【過去問題】平成30年 一級建築士 建築計画 全20問【解答・解説付】※完全無料

平成30年|一級建築士 建築計画|年度別・解答解説付(資格教材キング)

📝 平成30年(2018年)一級建築士 学科Ⅰ
平成30年 一級建築士「建築計画」
全20問の解答・解説

平成30年(2018年7月22日実施)の一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)の全20問を、選択肢ごとに正誤の理由を示して解説します。建築史・各種建築物の計画・都市計画・住まい・建築生産(契約・積算・マネジメント)などから出題されます。まず自分で解き、「解答・解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
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目次 表示

平成30年 一級建築士試験(学科)の概要

試験日
2018年7月22日(日)
平成30年・学科の試験
法令の基準日
平成30年1月1日
法令がからむ問題はこの日の法令
出題
20問・四肢択一
環境・設備と合わせて2時間
合格基準点
11点/20点
総得点91点以上も必要
学科の合格率
18.3%
実受験者25,878人・合格者4,742人
出題の範囲
建築計画・積算等
建築史・都市計画・建築生産なども
📌 出典と、この記事の読み方

問題文は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)の試験問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各問の枠の右下に出典)。正答は、同センターの合格基準点等(正答肢)と全問を照らし合わせています。

解説は、出題当時の法令・基準によります(法令がからむ問題は平成30年1月1日時点の法令)。その後の改正や基準の改定で答えが変わる問題には「🔶 現在の基準では」、言い方だけが変わった問題には「ℹ️ その後の改正」の枠を付けています。

分野ごとの問題一覧

🏯 建築士の職責・建築史(No.1〜No.3)

No.1建築士法の建築士の職責等(職責・信用失墜行為の禁止・知識及び技能の維持向上)

建築士法(建築士の職責)正しいもの(語句の組合せ)

建築士法に規定されている建築士の職責等に関する記述のA~Dに該当する語句の組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。

建築士法第2条の2において、「建築士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、Aに寄与するように、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。」とされている。
また、同法第21条の4において、「建築士は、Bを害するようなCをしてはならない。」とされ、同法第22条第1項においては、「建築士は、設計及び工事監理に必要なDの維持向上に努めなければならない。」とされている。
ABCD
1.国民の生命、健康及び財産の保護公共の福祉の増進建築知識及び技能
2.国民の生命、健康及び財産の保護建築士の信用又は品位建築専門的応用能力
3.建築物の質の向上建築士の信用又は品位行為知識及び技能
4.建築物の質の向上公共の福祉の増進行為専門的応用能力

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.1

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正答3正しいものは、3である。
解説
Aは「建築物の質の向上」、Bは「建築士の信用又は品位」、Cは「行為」、Dは「知識及び技能」で、正しい組合せは3である。

・建築士法 第2条の2(職責):建築士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、建築物の質の向上に寄与するように、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。
・第21条の4(信用失墜行為の禁止):建築士は、建築士の信用又は品位を害するような行為をしてはならない。
・第22条第1項(知識及び技能の維持向上):建築士は、設計及び工事監理に必要な知識及び技能の維持向上に努めなければならない。
「国民の生命、健康及び財産の保護」「公共の福祉の増進」は、建築基準法 第1条(目的)の言葉。建築士法の目的(第1条)は「建築物の質の向上に寄与させること」。

📖 根拠の法令・基準

建築士法 第2条の2(職責)・第21条の4(信用失墜行為の禁止)・第22条第1項(知識及び技能の維持向上)

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No.2伝統的な木造建築物の屋根(組物・瓦葺き・垂木・桔木)

建築史(日本・構法)最も不適当なもの

日本における伝統的な木造建築物の屋根に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1組物は斗ますと肘木との組合せをいい、肘木が壁から外に二段に出ている組物は舟肘木と呼ばれている。
2瓦葺きは、仏教の伝来とともに伝わり、各地で様々な試行が行われ、江戸時代において桟瓦葺きが考案されている。
3垂木は、一般に、唐様(禅宗様)では放射状に配置され、和様では平行に配置されている。
4桔はね木は、梃子てこの原理を利用して、長く突き出ている軒先を支えるために、軒裏から小屋組内に取り付けられる材をいう。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.2

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
組物は斗ますと肘木との組合せをいい、肘木が壁から外に二段に出ている組物は舟肘木と呼ばれている。
設問は、最も不適当である。

舟肘木は、柱の上に直接、舟形の肘木を1本のせた最も簡素な組物(斗を使わない)。肘木が壁から外に一段・二段と出ていく組物は、出組(一手先)・二手先などと呼ばれる。

2
瓦葺きは、仏教の伝来とともに伝わり、各地で様々な試行が行われ、江戸時代において桟瓦葺きが考案されている。
設問は、適当である。

瓦葺きは、6世紀の仏教の伝来とともに伝わり(飛鳥寺など)、各地で工夫が重ねられた。平瓦と丸瓦を一体にした軽い桟瓦は、江戸時代に考案された。

3
垂木は、一般に、唐様(禅宗様)では放射状に配置され、和様では平行に配置されている。
設問は、適当である。

垂木は、唐様(禅宗様)では隅に向かって放射状に広げる扇垂木、和様では互いに平行に並べる平行垂木とするのが一般的。

4
桔はね木は、梃子てこの原理を利用して、長く突き出ている軒先を支えるために、軒裏から小屋組内に取り付けられる材をいう。
設問は、適当である。

桔木は、小屋組の中に入れた太い材で、柱や桁を支点に、てこの原理で長く突き出た軒先をはね上げるように支える。

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No.3近代の住宅(ユニテ・ダビタシオン・ヴァイセンホーフ・ジードルング・ムードンの住宅・フランクリン街のアパート)

建築史(西洋・近代)最も不適当なもの

住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1マルセイユのユニテ・ダビタシオンは、ル・コルビュジエによって設計されたピロティのある高層の集合住宅であり、建築物内には住戸に加えて、店舗、ホテル、屋上庭園等の機能がある。
2ヴァイセンホーフ・ジードルングは、ミース・ファン・デル・ローエが全体計画を行った実験住宅展で建築された住宅団地であり、「インターナショナル・スタイル」の成立に影響を与えたものである。
3ムードンの住宅は、ジャン・プルーヴェによって設計されたものであり、アルミニウム等の材料が用いられている。
4フランクリン街のアパートは、ルイス・サリヴァンによって設計された集合住宅であり、構造を鉄筋コンクリート造とした初期の集合住宅とされている。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.3

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正答4最も不適当なものは、4である。
1
マルセイユのユニテ・ダビタシオンは、ル・コルビュジエによって設計されたピロティのある高層の集合住宅であり、建築物内には住戸に加えて、店舗、ホテル、屋上庭園等の機能がある。
設問は、適当である。

マルセイユのユニテ・ダビタシオン(ル・コルビュジエ)は、ピロティで持ち上げた高層の集合住宅で、住戸のほか、中層階の商店街・ホテル、屋上庭園などをもつ「垂直の都市」。

2
ヴァイセンホーフ・ジードルングは、ミース・ファン・デル・ローエが全体計画を行った実験住宅展で建築された住宅団地であり、「インターナショナル・スタイル」の成立に影響を与えたものである。
設問は、適当である。

ヴァイセンホーフ・ジードルング(シュトゥットガルト)は、ドイツ工作連盟の住宅展でミース・ファン・デル・ローエが全体計画をまとめ、各国の建築家が設計した実験住宅群。インターナショナル・スタイルの成立に影響を与えた。

3
ムードンの住宅は、ジャン・プルーヴェによって設計されたものであり、アルミニウム等の材料が用いられている。
設問は、適当である。

ムードンの住宅は、ジャン・プルーヴェが設計した、鉄やアルミニウムなどの工業製品の部材を使ったプレファブ式の住宅群。

4正答
フランクリン街のアパートは、ルイス・サリヴァンによって設計された集合住宅であり、構造を鉄筋コンクリート造とした初期の集合住宅とされている。
設問は、最も不適当である。

パリのフランクリン街のアパートは、オーギュスト・ペレの設計で、鉄筋コンクリート造の初期の集合住宅とされる。ルイス・サリヴァンは、シカゴ派の高層の事務所建築(ギャランティ・ビルなど)で知られる建築家。

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📐 施設の配置・コア・床・寸法・知覚・客室(No.4〜No.9)

No.4スポーツ施設の計画(野球場の方位・サッカー場の長軸・観客席の勾配・アリーナの設備)

各種建築物の計画(スポーツ施設)最も不適当なもの

日本におけるスポーツ施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1屋外の野球場は、一般に、太陽光線の直射の影響を最小限とするため、本塁から投手板を経て二塁に向かう線を、東北東の方位に計画することが望ましい。
2屋外のサッカー競技場は、一般に、冬期の風向きによる競技への影響を最小限とするため、競技のフィールドの長軸を、東西の方向に計画することが望ましい。
3陸上競技場の観客席の勾配は、サイトライン(可視線)に配慮しつつ、観客が「競技者との一体感」や「競技の臨場感」を得られるように計画することが望ましい。
4屋内の競技施設(アリーナ)は、施設の規模、想定される競技や大会のレベル等に応じて、自然採光・自然通風に配慮しつつ、空調設備・照明設備を設けることが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.4

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正答2最も不適当なものは、2である。
1
屋外の野球場は、一般に、太陽光線の直射の影響を最小限とするため、本塁から投手板を経て二塁に向かう線を、東北東の方位に計画することが望ましい。
設問は、適当である。

屋外の野球場は、打者や野手が太陽光線をまともに受けないよう、本塁から投手板を経て二塁に向かう線を東北東に向けるのが望ましいとされる(公認野球規則にも同じ考え方)。

2正答
屋外のサッカー競技場は、一般に、冬期の風向きによる競技への影響を最小限とするため、競技のフィールドの長軸を、東西の方向に計画することが望ましい。
設問は、最も不適当である。

屋外のサッカー競技場は、選手やゴールキーパーが太陽光線をまともに受けないよう、フィールドの長軸を南北の方向にするのが一般的。冬期の風向きを理由に東西の方向にするのではない。

3
陸上競技場の観客席の勾配は、サイトライン(可視線)に配慮しつつ、観客が「競技者との一体感」や「競技の臨場感」を得られるように計画することが望ましい。
設問は、適当である。

観客席の勾配は、前の人の頭越しに競技が見えるサイトライン(可視線)を確保しつつ、競技者との一体感や臨場感が得られるように計画する。

4
屋内の競技施設(アリーナ)は、施設の規模、想定される競技や大会のレベル等に応じて、自然採光・自然通風に配慮しつつ、空調設備・照明設備を設けることが望ましい。
設問は、適当である。

アリーナは、規模や想定する競技・大会のレベルなどに応じて、自然採光・自然通風を活かしつつ、空調設備・照明設備を設ける。

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No.5事務所ビルのコアの型と特徴(センターコア・両端コア・片コア・外コア)

各種建築物の計画(事務所)最も不適当なもの

事務所ビルにおけるコアの型とその一般的な特徴について、次の組合せのうち、最も不適当なものはどれか。なお、コアの型に示す図は平面略図であり、■はコアを示す。

No.5の図
図を押すと大きく表示します
コアの型一般的な特徴
1.センターコア面積効率がよく、大きな床面積の場合に適しているが、二方向避難の計画が難しい。
2.両端コア二方向避難の計画はしやすいが、フロアを分割する場合には廊下が必要となるため面積効率が低下する。
3.片コア(偏心コア)共用部の管理がしやすく、高層建築物に適しているが、二方向避難の計画が難しい。
4.外コア(分離コア)整形な執務空間を確保することができるが、執務空間とコアとの接続部でエキスパンションジョイントを設ける等の検討が必要である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.5

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
センターコア/面積効率がよく、大きな床面積の場合に適しているが、二方向避難の計画が難しい。
設問は、適当である。

センターコアは、平面の中央にコアをまとめるので、周りを執務空間にでき、面積効率がよく大規模・高層の事務所に向く。階段もコアにまとまるため、二つの階段を十分に離す二方向避難の計画には工夫がいる。

2
両端コア/二方向避難の計画はしやすいが、フロアを分割する場合には廊下が必要となるため面積効率が低下する。
設問は、適当である。

両端コアは、平面の両端に階段などを置くので二方向避難の計画がしやすい。フロアを複数のテナントに分けると、両端のコアを結ぶ廊下が必要になり面積効率が下がる。

3正答
片コア(偏心コア)/共用部の管理がしやすく、高層建築物に適しているが、二方向避難の計画が難しい。
設問は、最も不適当である。

片コア(偏心コア)は、コアが平面の片側に寄るため、地震のときに建物がねじれやすく、構造的に高層建築物には不利(中小規模の事務所向き)。共用部の管理がしやすい点や、二方向避難の計画が難しい点は正しい。

4
外コア(分離コア)/整形な執務空間を確保することができるが、執務空間とコアとの接続部でエキスパンションジョイントを設ける等の検討が必要である。
設問は、適当である。

外コア(分離コア)は、コアを執務空間の外に出すので、柱や壁のない整形な執務空間をとれる。執務空間とコアは揺れ方が違うので、接続部にエキスパンションジョイントを設けるなどの検討が必要。

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No.6公共施設の床の材料・仕上げ(滑り抵抗係数C.S.R・段鼻・床材の組合せ・金属製の誘導用ブロック)

各部の計画(床)最も不適当なもの

公共施設における床の材料又は仕上げに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1床の滑りの指標のうち、JISにおける高分子系張り床材試験方法に定める滑り性試験により測定される滑り抵抗係数(C.S.R)は、埃ほこりや水等の介在物によって変化する。
2階段の計画に当たり、階段の滑りには踏面だけでなく段鼻の滑りも大きく影響することから、滑りにくい段鼻材を採用することが望ましい。
3床材は、同一の床において滑り抵抗係数を変化させると高齢者のつまずきの防止が期待できることから、滑り抵抗係数に大きな差がある材料を複合使用することが望ましい。
4建築物の出入口に設ける視覚障害者誘導用ブロック等は、金属製のものを使用する場合、雨滴によりスリップしやすいため、ノンスリップの加工があるものを採用する等の配慮をすることが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.6

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
床の滑りの指標のうち、JISにおける高分子系張り床材試験方法に定める滑り性試験により測定される滑り抵抗係数(C.S.R)は、埃ほこりや水等の介在物によって変化する。
設問は、適当である。

JIS の高分子系張り床材試験方法(滑り性試験)で測る滑り抵抗係数(C.S.R)は、床の表面の埃や水などの介在物によって変わる。清掃の状態や雨の日も考えて床材を選ぶ。

2
階段の計画に当たり、階段の滑りには踏面だけでなく段鼻の滑りも大きく影響することから、滑りにくい段鼻材を採用することが望ましい。
設問は、適当である。

階段では、踏面だけでなく段鼻の滑りも転落に大きく影響するので、滑りにくい段鼻材を使うのが望ましい。

3正答
床材は、同一の床において滑り抵抗係数を変化させると高齢者のつまずきの防止が期待できることから、滑り抵抗係数に大きな差がある材料を複合使用することが望ましい。
設問は、最も不適当である。

同じ床の中で滑り抵抗係数が大きく違う材料を組み合わせると、急に足が止まったり滑ったりして、かえってつまずき・転倒の原因になる。同一の床では、滑りの程度に大きな差がない材料を使うのが望ましい。

4
建築物の出入口に設ける視覚障害者誘導用ブロック等は、金属製のものを使用する場合、雨滴によりスリップしやすいため、ノンスリップの加工があるものを採用する等の配慮をすることが望ましい。
設問は、適当である。

金属製の視覚障害者誘導用ブロック等は、雨にぬれると滑りやすいので、ノンスリップ加工のあるものを使うなどの配慮をする。

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No.7各部の寸法(オートバイの駐車区画・車椅子使用者用受付カウンター・小便器の間隔・会議室)

各部の計画(寸法)最も不適当なもの

建築物等の各部の寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1排気量250ccクラスのオートバイの駐車場の計画において、平行駐車の1台当たりの駐車区画の寸法を、幅60cm、長さ230cmとした。
2庁舎の車椅子使用者用受付カウンターの計画において、天板の高さを床面から70cmとし、下部に車椅子のフットレストが入るスペースを設けた。
3多人数の成人が利用する男性用便所の計画において、隣り合うストール型小便器の中心間距離を、90cmとした。
4事務所ビルの計画において、10席程度の会議室の内法寸法を、3.6 m ×7.2 mとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.7

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
排気量250ccクラスのオートバイの駐車場の計画において、平行駐車の1台当たりの駐車区画の寸法を、幅60cm、長さ230cmとした。
設問は、最も不適当である。

250ccクラスのオートバイは、ハンドルの幅が80cm程度ある。平行駐車の1台当たりの区画は、幅90cm〜1m程度、長さ230cm程度が必要で、幅60cmでは狭すぎる。

2
庁舎の車椅子使用者用受付カウンターの計画において、天板の高さを床面から70cmとし、下部に車椅子のフットレストが入るスペースを設けた。
設問は、適当である。

車椅子使用者用の受付カウンターは、天板の上端の高さを70cm程度とし、下部に膝やフットレストが入るスペース(奥行45cm程度以上)を設ける(建築設計標準:ローカウンターの上端は70〜75cm程度)。

3
多人数の成人が利用する男性用便所の計画において、隣り合うストール型小便器の中心間距離を、90cmとした。
設問は、適当である。

隣り合う小便器の中心間の距離は、成人の肩幅と動作の余裕を考えて決める。多人数の成人が利用する便所で90cmとするのは、ゆとりのある適当な寸法。

4
事務所ビルの計画において、10席程度の会議室の内法寸法を、3.6 m ×7.2 mとした。
設問は、適当である。

10席程度の会議室は、1人当たり2〜3㎡程度が目安。3.6 m × 7.2 m(約26㎡)は適当。

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No.8造形に対する人間の知覚(黄金比・図と地・線遠近法・大きな立面の錯視)

計画の考え方(知覚)最も不適当なもの

造形に対する人間の知覚に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1黄金比は、その比率がもつ安定感から造形美を得るために古くから採用され、人体各部の寸法の比率がこれに近似するといわれている。
2ゲシュタルト心理学の基礎概念においては、形や存在が認められる部分を「地」、その背景となる部分を「図」という。
3線遠近法がつくりだす立体感の効果を建築物に応用することにより、奥行感を強めたり弱めたりすることができる。
4建築物の立面が大きなスケールになると、軒線等の水平線がその中央部で垂れたように見えたり、柱等の垂直線が傾いて見えたりする現象が生じる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.8

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正答2最も不適当なものは、2である。
1
黄金比は、その比率がもつ安定感から造形美を得るために古くから採用され、人体各部の寸法の比率がこれに近似するといわれている。
設問は、適当である。

黄金比(約1:1.618)は、安定感のある美しい比率として古くから建築・美術に使われ、人体の各部の寸法の比率もこれに近いといわれる。

2正答
ゲシュタルト心理学の基礎概念においては、形や存在が認められる部分を「地」、その背景となる部分を「図」という。
設問は、最も不適当である。

ゲシュタルト心理学では、形として浮かび上がって見える部分を「図」、その背景になる部分を「地」という。説明は逆になっている。

3
線遠近法がつくりだす立体感の効果を建築物に応用することにより、奥行感を強めたり弱めたりすることができる。
設問は、適当である。

線遠近法(遠くのものほど小さく見える性質)を建築に応用すると、奥行感を強めたり弱めたりできる(サン・ピエトロ広場の列柱廊や、ボッロミーニのパラッツォ・スパーダの回廊など)。

4
建築物の立面が大きなスケールになると、軒線等の水平線がその中央部で垂れたように見えたり、柱等の垂直線が傾いて見えたりする現象が生じる。
設問は、適当である。

大きな立面では、水平な軒線が中央で垂れて見えたり、垂直な柱が傾いて見えたりする錯視が起きる。パルテノン神殿では、基壇の中央をわずかに持ち上げるなどの補正(リファインメント)をしている。

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No.9建築設計標準による車椅子使用者用客室(設置数・出入口の前後のスペース・浴室の出入口・ベッドとキャビネット)

各種建築物の計画(宿泊施設・バリアフリー)最も不適当なもの

宿泊施設における車椅子使用者用客室に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

1客室の総数を250室と計画したので、車椅子使用者用客室を3室設けた。
2客室の出入口の前後に、140cm角の水平な床のスペースを設けた。
3客室内の浴室の出入口の有効幅員を、85cmとした。
4ベッドの高さはマットレス上面で車椅子の座面と同程度とし、ベッドサイドキャビネットの高さはマットレス上面から10cm程度高くした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
客室の総数を250室と計画したので、車椅子使用者用客室を3室設けた。
設問は、最も不適当である。

建築設計標準では、客室総数が200を超える場合、客室総数×1/100+2 以上の車椅子使用者用客室を設けることが望ましいとされる。250室なら 2.5+2=4.5 で、5室以上。3室では足りない。(試験の時点の政令の義務は、客室総数50以上で1室以上。令和元年9月からは客室総数の1/100以上に改められた)

2
客室の出入口の前後に、140cm角の水平な床のスペースを設けた。
設問は、適当である。

車椅子使用者が直進でき、方向を変えられるよう、出入口の前後には140cm角以上の水平なスペースを確保する。

3
客室内の浴室の出入口の有効幅員を、85cmとした。
設問は、適当である。

客室内の便所・浴室等の出入口の有効幅員は80cm以上とする。85cmは適当。

4
ベッドの高さはマットレス上面で車椅子の座面と同程度とし、ベッドサイドキャビネットの高さはマットレス上面から10cm程度高くした。
設問は、適当である。

ベッドの高さは、車椅子から移乗しやすいよう、マットレス上面で車椅子の座面と同程度(45〜50cm程度)とする。ベッドサイドキャビネットは、マットレス上面より10cm程度高くするのが望ましい。

📖 根拠の法令・基準

高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)の客室(令和3年3月版の 2.9.1 にも同じ記述)、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行令 第15条第1項(試験の時点:客室総数50以上で車椅子使用者用客室1以上)

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🏙️ 都市計画・住まい(No.10〜No.13)

No.10都市再生の事例(小布施町・富山市のLRT・クリエイティブシティ・ヨコハマ・環状第二号線の立体道路制度)

都市計画(まちづくりの事例)最も不適当なもの

都市再生の事例に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1小布施町(長野県)においては、明治時代に建築された黒漆喰仕上げの建築物を保存・改装し、この建築物を核とした街並み「黒壁スクエア」を中心にして観光振興によるまちづくりを行っている。
2富山市(富山県)においては、持続可能なコンパクトシティの実現を目指し、LRT(Light Rail Transit)を導入することで、公共交通の活性化、公共交通沿線地区への居住促進、中心市街地の活性化等を図っている。
3横浜市(神奈川県)においては、「クリエイティブシティ・ヨコハマ」の実現を目指し、歴史的建造物や鉄道高架下等を活用した文化芸術活動を支援するための拠点づくりを行っている。
4環状第二号線新橋・虎ノ門地区(東京都)においては、道路の上空及び路面下において建築物等の整備を一体的に行うことができる「立体道路制度」を活用し、この地域における居住機能や文化・交流機能の導入、業務機能の質の高度化等を図っている。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.10

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
小布施町(長野県)においては、明治時代に建築された黒漆喰仕上げの建築物を保存・改装し、この建築物を核とした街並み「黒壁スクエア」を中心にして観光振興によるまちづくりを行っている。
設問は、最も不適当である。

黒漆喰の明治時代の銀行の建物(通称「黒壁銀行」)を保存・活用した「黒壁スクエア」は、長浜市(滋賀県)のまちづくり。小布施町(長野県)は、北斎館の周辺などで、住民・事業者・町が協力して町並みを整える「町並み修景事業」で知られる。

2
富山市(富山県)においては、持続可能なコンパクトシティの実現を目指し、LRT(Light Rail Transit)を導入することで、公共交通の活性化、公共交通沿線地区への居住促進、中心市街地の活性化等を図っている。
設問は、適当である。

富山市は、LRT(富山ライトレール)の導入など、公共交通を軸に拠点を結ぶ「串と団子」型のコンパクトシティを目指し、公共交通沿線への居住の促進や中心市街地の活性化を図っている。

3
横浜市(神奈川県)においては、「クリエイティブシティ・ヨコハマ」の実現を目指し、歴史的建造物や鉄道高架下等を活用した文化芸術活動を支援するための拠点づくりを行っている。
設問は、適当である。

横浜市は「クリエイティブシティ・ヨコハマ」を掲げ、歴史的建造物(BankART など)や京急線の高架下(黄金町)などを、文化芸術活動の拠点として活用している。

4
環状第二号線新橋・虎ノ門地区(東京都)においては、道路の上空及び路面下において建築物等の整備を一体的に行うことができる「立体道路制度」を活用し、この地域における居住機能や文化・交流機能の導入、業務機能の質の高度化等を図っている。
設問は、適当である。

環状第二号線の新橋・虎ノ門地区では、立体道路制度を使い、道路の上空と地下に建築物(虎ノ門ヒルズ)と道路を一体的に整備し、住宅・文化交流・業務の機能を導入した。

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No.11都市計画に関連する用語(CBD・TOD・GIS・BID)

都市計画(用語)最も不適当なもの

都市計画に関連する用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1CBD(Central Business District)は、一般に、人口密度が4,000人/km² 以上の国勢調査基本単位区等が互いに隣接し、それらの隣接した地域の人口が5,000人以上となる地域である。
2TOD(Transit Oriented Development)は、公共交通機関の利用を前提として、過度に自動車へ依存しない持続可能な都市を実現する方法の一つである。
3GIS(Geographic Information System)は、位置に関する情報をもつデータ(空間データ)を総合的に管理・加工したうえで、視覚的に表示し、分析や判断を可能にする技術である。
4BID(Business Improvement District)は、一般に、地区内の不動産所有者や事業者等から徴収される負担金により、その地区のオープンスペース等の維持管理、治安の改善、マーケティング等を行うものである。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.11

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
CBD(Central Business District)は、一般に、人口密度が4,000人/km² 以上の国勢調査基本単位区等が互いに隣接し、それらの隣接した地域の人口が5,000人以上となる地域である。
設問は、最も不適当である。

人口密度4,000人/km²以上の基本単位区等が隣接し、その人口が5,000人以上となる地域は、国勢調査のDID(人口集中地区)。CBD(中心業務地区)は、大都市の都心で、企業の本社・官公庁・金融機関などの業務機能が集まる地区のこと。

2
TOD(Transit Oriented Development)は、公共交通機関の利用を前提として、過度に自動車へ依存しない持続可能な都市を実現する方法の一つである。
設問は、適当である。

TOD(公共交通指向型開発)は、駅などの公共交通の拠点のまわりに住宅・商業・業務などを集め、自動車に頼りすぎない持続可能な都市をつくる考え方。

3
GIS(Geographic Information System)は、位置に関する情報をもつデータ(空間データ)を総合的に管理・加工したうえで、視覚的に表示し、分析や判断を可能にする技術である。
設問は、適当である。

GIS(地理情報システム)は、位置の情報をもつデータ(空間データ)をまとめて管理・加工し、地図の上に表示して分析や判断に使う技術。

4
BID(Business Improvement District)は、一般に、地区内の不動産所有者や事業者等から徴収される負担金により、その地区のオープンスペース等の維持管理、治安の改善、マーケティング等を行うものである。
設問は、適当である。

BID(ビジネス改善地区)は、地区内の不動産所有者や事業者などから集めた負担金で、公共空間の維持管理・治安の改善・地区のプロモーションなどを行うしくみ(アメリカなどで発達)。

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No.12車椅子使用者に配慮した集合住宅(傾斜路の勾配・コンセントの高さ・流し台・浴槽)

住宅の計画(バリアフリー)最も不適当なもの

車椅子使用者に配慮した集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1駐車場からエントランスホールにアプローチする傾斜路の計画に当たり、車椅子使用者が自力で登ることができるように、勾配を1/16とした。
2居間と寝室の計画に当たり、コンセントの中心高さを床面から20cmとした。
3台所の計画に当たり、流し台・調理台の奥行きを60cmとし、作業効率に配慮してL字型に配置した。
4浴室の計画に当たり、浴槽の深さを50cm、エプロンの高さを40cmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.12

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正答2最も不適当なものは、2である。
1
駐車場からエントランスホールにアプローチする傾斜路の計画に当たり、車椅子使用者が自力で登ることができるように、勾配を1/16とした。
設問は、適当である。

敷地内の通路の傾斜路の勾配は、1/12以下とし、1/15以下とすることが望ましいとされる(建築設計標準)。1/16はそれより緩やかで、車椅子使用者が自力で登りやすく適当。

2正答
居間と寝室の計画に当たり、コンセントの中心高さを床面から20cmとした。
設問は、最も不適当である。

車椅子使用者は低い位置に手が届きにくいので、コンセントの中心高さは床から40cm程度とする(建築設計標準)。20cmでは低すぎる。

3
台所の計画に当たり、流し台・調理台の奥行きを60cmとし、作業効率に配慮してL字型に配置した。
設問は、適当である。

流し台・調理台の奥行は60cm程度とし、L字型に配置すると、車椅子に座ったまま向きを少し変えるだけで作業でき、移動が少なくてすむ。

4
浴室の計画に当たり、浴槽の深さを50cm、エプロンの高さを40cmとした。
設問は、適当である。

車椅子使用者が使う浴槽は、深さ50cm程度、エプロン(浴槽の縁)の高さを車椅子の座面の高さに近い40〜45cm程度にすると、縁に腰掛けて移乗しやすい(令和3年3月の建築設計標準 2.10 にも同じ寸法が示されている)。深さ50cm・エプロン40cmは適当。

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No.13集合住宅の事例(竜蛇平団地・真野ふれあい住宅・深沢環境共生住宅・六番池アパート)

住宅の計画(集合住宅の事例)最も不適当なもの

集合住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1熊本県営竜蛇平りゅうじゃびら団地(熊本市)は、中庭や共用部に面して住戸ごとの土間やテラス等を設け、居住者同士が互いの生活を感じながら居住することができるように計画されている。
2真野ふれあい住宅(神戸市)は、阪神・淡路大震災の被災者を対象に建築されたコレクティブハウジングであり、共同の食堂、台所等を設けて、居住者が生活の一部を共同で行うことが可能となっている。
3世田谷区深沢環境共生住宅(世田谷区)は、木造平家建ての住宅団地の建替え事業により建築された公営の住宅であり、高齢者在宅サービスセンターを併設した、シルバーハウジング・プロジェクトを含むものである。
4茨城県営六番池アパート(水戸市)は、三つの住棟、集会室及び中央広場で構成され、中央広場については、住戸又は集会室を介してアクセスする居住者専用のものである。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.13

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正答4最も不適当なものは、4である。
1
熊本県営竜蛇平りゅうじゃびら団地(熊本市)は、中庭や共用部に面して住戸ごとの土間やテラス等を設け、居住者同士が互いの生活を感じながら居住することができるように計画されている。
設問は、適当である。

熊本県営竜蛇平団地は、中庭や共用部に面して住戸ごとの土間やテラスなどを設け、居住者どうしが互いの生活の気配を感じながら暮らせるように計画されている。

2
真野ふれあい住宅(神戸市)は、阪神・淡路大震災の被災者を対象に建築されたコレクティブハウジングであり、共同の食堂、台所等を設けて、居住者が生活の一部を共同で行うことが可能となっている。
設問は、適当である。

真野ふれあい住宅(神戸市)は、阪神・淡路大震災の被災者のための公営のコレクティブハウジング。共同の食堂・台所などを設け、居住者が生活の一部を共同で行える。

3
世田谷区深沢環境共生住宅(世田谷区)は、木造平家建ての住宅団地の建替え事業により建築された公営の住宅であり、高齢者在宅サービスセンターを併設した、シルバーハウジング・プロジェクトを含むものである。
設問は、適当である。

世田谷区深沢環境共生住宅は、木造平家建ての住宅団地を建て替えた公営住宅で、高齢者在宅サービスセンターを併設し、シルバーハウジング・プロジェクトを含む。

4正答
茨城県営六番池アパート(水戸市)は、三つの住棟、集会室及び中央広場で構成され、中央広場については、住戸又は集会室を介してアクセスする居住者専用のものである。
設問は、最も不適当である。

三つの住棟と集会室で中央広場を囲み、広場には住戸か集会室を通ってしか入れない居住者専用の広場としたのは、山本理顕の設計の熊本県営保田窪第一団地(熊本市)で、茨城県営六番池アパート(水戸市)の説明ではない。

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🏫 各種建築物の計画(サイン・避難所・こども園・展示場)(No.14〜No.17)

No.14建築物のサインの計画(サインの種別・色の組合せ・表示面の高さ・仰角)

各種建築物の計画(サイン)最も不適当なもの

建築物に設けるサインの計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1サインの種別には、場所の名称を示す「位置サイン」、特定の場所への方角を矢印表示等で示す「誘導サイン」、利用者が行動を選択するために必要な情報を提供する「案内サイン」等がある。
2サインの色彩は、高齢者、弱視者、色覚障がい者等に配慮して、「黄と白」、「赤と緑」等の色の組合せを用いないことが望ましい。
3視距離1mから視認するサインの計画において、一般に、立位の利用者と車椅子を使用する利用者の双方に配慮して、床面からサイン表示面の中心までの高さを150cmとすることが望ましい。
4視距離10mから視認するサインの計画において、サインの設置位置は仰角(水平からの見上げ角度)が10度を超えないようにすることが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.14

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
サインの種別には、場所の名称を示す「位置サイン」、特定の場所への方角を矢印表示等で示す「誘導サイン」、利用者が行動を選択するために必要な情報を提供する「案内サイン」等がある。
設問は、適当である。

サインには、場所の名称を示す「位置サイン」、矢印などで方向を示す「誘導サイン」、地図などで全体を知らせる「案内サイン」、禁止などを示す「規制サイン」などの種別がある。

2
サインの色彩は、高齢者、弱視者、色覚障がい者等に配慮して、「黄と白」、「赤と緑」等の色の組合せを用いないことが望ましい。
設問は、適当である。

「黄と白」「赤と緑」の組合せは、高齢者(水晶体の黄変)・弱視者・色覚障がい者などには区別しにくいので、避けるのが望ましい。

3正答
視距離1mから視認するサインの計画において、一般に、立位の利用者と車椅子を使用する利用者の双方に配慮して、床面からサイン表示面の中心までの高さを150cmとすることが望ましい。
設問は、最も不適当である。

視距離1m程度から見る近距離のサインは、立位の人と車椅子使用者の双方が見やすいよう、表示面の中心を、立位の人の目の高さ(150cm程度)と車椅子使用者の目の高さ(110〜120cm程度)の間の床から130cm程度にするのが目安。150cmでは車椅子使用者には高すぎる(建築設計標準 2.14 G も、目線の低い車椅子使用者にも見やすい高さとするのが望ましいとしている)。

4
視距離10mから視認するサインの計画において、サインの設置位置は仰角(水平からの見上げ角度)が10度を超えないようにすることが望ましい。
設問は、適当である。

離れた位置から見上げるサインは、首を大きく上げなくても見えるよう、仰角が10度程度を超えないように設置位置を決める。

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No.15指定避難所として使う小学校(マンホールトイレ・プールの水・区画と動線・備蓄倉庫)

各種建築物の計画(学校・防災)最も不適当なもの

小学校を指定避難所として使用する場合の対応の方法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1避難した人が利用するマンホールトイレは、居住エリアから離れた人目に付きにくい場所に設置できるように計画することが望ましい。
2屋外プールの水は、可搬式のポンプを用いて、トイレの洗浄水等に利用することができるように計画することが望ましい。
3小学校の教育活動を早期に再開するために、避難所機能と教育機能の区画や動線が分けられるように計画することが望ましい。
4備蓄倉庫は、行政の防災担当部局等と協議して、想定される災害に対して安全な場所に計画することが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.15

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正答1最も不適当なものは、1である。
1正答
避難した人が利用するマンホールトイレは、居住エリアから離れた人目に付きにくい場所に設置できるように計画することが望ましい。
設問は、最も不適当である。

避難した人が使うマンホールトイレは、高齢者なども無理なく行けるよう、居住エリアから近く、夜間も照明で明るく安全に使える場所に設ける。離れた人目に付きにくい場所は、移動の負担が大きく、防犯上も望ましくない。

2
屋外プールの水は、可搬式のポンプを用いて、トイレの洗浄水等に利用することができるように計画することが望ましい。
設問は、適当である。

屋外プールの水は、可搬式のポンプなどで汲み上げ、トイレの洗浄水などの生活用水に使えるように計画しておくとよい。

3
小学校の教育活動を早期に再開するために、避難所機能と教育機能の区画や動線が分けられるように計画することが望ましい。
設問は、適当である。

教育活動を早く再開できるよう、避難所として使う部分と、授業などに使う部分の区画や動線を分けておく。

4
備蓄倉庫は、行政の防災担当部局等と協議して、想定される災害に対して安全な場所に計画することが望ましい。
設問は、適当である。

備蓄倉庫は、行政の防災担当部局などと協議して、想定される災害(浸水など)に対して安全な場所(上の階など)に設ける。

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No.16幼保連携型認定こども園(園舎の階数・ほふく室と遊戯室の兼用・飲料水用設備・調理室)

各種建築物の計画(こども園)最も不適当なもの

幼保連携型認定こども園の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1園舎は、地上2階建てとし、園庭は園舎と同一の敷地内に設けた。
2園児のための諸室として、ほふく室、保育室、遊戯室及び便所を設け、ほふく室と遊戯室を兼用する計画とした。
3飲料水用設備を、手洗い用設備や足洗い用設備とは別に設けた。
4食事の提供をすべき園児数を25人とする計画であったので、独立した調理室を設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.16

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正答2最も不適当なものは、2である。
1
園舎は、地上2階建てとし、園庭は園舎と同一の敷地内に設けた。
設問は、適当である。

園舎は2階建以下を原則とし(第6条第2項)、園舎と園庭は同一の敷地内または隣接する位置に設けることを原則とする(第6条第5項)。

2正答
園児のための諸室として、ほふく室、保育室、遊戯室及び便所を設け、ほふく室と遊戯室を兼用する計画とした。
設問は、最も不適当である。

特別の事情があるときに兼用できるのは、保育室と遊戯室、職員室と保健室だけ(第7条第1項ただし書)。ほふく室(満2歳未満の、はいはいする子どもの部屋)と遊戯室は兼用できない。

3
飲料水用設備を、手洗い用設備や足洗い用設備とは別に設けた。
設問は、適当である。

飲料水用設備は、手洗用設備または足洗用設備と区別して備える(第7条第5項)。

4
食事の提供をすべき園児数を25人とする計画であったので、独立した調理室を設けた。
設問は、適当である。

園内で調理して食事を提供する園児数が20人に満たない場合は、調理室に代えて調理設備でもよい(第7条第4項)。25人なら独立した調理室を設ける。

📖 根拠の法令・基準

幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準 第6条第2項(園舎は2階建以下を原則)・第5項(園舎と園庭は同一の敷地内か隣接する位置)、第7条第1項ただし書(兼用できるのは保育室と遊戯室、職員室と保健室)・第4項(園内で調理する園児数が20人未満なら調理室に代えて調理設備)・第5項(飲料水用設備は手洗用・足洗用設備と区別)

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No.17国際会議場・展示場(東京ビッグサイト・ビッグパレットふくしま・パシフィコ横浜・幕張メッセ)

各種建築物の計画(会議・展示施設)最も不適当なもの

次の建築物に関する記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)は、4本の巨大な柱によるスーパーストラクチャーによって支えられた「コングレスタワー」と呼ばれる会議棟が施設のシンボルとなっている。
2福島県産業交流館(通称:ビッグパレットふくしま)は、楕円に近い形状をもつ「マザールーフ」と呼ばれる大屋根に特徴があり、「ビッグパレット」の由来となっている。
3横浜国際平和会議場(通称:パシフィコ横浜)は、パーゴラのある中央広場を囲むように、劇場棟、展示棟及び会議棟が配置されており、屋根の形状については大空に羽ばたく鳳おおとりがイメージされている。
4千葉県日本コンベンションセンター国際展示場(通称:幕張メッセ)は、シルエットが山並みをイメージさせる第Ⅰ期計画の建築物と、屋根形状が凹面から凸面に波のように変化する第Ⅱ期計画の建築物があり、これらがつくりだすスカイラインに特徴がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.17

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)は、4本の巨大な柱によるスーパーストラクチャーによって支えられた「コングレスタワー」と呼ばれる会議棟が施設のシンボルとなっている。
設問は、適当である。

東京国際展示場(東京ビッグサイト)は、逆ピラミッドを4つ並べたような会議棟が4本の巨大な柱を中心とする架構で支えられ、施設のシンボルになっている。

2
福島県産業交流館(通称:ビッグパレットふくしま)は、楕円に近い形状をもつ「マザールーフ」と呼ばれる大屋根に特徴があり、「ビッグパレット」の由来となっている。
設問は、適当である。

福島県産業交流館(ビッグパレットふくしま)は、楕円に近い形の大屋根「マザールーフ」が特徴で、これが「ビッグパレット」の名の由来になっている。

3正答
横浜国際平和会議場(通称:パシフィコ横浜)は、パーゴラのある中央広場を囲むように、劇場棟、展示棟及び会議棟が配置されており、屋根の形状については大空に羽ばたく鳳おおとりがイメージされている。
設問は、最も不適当である。

中央広場を囲んで劇場棟・展示棟・会議棟を配置し、大屋根に鳥の羽ばたきなどのイメージを重ねたのは、大谷幸夫の設計の沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)。パシフィコ横浜は、ホテル(ヨットの帆)・国立大ホール(貝)・展示ホール(波)など、港町の海を思わせる形で構成された複合施設。

4
千葉県日本コンベンションセンター国際展示場(通称:幕張メッセ)は、シルエットが山並みをイメージさせる第Ⅰ期計画の建築物と、屋根形状が凹面から凸面に波のように変化する第Ⅱ期計画の建築物があり、これらがつくりだすスカイラインに特徴がある。
設問は、適当である。

幕張メッセ(槇文彦)は、山並みを思わせるシルエットの第Ⅰ期の展示場と、屋根が凹面から凸面へ波のように変わる第Ⅱ期の展示場がつくるスカイラインが特徴。

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📋 建築生産(著作権・マネジメント・積算)(No.18〜No.20)

No.18四会連合協定の約款による著作権(著作権の帰属・委託者の利用・著作権の譲渡・第三者の著作権の侵害)

建築生産(契約・著作権)最も不適当なもの

著作権に関する次の記述のうち、四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。なお、「成果物」は建築設計業務委託契約において受託者が委託者に提出した設計図書等の設計成果物とし、「本件建築物」は当該成果物を利用して完成した建築物とする。

1本件建築物が著作物に該当する場合、当該著作権は受託者に帰属する。
2委託者は、本件建築物が著作物に該当する場合であっても、当該本件建築物を写真、模型、絵画その他の媒体により表現し、利用することができる。
3受託者は、成果物が著作物に該当する場合であっても、受託者の権利により、委託者の承諾を得ることなく、当該著作権を第三者に譲渡することができる。
4受託者は、成果物によって第三者の著作権を侵害した場合、原則として、第三者に対して損害の賠償を行わなければならない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.18

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
本件建築物が著作物に該当する場合、当該著作権は受託者に帰属する。
設問は、適当である。

成果物や本件建築物が著作物に当たる場合、その著作権は、創作した受託者に帰属する。

2
委託者は、本件建築物が著作物に該当する場合であっても、当該本件建築物を写真、模型、絵画その他の媒体により表現し、利用することができる。
設問は、適当である。

委託者は、本件建築物が著作物に当たる場合でも、本件建築物を写真・模型・絵画などで表現して利用できる(建物の宣伝などに使える)。

3正答
受託者は、成果物が著作物に該当する場合であっても、受託者の権利により、委託者の承諾を得ることなく、当該著作権を第三者に譲渡することができる。
設問は、最も不適当である。

受託者は、成果物や本件建築物が著作物に当たる場合、その著作権を第三者に譲渡するには、委託者の承諾を得なければならない。承諾なしに譲渡はできない。

4
受託者は、成果物によって第三者の著作権を侵害した場合、原則として、第三者に対して損害の賠償を行わなければならない。
設問は、適当である。

成果物が第三者の著作権を侵害した場合、原則として受託者が、その第三者に損害を賠償する(委託者の指示による場合などを除く)。

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No.19各種マネジメント等(デュー・デリジェンス・ブリーフィング・フィージビリティ・スタディ・ファシリティ・マネジメント)

建築生産(マネジメント)最も不適当なもの

各種マネジメント等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1不動産分野におけるデュー・デリジェンスは、不動産を取得する場合に、適正な価値やリスクを評価するために行う建築物の物理的状況調査、法的調査、経済的調査等の多角的な調査のことである。
2建築物の企画段階におけるブリーフィングは、一般に、発注者及び関係者の要求、目的、制約条件を明らかにし、分析するプロセスであり、その成果物はブリーフと呼ばれている。
3建築物の企画段階におけるフィージビリティ・スタディは、企画内容が事業経営上の観点で実行可能かどうかを確かめる検討作業である。
4建築工事におけるファシリティ・マネジメントは、基本性能の維持を前提とした工事費低減の提案、工事施工者独自の施工技術の導入の提案等である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.19

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正答4最も不適当なものは、4である。
1
不動産分野におけるデュー・デリジェンスは、不動産を取得する場合に、適正な価値やリスクを評価するために行う建築物の物理的状況調査、法的調査、経済的調査等の多角的な調査のことである。
設問は、適当である。

不動産のデュー・デリジェンスは、不動産を取得するときに、適正な価値やリスクを評価するため、建物の物理的な状況・法的な状況・経済的な状況などを多角的に調べること。

2
建築物の企画段階におけるブリーフィングは、一般に、発注者及び関係者の要求、目的、制約条件を明らかにし、分析するプロセスであり、その成果物はブリーフと呼ばれている。
設問は、適当である。

ブリーフィングは、企画段階で、発注者や関係者の要求・目的・制約条件を明らかにして分析する過程で、その成果物をブリーフという。

3
建築物の企画段階におけるフィージビリティ・スタディは、企画内容が事業経営上の観点で実行可能かどうかを確かめる検討作業である。
設問は、適当である。

フィージビリティ・スタディは、企画の内容が事業として成り立つか(採算・資金・法規など)を確かめる検討作業。

4正答
建築工事におけるファシリティ・マネジメントは、基本性能の維持を前提とした工事費低減の提案、工事施工者独自の施工技術の導入の提案等である。
設問は、最も不適当である。

基本性能の維持を前提とした工事費の低減の提案や、施工者独自の施工技術の導入の提案は、施工段階のVE(バリューエンジニアリング)提案。ファシリティ・マネジメントは、企業などが持つ施設(土地・建物・設備)と環境を、経営の視点から総合的に企画・管理・活用する活動。

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No.20建築数量積算基準による帯筋の長さ(計算)

建築生産(積算・計算)計算(正しいもの)

図のような鉄筋コンクリート構造の柱において、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、積算上の1本の帯筋の長さとして、正しいものは、次のうちどれか。なお、帯筋はスパイラルフープではないものとする。

No.20の図
図を押すと大きく表示します
12,000 mm
22,120 mm
32,200 mm
42,400 mm

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.20

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正答4正しいものは、4である。
解説
積算上の1本の帯筋の長さは 2,400 mm で、正しいものは4である。

建築数量積算基準では、帯筋(フープ)の長さは、柱のコンクリートの断面の設計寸法による周長とし、フックはないものとする(公共建築数量積算基準 第4編 躯体にも同じ定め)。
・柱のコンクリートの断面:600 mm × 600 mm
・周長:(600+600)× 2=2,400 mm
図の帯筋の位置の寸法(かぶり厚さ50 mmの内側の 500 mm × 500 mm)や、フックの長さは使わない。500 mm の四辺で数えると 2,000 mm(選択肢1)になってしまう。

📖 根拠の法令・基準

公共建築数量積算基準(鉄筋の計測・計算の通則 2):フープ・スタラップの長さは、柱・梁などのコンクリートの断面の設計寸法による周長を鉄筋の長さとし、フックはないものとする)

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平成30年の合格基準点(学科の試験)

配点は各問題1点(学科Ⅰ・Ⅱは各20点、学科Ⅲ・Ⅳは各30点、学科Ⅴは25点、合計125点)で、各科目の基準点と総得点の基準点のすべてに達した人が合格です。

学科Ⅰ
計画
学科Ⅱ
環境・設備
学科Ⅲ
法規
学科Ⅳ
構造
学科Ⅴ
施工
総得点
合格基準点11点11点16点16点13点91点

※ 平成30年の合格基準点は、各科目が計画11点・環境設備11点・法規16点・構造16点・施工13点、総得点が91点でした。

出典:建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験『学科の試験』の合格基準点等について」

💡 計画は何点を目指すか

平成30年の計画の基準点は11点(20点中)でした。計画は法令集を使えない科目で、20問と問題数が少ないぶん1問の重みが大きく、建築史・各種建築物の計画・都市計画・建築生産と範囲も広いので、過去問で正誤の理由まで説明できるようにしておくと安心です。

ほかの年度・ほかの科目の過去問

この記事の問題文と図は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している平成30年 一級建築士試験(学科の試験)の問題から、著作権法第32条の引用として掲載しています。著作権は同センターにあります。

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