宅内の家電機器、給湯機器や発電設備等をネットワークでつなぎ、設備等の制御やエネルギーの可視化を行う技術である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢2
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HEMSは、住宅内の家電・給湯機器・発電設備などをネットワークでつなぎ、制御やエネルギーの見える化を行う技術。
問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ZEHは、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現したうえで、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ又はマイナスとすることを目指した住宅である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
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ZEHは、断熱などで大幅に省エネルギーをしたうえで、太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入し、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指した住宅。
問題:環境・省エネルギーに配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
CASBEEにおけるBEE(環境性能効率)を高めるため、環境負荷(L)の数値が小さくなるように、かつ、環境品質(Q)の数値が大きくなるように計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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CASBEEのBEE(環境性能効率)=環境品質Q÷環境負荷L。Qを大きく、Lを小さくするほどBEEは高くなる。
問題:環境・省エネルギーに配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
使用する設備機器を、ライフサイクルアセスメント(LCA)により評価し選定した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢5
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問題:環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
カーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理等による「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.25 選択肢4
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まとめ:省エネルギーで覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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