要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)の No.24 で毎年出題される「積算」について、工事費の構成と区分、仮設の区分、数量の種類と計測を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を選択肢ごとに解説します。工事費の構成の図の問題は、問題ごとに載せています。

積算の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
No.24 は、10年とも積算が1問出題されています。工事費の構成と区分(公共建築工事積算基準)が7年、仮設の区分が2年(令和元年は数量の種類と組み合わせた問題)、数量の計測が1年でした。純工事費・工事原価・工事費の言葉の入れ替え、直接工事費に直接仮設が入るかどうかがくり返し出ます。
毎年 No.24 に1問(10年で10問)。この記事で解説する選択肢は45肢、図・表・計算の問題は1問(問題ごとに掲載)です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🧮 工事費の構成と区分
📖 工事費の構成と区分
積算は、工事費の構成(どれとどれを足すと何になるか)と、工事費の区分の言葉がいちばんよく問われます。下から順に足していく形で覚えます。
| 費用 | 構成・内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 純工事費 | 直接工事費 + 共通仮設費 | 積算基準 第3 |
| 工事原価 | 純工事費 + 現場管理費 | 第3 |
| 工事価格 | 工事原価 + 一般管理費等 | 第3 |
| 工事費 | 工事価格 + 消費税等相当額 | 第3 |
「積算基準」は公共建築工事積算基準(国土交通省)。
| 区分 | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 工事費の区分 | 直接工事費・共通費・消費税等相当額に区分する。積算は、建築・電気設備・機械設備・昇降機設備などの工事種別ごと | 積算基準 第2 |
| 直接工事費 | 工事目的物をつくるために直接必要な費用。直接仮設の費用を含む。設計図書の表示に従って工事種目ごとに区分する。専門工事業者の経費も単価に含める(公共建築工事標準単価積算基準) | 第2・第5 |
| 共通費 | 共通仮設費・現場管理費・一般管理費等の3つ | 第2 |
| 共通仮設費 | 各工事種目に共通の仮設に要する費用(現場事務所などの仮設建物費を含む)。現場環境改善費は共通仮設費率に含まれないので、積み上げで加える | 第6・共通費積算基準 |
| 現場管理費 | 工事現場を管理運営するための費用で、共通仮設費以外のもの。建設発生土・発生材の処分費に対する現場管理費は算定しない | 第6・共通費積算基準 |
| 一般管理費等 | 受注者の継続運営に必要な費用で、一般管理費と付加利益等からなる(現場管理費は含まない) | 第6 |
| 共通仮設費・現場管理費の算定 | 新営工事と改修工事に区分して算定する | 共通費積算基準 |
| 消費税等相当額 | 工事価格に、消費税と地方消費税の税率を掛けて算定する | 第7 |
「共通費積算基準」は公共建築工事共通費積算基準(国土交通省)。
✏️ 過去問:工事費の構成と区分(10年で29肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全26枚)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
純工事費は、直接工事費、共通費及び消費税等相当額に区分して積算する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
直接工事費・共通費・消費税等相当額に区分して積算するのは工事費(公共建築工事積算基準 第2)。純工事費は、直接工事費と共通仮設費を合わせたもの(同 第3)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
工事原価は、直接工事費と共通仮設費とを合わせたものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
直接工事費と共通仮設費を合わせたものは純工事費。工事原価は、純工事費に現場管理費を加えたもの(公共建築工事積算基準 第3)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
工事費は、工事価格に消費税等相当額を合わせたものをいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
消費税等相当額は、工事価格に消費税及び地方消費税相当分からなる税率を乗じて算定する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢5
同じ文:令和5年 No.24 選択肢4
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
工事費の積算は、建築工事、電気設備工事、機械設備工事及び昇降機設備工事等の工事種別ごとに行う。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢1
同じ文:令和3年 No.24 選択肢1
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工事費の積算は、建築工事・電気設備工事・機械設備工事・昇降機設備工事等の工事種別ごとに行う(公共建築工事積算基準 第2)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
工事費は、直接工事費、共通費及び消費税等相当額に区分して積算する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢2
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接工事費は、設計図書の表示に従って各工事種目ごとに区分する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢2
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接工事費については、設計図書の表示に従って各工事種目ごとに区分する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢3
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通費は、共通仮設費、現場管理費及び一般管理費等に区分する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢3
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通費については、共通仮設費、現場管理費及び一般管理費等に区分する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢4
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通費は、共通仮設費、現場管理費及び直接工事費に区分される。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢5
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共通費は、共通仮設費・現場管理費・一般管理費等に区分する(公共建築工事積算基準 第2)。直接工事費は共通費とは別の区分。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接工事費には、直接仮設の費用は含まれない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢4
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直接工事費は、工事目的物をつくるために直接必要な費用で、直接仮設に要する費用を含む(公共建築工事積算基準 第5)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接工事費には、直接仮設及び下請経費は含まれない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢3
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直接工事費は、工事目的物をつくるために直接必要な費用で、直接仮設(足場・墨出しなど)に要する費用を含む(公共建築工事積算基準 第5)。また、直接工事費の単価には、専門工事業者の下請経費も含めて計上する。公共建築工事標準単価積算基準(令和8年改定)でも、複合単価は材料・労務・機械器具と専門工事業者等の諸経費(専門工事業者の現場管理費・一般管理費等)で組み立て、市場単価も専門工事業者の諸経費を含むとしている。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接工事費は、材料費、直接仮設費、労務費等のほかに専門工事業者の経費を含む費用とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢1
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直接工事費は、工事目的物をつくるために直接必要な費用で、直接仮設に要する費用を含む(公共建築工事積算基準 第5)。材料費・労務費などのほか、専門工事業者の経費(下請経費)も直接工事費の単価に含めて計上する(公共建築工事標準単価積算基準(令和8年改定):複合単価・市場単価は専門工事業者等の諸経費を含む)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通仮設費は、各工事種目に共通の仮設に要する費用とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢2
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通仮設費は、各工事種目に共通の仮設に要する費用である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢1
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通仮設費は、各工事種目ごとに必要となる仮設に要する費用とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢5
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共通仮設費は、各工事種目に共通の仮設に要する費用(公共建築工事積算基準 第6)。各工事種目ごとに必要な仮設(足場・墨出しなど)は直接仮設で、直接工事費に含める。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通仮設費には、現場事務所などの施設に要する仮設建物費が含まれる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢4
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共通仮設費には、現場事務所・倉庫などの仮設建物費が含まれる(公共建築工事積算基準 第6・公共建築工事共通費積算基準)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
現場管理費は、工事施工に当たり、工事現場を管理運営するために必要な費用で、共通仮設費以外の費用とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢4
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
現場管理費は、工事施工に当たり、工事現場を管理運営するために必要な費用で、共通仮設費以外の費用である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢2
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一般管理費等は、工事施工に当たる受注者の継続運営に必要な費用で、一般管理費と付加利益等からなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢5
同じ文:令和5年 No.24 選択肢3
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一般管理費等は、受注者の継続運営に必要な費用で、一般管理費と付加利益等からなる(公共建築工事積算基準 第6)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一般管理費等は、工事施工に当たる受注者の継続運営に必要な費用であり、一般管理費と付加利益等からなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢4
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一般管理費等は、受注者の継続運営に必要な費用で、一般管理費と付加利益等からなる(公共建築工事積算基準 第6)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一般管理費等には、現場管理費は含まれない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢2
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通仮設費及び現場管理費は、新営工事と改修工事に区分して算定する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢2
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共通仮設費率・現場管理費率は、新営工事と改修工事で別の表が定められていて、区分して算定する(公共建築工事共通費積算基準)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
現場環境改善費は、共通仮設費率に含まれないため、設計図書等に基づき積み上げにより共通仮設費を算定する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢3
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現場環境改善費は共通仮設費率に含まれないので、設計図書などに基づき、積み上げで算定して加える(公共建築工事共通費積算基準)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建設発生土処分費及び発生材処分費を含めて発注する場合は、これらの費用の現場管理費は算定しない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢5
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現場管理費率で算定するときの純工事費には、建設発生土・発生材の処分費を含めない(公共建築工事共通費積算基準)。これらの費用の分の現場管理費は算定しない。
✏️ 過去問:工事費の構成(図の問題)(10年で1問)
工事費の構成の図のA〜Cに当てはまる用語を選ぶ問題です。上の表の順に足し算を思い出してから「解答・解説を見る」を開いてください。
平成29年 No.24工事費の構成(工事価格・工事原価・直接工事費)
工事費の構成において、A~Cに該当する用語の組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか。
図を押すと大きく表示します
A B C 1. 工事原価 工事価格 直接工事費 2. 工事原価 直接工事費 工事価格 3. 直接工事費 工事原価 工事価格 4. 工事価格 直接工事費 工事原価 5. 工事価格 工事原価 直接工事費 出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24
▼ 解答・解説を見る(No.24)▲ 解答・解説を閉じる
Aは、工事費から消費税等相当額を除いた工事価格。工事原価は、工事価格から一般管理費等を除いたもので、Bに当たる。
Aは工事価格、Bは工事原価、Cは直接工事費。B・Cの位置の用語も違う。
直接工事費は、純工事費のうち共通仮設費を除いたもので、最も下の段のCに当たる。
Bは、純工事費と現場管理費を合わせた工事原価。直接工事費ではない。
工事費の構成は、工事費=工事価格(A)+消費税等相当額、工事価格=工事原価(B)+一般管理費等、工事原価=純工事費+現場管理費、純工事費=直接工事費(C)+共通仮設費(公共建築工事積算基準 第3)。
🚧 仮設の区分
📖 共通仮設・直接仮設・専用仮設
仮設は、使う範囲で「共通仮設・直接仮設・専用仮設」の3つに分けます。
| 仮設 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 共通仮設 | 複数の工事種目に共通して使う | 仮囲い・現場事務所など |
| 直接仮設 | 工事種目ごとの、複数の工事科目に共通して使う | 遣方・墨出し・足場など |
| 専用仮設 | 一つの工事科目だけで使う | コンクリート足場、山留め(土工の専用仮設)など |
✏️ 過去問:仮設の区分(10年で8肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全6枚)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通仮設は、複数の工事種目に共通して使用する仮設をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢1
同じ文:令和元年 No.24 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接仮設は、工事種目ごとの複数の工事科目に共通して使用する仮設をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢2
同じ文:令和2年 No.24 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築積算の用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接仮設は、工事種目ごとの工事科目で単独に使用する仮設をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
直接仮設は、工事種目ごとの複数の工事科目に共通して使う仮設(遣方・墨出し・足場など)。一つの工事科目だけで単独に使う仮設は、専用仮設という。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
専用仮設には、コンクリート足場が含まれる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢3
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接仮設には、遣方や墨出しが含まれる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢4
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共通仮設には、土工事における山留めが含まれる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢5
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山留めは、根切り・埋戻しなどの土の処理に伴うものとして土工に含める。仮設としては、土工の専用仮設(土工専用仮設)に当たる(公共建築数量積算基準)。各工事種目に共通の共通仮設ではない。
📐 数量の種類と計測
📖 数量の種類と計測のしかた
数量積算では、数量の種類(設計数量・計画数量・所要数量)と、計測のしかたが問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 設計数量 | 設計図書の個数や設計寸法から求めた数量 | 数量積算基準 |
| 計画数量 | 設計図書に基づく施工計画(根切りの余幅・足場の計画など)から求めた数量 | 数量積算基準 |
| 所要数量 | 定尺寸法による切り無駄や、施工上やむを得ない損耗を含んだ数量(形鋼・鋼管・平鋼は設計数量の5%増し) | 数量積算基準 |
| 外部本足場 | 足場の中心(外壁面から1.0mの位置)の水平長さ×構築物の上部までの高さ | 数量積算基準 |
| 土砂量 | 地山数量とし、掘削による増加・締固めによる減少は考えない | 数量積算基準 |
| 防水層 | 設計寸法による面積。シートの重ね代は計測しない | 数量積算基準 |
| 仕上の開口部 | 1か所当たり0.5m²以下なら、欠除はないものとする | 数量積算基準 |
「数量積算基準」は公共建築数量積算基準(平成30年の出題では建築数量積算基準)。
✏️ 過去問:数量の種類と計測(10年で8肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:建築積算の用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
設計数量は、設計図書に記載されている個数及び設計寸法から求めた長さ、面積、体積等の数量をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢1
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設計数量は、設計図書に記載された個数や設計寸法から求めた長さ・面積・体積などの数量(公共建築数量積算基準)。
問題:建築積算の用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
所要数量は、定尺寸法による切り無駄や、施工上やむを得ない損耗を含んだ数量をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢2
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問題:建築積算の用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
計画数量は、設計図書に基づいた施工計画により求めた数量をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢3
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計画数量は、設計図書に基づく施工計画(根切りの余幅や足場の計画など)により求めた数量(公共建築数量積算基準)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
外部本足場の数量は、足場の中心(構築物等の外壁面から 1.0 mの位置)の水平長さと構築物等の上部までの高さによる面積として算出した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢1
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外部本足場の数量は、足場の中心(外壁面から1.0mの位置)の水平長さと、構築物の上部までの高さによる面積とする(公共建築数量積算基準)。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
土工事における土砂量は、地山数量とし、掘削による増加や締固めによる減少は考慮しないで算出した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢2
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
鉄骨工事における形鋼、鋼管及び平鋼の所要数量は、設計数量の 5 %増しとして算出した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢3
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問題:建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
シート防水の数量は、シートの重ね代の面積を加えて算出した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢4
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防水層の数量は、躯体などの設計寸法による面積とし、シート防水などの重ね代は計測の対象としない(公共建築数量積算基準)。重ね代の面積を加えるのは誤り。
問題:建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
壁仕上げ塗装で開口部の面積が 1 箇所当たり 0.5 ㎡以下は、開口部による主仕上の欠除はないものとして算出した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.24 選択肢5
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仕上の数量で、開口部などの面積が1か所当たり0.5㎡以下の場合は、原則としてその部分の欠除はないものとする(公共建築数量積算基準)。
まとめ:積算で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
ほかの分野の解説・年度別の過去問
二級建築士 建築施工の分野別の解説(25分野)の一覧です。
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