一級建築士 建築計画【バリアフリー・ユニバーサルデザイン】分野別過去問 要点解説※完全無料

バリアフリー・ ユニバーサル デザイン|一級建築士 建築計画|分野別・要点と過去問(資格教材キング)

📝 一級建築士 学科Ⅰ(建築計画)|分野別の解説
バリアフリー・ユニバーサルデザイン
要点と過去問10年分

一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)の No.9 を中心に出題される「バリアフリー・ユニバーサルデザイン」について、便所・洗面所、階段・傾斜路・床、客室・客席・住宅・案内を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
この記事の使い方
1
要点を読む
基準の数字と考え方を、表とチェックポイントでまとめています
2
選択肢で確かめる
過去問の選択肢を読み、適当か不適当かを考えてから解説を開く
10年分・49肢・2問
3
本番の形で解く
年度別の記事で、4つの選択肢がそろった問題を時間を計って解く
📖 便所の要点から読む

バリアフリー・ユニバーサルデザインの出題の傾向(令和8年〜平成29年)

バリアフリーは毎年 No.9 に1問(建築設計標準)出て、No.4・No.6・No.8・No.12 にも出ることがあります。正答は、客室・客席・住宅・案内(同伴者席・直角路・誘導ブロック・点字・客室数・コンセント)が6回、階段・傾斜路・床(手すり・点状ブロック・段鼻・床材・傾斜路)が5回、便所・洗面所(開閉スイッチ・おむつ交換台・鏡)が3回です。

No.4・No.6・No.8・No.9・No.12 に出題(10年のうち10年・14問)。ほかの問題の選択肢から、この分野のもの(1問から)も載せています。この記事で解説する選択肢は49肢、図・表・計算の問題は2問(問題ごとに掲載)です。

📌 出典と、この記事の読み方

過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している一級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。

「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。

🚻 便所・洗面所・乳幼児用設備

📖 便所・洗面所・乳幼児用設備

便所・洗面所・乳幼児用設備は、操作部や設備の位置と寸法、機能の分散が問われます。

設備ポイント(建築設計標準)
車椅子使用者用便房内法200cm×200cm以上が標準で、大きな建物の1以上は直径180cm以上の円が内接。自動式引戸の開閉スイッチは戸から70cm以上離す(中に入りきってから操作)。便器横の手すりは座面から20〜25cm程度で、壁側に L型、反対側に可動手すり
操作部・洗面紙巻器・洗浄ボタン・呼出しボタンは JIS S 0026 の配置(洗浄ボタンは紙巻器の上)。鏡は傾けずに、下端を洗面器に近く、上端を洗面器から100cm程度以上(傾斜式の小さな鏡は使いにくい)
オストメイト・乳幼児オストメイト用の汚物流しは温水の出るレバーハンドル型の混合水栓、手荷物置き台、近くに着替え台。おむつ交換台の奥行は60〜80cm程度(500mm では足りない)。立った姿勢の幼児には着替え台。授乳室は男女とも行きやすい場所に、中から施錠できる個室
機能の分散大型ベッド付きの車椅子使用者用便房は男女共用の位置に、オストメイト用・乳幼児用の設備は男女それぞれの便所に分散する
✅ チェックポイント
1開閉スイッチは「戸から離す」、鏡は「傾けない」
開閉スイッチを戸先の近く(令和5年)、おむつ交換台の奥行500mm(令和7年)、鏡を傾斜させる(平成29年)は誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で15肢)↓

✏️ 過去問:便所・洗面所・乳幼児用設備(10年で15肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

車椅子使用者用便房・操作部・洗面
令和7年 No.9選択肢21 / 15

問題:便所・洗面所に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」(令和3年3月)に照らして、最も不適当なものはどれか。

バリアフリートイレは、直径1.8mの内接円、かつ、内法寸法で2m ×2mの空間を確保し、オストメイト用の流しや手荷物置き台、車椅子使用者が利用できる洗面台を設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

車椅子使用者用便房(バリアフリートイレ)の内法寸法は200cm以上×200cm以上が標準で、大きな建築物(床面積2,000㎡以上など)の1以上の便房は、座位変換型の電動車椅子も回転できる直径180cm以上の円が内接できる広さとする。オストメイト用の流し・手荷物置き台・車椅子使用者が使える洗面台も設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.9
令和5年 No.9選択肢12 / 15

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

美術館の車椅子使用者用トイレにおいて、内部の自動式引戸の開閉スイッチは、引戸の戸先からできるだけ近い位置に設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

車椅子使用者用便房の自動式引戸の開閉スイッチ(開閉盤)は、車椅子使用者が便房の中に入りきってから操作できるよう、戸から70cm以上離して設置する(建築設計標準 2.7)。戸先の近くに置くと、車椅子が戸の位置にあるうちに操作することになり、戸に挟まれるおそれがある。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.9
令和7年 No.9選択肢43 / 15

問題:便所・洗面所に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」(令和3年3月)に照らして、最も不適当なものはどれか。

車椅子使用者用便房には、L型手すりと可動手すりを設け、いずれの手すりも水平部は便座の座面から250mmの高さとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

便器の横の水平手すりは、便座の座面から20〜25cm程度の高さに取り付ける(建築設計標準 2.7)。250mmは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.9
平成29年 No.9選択肢44 / 15

問題:便所・洗面所に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

車いす使用者用便房に設置する手すりは、便器の側壁側にL型手すりを設けるとともに、他方には可動手すりを設け、それらの水平部はいずれも便座の座面から25cmの高さとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

車椅子使用者用便房では、壁側にL型手すり、反対側に可動手すりを設け、水平部分は便座の座面から20〜25cm程度の高さにする。25cmは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.9
令和7年 No.9選択肢35 / 15

問題:便所・洗面所に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」(令和3年3月)に照らして、最も不適当なものはどれか。

腰掛け便器の便房内の操作部は、視覚障害者が識別しやすいよう、紙巻器の直上に洗浄ボタンを設け、呼出しボタンを洗浄ボタンと同じ高さで腰掛け便器の後方側に200mm離した位置に配置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

便房内の操作部(紙巻器・便器洗浄ボタン・呼出しボタン)は、JIS S 0026 の配置にそろえる。洗浄ボタンを紙巻器の上に、呼出しボタンを洗浄ボタンと同じ高さで便器の後ろ側に離して置くと、目の見えない人も位置を覚えて迷わず使える。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.9
令和元年 No.9選択肢16 / 15

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

公民館の便所において、車椅子使用者用便房における便器洗浄ボタンは、ペーパーホルダーの直上に設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

車椅子使用者用便房の便器洗浄ボタンは、JIS S 0026 の配置にそろえ、ペーパーホルダーの真上に設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.9
平成29年 No.9選択肢37 / 15

問題:便所・洗面所に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

車いす使用者用便房に設置する洗面器の鏡は、幅35cm×高さ45cmの大きさとし、車いす使用者の利用に配慮し傾斜させて設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

鏡は傾けずに、下端を洗面器にできる限り近い低い位置にし、上端は洗面器から100cm程度以上の高さにする(車椅子使用者も立位の人も使える)。傾斜式の小さな鏡は、車椅子使用者の座高がさまざまなため使いにくい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.9
オストメイト・乳幼児・授乳
平成29年 No.9選択肢18 / 15

問題:便所・洗面所に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

オストメイト用設備を有する便房の汚物流しに設ける水栓は、湯温調整付きレバーハンドル型混合水栓とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

オストメイト(人工肛門・人工膀胱をもつ人)は、ストーマ装具の交換のときに腹部を洗うことがあるので、汚物流しの水栓は温水の出る混合水栓とし、操作しやすいレバーハンドル型などにする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.9
平成29年 No.9選択肢29 / 15

問題:便所・洗面所に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

オストメイト用設備を有する便房には、ストーマ装具や関連の小物等を置くことができる手荷物置き台(カウンター)を設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

オストメイト用設備のある便房には、ストーマ装具や小物を置ける手荷物置き台(カウンター)を設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.9
令和2年 No.4選択肢210 / 15

問題:高齢者、障害者等に配慮した屋内競技場の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

オストメイト用設備を有する便房において、汚物流しの近くに着替え台を設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.4 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

オストメイト用設備のある便房では、汚物流しの近くに着替え台を設けると、パウチの交換や衣服の着脱がしやすい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.4
令和7年 No.9選択肢111 / 15

問題:便所・洗面所に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」(令和3年3月)に照らして、最も不適当なものはどれか。

乳幼児用おむつ交換台は、壁面と直交する方向の利用を想定した壁取り付け方式を採用したので、引出し寸法(奥行寸法)を500mmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

乳幼児用おむつ交換台は、乳幼児を寝かせておむつを替える台なので、奥行(引き出したときの寸法)に余裕が必要。建築設計標準の図の例では、取付け方式や使う向きによって60〜80cm程度で、500mmでは足りない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.9
令和6年 No.9選択肢112 / 15

問題:高齢者、障害者、子ども連れ利用者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

商業施設のベビー休憩室(授乳及びおむつ替えのための部屋)において、幼児の立位姿勢でのおむつ交換と排泄前後の着脱衣を安全にできるよう、乳幼児用おむつ交換台とは別に着替え台を設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

おむつ交換台は乳幼児を寝かせて使う台で、立った姿勢の幼児のおむつ交換や着替えには向かない。建築設計標準も、幼児の立位でのおむつ交換や排泄前後の着脱衣には着替え台が適しているとしている(2.14 F 乳幼児用設備)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.9
令和5年 No.9選択肢213 / 15

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

大規模な物販店舗において、授乳及びおむつ替え室は、男女ともにアクセスしやすい場所とし、中から施錠できる授乳のための個室を設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

授乳とおむつ替えの部屋は、男性も子どもを連れて使えるよう、男女ともに行きやすい場所に設け、授乳のための個室は中から施錠できるようにする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.9
機能の分散
令和4年 No.9選択肢414 / 15

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

大規模量販店において、車椅子使用者用便房(大型ベッド付き)を男女が共用できる位置に設け、それとは別に、男女それぞれの便所内にオストメイト用設備を有する便房と乳幼児用設備を有する便房を分散配置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

トイレの機能は1か所に集中させず、大型ベッド付きの車椅子使用者用便房は男女共用の位置に、オストメイト用設備や乳幼児用設備のある便房は男女それぞれの便所内に分散して設けると、利用が集中しない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.9
令和元年 No.9選択肢215 / 15

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

博物館の便所の計画において、乳幼児用おむつ交換台等の乳幼児連れ利用者に配慮した設備は、利用者の分散を図る観点から多機能便房に設けることは避け、男性用及び女性用の便所内にそれぞれ設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

乳幼児用おむつ交換台などの乳幼児連れのための設備は、多機能便房(車椅子使用者用便房)に集めると利用が集中するので、男性用・女性用の便所にそれぞれ分散して設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.9

🦯 階段・傾斜路・床・通路

📖 階段・傾斜路・床

階段・傾斜路・床は、手すりの延長と高さ、点状ブロックの位置、傾斜路の勾配、段鼻の見分けやすさが問われます。10年で5回正答になっています。

部位ポイント(建築設計標準)
手すり踊場にも連続させ、上端では水平に45cm以上、下端では斜めの部分を含めて段鼻から45cm以上延ばす。二段手すりは下段60〜65cm程度・上段75〜85cm程度
段・ブロック蹴上げ16cm以下・踏面30cm以上・蹴込み2cm以下が目安。階段の上端・下端の手前30cm程度に点状ブロック(線状ブロックではない)。段鼻は踏面との明度差(輝度比)を大きくし、最後まで同じ色づかいに
傾斜路勾配は1/12以下、屋外では1/15以下が望ましい。高さ75cm以内ごとに踏幅150cm以上の踊場。幅は120cm以上、すれ違うなら150cm以上。側壁がない側端に5cm以上の立ち上がり
床・通路同じ床では滑り抵抗係数に大きな差がない材料にする(差があるとつまずく)。滑り抵抗係数は埃や水で変わる。段鼻も滑りにくく。金属製の誘導用ブロックはノンスリップ加工。商品棚の間の通路は120cm、レジ前に150cm角の転回スペース
✅ チェックポイント
1手すりは「水平に45cm」、点状ブロックは「手前30cm」
手すりの水平の延長30cm(令和2年)、手前5cm に線状ブロック(平成29年)、段鼻と踏面の輝度比1.0(令和2年)、滑り抵抗係数に大きな差がある床材(平成30年)、傾斜路の水平距離8,000mm(令和3年)は誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で14肢)↓

✏️ 過去問:階段・傾斜路・床・通路(10年で14肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

階段
平成29年 No.8選択肢11 / 14

問題:屋内階段に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

階段の両側の壁に手すりを設けるに当たり、その手すりの端部は、階段の上端では水平に45cm延長させ、下端では斜め部分も含めて段鼻から45cm延長させた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.8 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

手すりは、階段の上端では水平に45cm以上、下端では斜めの部分を含めて段鼻から45cm以上延長する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.8
令和8年 No.9選択肢42 / 14

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、国土交通省「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」(令和 7 年 5 月)に照らして、最も不適当なものはどれか。

美術館の階段において、壁に設置する手すりは、踊場にも連続するように設け、階段の端部では段鼻から水平に 450 mm延長させた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

階段の手すりは、踊場にも連続して設け、上端では水平に45cm以上、下端では斜めの部分を含めて段鼻から45cm以上延ばす(5.2.3.4.1)。端部で段鼻から水平に450mm延長するのは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.9
平成29年 No.8選択肢23 / 14

問題:屋内階段に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

階段に上下2本の手すりを設けるに当たり、その上段の手すりの高さを80cmとし、下段の手すりの高さを60cmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.8 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

手すりを上下2段に設けるときは、上段を75〜85cm程度、下段を60〜65cm程度の高さにするのが一般的。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.8
令和6年 No.9選択肢34 / 14

問題:高齢者、障害者、子ども連れ利用者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

市庁舎の主たる階段において、杖使用者等が円滑に上下移動できるよう、両側に段鼻から高さ650mmと850mmの二段の手すりを設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

階段の二段手すりは、杖使用者や子ども・小柄な人も使えるよう、下段を60〜65cm程度、上段を75〜85cm程度の高さにする(建築設計標準 2.14 A 手すり)。650mm・850mmは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.9
平成29年 No.8選択肢35 / 14

問題:屋内階段に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

階段の蹴上げを15cm、踏面を32cm、蹴込みを1cmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.8 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

蹴上げは16cm以下、踏面は30cm以上が目安。蹴込みはつまずかないよう2cm以下とする。15cm・32cm・1cmは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.8
平成29年 No.8選択肢46 / 14

問題:屋内階段に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

階段上端部と連続する床については、視覚障がい者が段を認識できるように、段の手前5cmの位置に線状ブロックを敷設した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.8 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

階段の上端に近接する床には、段があることを知らせる点状ブロック等(警告ブロック)を、階段の手前30cm程度の位置に敷設する。線状ブロック(誘導ブロック)を段の手前5cmに敷くのは不適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.8
令和5年 No.9選択肢47 / 14

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

病院の階段において、段鼻と踏面との色の明度差が大きいものを選定し、昇り始めから終わりの段まで、それぞれの色を統一した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

階段の段鼻は、踏面との色の明度差を大きくして段を見分けやすくし、昇り始めから終わりの段まで同じ色づかいにそろえる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.9
令和2年 No.4選択肢48 / 14

問題:高齢者、障害者等に配慮した屋内競技場の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

屋内階段において、高齢者が段差の存在を知覚できるように、踏面と段鼻との輝度比を1.0とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.4 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

段差を見分けやすくするには、踏面の端部(段鼻)とその周りとの輝度の差を大きくする(建築設計標準)。輝度比1.0は、段鼻と踏面の明るさが同じ(差がない)ということで、段差を知覚できない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.4
傾斜路・床・通路
平成30年 No.12選択肢19 / 14

問題:車椅子使用者に配慮した集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

駐車場からエントランスホールにアプローチする傾斜路の計画に当たり、車椅子使用者が自力で登ることができるように、勾配を 1/16 とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.12 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

敷地内の通路の傾斜路の勾配は、1/12以下とし、1/15以下とすることが望ましいとされる(建築設計標準)。1/16はそれより緩やかで、車椅子使用者が自力で登りやすく適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.12
平成30年 No.6選択肢110 / 14

問題:公共施設における床の材料又は仕上げに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

床の滑りの指標のうち、JISにおける高分子系張り床材試験方法に定める滑り性試験により測定される滑り抵抗係数(C.S.R)は、埃ほこりや水等の介在物によって変化する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.6 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

JIS の高分子系張り床材試験方法(滑り性試験)で測る滑り抵抗係数(C.S.R)は、床の表面の埃や水などの介在物によって変わる。清掃の状態や雨の日も考えて床材を選ぶ。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.6
平成30年 No.6選択肢311 / 14

問題:公共施設における床の材料又は仕上げに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

床材は、同一の床において滑り抵抗係数を変化させると高齢者のつまずきの防止が期待できることから、滑り抵抗係数に大きな差がある材料を複合使用することが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.6 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

同じ床の中で滑り抵抗係数が大きく違う材料を組み合わせると、急に足が止まったり滑ったりして、かえってつまずき・転倒の原因になる。同一の床では、滑りの程度に大きな差がない材料を使うのが望ましい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.6
平成30年 No.6選択肢212 / 14

問題:公共施設における床の材料又は仕上げに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

階段の計画に当たり、階段の滑りには踏面だけでなく段鼻の滑りも大きく影響することから、滑りにくい段鼻材を採用することが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.6 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

階段では、踏面だけでなく段鼻の滑りも転落に大きく影響するので、滑りにくい段鼻材を使うのが望ましい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.6
平成30年 No.6選択肢413 / 14

問題:公共施設における床の材料又は仕上げに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築物の出入口に設ける視覚障害者誘導用ブロック等は、金属製のものを使用する場合、雨滴によりスリップしやすいため、ノンスリップの加工があるものを採用する等の配慮をすることが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.6 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

金属製の視覚障害者誘導用ブロック等は、雨にぬれると滑りやすいので、ノンスリップ加工のあるものを使うなどの配慮をする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.6
令和4年 No.9選択肢314 / 14

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

コンビニエンスストアにおいて、両側に商品棚のある通路の有効幅を120cmとし、レジ前には150 cm × 150 cmの車椅子の転回スペースを設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

両側に商品棚のある通路は、車椅子使用者が通れて商品を取り出しやすい幅(建築設計標準 2.12:商品棚間120cm)とし、レジ前には車椅子が向きを変えられるスペース(150cm角程度)を設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.9

✏️ 過去問:階段・傾斜路の寸法(図の問題)(10年で2問)

手すりの延長(45cm)・傾斜路の勾配(1/12)など、図の記号に当てはまる寸法を確かめます。

令和2年 No.9建築設計標準による階段(手すりの水平の延長・二段手すり・点状ブロック・有効幅員)

各部の計画(バリアフリー)最も不適当なもの

図は、高齢者、障害者等の利用に配慮した階段の計画案の模式図である。「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

No.9の図
図を押すと大きく表示します
1手すりは、階段の上端で水平に延長する部分Aを30cmとして、踊場にも連続させて設置した。
2手すりを上下に2本設置するに当たり、下段の手すりの高さBを段鼻から60cmとした。
3点状ブロックCを、階段手前30cmの位置に敷設した。
4階段の有効幅員Dは、手すりの幅10cmはないものとみなし、140cmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9

▼ 解答・解説を見る(No.9)▲ 解答・解説を閉じる
正答1最も不適当なものは、1である。
解説
設問は、不適当である。

階段の手すりは、踊場にも連続して設け、階段の上端では水平に45cm以上延長する(建築設計標準)。30cmでは足りない。

解説
設問は、適当である。

手すりを2段に設けるときは、下段を60〜65cm程度、上段を75〜85cm程度の高さにするのが一般的。下段60cmは適当。

解説
設問は、適当である。

点状ブロックは、階段の上端・下端の手前30cm程度の位置に敷設する。

解説
設問は、適当である。

階段の幅を算定するとき、幅10cm以下の手すりはないものとみなす(建築基準法施行令 第23条第3項)。有効幅員140cmは適当。

📖 根拠の法令・基準

高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)の階段(手すりは上端で水平に45cm以上延長・点状ブロック等。令和3年3月版の 2.5 階段にも同じ記述)、建築基準法施行令 第23条第3項(幅10cm以下の手すりはないものとみなして階段の幅を算定)

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:令和2年 No.9

令和3年 No.9建築設計標準による敷地内の傾斜路(踊り場・水平距離・有効幅・立ち上がり)

各部の計画(バリアフリー)最も不適当なもの

図は、公共施設が建つ敷地内の主要な経路上の傾斜路を計画した模式図である。「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

No.9の図
図を押すと大きく表示します
1転倒防止や休憩、減速ができるように、傾斜路の途中に設置した踊り場の踏幅Aを、1,600mmとした。
2車椅子使用者が自力で上り下りできるように、傾斜路の水平距離Bを、8,000 mmとした。
3人と車椅子使用者がすれ違えるように、傾斜路の有効幅Cを、1,500mmとした。
4白等による危険の認知、車椅子のキャスター等の脱輪防止のため、側壁がない傾斜路及び踊り場側端の立ち上がりDを、50mmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9

▼ 解答・解説を見る(No.9)▲ 解答・解説を閉じる
正答2最も不適当なものは、2である。
解説
設問は、適当である。

高さが75cmを超える傾斜路では、高さ75cm以内ごとに踏幅150cm以上の踊場を設ける(建築設計標準 2.1)。図の傾斜路は1段が750mmの高さなので、途中の踊り場の踏幅1,600mmは適当。

解説
設問は、不適当である。

図の傾斜路は、水平距離Bの間に750mm上がる。主要な経路の傾斜路の勾配は1/12以下(屋外では1/15以下が望ましい)とするので、水平距離は少なくとも750mm×12=9,000mm必要。8,000mmでは勾配が約1/10.7となり、急すぎて車椅子で自力で上り下りしにくい。

解説
設問は、適当である。

段に代わる傾斜路の幅は120cm以上、人と車椅子使用者がすれ違えるように150cm以上とすることが望ましい(建築設計標準 2.1)。1,500mmは適当。

解説
設問は、適当である。

側壁がない傾斜路の側端には、杖による危険の認知や車椅子のキャスターの脱輪防止のため、5cm以上の立ち上がりを設けることが望ましい(建築設計標準 2.1)。50mmは適当。

📖 根拠の法令・基準

高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(令和3年3月)第2章 2.1 敷地内の通路(傾斜路の勾配は1/12以下・望ましくは1/15以下、高さ75cm以内ごとに踏幅150cm以上の踊場、幅は段に代わるもの120cm以上・望ましくは150cm以上、側壁がない側端に5cm以上の立ち上がり)

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:令和3年 No.9

🛏️ 客室・客席・住宅・案内

📖 客室・客席・住宅・案内

客室・客席・住宅・案内は、車椅子使用者用の客室や客席の数と配置、案内の方法が問われます。10年で6回正答になっています。

項目ポイント(建築設計標準)
車椅子使用者用客室客室総数200超なら総数×1/100+2以上が望ましい(250室なら5室以上。政令の義務は客室総数50以上で総数×1/100以上)。出入口の前後に140cm角の水平なスペース。浴室の出入口は80cm以上で、経路が直角路なら通路の幅100cm以上。ベッドはマットレス上面を車椅子の座面と同程度、キャビネットはそれより10cm程度高く、可動式でレイアウトを変えられるように。2室を1室にして床の高さをそろえる改修も有効
客席・駐車場同伴者用の客席は車椅子使用者用客席と同数以上を、後ろではなく横に隣接して。車椅子使用者用の観覧席は分散して設ける。優先駐車区画は車椅子使用者用(幅350cm以上)とは別に、出入口の近くに
住宅コンセントの中心高さは40cm程度(20cm は低すぎる)。流し台の奥行60cm程度を L字に。浴槽は深さ50cm程度・エプロン40〜45cm程度
案内・昇降機・避難視覚障害者誘導用ブロックはハイカウンター側へ誘導する(ローカウンターへではない)。色だけに頼らず白黒コピーで判別性を確かめる。白内障の人には明度差の大きい表示(黒地に白文字)。籠内の点字は縦配列なら左側・横配列なら上側。一時待避スペースにインターホン。居室の出入口は80cm以上
計画の進め方建築プロジェクトの各段階で当事者が参画する(令和7年5月の改正で別冊「建築プロジェクトの当事者参画ガイドライン」を作成)
✅ チェックポイント
1同伴者席は「横」、誘導ブロックは「ハイカウンター」へ
同伴者席を背後に(令和8年)、直角路の浴室出入口付近を800mm(令和6年)、誘導ブロックをローカウンターへ(令和4年)、点字をボタンの右側(令和元年)、250室に車椅子使用者用客室3室(平成30年)、コンセントを20cm(平成30年)は誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で20肢)↓

✏️ 過去問:客室・客席・住宅・案内(10年で20肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

車椅子使用者用客室
平成30年 No.9選択肢11 / 20

問題:宿泊施設における車椅子使用者用客室に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

客室の総数を250室と計画したので、車椅子使用者用客室を3室設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

建築設計標準では、客室総数が200を超える場合、客室総数×1/100+2 以上の車椅子使用者用客室を設けることが望ましいとされる。250室なら 2.5+2=4.5 で、5室以上。3室では足りない。(試験の時点の政令の義務は、客室総数50以上で1室以上。令和元年9月からは客室総数の1/100以上に改められた)

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.9
平成30年 No.9選択肢22 / 20

問題:宿泊施設における車椅子使用者用客室に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

客室の出入口の前後に、140cm角の水平な床のスペースを設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

車椅子使用者が直進でき、方向を変えられるよう、出入口の前後には140cm角以上の水平なスペースを確保する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.9
平成30年 No.9選択肢33 / 20

問題:宿泊施設における車椅子使用者用客室に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

客室内の浴室の出入口の有効幅員を、85cmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

客室内の便所・浴室等の出入口の有効幅員は80cm以上とする。85cmは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.9
令和6年 No.9選択肢24 / 20

問題:高齢者、障害者、子ども連れ利用者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

ビジネスホテルの客室において、客室内の浴室の出入口に至る経路を直角路としたので、浴室の出入口付近の通路の有効幅員を、800mmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

客室内の浴室などの出入口に至る車椅子使用者の経路が直角路となる場合は、出入口付近の通路の有効幅員を100cm以上とする(建築設計標準 2.9)。車椅子が直角に曲がるには幅が必要で、800mmでは足りない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.9
平成30年 No.9選択肢45 / 20

問題:宿泊施設における車椅子使用者用客室に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

ベッドの高さはマットレス上面で車椅子の座面と同程度とし、ベッドサイドキャビネットの高さはマットレス上面から10cm程度高くした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

ベッドの高さは、車椅子から移乗しやすいよう、マットレス上面で車椅子の座面と同程度(45〜50cm程度)とする。ベッドサイドキャビネットは、マットレス上面より10cm程度高くするのが望ましい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.9
令和5年 No.9選択肢36 / 20

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

シティホテルにおいて、車椅子使用者用客室は、客室内のレイアウトが変更しやすいように、ベッドやベッドサイドキャビネットを可動式とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

車椅子使用者用客室は、利用する人の状態に合わせて移乗や回転のスペースを確保できるよう、ベッドやベッドサイドキャビネットを床に固定せず、レイアウトを変えられるようにする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.9
令和3年 No.4選択肢37 / 20

問題:建築計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ホテルの一般客室を、車椅子使用者用客室へ改修するに当たり、二つの客室の間仕切り壁を撤去して一室化し、客室内にスロープを設置し、客室全体の床の高さを、トイレ・浴室等の床の高さと合わせた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.4 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

一般客室を車椅子使用者用客室に改修するとき、2室をつないで1室にし、客室全体の床の高さをトイレ・浴室の床の高さにそろえて段差をなくすのは有効。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.4
客席・駐車場
令和8年 No.9選択肢28 / 20

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、国土交通省「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」(令和 7 年 5 月)に照らして、最も不適当なものはどれか。

劇場の客席において、座席の総数に応じて車椅子使用者用客席を設け、その背後に同伴者用の座席を同数以上設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

建築設計標準では、車椅子使用者用客席と同じ数以上の同伴者用の客席(スペース)を、車椅子使用者用客席の後ろではなく横に隣接して設けるとしている(13.2.3.5)。背後に設けるのは誤り。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.9
令和2年 No.4選択肢39 / 20

問題:高齢者、障害者等に配慮した屋内競技場の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

車椅子使用者用の観覧席は、複数の車椅子使用者が利用できる専用スペースとして、異なる場所に分散して2箇所設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.4 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

車椅子使用者用の観覧席は、複数の車椅子使用者が使えるスペースとし、選べるよう異なる場所に分散して設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.4
令和8年 No.9選択肢310 / 20

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、国土交通省「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」(令和 7 年 5 月)に照らして、最も不適当なものはどれか。

大規模店舗の駐車場において、車椅子使用者用の駐車区画とは別に高齢者、妊婦、乳幼児連れ、けが人等、移動に配慮が必要な人のために優先駐車区画を建築物の出入口に近い位置に設け、1 台当たりの区画の幅を 2.5 mとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

優先駐車区画は、車椅子使用者用駐車施設(幅350cm以上)とは別に、広い幅は必ずしも必要ないが移動に配慮が必要な人(高齢者・妊婦・乳幼児連れ・けが人など)のために、建築物の出入口に近い位置に設ける区画(2.3.1.1)。一般の駐車区画の幅は250cm程度なので、幅2.5mは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.9
住宅
平成30年 No.12選択肢211 / 20

問題:車椅子使用者に配慮した集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

居間と寝室の計画に当たり、コンセントの中心高さを床面から20cmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.12 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

車椅子使用者は低い位置に手が届きにくいので、コンセントの中心高さは床から40cm程度とする(建築設計標準)。20cmでは低すぎる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.12
平成30年 No.12選択肢312 / 20

問題:車椅子使用者に配慮した集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

台所の計画に当たり、流し台・調理台の奥行きを60cmとし、作業効率に配慮してL字型に配置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.12 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

流し台・調理台の奥行は60cm程度とし、L字型に配置すると、車椅子に座ったまま向きを少し変えるだけで作業でき、移動が少なくてすむ。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.12
平成30年 No.12選択肢413 / 20

問題:車椅子使用者に配慮した集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

浴室の計画に当たり、浴槽の深さを50cm、エプロンの高さを40cmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.12 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

車椅子使用者が使う浴槽は、深さ50cm程度、エプロン(浴槽の縁)の高さを車椅子の座面の高さに近い40〜45cm程度にすると、縁に腰掛けて移乗しやすい(令和3年3月の建築設計標準 2.10 にも同じ寸法が示されている)。深さ50cm・エプロン40cmは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.12
案内・昇降機・出入口・避難・計画の進め方
令和4年 No.9選択肢114 / 20

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

市庁舎の総合案内所において、ハイカウンターとローカウンターを併設し、視覚障害者誘導用ブロックをローカウンターに向かって敷設した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

建築設計標準は、視覚障害者誘導用ブロック等を敷設する場合はハイカウンター(立って使うカウンター)側に誘導するとしている(2.14 C カウンター)。ローカウンターは車椅子使用者などが座って使うためのもので、ブロックをそこへ向けるのは不適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.9
令和4年 No.9選択肢215 / 20

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

病院のサインの計画において、サインプレートを部門ごとに色分けし、色の違いだけに頼った情報伝達となっていないか、サイン案をそれぞれ白黒コピーして判別性を確認した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

色の見え方には個人差があるので、部門ごとの色分けだけに頼らず、文字や図記号も合わせて伝える。白黒にしても判別できるか確かめる方法は有効。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.9
令和6年 No.9選択肢416 / 20

問題:高齢者、障害者、子ども連れ利用者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

特別養護老人ホームのサイン計画において、特に白内障の人に表示内容が分かりやすくなるよう、黒い表示板に白色の文字を用いた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

白内障の人は、黒い背景に青、白い背景に黄色などが見分けにくい。文字と背景の明度の差を大きくすることが大切で、黒い表示板に白い文字は分かりやすい(建築設計標準 2.14 G 案内表示)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.9
令和元年 No.9選択肢317 / 20

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

ホテルのエレベーターにおいて、エレベーターの籠かご内の階数ボタン等の点字表示は、ボタンが縦配列であったので、それぞれのボタンの右側に設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

籠内の操作盤の点字表示は、ボタンが縦配列の場合は左側、横配列の場合は上側に設ける(建築設計標準 2.6 エレベーター)。右側に設けるのは不適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.9
令和元年 No.9選択肢418 / 20

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

庁舎の避難設備・施設の計画において、利用者が安全に救助を待つための一時待避スペースを階段室内に設け、待避した際に助けを求めたり状況を伝えたりするためのインターホンを設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

階段室内などに、車椅子使用者などが安全に救助を待てる一時待避スペースを設け、助けを求めたり状況を伝えたりするためのインターホンを設置するのは有効。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.9
令和2年 No.4選択肢119 / 20

問題:高齢者、障害者等に配慮した屋内競技場の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

幅150cmの屋内廊下に面して設けた障害者等が利用する居室の出入口は、有効幅員を90cmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.4 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

障害者などが利用する居室の出入口の幅は80cm以上(バリアフリー法施行令 第19条第2項第二号イ。出題当時は第18条第2項第二号イ)。90cmは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.4
令和8年 No.9選択肢120 / 20

問題:高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、国土交通省「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」(令和 7 年 5 月)に照らして、最も不適当なものはどれか。

図書館の基本構想・基本計画段階において、「建築プロジェクトの当事者参画ガイドライン」を基に、ワークショップや類似施設の見学等を通じて施設運営者、施設利用者等と意見交換を行い、多様なニーズを反映した施設整備を行った。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅰ(計画)」No.9 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

建築設計標準は、建築プロジェクトの各段階で、施設の利用者や高齢者・障害者などの当事者がワークショップなどに参加して意見を出す「当事者参画」が有効としており、令和7年5月の改正で別冊の「建築プロジェクトの当事者参画ガイドライン」がつくられた。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.9

まとめ:バリアフリー・ユニバーサルデザインで覚えておくこと

試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。

🚻 便所
便所・洗面所要点 ›
開閉スイッチ戸から70cm以上おむつ交換台の奥行60〜80cm鏡傾けない
🦯 階段・傾斜路
階段・傾斜路・床要点 ›
手すりの延長水平に45cm以上点状ブロック手前30cm傾斜路1/12以下
🛏️ 客室・案内
客室・客席・案内要点 ›
同伴者席横に隣接誘導ブロックハイカウンターへ点字(縦配列)左側
💡 バリアフリーの数値は「使う人の体と動き」から考えると覚えやすくなります。車椅子に座って手が届く高さ(押しボタン100cm・コンセント40cm)、車椅子が回れる広さ(直径150〜180cm・直角路100cm)、杖で気づける位置(点状ブロック30cm手前)です。

ほかの分野の解説・年度別の過去問

一級建築士 建築計画の分野別の解説(17分野)の一覧です。

📅 年度別の過去問(建築計画)1年分の問題を、本番と同じ順に解けます。カードの番号は、その年にこの分野が出題された問題です(押すとその問題へ移ります)。
📋一級建築士 過去問題一覧(5科目)建築計画の年度別の過去問と、ほかの科目の過去問をまとめています›

関連記事

一級建築士の過去問の一覧や、学科の教材・勉強の進め方は次の記事で紹介しています。

過去問題 一覧|一級建築士 学科5科目|解答・解説付(資格教材キング) 【過去問題一覧】一級建築士試験 学科5科目(計画・環境設備・法規・構造・施工)10年分(令和8年〜平成29年)【解答・解説付】※完全無料 一級建築士|おすすめテキスト・問題集|学科試験(資格教材キング) 【2026年最新】一級建築士「学科試験」おすすめテキスト・問題集!選び方も徹底解説 一級建築士|独学の勉強方法 学科5科目+製図|勉強法(資格教材キング) 【2026年最新】一級建築士は独学で合格できる|学科5科目+製図の勉強方法完全ガイド