要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)の No.21・No.22 で毎年出題される給排水衛生設備のうち「排水・通気・衛生器具」について、排水トラップと排水管、通気、間接排水と雨水、衛生器具と浄化槽を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

排水・通気・衛生器具の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
排水・通気・衛生器具は、No.21・No.22 で毎年出ています。排水立て管の管径(どの階も最下部と同じ)、通気立て管の接続位置と大気開口部の高さ、トラップの封水深(50〜100mm)、雨水ますの泥だめとトラップの要否がねらわれます。
給排水衛生設備は、毎年 No.21・No.22 に出ます(令和4年 No.21 は建築設備全般、平成29年 No.21 は空調)。この記事では、そのうち排水・通気・雨水・衛生器具・浄化槽の選択肢を集めました(給水・給湯・ガスは別の記事)。No.19 の用語の問題からも、排水・衛生器具の選択肢を載せています。この記事で解説する選択肢は47肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🚽 排水トラップ・排水管
📖 トラップと排水管
排水は、トラップの封水と、排水管の太さ・勾配が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 排水トラップ | 封水で、下水からの臭気や衛生害虫が室内に入るのを防ぐ |
| 封水深 | 管径に関係なく50mm以上100mm以下(25mmでは封水が切れやすい) |
| 封水の切れ(破封) | 使用頻度の少ないトラップは蒸発で切れやすく、封水の補給装置が有効。Sトラップは、ため洗い後に自己サイホン作用で破封するおそれがある |
| 排水立て管の管径 | 自然流下式は、どの階も最下部の最も大きな排水負荷の部分と同じ管径にする(下層階だけ太くしない) |
| 排水横走管の勾配 | 管径に応じて1/50〜1/200(管径が大きいほど緩い) |
| 掃除口 | 排水横管の起点や、長い排水横管の途中に設ける |
| 雨水立て管 | 排水立て管・通気立て管と兼用しない |
✏️ 過去問:排水トラップ・排水管(10年で11肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
トラップの封水深は、トラップの管径が 25 mmの場合は管径と同寸法である 25 mm程度とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢3
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トラップの封水深は、管径に関係なく、50mm以上100mm以下とする。25mmでは、封水が切れて臭気などが入りやすい。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
排水トラップを設ける目的は、衛生害虫や臭気などの室内への侵入を防止することである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢1
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
使用頻度の少ないトラップに生じる蒸発作用の防止策として、封水の補給装置等が有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢4
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問題:排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
Sトラップは、掃除流しなどに用いると、ため洗い後に自己サイホン作用による破封を起こすおそれがある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢1
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Sトラップは、掃除流しなどでため洗いの水を一気に流すと、自己サイホン作用で封水が引き出され、破封するおそれがある。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
自然流下式の排水立て管の管径は、一般に、上層階より下層階のほうを大きくする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢4
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自然流下式の排水立て管は、いちばん下の部分(排水の量が最も多い所)に合わせた管径で、上層階から下層階まで同じ管径にするのが一般的。下層階だけを太くするのではない。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
自然流下式の排水立て管の管径は、どの階においても、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と同一にする必要がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢5
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自然流下式の排水立て管は、どの階でも、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分と同じ管径とする(上の階で細くしない)。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
自然流下式の排水立て管の管径は、どの階においても、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と同一にしなければならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢2
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
重力式の排水横主管や排水横枝管などの排水横走管には、管径に応じて 1/50~1/200 の勾配が必要である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢5
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
排水管は管内に汚物や油脂類が付着した際に清掃しやすいように、掃除口を排水横管の起点や、配管長が長い排水横管の途中などに設ける。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢5
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物内において、雨水立て管は、排水立て管、通気立て管のいずれとも兼用してはならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢4
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雨水立て管は、排水立て管や通気立て管と兼用してはならない(大雨のときの逆流や、排水・通気の機能の妨げを防ぐため)。
問題:排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雨水立て管は、排水立て管、通気立て管のいずれとも兼用してはならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢2
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🌀 通気
📖 通気管の決まり
通気は、通気管の目的と、接続する位置・大気に開く位置の決まりが問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 通気管の目的 | 排水管内の圧力変動を緩和して、トラップの封水が破られるのを防ぐ |
| 通気立て管の下部 | 最低位の排水横枝管より低い位置で排水立て管に接続する(又は排水横主管に接続する) |
| 通気管の大気開口部 | 窓や換気口から水平距離3m未満なら、その上端から600mm以上立ち上げる。防虫網を設ける |
| 通気弁 | 管内が負圧のときは空気を吸い込み、正圧のときや排水がないときは閉じて、臭気が室内に入るのを防ぐ |
| 特殊継手排水システム | 継手の工夫で排水の流下速度を抑え、管内の圧力の変動を小さくした伸頂通気方式の一種 |
✏️ 過去問:通気(10年で7肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
通気管の大気開口部を、その建築物の窓や換気口から水平距離 3 m未満の位置に設ける場合には、それら開口部の上端から 300 mm以上立ち上げて大気中に開放させる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢4
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通気管の大気開口部を、窓や換気口から水平距離3m未満に設ける場合は、排気のにおいが入らないよう、それらの開口部の上端から600mm以上立ち上げて開放する(または水平に3m以上離す)。300mmでは足りない。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
通気立て管の下部は、最低位の排水横枝管より高い位置において、排水立て管に接続する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢4
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通気立て管の下部は、排水が流れ込まないよう、最低位の排水横枝管より低い位置で排水立て管に接続する(又は排水横主管に接続する)。高い位置ではない。
問題:排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
通気管は、排水管内の圧力変動を緩和するために設ける。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢3
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
排水管のトラップの破封防止や円滑な排水のために設ける通気管の大気開口部においては、害虫などが侵入しないように防虫網を設ける必要がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢5
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
通気弁は、通気管内が負圧のときは空気を吸引し、排水負荷のないときや通気管内が正圧のときは臭気などの室内への侵入を防止する器具である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢5
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問題:建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
特殊継手排水システムは、排水立て管の排水の流下速度を減速させ、管内圧力を小さく抑える工夫をした伸頂通気システムの一種である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢3
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特殊継手排水システムは、継手の工夫で排水の流れる速さを抑え、管内の圧力の変動を小さくした伸頂通気方式の一種。
問題:建築設備に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
特殊継手排水システム排水立て管への流入速度を減速させ、管内圧力を小さく抑える工夫をした伸頂通気システムの一種である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢4
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特殊継手排水システムは、継手の工夫で排水の流入速度を落とし、管内の圧力の変動を小さくした伸頂通気方式の一種。
🌧️ 間接排水・雨水排水・雨水利用
📖 間接排水と雨水
間接排水と雨水排水は、どこに何を設けるかが問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 間接排水 | 器具の排水管をいったん大気中で縁を切り、排水系統に直結した水受け容器などに排水する。一般排水系統からの逆流や臭気の侵入を防ぐ |
| 間接排水とするもの | 飲料水用の受水槽の水抜き管、飲食店の厨房機器、飲料用冷水器 |
| 雨水排水ます | 泥だめ(深さ150mm以上)を設ける(インバートを設けるのは汚水ます) |
| 合流式の下水道につなぐとき | 雨水排水管にトラップを設ける |
| 分流式の雨水専用管につなぐとき | トラップますは不要(汚水が流れず、においが上がらない) |
| 雨水利用 | 雑用水に使うと、水資源の有効利用と雨水流出の抑制になる。沈砂槽で砂を除き、雑用水の給水栓で遊離残留塩素0.1mg/L以上を保つ |
✏️ 過去問:間接排水・雨水排水・雨水利用(10年で12肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
間接排水とは、器具からの排水管をいったん大気中で縁を切り、一般排水系統へ直結している水受け容器又は排水器具の中へ排水することをいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢1
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問題:排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
間接排水の目的は、一般排水系統からの逆流や臭気等の侵入を防止することである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢5
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間接排水は、排水管に直接つながず、排水口空間を設けて排水する方法で、一般排水系統からの逆流や臭気の侵入を防ぐことが目的。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
飲料水用の受水槽の水抜き管は、一般排水系統の配管等へ、排水口空間を介した間接排水とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢2
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
飲食店の厨房機器における排水管の末端は、排水口空間を設ける間接排水にしなければならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢2
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
飲料用冷水器は、一般排水系統からの逆流等を防止するために、間接排水とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢2
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問題:雨水利用設備及び雨水排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雨水排水設備の雨水排水ますには、深さ 50 mm程度の泥だめを設ける。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢4
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雨水ますの底には、土砂を沈めて下流の管が詰まらないようにする泥だめを設け、その深さは150mm以上とするのが一般的。50mmでは浅すぎる。
問題:排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雨水排水ますには、雨水中に混在する泥などが円滑に自然流下できるように、流れの方向にインバートを設ける。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢4
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雨水排水ますには、雨水に混ざった泥などを沈めて下流に流さないように、深さ150mm以上の泥だめを設ける。流れの方向に沿ってインバート(溝)を設けるのは、汚物を滞らせずに流す汚水ます。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
分流式公共下水道の雨水専用管に、敷地内の雨水排水管を接続する場合には、トラップますを設置しなければならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢4
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分流式の公共下水道の雨水専用管は汚水が流れず、においが上がってこないので、敷地内の雨水排水管をつなぐときにトラップますは必要ない。トラップますが必要なのは、汚水と雨水を一緒に流す合流式の下水道につなぐ場合。
問題:雨水利用設備及び雨水排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
合流式公共下水道の敷地排水管に、雨水排水管を接続する場合には、雨水排水管にトラップを設置しなければならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢5
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合流式の公共下水道につなぐ場合は、下水道からのにおいが雨水ますなどから出ないよう、雨水排水管にトラップを設ける。
問題:雨水利用設備及び雨水排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雨水を建築物内で雑用水として利用することにより、水資源の有効利用、雨水流出抑制の効果が期待できる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢1
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問題:雨水利用設備及び雨水排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雨水利用設備における沈砂槽は、雨水に含まれる粗砂などを除去するために設置する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢2
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問題:雨水利用設備及び雨水排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雨水利用による雑用水の遊離残留塩素の含有率は、末端の給水栓において、一般に、0.1 mg/L以上としなければならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢3
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雑用水の給水栓では、遊離残留塩素を0.1mg/L(百万分の0.1)以上に保つ(建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則 第4条の2第1項第一号)。
🛁 衛生器具・浄化槽・水質
📖 衛生器具と浄化槽
衛生器具と浄化槽は、節水形の水量、洗浄方式の違い、水質の用語が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 節水形便器(JIS A 5207) | 大便器は洗浄水量6.5L以下、小便器は4.0L以下 |
| ロータンク方式と洗浄弁方式 | 洗浄弁(フラッシュバルブ)方式のほうが、必要な給水圧力・給水管径が大きい(ロータンク方式は給水管径を小さくできる) |
| タンクレス便器 | 給水管の水圧で直接洗浄するので、設置する所の給水圧を確認する |
| 設備ユニット | 衛生器具・配管に、床・壁・天井などを組み合わせて工場で一体に製作したもの(ユニットバスなど) |
| 配管・器具の材料 | FRP(繊維強化プラスチック)は浴槽・水槽に、VP管(硬質ポリ塩化ビニル管)は排水管などに広く使われる |
| 合併処理浄化槽 | 点検や汚泥のくみ取りができる場所に設ける。処理対象人員は、排水の量や BOD 量が何人分に当たるかを換算したもの |
| 水質の用語 | BOD(生物化学的酸素要求量)は水質の指標で、浄化槽の放流水に上限値がある。DO(溶存酸素)は汚れた水ほど少ない。除害施設は下水道に流す前に有害物質を取り除く |
| ディスポーザ排水処理システム | ディスポーザ・専用の排水管・排水処理装置からなり、生ごみ処理の負担を減らす |
✏️ 過去問:衛生器具・浄化槽・水質(10年で17肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
JISでは、大便器の場合において洗浄水量 6.5 L以下が節水形とされている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢1
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JIS A 5207では、大便器の節水の区分を8.5L以下のⅠ形と6.5L以下のⅡ形としていて、洗浄水量6.5L以下の大便器は節水形(Ⅱ形)にあたる。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
JISにおいて、洗浄水量 6.5 L以下の大便器は節水形とされている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢1
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JIS A 5207では、大便器の節水の区分を8.5L以下のⅠ形と6.5L以下のⅡ形としていて、洗浄水量6.5L以下の大便器は節水形(Ⅱ形)にあたる。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
JISにおいて、洗浄水量 4.0 L以下の小便器は節水形とされている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢2
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JIS A 5207では、2022年の改正で小便器の節水の区分(4.0L以下のⅠ形と、より節水効果の高い2.0L以下のⅡ形)を設けていて、洗浄水量4.0L以下の小便器は節水形(Ⅰ形)にあたる。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
大便器において、ロータンク方式は、洗浄弁方式に比べて、給水管径を小さくすることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢3
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ロータンク方式は、タンクにためた水で洗浄するので、一度に大量の水を流す洗浄弁方式より給水管径を小さくできる。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ロータンク方式の大便器は、洗浄弁方式の大便器に比べて、給水管径を小さくすることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢3
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ロータンク方式は、タンクにためた水で洗浄するので、瞬間的に多くの水を流す洗浄弁(フラッシュバルブ)方式より、給水管径を小さくできる。
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
大便器において、必要な給水圧力と給水配管径は、ロータンク方式より洗浄弁(フラッシュバルブ)方式のほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢3
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問題:建築設備に関する次の用語の組合せのうち、最も関係の少ないものはどれか。
衛生設備ロータンク
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢3
▼ 関係がある? ない?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
住宅用のタンクレス型洋式大便器は、一般に、給水管内の水圧を直接利用して洗浄するので、設置箇所の給水圧を確認する必要がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢1
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問題:建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
給排水衛生設備の設備ユニットは、衛生器具類及び配管のほか、床・壁・天井・建具類などを組み合わせ、その一部を工場で一つのユニットとして製作したものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢5
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設備ユニットは、衛生器具や配管に、床・壁・天井などを組み合わせて、工場で一体に製作したもの(ユニットバスなど)。
問題:建築設備に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
FRP繊維強化プラスチックのことであり、軽量で耐食性に優れ、成形性、加工性もよいことから、浴槽や水槽の材料として広く用いられている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢3
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問題:建築設備に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
VP管硬質ポリ塩化ビニル管の一種であり、軽量で施工性がよく、かつ、耐食性に優れていることから、排水管など広範囲に用いられている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢4
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問題:建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
合併処理浄化槽は、定期的な点検や、たまった汚泥のくみ取りが可能な場所に設ける。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.21 選択肢4
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
合併処理浄化槽の規模や容量を表す処理対象人員は、排出される排水量やBOD量が何人分に相当するかを換算したものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢5
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問題:建築設備等に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
BOD生物化学的酸素要求量のことであり、水質基準を評価する指標の一つで、浄化槽設置区域では、放流水に含まれる上限値が定められている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢5
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問題:建築設備に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
DO(溶存酸素)水中に溶解している酸素の量であり、排水の汚れ具合を示す指標の一つである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢2
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問題:建築設備に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
除害施設工場や事業所等から下水道への排水管接続において、規定濃度以上の有害物質等を事前に除去する施設をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.19 選択肢1
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問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ディスポーザ排水処理システムは、ディスポーザ、専用の排水配管及び排水処理装置により構成されており、居住者の生ごみ廃棄の負担軽減や清潔性向上の効果がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.22 選択肢3
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ディスポーザ排水処理システムは、ディスポーザ・専用の排水管・排水処理装置からなり、生ごみ処理の負担を減らし、清潔さを保てる。
まとめ:排水・通気・衛生器具で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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