要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)の No.18 で出題される「まちづくり・防犯・防災・建築生産」について、交通とまちづくりの手法、防犯環境設計、物販店舗の防災、建築生産の工法と技術を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の過去問を解説します。

まちづくり・防犯・防災・建築生産の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
まちづくり・防犯・防災・建築生産は、令和2年を除く毎年 No.18 に出ています(令和3年は No.17 にも)。ボンエルフを「歩行者と自動車を完全に分離」とした選択肢が2回正答になり、ラドバーン方式・スプロールなど用語の入れ替えがねらわれます。建築生産では、カーテンウォールとモデュラーコーディネーションがくり返し出ます。
No.17・No.18 に出題(10年のうち9年・10問)。この記事で解説する選択肢は50肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🏙️ まちづくり
📖 まちづくりの用語
まちづくりは、交通の計画手法の名前と説明の組合せが問われます。ボンエルフ・ラドバーン方式・パークアンドライドの入れ替えに注意します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ボンエルフ | 住宅地の道路を蛇行させたり、ハンプを設けたりして車の速度を落とさせ、歩行者と自動車の共存を図る(完全に分離するのではない) |
| ラドバーン方式 | 通過交通を排除した袋小路と、歩行者専用の緑道などで、歩行者と自動車の動線を分離する住宅地の計画手法 |
| シケイン | 車道を蛇行・屈折させて、車の速度を落とさせる |
| イメージハンプ | 車道の色や材質を変えて段差があるように見せ、心理的に速度を落とさせる(路面に高低差はない) |
| クルドサック | 一端が行き止まりで、その端で車が方向転換できるようにした街路 |
| スプロール | 都市の周辺で、市街地が無計画・無秩序に広がっていく現象 |
| パークアンドライド | 郊外の駅などの駐車場まで自動車で行き、公共交通機関に乗り換えて中心市街地へ向かう |
| トランジットモール | 一般の自動車を入れず、路面電車やバスなど公共交通機関だけが走行できる歩行者空間 |
| ペデストリアンデッキ | 歩行者と自動車の動線を分ける高架の歩廊 |
| アンダーパス | 道路や鉄道の下をくぐる道路。雨水が流れ込みやすいので、排水機能を確保する |
| ポケットパーク | 街の中の小さな空地を利用した小公園(休息・語らいの場、景観の向上) |
| パタン・ランゲージ | クリストファー・アレグザンダーが提唱した設計手法。住民参加のまちづくりや建築を目指した |
✏️ 過去問:まちづくり(10年で20肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全19枚)。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ボンエルフは、住宅地の道路において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
ボンエルフは、住宅地の道路で、車の速度を落とさせる工夫(蛇行・ハンプなど)をして、歩行者と自動車を共存させる手法。歩行者と車の動線を完全に分離する手法ではない。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ボンエルフは、住宅地において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
ボンエルフは、住宅地の道路を蛇行させたり、ハンプ(路面の盛り上がり)を設けたりして自動車の速度を落とさせ、歩行者と自動車の共存を図る手法。歩行者と自動車の動線を完全に分離するのはラドバーン方式。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ラドバーン方式は、中心市街地への自動車の流入を減らすため、周辺の駅に整備された駐車場まで自動車で行き、そこから公共交通機関を利用して中心市街地へ移動する手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢2
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周辺の駅の駐車場まで自動車で行き、公共交通機関に乗り換えて中心市街地へ向かう手法はパークアンドライド。ラドバーン方式は、通過交通を排除した袋小路と歩行者専用の緑道などで、歩行者と自動車の動線を分離する住宅地の計画手法。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ボンエルフは、住宅地の道路において、歩行者と自動車の共存を図るための手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢4
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ボンエルフは、住宅地の道路を蛇行させたり、ハンプを設けたりして自動車の速度を落とさせ、歩行者と自動車の共存を図る手法。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シケインは、住宅地の道路において、車道部分を蛇行や屈折させることによって、自動車の速度を低下させるための手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢5
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問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
イメージハンプは、車の運転者にとって心理的に速度抑制を促すために、車道の色や材質の一部を変えることによって、自動車の速度を低下させるための手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢4
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イメージハンプは、車道の色や材質を一部変えて、段差(ハンプ)があるように見せ、心理的に速度を落とさせる手法。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
イメージハンプは、車道の色や材質の一部を変えて、車の運転者に速度抑制を心理的に促すために設けるものであり、路面に高低差はない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.17 選択肢5
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イメージハンプは、車道の色や材質を変えて段差があるように見せ、心理的に速度を落とさせるもので、路面に高低差はない。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スプロールは、一端が行止りの街路において、その端部で車の方向転換を可能としたものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.17 選択肢2
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一端が行き止まりで、その端で車が方向転換できるようにした街路はクルドサック。スプロールは、都市の周辺で市街地が無秩序に広がっていく現象。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
パークアンドライドは、周辺の駅に整備された駐車場まで自動車で行き、そこから公共交通機関を利用して、中心市街地へ移動することによって、中心市街地への自動車の流入を減らすための手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢1
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パークアンドライドは、郊外の駅などの駐車場まで自動車で行き、公共交通機関に乗り換えて中心市街地へ向かう手法で、中心市街地への自動車の流入を減らせる。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
トランジットモールは、歩行者用の空間であるモールの形態の一つであり、一般の自動車の進入を排除して、路面電車やバスなどの公共交通機関に限って走行を認めたものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢2
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トランジットモールは、一般の自動車を入れず、路面電車やバスなどの公共交通機関だけ走行を認めた歩行者のための空間。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スプロールは、都市周辺部において、市街地が無計画、無秩序に拡大していく現象である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢4
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問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ペデストリアンデッキは、歩行者と自動車の動線分離を目的とした高架の歩廊である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢5
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問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アンダーパスは、道路や鉄道の地盤面下を潜り抜ける道路で、雨水が流入しやすいので、排水機能の確保が必要である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.17 選択肢3
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問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ポケットパークは、一般に、休息、語らいの場の整備や都市景観の向上を目的としてつくられる小公園である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢3
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問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
景観法の特色の一つは、住民等による景観計画の策定・提案ができることである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢3
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景観法では、土地の所有者やまちづくりのNPO法人などの住民等が、景観計画の策定や変更を提案できる(景観法第11条)。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
登録有形文化財である建築物の一部を改装するに当たって、建築物の外観が大きく変わる場合などは現状変更の届出が必要となる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.17 選択肢4
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問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
視覚障害者誘導用ブロックには、線状の突起のある移動方向を指示する線状ブロックと、点状の突起のある注意喚起を行う点状ブロックとがある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢2
同じ文:令和3年 No.17 選択肢1
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視覚障害者誘導用ブロックには、進む方向を示す線状ブロックと、注意を促す点状ブロックがある。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
都市部において街区全体の防災性能を高める方法として、個々の建築物の建替に際しての、共同建替、協調建替がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢5
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老朽化した木造建築物が密集する街区などでは、隣り合う建築物をまとめて建て替える共同建替や、ルールを決めてそろえて建て替える協調建替で、街区全体の防災性能を高められる。
問題:まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
クリストファー・アレグザンダーが提唱したパタン・ランゲージは、建築や環境の合理的な設計手法で、住民参加のまちづくりや建築を目指したものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢1
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パタン・ランゲージは、クリストファー・アレグザンダーが提唱した、建築や町を形づくる要素をパタンとして示した設計手法で、住民参加のまちづくりや建築を目指したもの。
🔒 防犯
📖 防犯環境設計の考え方
防犯は、防犯環境設計(CPTED)の考え方に当てはめて考えます。
| 考え方 | 具体例 |
|---|---|
| 自然監視性の確保 | 駐車・駐輪スペース、バルコニー、玄関・勝手口は、道路や居室の窓、近隣から見通しのよい位置にする |
| 接近の制御 | 物置は足場にならない位置に置き、バルコニーは電柱・たて樋・高い庭木から離す。棘のある低木と縦格子の柵、歩くと音が出る砂利 |
| 対象物の強化 | 掃出し窓・玄関には、防犯建物部品(CPマーク付き)のサッシ・ガラス・錠前を使う |
| 領域性の強化 | 手入れの行き届いた住まいと、近隣との良好なコミュニティ |
✏️ 過去問:防犯(10年で10肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:一戸建て住宅の計画におけるCPTED(防犯環境設計)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
駐車・駐輪スペースは、車、自転車、オートバイの盗難などを防止するために、道路・居室の窓等から見えにくい位置に計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢5
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駐車・駐輪スペースは、道路や居室の窓から見えやすい位置にする(自然監視性の確保)。見えにくい場所は、盗難やいたずらに狙われやすい。
問題:防犯に配慮した一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
バルコニーは、雨水のたて樋や、高さのある庭木などから離し、近隣からの見通しがよい位置に計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢3
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問題:防犯に配慮した一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
玄関と勝手口は、防犯建物部品等の錠前を有する片開き扉とし、道路等から見通しがよい位置に計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢5
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問題:一戸建て住宅の計画におけるCPTED(防犯環境設計)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
近隣との良好なコミュニティ形成のために、住宅の維持管理や花・植木等の手入れがしやすい計画とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢1
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手入れの行き届いた住まいは、住む人の目が行き届いていることを示し(領域性の強化)、近所とのよい関係も防犯に役立つ。
問題:防犯に配慮した一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
庭へ出入りする掃出し窓に、網入り板ガラスを使用する計画とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢4
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網入り板ガラスは、火災時にガラスが崩れ落ちにくくする防火用のガラスで、衝撃で割れやすく、防犯性能は低い。侵入されやすい掃出し窓には、合わせガラスなどの防犯建物部品を使う。
問題:一戸建て住宅の計画におけるCPTED(防犯環境設計)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
庭へ出入りすることができる掃出し窓に、防犯建物部品等のサッシ及びガラスを使用する計画とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢4
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問題:一戸建て住宅の計画におけるCPTED(防犯環境設計)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
物置は、住宅への侵入の足場とならない位置に計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢2
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問題:一戸建て住宅の計画におけるCPTED(防犯環境設計)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
バルコニーは、敷地付近の電柱、雨水のたて樋、高さのある庭木などから離した位置に計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢3
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問題:防犯に配慮した一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
敷地境界線に近接する塀として、棘のある低木を植栽し、その内側に縦格子の柵を設置する計画とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢1
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問題:防犯に配慮した一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
敷地内空地には、歩くと足音が出るように砂利を敷く計画とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢2
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🚨 防災(物販店舗)
📖 障がいのある人の避難への配慮
防災は、物販店舗の計画で、障がいのある人の避難への配慮と、非常用の照明装置の決まりが出ています(令和4年)。
| 設備・工夫 | ポイント |
|---|---|
| 非常用の照明装置 | 直接照明とし、床面で1lx以上の照度(間接照明は不可。建築基準法施行令第126条の5) |
| 一時待避スペース | 避難階段内に、車椅子使用者がほかの人の避難を妨げずに待てる場所を設ける |
| 消火器ボックス | 壁埋込型にして、廊下に突き出さないようにする(視覚障がい者への配慮) |
| 光警報装置 | 便所・便房にフラッシュライトを設け、聴覚障がい者に非常警報を伝える |
| 全面ガラスの戸 | 合わせガラスを使い、横桟でガラスがあることを分かりやすくする |
✏️ 過去問:防災(物販店舗)(10年で5肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:物販店舗の防災計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
非常用の照明装置は、避難時にまぶしさを感じさせないように、間接照明とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢3
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非常用の照明装置は、建築基準法施行令第126条の5第1項第一号イにより、直接照明とし、床面で1lx以上の照度を確保する。間接照明とすることはできない。
問題:物販店舗の防災計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
避難階段内に、緊急時に車椅子使用者が安全に避難でき、かつ、他の避難動線等の妨げにならないように、幅 1.2 mの一時待避スペースを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢1
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問題:物販店舗の防災計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
視覚障がい者に配慮して、廊下には、避難時の妨げにならないように、壁埋込型消火器ボックスを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢2
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問題:物販店舗の防災計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
便所及び便房内において、聴覚障がい者に非常警報がわかるように、フラッシュライトの光警報装置を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢4
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問題:物販店舗の防災計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
出入口の戸を全面ガラスとするに当たって、衝突時の事故防止のため、合わせガラスを用い、横桟を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢5
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全面ガラスの戸には、割れても破片が飛び散りにくい合わせガラスを使い、横桟でガラスがあることを分かりやすくして、衝突を防ぐ。
🏗️ 建築生産
📖 工法と技術の用語
建築生産は、工法・技術の名前と説明の組合せが問われます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| カーテンウォール | 建物の外周に取り付ける、荷重を負担しない外壁(非耐力壁) |
| ボックスユニット工法 | 部屋単位などの箱形のユニットを工場で製作し、現場で据え付けて組み合わせる |
| モデュラーコーディネーション | 基準となる単位寸法(モデュール)で、建物と各部の寸法を相互に関連づけて調整する(寸法調整) |
| CLT | ひき板を幅方向に並べた層を、繊維方向が直交するように重ねて接着した大きな木質の面材 |
| BIM | 3次元の形状に、仕様・性能・コストなどの情報を加えた建物情報モデル。設計・施工・維持管理に使う |
| デジタルファブリケーション | デジタルデータをもとに、3Dプリンターや工作機械などでものをつくる技術 |
| 枠組壁工法(ツーバイフォー工法) | 北米で発展した工法。主に2インチ×4インチの部材を使い、接合部には Cマーク表示金物を使う |
| プレファブ工法 | 部材を工場で生産し、品質の安定・工期の短縮を図る |
| プレカット方式 | 継手・仕口などの加工を、大工の手ではなく工場の機械で行う |
| 曵家 | 建物を解体せずに、新しく造った基礎まで水平に移動させる工事 |
✏️ 過去問:建築生産(10年で15肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全14枚)。
問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
カーテンウォールは、建築物の外周に設けられた、荷重を支持する壁のことである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢3
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カーテンウォールは、建物の外周に取り付ける、荷重を負担しない外壁(非耐力壁)。荷重を支持する壁は耐力壁。
問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
カーテンウォールは、建築物の外周に設けられた、荷重を支持しない壁のことである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢1
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問題:建築生産等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ボックスユニット工法は、工場生産されたプレキャストコンクリート板を使用して現場で箱状に組み立てる工法であり、工期の短縮にも適している。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢1
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ボックスユニット工法は、部屋単位などの箱形のユニットを工場で製作し、現場ではそれを据え付けて組み合わせる工法。プレキャストコンクリート板を現場で箱状に組み立てる工法ではない。
問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ボックスユニット構法は、建築物の一部又は全体を、空間を内包する大型の部品としてあらかじめ組み立てておく構法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢4
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問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
モデュラーコーディネーションは、在来軸組工法において耐震性を向上させるために、壁をバランスよく配置することである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢5
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モデュラーコーディネーションは、基準となる寸法(モデュール)を用いて、建築物の各部や部品の寸法を調整すること(寸法調整)。耐震性のために壁をバランスよく配置することではない。
問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
モデュラーコーディネーションは、基準として用いる単位寸法等により、建築及び建築各部の寸法を相互に関連づけるように調整する手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢4
同じ文:令和3年 No.18 選択肢4
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モデュラーコーディネーションは、基準となる単位寸法(モデュール)で、建物と各部の寸法を相互に関連づけて調整する手法。
問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
CLTは、ひき板を幅方向に並べたものを、繊維方向が直交するように積層接着することで大きな面材にしたものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢1
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問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
BIMは、3 次元の形状情報に仕様・性能、コスト等の与条件を取り込み、設計、施工、維持管理に活用できる建物情報モデルである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢2
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BIMは、3次元の形状に、仕様・性能・コストなどの情報を加えた建物の情報モデルで、設計・施工・維持管理に使える。
問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
デジタルファブリケーションは、デジタルデータをもとにした、ものづくり技術のことである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢5
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問題:建築生産等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
枠組壁工法(ツーバイフォー工法)は、北米において発展した木造建築の工法で、主に断面寸法が 2 インチ×4 インチの部材により構成され、一般に、接合部においてはCマーク表示金物を使用する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢2
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枠組壁工法(ツーバイフォー工法)は、北米で発展した工法で、主に2インチ×4インチの部材を使い、接合部にはCマーク表示金物を使う。
問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
枠組壁工法(ツーバイフォー工法)は、北米において発展した木造建築の工法で、主に断面が 2 インチ× 4 インチの部材により構成される工法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢2
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枠組壁工法(ツーバイフォー工法)は、北米で発展した工法で、主に断面が2インチ×4インチの製材で枠を組み、構造用合板などを打ち付けた壁・床で建物を支える。
問題:建築生産等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
プレファブ工法は、部材をあらかじめ工場で生産する方式であり、品質の安定化、工期の短縮化等を目的とした工法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢3
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問題:建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
プレカット方式は、従来、大工が行っていた木材の継手・仕口等の加工を、工場の機械によって行う方式である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢3
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問題:建築生産等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
曵家は、建築物を解体せずに、あらかじめ造った基礎まで水平移動させる工事のことである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.18 選択肢5
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まとめ:まちづくり・防犯・防災・建築生産で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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