要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)の No.5 で毎年出題される「仮設工事」について、単管足場・枠組足場・くさび緊結式足場の数字、作業床と墜落防止、架設通路・登り桟橋・はしご道、仮囲いと配電線の離隔距離を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を選択肢ごとに解説します。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の法令・基準によります。

仮設工事の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
No.5 は、10年とも仮設工事の問題でした。足場の壁つなぎの間隔(10年のうち6年)と建地の間隔(5年)がよく出題され、架設通路・登り桟橋の数字、仮囲いの高さ、配電線との離隔距離も繰り返し出ます。同じ文の選択肢が何年も出ているので、数字を覚えれば得点しやすい分野です。
毎年 No.5 に1問(10年で10問)。この記事で解説する選択肢は50肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🏗️ 足場
📖 単管足場・枠組足場・くさび緊結式足場の数字
足場の問題は、単管足場と枠組足場で違う数字の覚え分けがよく問われます。くさび緊結式足場は、建地と壁つなぎの間隔を単管足場と同じにします。
| 項目 | 単管足場(くさび緊結式足場も同じ) | 枠組足場 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 建地の間隔 | けた行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下 | — | 労働安全衛生規則 第571条第1項第一号 |
| 地上第一の布 | 地面から2m以下の位置 | — | 同 第571条第1項第二号 |
| 建地間の積載荷重 | 400kgが限度 | — | 同 第571条第1項第四号 |
| 壁つなぎの間隔 | 垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下 | 垂直方向9m以下、水平方向8m以下(高さ5m未満を除く) | 同 第570条第1項第五号 |
| 水平材 | — | 最上層及び5層以内ごと | 同 第571条第1項第五号 |
| 作業床・墜落防止・落下防止 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 作業床の幅(高さ2m以上) | 40cm以上 | 労働安全衛生規則 第563条第1項第二号イ |
| 床材間の隙間 | 3cm以下 | 同 第563条第1項第二号ロ |
| 枠組足場の構面の墜落防止 | 交差筋かいと、高さ15cm以上40cm以下の桟(下桟)、又は高さ15cm以上の幅木など | 同 第563条第1項第三号イ |
| 枠組足場の妻面 | 高さ85cm以上の手すりと、高さ35cm以上50cm以下の中桟 | 同 第563条第1項第三号ロ・第552条第1項第四号 |
| 物体の落下を防ぐ幅木 | 高さ10cm以上 | 同 第563条第1項第六号 |
| 工事用シート | 足場に垂直方向5.5m以下ごとに水平材を設け、隙間やたるみがないよう緊結材で緊結する | |
| ブラケット一側足場 | 高さ15m以下の足場に使える。ただし2024年4月からは、幅1m以上の箇所では原則として本足場を使う | 同 第561条の2(本足場の使用) |
✏️ 過去問:足場(10年で28肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全24枚)。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
くさび緊結式足場については、建地の間隔を 1.8 mとし、建地間の最大積載荷重を 500 kgと表示した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
建地間の積載荷重は400kgが限度(労働安全衛生規則第571条第1項第四号)。くさび緊結式足場も、建地の間隔1.8mで最大積載荷重は400kgとして表示する。500kgは超えている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単管足場における地上第一の布を、地面から高さ 2.5 mの位置に設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
単管足場の地上第一の布は、2m以下の位置に設ける(労働安全衛生規則第571条第1項第二号)。2.5mでは高すぎる。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単管足場の建地の間隔を、桁行方向 1.8 m、はり間方向 1.5 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢3
同じ文:平成30年 No.5 選択肢1
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単管足場の建地の間隔は、けた行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下(労働安全衛生規則第571条第1項第一号)。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単管足場における建地の間隔を、桁行方向 1.8 m、はり間方向 1.4 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢1
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単管足場の建地の間隔は、けた行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下(労働安全衛生規則第571条第1項第一号)。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さ 18 mのくさび緊結式足場の組立てにおいて、建枠・建地の間隔を、桁行方向 1.8 m、梁間方向 1.5 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢3
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単管足場の建地の間隔は、けた行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下(労働安全衛生規則第571条第1項第一号)。くさび緊結式足場も、単管足場と同じ間隔とする。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単管足場における建地間の積載荷重の限度を、400 kgとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢5
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問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向 5.5 m、水平方向 5 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下(労働安全衛生規則第570条第1項第五号イ)。垂直方向5.5mは広すぎる。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さが 12 mのくさび緊結式足場における壁つなぎの間隔を、垂直方向、水平方向ともに 5.5 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢1
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壁つなぎの間隔は、単管足場で垂直方向5m以下・水平方向5.5m以下、枠組足場で垂直方向9m以下・水平方向8m以下(労働安全衛生規則第570条第1項第五号)。くさび緊結式足場は単管足場と同じ間隔とするので、垂直方向5.5mは広すぎる。
問題:仮設工事の枠組足場に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
壁つなぎの間隔を、垂直方向 8 m、水平方向 9 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢5
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枠組足場(高さ5m未満を除く)の壁つなぎの間隔は、垂直方向9m以下、水平方向8m以下(労働安全衛生規則第570条第1項第五号イ)。水平方向9mは広すぎる。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さが 12 mの枠組足場における壁つなぎの間隔を、垂直方向 8 m、水平方向 9 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢2
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枠組足場(高さ5m未満を除く)の壁つなぎの間隔は、垂直方向9m以下、水平方向8m以下(労働安全衛生規則第570条第1項第五号イ)。水平方向9mは広すぎる。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向 5.0 m、水平方向 5.5 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢1
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単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下(労働安全衛生規則第570条第1項第五号)。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さが 12 mのくさび緊結式足場における壁つなぎの間隔を、垂直方向、水平方向ともに 5 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢3
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くさび緊結式足場の壁つなぎは、単管足場と同じく、垂直方向5m以下・水平方向5.5m以下とする。垂直・水平とも5mは満たしている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さが 12 mの枠組足場における壁つなぎの間隔を、垂直方向 9 m、水平方向 8 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
同じ文:令和3年 No.5 選択肢1
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
枠組足場の水平材を、最上層及び 5 層以内ごとに設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
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問題:仮設工事の枠組足場に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
水平材を、最上層及び 5 層以内ごとに設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢1
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問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
枠組足場における水平材を、最上層及び 3 層ごとに設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢3
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枠組足場の水平材は、最上層及び5層以内ごとに設ける(労働安全衛生規則第571条第1項第五号)。3層ごとは満たしている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単管足場における高さ 4.5 mの位置に設ける作業床の幅を、45 cmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
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問題:仮設工事の枠組足場に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
作業床については、床材間の隙間が 3 cm以下となるようにした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
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問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
枠組足場において、墜落防止のために、交差筋かい及び高さ 30 cmの位置に下桟を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
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枠組足場の墜落防止設備は、交差筋かいと、高さ15cm以上40cm以下の桟(または高さ15cm以上の幅木など)とする(労働安全衛生規則第563条第1項第三号イ)。30cmは満たしている。
問題:仮設工事の枠組足場に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
墜落防止設備として、構面には、交差筋かい及び作業床からの高さ 30 cmの位置に下桟を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢2
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枠組足場の構面(妻面以外)の墜落防止設備は、交差筋かいと、高さ15cm以上40cm以下の桟(下桟)など(労働安全衛生規則第563条第1項第三号イ)。30cmは満たしている。
問題:仮設工事の枠組足場に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
墜落防止設備として、妻面には、作業床からの高さ 90 cmの位置に手摺と高さ 40 cmの位置に中桟を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢3
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枠組足場の妻面は、高さ85cm以上の手すりと、高さ35cm以上50cm以下の中桟を設ける(労働安全衛生規則第563条第1項第三号ロ・第552条第1項第四号)。90cmと40cmは満たしている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単管足場において、作業に伴う物体の落下防止のために、作業床の両側に高さ 10 cmの幅木を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢5
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問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
工事用シートの取付けにおいて、足場に水平材を垂直方向 5.5 m以下ごとに設け、隙間やたるみがないように緊結材を使用して足場に緊結した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢3
同じ文:令和元年 No.5 選択肢3・平成29年 No.5 選択肢2
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工事用シートは、足場に垂直方向5.5m以下ごとに設けた水平材に、隙間やたるみがないように緊結材で緊結する。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造 2 階建ての住宅の新築工事において、必要な足場の高さが 7 mであったので、ブラケット一側足場を用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
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ブラケット一側足場は、高さ15m以下の足場に使える。木造2階建てで高さ7mの足場には適している。
2024年4月1日施行の労働安全衛生規則 第561条の2で、幅が1m以上の箇所で足場を使うときは、原則として本足場を使うことになりました(つり足場を使うときや、障害物などで本足場を使うのが難しいときを除く)。今は、足場の高さが15m以下というだけではブラケット一側足場を選べません。この問題の正答(選択肢2)は変わりません。
🪜 架設通路・登り桟橋・はしご道
📖 勾配・手すり・踊場・はしご
架設通路・登り桟橋・はしご道は、勾配・手すり・踊場・はしごの突き出しの数字が問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 架設通路の勾配 | 30度以下(30度を超えるときは階段にする) | 労働安全衛生規則 第552条第1項第二号 |
| 滑止め | 勾配が15度を超えるものには、踏桟などの滑止めを設ける(踏桟を設けても30度は超えられない) | 同 第552条第1項第三号 |
| 墜落の危険のある箇所(階段の踊り場を含む) | 高さ85cm以上の手すりと、高さ35cm以上50cm以下の中桟など | 同 第552条第1項第四号 |
| 登り桟橋の踊場 | 高さ8m以上の登り桟橋は、7m以内ごと | 同 第552条第1項第六号 |
| はしご道 | はしごの上端を床から60cm以上突き出す | 同 第556条第1項第五号 |
✏️ 過去問:架設通路・登り桟橋・はしご道(10年で10肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全9枚)。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さが 2.5 mの登り桟橋は、滑止めのための踏桟を設けたので、勾配を 35 度とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
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架設通路(登り桟橋)の勾配は30度以下とし、勾配が15度を超えるものには踏桟などの滑止めを設ける(労働安全衛生規則第552条第1項第二号・第三号)。踏桟を設けても30度を超えることはできず、35度は急すぎる(30度を超えるときは階段にする)。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
架設通路の階段の踊り場において、墜落の危険のある箇所には、高さ 80 cmの手摺を設け、高さ 40 cmの中桟を取り付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
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架設通路(階段の踊り場を含む)の墜落の危険のある箇所には、高さ85cm以上の手すりと、高さ35cm以上50cm以下の中桟などを設ける(労働安全衛生規則第552条第1項第四号)。手すり80cmでは低い。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
架設通路を設けるに当たって、勾配が 30 度を超えるので、階段を設置した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢3
同じ文:平成30年 No.5 選択肢5
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架設通路の勾配は30度以下とし、30度を超える場合は階段を設ける(労働安全衛生規則第552条第1項第二号)。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さが 9.0 mの登り桟橋において、高さ 4.5 mの位置に踊場を設置した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
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高さ8m以上の登り桟橋には、7m以内ごとに踊場を設ける(労働安全衛生規則第552条第1項第六号)。高さ9.0mで4.5mの位置に設けたのは満たしている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さが 9 mの登り桟橋において、高さが 4.5 mの位置に踊場を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢5
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高さ8m以上の登り桟橋には、7m以内ごとに踊場を設ける(労働安全衛生規則第552条第1項第六号)。高さ9mで4.5mの位置は満たしている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さが 9 mの登り桟橋において、高さ 4.5 mの位置に踊り場を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢2
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高さ8m以上の登り桟橋には、7m以内ごとに踊場を設ける(労働安全衛生規則第552条第1項第六号)。高さ9mで4.5mの位置は満たしている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高さが 9 mの登り桟橋において、高さ 4.5 mの位置に踊り場を設置した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢4
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問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
はしご道のはしごの上端を、床から 40 cm突出させた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢3
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はしご道のはしごの上端は、床から60cm以上突出させる(労働安全衛生規則第556条第1項第五号)。40cmでは足りない。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
はしご道のはしごの上端を、床から 80 cm突出させた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢5
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はしご道のはしごの上端は、床から60cm以上突き出させる(労働安全衛生規則第556条第1項第五号)。80cmは満たしている。
🚧 仮囲い・配電線・ベンチマーク
📖 仮囲い・移動式クレーンと配電線・ベンチマーク・現場事務所
仮設工事の問題には、仮囲いの高さ、移動式クレーンと配電線の距離、ベンチマーク、現場事務所の使い方も混ざります。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 仮囲い | 木造以外で2階以上の建築物の工事は、高さ1.8m以上 | 建築基準法施行令 第136条の2の20 |
| 移動式クレーンと配電線の離隔距離 | 低圧(600V以下)1.0m以上、高圧1.2m以上、特別高圧2m以上が目安 | 労働基準局長の通達による値 |
| ベンチマーク | 移動しないように設けて周囲を養生し、相互にチェックできるよう2か所以上設ける | 公共建築工事標準仕様書 2.2.2(設置と養生) |
| 施工済みの部分を現場事務所に使う | 事前に監理者(工事監理者)の承諾を受ける |
✏️ 過去問:仮囲い・配電線・ベンチマーク・現場事務所(10年で12肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全10枚)。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨造 2 階建ての建築物の新築工事において、高さ 3.0 mの鋼板製の仮囲いを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
木造以外で2階建て以上の建築物の工事では、高さ1.8m以上の仮囲いを設ける(建築基準法施行令第136条の2の20)。高さ3.0mの鋼板製の仮囲いは満たしている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨造 2 階建ての建築物の工事において、高さが 3.0 mの仮囲いを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
木造以外で2階建て以上の建築物の工事では、高さ1.8m以上の仮囲いを設ける(建築基準法施行令第136条の2の20)。3.0mは満たしている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
市街地における鉄骨造 2 階建ての建築物の新築工事において、仮囲いは、高さ 3.0 mの鋼製板を用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
木造以外で2階以上の建築物の工事では、高さ1.8m以上の仮囲いを設ける(建築基準法施行令第136条の2の20)。3.0mは満たしている。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨造 2 階建ての建築物の工事において、高さ 1.8 mの仮囲いを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢1
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木造以外で2階以上の建築物の工事では、高さ1.8m以上の仮囲いを設ける(建築基準法施行令第136条の2の20)。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
200 Vの配電線の付近で移動式クレーンを使用するので、配電線からの離隔距離(安全距離)を 0.8 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢2
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移動式クレーンのブームなどは、電路から一定の距離を離す。低圧(600V以下)の配電線では1.0m以上、高圧は1.2m以上、特別高圧は2m以上が目安(労働基準局長の通達による値で、国土交通省 近畿地方整備局の安全資料などにも示されている)。200Vの配電線で0.8mは近すぎる。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
200 Vの配電線の付近で移動式クレーンを使用するので、配電線からの離隔距離(安全距離)を 2.0 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢1
同じ文:令和元年 No.5 選択肢5
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ベンチマークを 2 箇所設けて、相互にチェックが行えるようにした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢5
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ベンチマーク(高さ・位置の基準点)は、動かないように設置して養生し(公共建築工事標準仕様書 2.2.2)、2か所以上設けて相互にチェックできるようにする。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ベンチマークは、相互にチェックできるように 2 箇所設置し、移動しないようにそれらの周囲に養生を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢2
同じ文:平成29年 No.5 選択肢5
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ベンチマークは、移動しないように設けて周囲を養生し(公共建築工事標準仕様書 2.2.2)、相互にチェックできるよう2か所以上設ける。
問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
事前に監理者の承諾を得て、施工中の建築物のうち、施工済みの一部を現場事務所として使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢3
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問題:仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
事前に工事監理者の承諾を得て、施工中の建築物のうち、施工済の一部を現場事務所として使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.5 選択肢5
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まとめ:仮設工事で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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