二級建築士 建築計画【湿り空気・結露】分野別過去問 要点解説※完全無料

湿り空気・結露|二級建築士 建築計画|分野別・要点と過去問(資格教材キング)

📝 二級建築士 学科Ⅰ(建築計画)|分野別の解説
湿り空気・結露
要点と過去問10年分

二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)の No.5・No.6 で出題される「湿り空気・結露」について、湿り空気の用語と性質、湿り空気線図の読み方、結露の原因と対策を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
この記事の使い方
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基準の数字と考え方を、表とチェックポイントでまとめています
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過去問の選択肢を読み、適当か不適当かを考えてから解説を開く
10年分・31肢・4問
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年度別の記事で、5つの選択肢がそろった問題を時間を計って解く
📖 湿り空気の要点から読む

湿り空気・結露の出題の傾向(令和8年〜平成29年)

湿り空気・結露は、10年のうち9年出ています(令和8年は出題なし)。乾球温度と湿球温度の差と相対湿度の関係が3回正答になり、湿り空気線図の読み取りも3回出ています。結露は、防湿層の位置と非暖房室がねらわれます。

No.5・No.6 に出題(10年のうち9年・10問)。ほかの問題の選択肢から、この分野のもの(1問から)も載せています。この記事で解説する選択肢は31肢、図・表・計算の問題は4問(問題ごとに掲載)です。

📌 出典と、この記事の読み方

過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。

「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。

💧 湿り空気の用語と性質

📖 湿り空気の用語

湿り空気は、絶対湿度と相対湿度の違いと、乾球温度と湿球温度の差の意味が問われます。

用語意味
絶対湿度乾燥空気1kgと一緒にある水蒸気の質量(kg/kg(DA))。水蒸気の出入りがなければ、加熱・冷却しても変わらない
相対湿度空気に含まれる水蒸気の量が、同じ温度の飽和状態に対してどれくらいかを表す割合(%)
水蒸気分圧湿り空気の中の水蒸気だけが、その容積を占めたと考えたときの圧力
湿球温度温度計の感温部を湿った布で包んで測った温度。水の蒸発で冷やされ、乾球温度より高くなることはない
露点温度空気に含まれる水蒸気の量(絶対湿度)で決まる。露点温度以下の物体に触れると、表面に露(0℃以下なら霜)ができる
湿り空気の質量乾燥空気の質量+水蒸気の質量
✅ チェックポイント
1乾球と湿球の差が大きいほど、相対湿度は低い
空気が乾いているほど湿球の水がよく蒸発し、差が大きくなる(3回正答)。
2加熱すると相対湿度は下がり、冷却すると上がる
絶対湿度・水蒸気圧・露点温度は変わらない。
3露点温度以下に冷やしてから元の温度に戻すと、相対湿度は元より低い
結露した分だけ、空気中の水蒸気が減るため。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で20肢)↓

✏️ 過去問:湿り空気の用語と性質(10年で20肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全18枚)。

絶対湿度・相対湿度・水蒸気分圧
令和4年 No.5選択肢11 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

絶対湿度は、乾燥空気 1 kgに含まれている水蒸気の重量であり、湿り空気の温度によって変化する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

絶対湿度は、乾燥空気1kgと一緒にある水蒸気の質量で、加熱や冷却で温度が変わっても、水蒸気の出入りがなければ変化しない(変わるのは相対湿度)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.5
令和7年 No.6選択肢22 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

絶対湿度は、湿り空気中の乾燥空気 1 kgと混合している水蒸気の質量である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

絶対湿度は、乾燥空気1kgと一緒にある水蒸気の質量(kg/kg(DA))。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.6
令和7年 No.6選択肢1同じ文が2回出題3 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

相対湿度は、湿り空気の絶対湿度と、同じ温度における飽和絶対湿度との比である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢1
同じ文:令和4年 No.5 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

相対湿度は、空気に含まれる水蒸気の量が、同じ温度で含むことのできる最大の量(飽和)に対してどれくらいかを表す割合で、記述のとおり(厳密には水蒸気分圧の比で表すが、絶対湿度の比とほぼ同じ値になる)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.6令和4年 No.5
令和7年 No.6選択肢3同じ文が2回出題4 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

水蒸気分圧は、湿り空気中の水蒸気のみで、湿り空気が占めている容積を占有したときの水蒸気の圧力である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢3
同じ文:令和4年 No.5 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

水蒸気分圧は、湿り空気の中の水蒸気だけが、その容積を占めたと考えたときの圧力。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.6令和4年 No.5
令和3年 No.6選択肢15 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

湿り空気の質量は、乾燥空気の質量と水蒸気の質量との和である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

湿り空気は乾燥空気と水蒸気の混合物なので、質量は両者の和。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.6
令和元年 No.6選択肢46 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

乾球温度が同じであれば、相対湿度が高くなると、絶対湿度も高くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

乾球温度が同じなら、相対湿度が高いほど、空気に含まれる水蒸気の量(絶対湿度)も多い。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.6
乾球温度と湿球温度
令和7年 No.6選択肢47 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

湿球温度が同じであれば、乾球温度と湿球温度との差が大きいほうが、相対湿度は高い。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

乾球温度と湿球温度の差が大きいほど、湿球から水がよく蒸発している=空気が乾いているということで、相対湿度は低い。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.6
令和3年 No.6選択肢28 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

乾球温度が同じであれば、乾球温度と湿球温度との差が大きいほうが、相対湿度は高い。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

乾球温度と湿球温度の差が大きいほど、湿球から水がよく蒸発している=空気が乾いているということで、相対湿度は低い。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.6
令和元年 No.6選択肢39 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

乾球温度が同じであれば、乾球温度と湿球温度との差が小さいほど、相対湿度は低くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

湿球温度は、湿った布から水が蒸発して熱が奪われる分だけ乾球温度より低くなる。空気が乾いているほど蒸発しやすく、差が大きくなる。乾球温度と湿球温度の差が小さいほど、相対湿度は高い。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.6
令和4年 No.5選択肢410 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

湿球温度は、温度計の感温部を湿った布などで覆って測定した温度である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

湿球温度は、温度計の感温部を湿った布で包んで測った温度で、水の蒸発で乾球温度より低くなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.5
令和3年 No.6選択肢511 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

湿球温度は、乾球温度よりも高くなることはない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

湿球温度は水の蒸発で冷やされるので、乾球温度より高くなることはない(飽和しているときに等しくなる)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.6
加熱・冷却と相対湿度・露点温度
令和3年 No.6選択肢312 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

絶対湿度を変えずに、空気を加熱すると、その空気の相対湿度は低くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

絶対湿度を変えずに加熱すると、飽和水蒸気量が増えるので、相対湿度は低くなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.6
令和元年 No.6選択肢213 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

絶対湿度が同じであれば、空気を冷却すると、相対湿度は高くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

絶対湿度が同じまま冷却すると、その温度で含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量)が減るので、相対湿度は高くなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.6
令和3年 No.6選択肢414 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

絶対湿度を変えずに、空気を加熱・冷却しても、その空気の水蒸気圧は変化しない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

絶対湿度(水蒸気の量)が同じなら、加熱・冷却しても水蒸気圧は変わらない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.6
令和7年 No.6選択肢515 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

絶対湿度を変えずに、空気を冷却しても露点温度は変化しない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

露点温度は、空気に含まれる水蒸気の量(絶対湿度)で決まる。絶対湿度を変えずに冷やしても、露点温度は変わらない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.6
令和元年 No.6選択肢116 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

絶対湿度が同じであれば、空気を加熱しても、露点温度は変化しない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

露点温度は、空気に含まれる水蒸気の量(絶対湿度)で決まる。絶対湿度が同じなら、加熱しても露点温度は変わらない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.6
令和元年 No.6選択肢517 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ある空気を露点温度以下に冷却した後、元の温度に加熱すると、相対湿度は低くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

露点温度以下に冷却すると、水蒸気の一部が結露して空気から除かれる(絶対湿度が下がる)。元の温度に加熱すると、水蒸気の量が減った分だけ、相対湿度は元より低くなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.6
令和4年 No.5選択肢518 / 18

問題:湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

湿り空気は、露点温度以下の物体に触れると、物体の表面に露又は霜が生じる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

湿り空気が露点温度以下の物体に触れると、表面で冷やされて露(0℃以下なら霜)ができる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.5

📈 湿り空気線図

📖 線図の読み方

湿り空気線図の問題は、線図の上の点の動かし方がわかれば解けます。

操作線図の上の動き
加熱・冷却(水蒸気の出入りなし)絶対湿度が一定なので、真横に移動する。加熱すると相対湿度は下がる
露点温度真横に左へ移動して、相対湿度100%の線と交わる温度。これより低い面に触れると結露する
水蒸気量の比べ方縦軸の絶対湿度で比べる。相対湿度が同じでも、温度が高いほど水蒸気量は多い
同じ量ずつ混合2点を結んだ直線の中点(乾球温度も絶対湿度も中間の値)
加湿量2点の絶対湿度の差(乾燥空気1kg当たりのg)
✏️ この項目の過去問を解く(10年で3問)↓

✏️ 過去問:湿り空気線図の読み取り(10年で3問)

A点を加熱したときの相対湿度、A点とB点の水蒸気量の比べ方、壁や窓の結露、同じ量ずつ混合した空気の4つが毎回の選択肢です。令和5年・令和2年は加湿量、平成29年は洗濯物の乾きやすさも問われています。

令和5年 No.6湿り空気線図(加熱・水蒸気量・結露・加湿量・混合)

環境工学(湿り空気・図)最も不適当なもの(図)

図に示す湿り空気線図中のA点の湿り空気(乾球温度15℃、相対湿度40%)及びB点の湿り空気(乾球温度30℃、相対湿度50%)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

No.6の図:湿り空気線図。横軸は乾球温度0〜45℃、右の縦軸は絶対湿度0〜25g/kg(DA)。相対湿度10〜100%の曲線と、湿球温度の線が描かれ、A点(乾球温度15℃・相対湿度40%)とB点(乾球温度30℃・相対湿度50%)が示されている
図を押すと大きく表示します
1A点の空気を乾球温度30℃まで加熱すると、相対湿度は約16%となる。
2A点の空気に含まれる水蒸気量は、B点の空気に含まれる水蒸気量の約30%である。
3B点の空気が15℃の壁面に接触すると、壁の表面に結露が発生する。
4A点の空気をB点の空気と同様な状態にするには、加熱及び乾燥空気1 kg当たり9 g程度の加湿が必要となる。
5A点の空気とB点の空気を同じ量だけ混合すると、「乾球温度22.5℃、相対湿度約45%」の空気となる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6

▼ 解答・解説を見る(No.6)▲ 解答・解説を閉じる
正答5最も不適当なものは、5である。
1
A点の空気を乾球温度30℃まで加熱すると、相対湿度は約16%となる。
設問は、適当である。

加熱しても水蒸気の量(絶対湿度 約4.2g/kg(DA))は変わらないので、A点から真横に30℃まで移動する。その点の相対湿度は約16%。

2
A点の空気に含まれる水蒸気量は、B点の空気に含まれる水蒸気量の約30%である。
設問は、適当である。

線図の縦軸(絶対湿度)を読むと、A点は約4.2g/kg(DA)、B点は約13.3g/kg(DA)。4.2÷13.3≒約30%。

3
B点の空気が15℃の壁面に接触すると、壁の表面に結露が発生する。
設問は、適当である。

B点から真横(絶対湿度一定)に左へ移動して相対湿度100%の線と交わる温度が露点温度で、約18℃。15℃の壁面は露点温度より低いので、表面に結露が発生する。

4
A点の空気をB点の空気と同様な状態にするには、加熱及び乾燥空気1 kg当たり9 g程度の加湿が必要となる。
設問は、適当である。

A点からB点へは、加熱して乾球温度を15℃から30℃に上げ、絶対湿度を約4.2から約13.3g/kg(DA)へ、乾燥空気1kg当たり約9g加湿する必要がある。

5正答
A点の空気とB点の空気を同じ量だけ混合すると、「乾球温度22.5℃、相対湿度約45%」の空気となる。
設問は、不適当である。

同じ量を混合した空気は、線図上でA点とB点を結んだ直線の中点になる。乾球温度は22.5℃、絶対湿度は(4.2+13.3)÷2≒8.8g/kg(DA)で、相対湿度は約50%。約45%にはならない。

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:令和5年 No.6

令和2年 No.6湿り空気線図(加熱・結露・水蒸気量・加湿量・混合)

環境工学(湿り空気・図)最も不適当なもの(図)

図に示す湿り空気線図中のA点の湿り空気(乾球温度20℃、相対湿度30%)及びB点の湿り空気(乾球温度30℃、相対湿度60%)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

No.6の図:湿り空気線図。横軸は乾球温度0〜45℃、右の縦軸は絶対湿度0〜25g/kg(DA)。相対湿度10〜100%の曲線と、湿球温度の線が描かれ、A点(乾球温度20℃・相対湿度30%)とB点(乾球温度30℃・相対湿度60%)が示されている
図を押すと大きく表示します
1A点の空気を乾球温度30℃まで加熱すると、相対湿度は約17%まで低下する。
2B点の空気が15℃の壁面に触れると、壁の表面に結露が発生する。
3A点の空気に含まれる水蒸気量は、B点の空気に含まれる水蒸気量の約50%である。
4A点の空気をB点の空気と同様な状態にするには、加熱と同時に乾燥空気1 kg当たり約12 gの加湿が必要となる。
5A点の空気とB点の空気とを同じ量だけ混合すると、「乾球温度約25℃、相対湿度約50%」の空気となる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6

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正答3最も不適当なものは、3である。
1
A点の空気を乾球温度30℃まで加熱すると、相対湿度は約17%まで低下する。
設問は、適当である。

加熱しても水蒸気の量(絶対湿度 約4.3g/kg(DA))は変わらないので、A点から真横に30℃まで移動する。その点の相対湿度は約17%。

2
B点の空気が15℃の壁面に触れると、壁の表面に結露が発生する。
設問は、適当である。

B点から真横に左へ移動して相対湿度100%の線と交わる温度(露点温度)は約21℃。15℃の壁面は露点温度より低いので、表面に結露が発生する。

3正答
A点の空気に含まれる水蒸気量は、B点の空気に含まれる水蒸気量の約50%である。
設問は、不適当である。

線図の縦軸(絶対湿度)を読むと、A点は約4.3g/kg(DA)、B点は約16g/kg(DA)。4.3÷16≒約27%で、約50%ではない。

4
A点の空気をB点の空気と同様な状態にするには、加熱と同時に乾燥空気1 kg当たり約12 gの加湿が必要となる。
設問は、適当である。

A点からB点へは、加熱して20℃から30℃にし、絶対湿度を約4.3から約16g/kg(DA)へ、乾燥空気1kg当たり約12g加湿する。

5
A点の空気とB点の空気とを同じ量だけ混合すると、「乾球温度約25℃、相対湿度約50%」の空気となる。
設問は、適当である。

同じ量を混合した空気は、A点とB点を結んだ直線の中点になる。乾球温度は約25℃、絶対湿度は(4.3+16)÷2≒10.2g/kg(DA)で、相対湿度は約50%。

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:令和2年 No.6

平成29年 No.6湿り空気線図(加熱・洗濯物の乾き・窓の結露・水蒸気量・混合)

環境工学(湿り空気)最も不適当なもの

図に示す湿り空気線図中のA点の湿り空気(乾球温度12℃、相対湿度60%)及びB点の湿り空気(乾球温度22℃、相対湿度60%)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

湿り空気線図(A点=乾球温度12℃・相対湿度60%、B点=乾球温度22℃・相対湿度60%)
図を押すと大きく表示します
1A点の空気を22℃まで加熱すると、相対湿度は約32%まで低下する。
2A点の空気中に洗濯物を干すよりも、B点の空気中に干すほうが、早く乾燥する。
3表面温度が10℃の窓面に、A点の空気が触れても窓表面で結露しないが、B点の空気が触れると窓表面で結露する。
4A点の空気に含まれる水蒸気量は、同じ量のB点の空気に含まれる水蒸気量とほぼ等しい。
5A点の空気とB点の空気を同じ量ずつ混合すると、混合した空気の相対湿度は約63%となる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6

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正答4最も不適当なものは、4である。
1
A点の空気を22℃まで加熱すると、相対湿度は約32%まで低下する。
設問は、適当である。

A点(絶対湿度 約5.2g/kg(DA))の空気を、絶対湿度を変えずに22℃まで加熱すると、線図上で右に水平移動し、相対湿度は約32%になる。

2
A点の空気中に洗濯物を干すよりも、B点の空気中に干すほうが、早く乾燥する。
設問は、適当である。

B点の空気は、飽和までに含むことのできる水蒸気の余裕がA点より大きく、水分が蒸発しやすいので、洗濯物は早く乾く。

3
表面温度が10℃の窓面に、A点の空気が触れても窓表面で結露しないが、B点の空気が触れると窓表面で結露する。
設問は、適当である。

A点の露点温度は約4.5℃なので、10℃の窓面では結露しない。B点の露点温度は約14℃なので、10℃の窓面では結露する。

4正答
A点の空気に含まれる水蒸気量は、同じ量のB点の空気に含まれる水蒸気量とほぼ等しい。
設問は、不適当である。

絶対湿度は、A点が約5.2g/kg(DA)、B点が約9.9g/kg(DA)で、B点の水蒸気量はA点の約2倍。相対湿度が同じでも、温度が高いほど含むことのできる水蒸気量が多いので、ほぼ等しくはならない。

5
A点の空気とB点の空気を同じ量ずつ混合すると、混合した空気の相対湿度は約63%となる。
設問は、適当である。

同じ量ずつ混合すると、乾球温度も絶対湿度も中間の値(約17℃・約7.6g/kg(DA))になる。線図上でA点とB点を結んだ線の中点で、相対湿度は約63%。

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:平成29年 No.6

🪟 結露の防止

📖 結露の原因と対策

結露は、表面結露と内部結露で対策が違います。防湿層を断熱材の室内側に設けることがくり返し出ます。

結露原因と対策
表面結露(冬の外壁の室内側)表面温度が室内の空気の露点温度より下がると起こる。断熱を強化して表面温度を上げる。家具などで気流を妨げない
内部結露室内の水蒸気が壁の中に入って起こる。防湿層を断熱材(断熱層)の室内側に設ける
二重サッシの間室内の湿った空気が入り込んで起こる。室内側のサッシの気密性を高くする
非暖房室室温・壁の表面温度が低く、暖房室より結露しやすい
小屋裏冬の夜は放射冷却で外気温より低くなることがある。天井面で防湿し、小屋裏換気口を十分に設ける
床下室内から入った水蒸気や、地盤からの水蒸気が冷たい床板に触れて起こる
夏の地下室壁や床の温度が低いので、高温多湿の外気を換気で入れると、結露が増えることがある
✅ チェックポイント
1防湿層は断熱材の室内側
外気側に設けると、壁の中に入った水蒸気が逃げずに結露しやすい(令和3年の正答)。
2防湿フィルムは表面結露には効かない
内部結露の対策。表面結露には、断熱性を上げて表面温度を上げる対策が有効(平成30年)。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で11肢)↓

✏️ 過去問:結露の防止(10年で11肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全10枚)。

表面結露・二重サッシ・非暖房室
令和6年 No.6選択肢31 / 10

問題:住宅の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

冬期において、非暖房室に隣接する暖房室がある場合、一般に、非暖房室は、暖房室に比べて結露を生じにくい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

非暖房室は、室温や壁の表面温度が低いので、暖房室より結露を生じやすい。暖房室から湿った空気が流れ込むと、さらに起きやすくなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.6
令和6年 No.6選択肢1同じ文が2回出題2 / 10

問題:住宅の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

冬期において、外壁の室内側表面結露を防止するためには、断熱強化により、外壁の室内側壁面温度を上昇させることが有効である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢1
同じ文:令和3年 No.5 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

断熱を強化して、外壁の室内側の表面温度を上げると、表面が露点温度を下回りにくくなり、表面結露を防げる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.6令和3年 No.5
令和6年 No.6選択肢23 / 10

問題:住宅の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

冬期において、二重サッシの間の結露を防止するためには、屋外側よりも室内側のサッシの気密性能を高くするとよい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

二重サッシの間の結露は、室内の湿った空気が入り込んで冷やされて起きるので、室内側のサッシの気密性を高くするとよい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.6
内部結露と防湿層
令和3年 No.5選択肢24 / 10

問題:結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

外壁の内部結露を防止させるためには、防湿層を断熱材の外気側に配置することが有効である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢2

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

内部結露を防ぐには、室内の水蒸気が壁の中に入らないよう、防湿層を断熱材の室内側に設ける。外気側に設けると、壁の中に入った水蒸気が逃げずに結露しやすい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.5
令和5年 No.5選択肢55 / 10

問題:伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

木造の建築物において、防湿層を外壁の断熱層の室内側に設けることは、外壁の内部結露の防止に効果的である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

木造の外壁では、断熱層の室内側に防湿層を設けて、室内の水蒸気が壁の中に入らないようにすると、内部結露を防げる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.5
小屋裏・床下・地下室の結露
令和6年 No.6選択肢46 / 10

問題:住宅の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

冬期において、木造住宅の小屋裏では、夜間の放射冷却の影響を受けて、外気温よりも低温になることがあり、結露が生じやすくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

冬の夜は、屋根からの放射冷却で小屋裏が外気温より低くなることがあり、結露が生じやすい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.6
令和3年 No.5選択肢57 / 10

問題:結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

小屋裏結露を防止するためには、天井面での防湿を行い、小屋裏換気を促進するために十分な換気口を確保することが有効である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

天井面で防湿して室内の水蒸気が小屋裏に入らないようにし、小屋裏換気口を十分に設けると、小屋裏結露を防げる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.5
令和3年 No.5選択肢48 / 10

問題:結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

床下結露には、室内から侵入した水蒸気が結露するものや、地盤からの水蒸気が非暖房室の冷たい床板に触れて結露するものなどがある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

床下結露には、室内から入った水蒸気によるものや、地盤からの水蒸気が冷たい床板に触れて起きるものがある。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.5
令和6年 No.6選択肢59 / 10

問題:住宅の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

夏期において、地下室に生じる結露は、換気をすることによって増加する場合がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

夏の地下室は壁や床の温度が低いので、高温多湿の外気を換気で入れると、冷やされて結露が増えることがある。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.6
令和3年 No.5選択肢310 / 10

問題:結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

地下室において、夏期に生じる結露は、換気をすることによって増加する場合がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

夏の地下室は壁や床の温度が低いので、高温多湿の外気を換気で入れると、冷やされて結露が増えることがある。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.5

✏️ 過去問:表面結露の防止に有効な対策(組合せ)(10年で1問)

ア~オの対策を1つずつ、壁の室内側の表面温度が上がるかどうかで確かめてから「解答・解説を見る」を開いてください。

平成30年 No.5外壁の室内側表面結露の防止に有効な対策の組合せ

環境工学(結露)有効なもののみの組合せ

図に示す外壁におけるア~オの対策について、冬期の室内側表面結露を防止するうえで有効なもののみの組合せは、次のうちどれか。

外壁の断面図(屋外側から、モルタル25mm・コンクリート150mm・断熱材30mm・密閉空気層10mm・せっこうボード12mm)
図を押すと大きく表示します
ア密閉空気層の厚さを、10 mmから20 mmにする。
イ断熱材を、熱伝導率の小さいものに変更する。
ウ密閉空気層の位置を、断熱材とコンクリートの間に変更する。
エ室内側の壁付近に、気流を妨げる物を置かないようにする。
オ断熱材の室内側に、防湿フィルムを設置する。
1ア、イ、ウ
2ア、イ、エ
3ア、イ、オ
4イ、エ、オ
5ウ、エ、オ

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5

▼ 解答・解説を見る(No.5)▲ 解答・解説を閉じる
正答2有効なもののみの組合せは、2である。
解説
冬期の室内側表面結露を防止するうえで有効なものはア・イ・エで、正しい組合せは2である。

室内側の表面結露は、壁の室内側の表面温度が、室内の空気の露点温度より下がると起こる。表面温度を上げる対策が有効。
・ア 有効:密閉空気層を10mmから20mmに厚くすると、空気層の熱抵抗が大きくなり、壁の断熱性が上がる
・イ 有効:熱伝導率の小さい断熱材にすると、壁の断熱性が上がる
・ウ 有効でない:密閉空気層の位置を変えても、壁全体の熱抵抗(熱貫流率)は変わらず、室内側の表面温度はほとんど変わらない
・エ 有効:壁の近くに家具などを置いて気流を妨げると、壁の表面が暖まりにくくなる。気流を妨げないようにすると表面温度が下がりにくい
・オ 有効でない:断熱材の室内側の防湿フィルムは、水蒸気が壁の中に入るのを防ぐ内部結露の対策で、表面結露の防止には効果がない

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:平成30年 No.5

まとめ:湿り空気・結露で覚えておくこと

試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。

💧 湿り空気
湿り空気要点 ›
絶対湿度加熱・冷却で変わらない乾湿球の差が大きい相対湿度が低い露点温度絶対湿度で決まる
📈 線図
加熱・冷却真横に移動混合2点の中点
🪟 結露
表面結露断熱強化で表面温度を上げる内部結露防湿層は室内側非暖房室結露しやすい
💡 湿り空気は「絶対湿度が変わらない操作か」をまず確かめます。露点温度より下まで冷やさない加熱・冷却なら、絶対湿度・水蒸気圧・露点温度は同じで、相対湿度が変わります。

ほかの分野の解説・年度別の過去問

二級建築士 建築計画の分野別の解説(23分野)の一覧です。

📅 年度別の過去問(建築計画)1年分の問題を、本番と同じ順に解けます。カードの番号は、その年にこの分野が出題された問題です(押すとその問題へ移ります)。
📋二級建築士 過去問題一覧(4科目)建築計画の年度別の過去問と、ほかの科目の過去問をまとめています›

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