要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)の No.12・No.13 で毎年出題される「鉄骨工事」のうち、溶接(溶接棒・清掃・姿勢・余盛り・隅肉溶接の長さ・寒いときの措置)、溶接部の欠陥と補修、スタッド溶接(錆の除去・仕上り・打撃曲げ試験)を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を選択肢ごとに解説します。建方と高力ボルト接合は「鉄骨工事(建方・高力ボルト)」の記事で解説します。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。

鉄骨工事(溶接・スタッド溶接)の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
鉄骨工事は、10年とも No.12・No.13 の2問が出題されています。1問の中に溶接と建方・高力ボルトの選択肢がまじるので、この記事では溶接・スタッド溶接の選択肢を集めています。寒いときに加熱する範囲(100mm)、隅肉溶接の長さ(サイズの2倍)、スタッドの錆を除く範囲(軸径の2倍以上)がくり返し出ます。
10年分の鉄骨の問題20問のうち10問から、溶接・スタッド溶接の選択肢を集めました。この記事で解説する選択肢は38肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🔥 溶接の準備と施工
📖 溶接棒・清掃・溶接長さ・気温
溶接は、溶接する前の準備と、溶接のしかたに分けて覚えます。寒いときの措置と、隅肉溶接の長さがよく問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 開先の加工 | 自動ガス切断又は機械加工とし、精度が不良なものは修正する | 標準仕様書 7.6.4 |
| 溶接棒 | 吸湿などのあるものは使わない。吸湿の疑いがあるものは、乾燥させてから使う | 7.6.4 |
| 溶接部の清掃 | 水分・油・スラグ・塗料・錆など、溶接に支障となるものを除去する。固着したミルスケールで溶接に支障のないものは残してよい(平成28年版の7.6.6のただし書。平成31年版から7.6.6にこの文はないが、令和2年・令和5年の出題でも適当) | 7.6.6 |
| 溶接の姿勢 | 作業架台・ポジショナーなどを使い、可能な限り下向き又は水平の姿勢で溶接する | 7.6.7 |
| 鋼製エンドタブ(柱梁接合部) | 母材ではなく、裏当て金に組立溶接して取り付ける | |
| 裏当て金を用いる完全溶込み溶接 | 初層の溶接で、継手部と裏当て金が十分に溶け込むようにする | 7.6.7 |
| 余盛り | 母材表面から滑らかに連続する形状で、緩やかに盛り上げる。高さは JASS 6 の基準による(板厚22mmの突合せ継手で2mmは範囲内) | 7.6.7 |
| 隅肉溶接の溶接長さ | 有効長さに、隅肉溶接のサイズの2倍を加える(始端・終端は不完全になりやすい) | 7.6.7 |
| 寒いときの措置 | 気温が-5℃未満なら溶接しない。-5℃以上5℃以下なら、溶接線から100mm程度の範囲を加熱して溶接する | 7.6.8 |
| デッキプレート相互の接合 | アークスポット溶接などで行う |
「標準仕様書」は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版。
✏️ 過去問:溶接の準備と施工(10年で21肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全16枚)。
問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
開先の加工は自動ガス切断とし、加工精度の不良なものは修正した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢1
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問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
吸湿の疑いのある溶接棒は、再乾燥させてから使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢2
同じ文:令和元年 No.12 選択肢1
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吸湿した溶接棒を使うと溶接欠陥の原因になるので、吸湿の疑いがあるときは再乾燥させてから使う。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接部の清掃作業において、溶接作業に支障のない溶接面に固着したミルスケールは、除去せずにそのまま残した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢4
同じ文:令和2年 No.13 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
溶接部は、水分・油・スラグ・塗料・錆などの溶接に支障となるものを除去する(公共建築工事標準仕様書 7.6.6)。固着したミルスケールで溶接に支障のないものは、残してよい。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接部の清掃作業において、溶接に支障のないミルスケールは、除去せずに存置した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢4
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溶接に先立って、溶接に支障となる水分・油・スラグ・塗料・錆などは取り除くが、溶接に支障のない固着したミルスケールは残してよい。
問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接作業は、治具を使用して、できるだけ下向きの姿勢で行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢5
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溶接は、作業架台・ポジショナーなどを使い、可能な限り下向きまたは水平の姿勢で行う(公共建築工事標準仕様書 7.6.7)。
問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
柱梁接合部において、鋼製エンドタブの取付けは、裏当て金に組立溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢1
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問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
完全溶込み溶接において、初層の溶接で継手部と裏当て金が十分に溶け込むようにした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢3
同じ文:令和4年 No.13 選択肢3
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問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
板厚が 22 mmの鋼材相互を突合せ継手とする完全溶込み溶接において、溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、2 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢3
同じ文:令和2年 No.13 選択肢3
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溶接部の余盛りは緩やかに盛り上げ、高さはJASS 6 の基準による(公共建築工事標準仕様書 7.6.7)。板厚22mmの突合せ継手で2mmは範囲内。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
完全溶込み溶接における余盛りは、母材表面から滑らかに連続する形状とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢3
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完全溶込み溶接の余盛りは、母材表面から滑らかに連続する形状とし、緩やかに盛り上げる(公共建築工事標準仕様書 7.6.7)。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの 1/2 倍を加えたものとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢1
同じ文:令和2年 No.13 選択肢2
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隅肉溶接で施工する溶接長さは、有効長さに隅肉溶接のサイズの2倍を加えたもの(公共建築工事標準仕様書 7.6.7)。溶接の始端と終端は不完全になりやすいので、その分を足す。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの 2 倍を加えたものとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢5
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問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
デッキプレート相互の接合は、アークスポット溶接により行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢5
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問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
作業場所の気温が 3 ℃であったので、溶接線から 100 mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢5
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作業場所の気温が-5℃以上5℃以下のときは、溶接線から100mm程度の範囲を加熱して溶接する(公共建築工事標準仕様書 7.6.8)。-5℃未満では溶接しない。
問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
作業場所の気温が 3 ℃であったので、溶接線から 40 mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢5
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作業場所の気温が-5℃以上5℃以下のときは、溶接線から100mm程度の範囲を加熱して溶接する(公共建築工事標準仕様書 7.6.8)。40mmでは狭い。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
作業場所の気温が 4 ℃であったので、溶接線から 100 mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢2
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作業場所の気温が-5℃以上5℃以下のときは、溶接線から100mm程度の範囲を加熱して溶接する(公共建築工事標準仕様書 7.6.8)。4℃で100mmは適当。
問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
作業場所の気温が 4 ℃であったので、溶接線から 50 mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.12 選択肢3
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作業場所の気温が-5℃以上5℃以下のときは、溶接線から100mm程度の範囲を加熱して溶接する(公共建築工事標準仕様書 7.6.8)。50mmでは狭い。
🩹 溶接部の欠陥と補修
📖 欠陥の補修のしかた
溶接部に欠陥が見つかったときは、欠陥の種類に応じて除去してから再溶接します。
| 欠陥 | 補修のしかた | 根拠 |
|---|---|---|
| 割れ | 溶接金属を全長にわたって除去し、再溶接する。試験で割れの範囲を明らかにした場合は、割れとその端から50mm以上の範囲を除去して再溶接する | 標準仕様書 7.6.13 |
| ブローホール・ピットなど | 不良部分を除去した後、再溶接する | 7.6.13 |
| 超音波探傷試験で不合格の部分 | 除去した後、再溶接する | 7.6.13 |
| 補修用の溶接棒 | 手溶接は径4mm以下 | 7.6.13 |
✏️ 過去問:溶接部の欠陥と補修(10年で9肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全7枚)。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接部にピットがあったので、不良部分を削り取り、補修溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢2
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問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接部に割れがあったので、溶接金属を全長にわたって除去し、再溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢3
同じ文:令和3年 No.13 選択肢3
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溶接部に割れがある場合は、溶接金属を全長にわたって除去し、再溶接する(公共建築工事標準仕様書 7.6.13)。
問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接部に割れがあったので、溶接金属を全長にわたって削り取り、再溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.12 選択肢2
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溶接部に割れがある場合は、溶接金属を全長にわたって除去し、再溶接する(公共建築工事標準仕様書 7.6.13)。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接部にブローホールがあったので、不良部分を除去した後、再溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢4
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問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接部にブローホールがあったので、除去した後、再溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢4
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問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接部の超音波探傷試験において、不合格の部分は全て除去して再溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢2
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問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
不合格溶接部の手溶接による補修作業は、径が 4 mmの溶接棒を用いて行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢5
同じ文:令和2年 No.13 選択肢4
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補修用の溶接棒の径は、手溶接の場合4mm以下(公共建築工事標準仕様書 7.6.13)。4mmは満たしている。
📌 スタッド溶接・耐火被覆
📖 錆の除去と仕上り
スタッド溶接は、鉄骨の梁の上にスタッド(頭付きの棒状の鋼材)を溶接して、コンクリートの床と一体にするものです。錆を除く範囲と、仕上りの許容差がよく問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 溶接面の錆など | スタッド軸径の2倍以上の範囲を丁寧に除去し、清掃する | 標準仕様書 7.7.4 |
| 仕上り高さ | 所定の高さの-2mmから+2mmまで | 7.7.3 |
| 傾き | 5°以内 | 7.7.3 |
| 打撃曲げ試験 | 15°まで曲げて割れなどの欠陥がなければ合格。曲げたスタッドはそのまま使ってよい | 7.7.6 |
| 耐火被覆(吹付け)の確認ピン | 吹付け厚さを確かめた後も、そのまま存置する(平成28年版 7.9.4 の文。平成31年版から7.9.4にこの文はない) |
✏️ 過去問:スタッド溶接・耐火被覆(10年で8肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全6枚)。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スタッド溶接の溶接面に著しい錆が付着していたので、スタッド軸径の 1.5 倍の範囲の錆をグラインダーで除去し、溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢1
同じ文:令和3年 No.13 選択肢5
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溶接面に水分・錆・塗料・亜鉛めっきなどがある場合は、スタッド軸径の2倍以上の範囲を丁寧に除去する(公共建築工事標準仕様書 7.7.4)。1.5倍の範囲では足りない。
問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スタッド溶接の溶接面に著しい錆が付着していたので、スタッド軸径の 2 倍以上の範囲の錆をグラインダーで除去し、溶接を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.12 選択肢4
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スタッド溶接の溶接面に錆などがある場合は、スタッド軸径の2倍以上の範囲を丁寧に除去する(公共建築工事標準仕様書 7.7.4)。
問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スタッド溶接完了後の検査において、仕上り高さが指定寸法の-3 mm、傾きが 6 度であったので、合格とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢4
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スタッドの仕上り高さは、所定の高さの-2mmから+2mmまでの範囲、傾きは5°以内(公共建築工事標準仕様書 7.7.3)。-3mm・6°では不合格。
問題:鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スタッド溶接完了後の試験において、仕上り高さが指定寸法の-2 mm、傾きが 4 度であったので、合格とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢4
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スタッドの仕上り高さは所定の高さの±2mm以内、傾きは5°以内(公共建築工事標準仕様書 7.7.3)。-2mm・4°は合格。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スタッド溶接後の打撃曲げ試験において 15 度まで曲げたスタッドのうち、欠陥のないものについては、そのまま使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.13 選択肢2
同じ文:令和元年 No.12 選択肢5
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打撃曲げ試験で15°まで曲げて割れなどの欠陥がなければ合格で、そのスタッドは曲げたまま使ってよい(公共建築工事標準仕様書 7.7.6)。
問題:鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
吹付け材による鉄骨の耐火被覆工事において、吹付け厚さを確認するために設置した確認ピンは、確認作業後も存置した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.12 選択肢4
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まとめ:鉄骨工事(溶接・スタッド溶接)で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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