要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)の No.19 で毎年出題される「塗装工事」について、塗料と素地の組合せ、素地ごしらえとコンクリート面の乾燥期間、塗り方(吹付け・ローラー・錆止め)を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を選択肢ごとに解説します。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。

塗装工事の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
No.19 は、10年とも塗装工事が1問出題されています。塗料と素地の組合せがいちばん多く、コンクリート面の乾燥期間(冬期28日)、屋外に使えない合成樹脂エマルションパテ、吹付け塗りの重ね方がくり返し出ます。
毎年 No.19 に1問(10年で10問)。この記事で解説する選択肢は50肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🎨 塗料の選び方
📖 塗料と素地の組合せ
塗装工事では、どの素地(木部・鉄鋼面・コンクリート面など)にどの塗料を使うか、の組合せがいちばんよく問われます。
| 塗料 | 使う所・使い方 | 根拠 |
|---|---|---|
| 合成樹脂調合ペイント | 木部・鉄鋼面・亜鉛めっき鋼面(屋外の鉄鋼面にも使える) | 標準仕様書 18.4.1 |
| 合成樹脂エマルションペイント | コンクリート面・モルタル面・せっこうボード面など(鉄鋼面には使わない。屋内の鉄鋼面には、つや有合成樹脂エマルションペイントなら使える) | 18.9.1・18.8.4 |
| アクリルシリコン樹脂エナメル | 耐候性がよく、屋外の鉄鋼面の中塗り・上塗りに使える | |
| アクリル樹脂系非水分散形塗料 | 屋内のコンクリート面・モルタル面など。下塗りも上塗りと同じ塗料を使う(シーラーではない) | 18.6.1・表18.6.1 |
| クリヤラッカー(木部) | 下塗りはウッドシーラー、中塗りはサンジングシーラー(ジンクリッチプライマーは鉄鋼面の錆止め) | 表18.5.1 |
| オイルステイン | 木部に使う。色の濃さは、所定のシンナーで薄めて調整する |
「標準仕様書」は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版。
✏️ 過去問:塗料の選び方(10年で19肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全13枚)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋外の鉄鋼面は、合成樹脂調合ペイント塗りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢3
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内の亜鉛めっき鋼面は、合成樹脂調合ペイント塗りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢2
同じ文:平成30年 No.19 選択肢2
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合成樹脂調合ペイント塗りは、木部・鉄鋼面・亜鉛めっき鋼面に使える(公共建築工事標準仕様書 18.4.1)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋外の鉄骨面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢4
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合成樹脂エマルションペイント塗りは、コンクリート面・モルタル面・プラスター面・せっこうボード面などに使う塗装(公共建築工事標準仕様書 18.9.1)。水性で、鉄鋼面に塗ると錆の原因になるので、屋外の鉄骨面には使わない。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内のせっこうボード面における中塗り及び上塗りは、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢4
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内のせっこうボード面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢2
同じ文:平成30年 No.19 選択肢3・平成29年 No.19 選択肢2
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屋内のせっこうボード面には、合成樹脂エマルションペイント塗りが使える。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋外の鉄鋼面における中塗り及び上塗りは、アクリルシリコン樹脂エナメル塗りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢3
同じ文:令和4年 No.19 選択肢1
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内のセメントモルタル面のアクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、下塗りには、シーラーではなく、上塗りと同一材料を使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢2
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アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りの下塗りは、上塗りと同じ塗料を使う(公共建築工事標準仕様書 表18.6.1)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内のモルタル面のアクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、下塗りには、シーラーではなく、上塗りと同一材料を使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢5
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アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りは、下塗りから上塗りまで同じアクリル樹脂系非水分散形塗料を使う(公共建築工事標準仕様書 表18.6.1)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木部のクリヤラッカー塗りの下塗りには、ジンクリッチプライマーを用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢1
同じ文:令和元年 No.19 選択肢2
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木部のクリヤラッカー塗りの下塗りにはウッドシーラーを用いる(公共建築工事標準仕様書 表18.5.1)。ジンクリッチプライマーは、亜鉛末を含む鉄鋼面の錆止め塗料で、木部には使わない。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内の木部のクリヤラッカー塗りの中塗りには、サンジングシーラーを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢4
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内の木部のクリヤラッカー塗りの中塗り材は、サンジングシーラーを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢4
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クリヤラッカー塗りの中塗りには、ラッカー系シーラーのサンジングシーラーを使う(公共建築工事標準仕様書 表18.5.1)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内の木部は、オイルステイン塗りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢1
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
オイルステイン塗りの色調の調整は、所定のシンナーによって行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢2
同じ文:令和元年 No.19 選択肢3
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🧽 素地ごしらえ・乾燥期間
📖 素地ごしらえと乾燥期間
塗る前の素地ごしらえ(下地の調整)と、コンクリート面の乾燥期間、塗装をしてはいけない天候が問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 合成樹脂エマルションパテ | 耐水性が劣るので、外部には用いない(屋外のモルタル面の素地ごしらえは、建築用下地調整塗材など) | 標準仕様書 18.2.5 |
| 木部の節止め | 木部下塗り用調合ペイントなどを塗る | 18.2.2 |
| 木部の穴埋め | 合成樹脂エマルションパテ(屋内) | 18.2.2 |
| 木部のつや有合成樹脂エマルションペイントのパテかい | 耐水形の合成樹脂エマルションパテ | 18.8.3 |
| コンクリート面の乾燥期間の目安 | 夏期は21日(3週間)程度、冬期は28日(4週間)程度 | |
| 塗装を行わないとき | 気温5℃以下、湿度85%以上、結露などで塗料の乾燥に不適当なとき | 18.1.6 |
✏️ 過去問:素地ごしらえ・乾燥期間(10年で13肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全11枚)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋外のセメントモルタル面の素地ごしらえにおいて、合成樹脂エマルションパテを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢1
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合成樹脂エマルションパテは、耐水性が劣るので外部には用いない(公共建築工事標準仕様書 18.2.5の表の注)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋外のモルタル面の素地ごしらえにおいて、合成樹脂エマルションパテを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢4
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合成樹脂エマルションパテは耐水性が低いので、外部に用いない(公共建築工事標準仕様書 18.2.5 の表の注)。屋外のモルタル面の素地ごしらえには、建築用下地調整塗材などを使う。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋外のモルタル面の素地ごしらえにおいて、建築用下地調整塗材を使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢5
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木部の素地ごしらえにおいて、節止めに木部下塗り用調合ペイントを塗布した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢3
同じ文:平成29年 No.19 選択肢1
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木部の素地ごしらえの節止めには、木部下塗り用調合ペイントなどを塗る(公共建築工事標準仕様書 18.2.2)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木部の素地ごしらえにおいて、穴埋めとして、合成樹脂エマルションパテを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢3
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木部の素地ごしらえの穴埋めには、合成樹脂エマルションパテを使う(外部には使わない)(公共建築工事標準仕様書 18.2.2)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内の木部つや有合成樹脂エマルションペイント塗りの下塗り後のパテかいにおいて、水回り部分以外にあっては、耐水形の合成樹脂エマルションパテを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢3
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木部のつや有合成樹脂エマルションペイント塗りのパテかいには、耐水形の合成樹脂エマルションパテを使う(公共建築工事標準仕様書 18.8.3)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
冬期におけるコンクリート面への塗装において、コンクリート素地の材齢による乾燥期間の目安を、28 日間とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢5
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
冬期におけるコンクリート面への塗装において、素地の乾燥期間の目安を 4 週間とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢5
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
冬期におけるコンクリート面への塗装において、コンクリート素地の乾燥期間の目安を、14 日間とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢4
同じ文:平成29年 No.19 選択肢5
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コンクリート面の塗装は、素地を十分に乾燥させてから行う。乾燥期間の目安は、冬期で28日程度(夏期は21日程度)で、14日では短い。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
夏期におけるコンクリート面への塗装に当たり、コンクリート素地の材齢による乾燥期間の目安を 3 週間とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢5
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
塗装場所の湿度が 85 %であったので、塗装を行わなかった。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢4
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湿度が85%以上のときは、塗料の乾燥に不適当なので、塗装を行わない(公共建築工事標準仕様書 18.1.6)。
🖌️ 塗り方
📖 吹付け・ローラー・錆止め
塗り方(はけ・ローラーブラシ・吹付け)と、錆止め塗料の塗り方、各層の確かめ方が問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 吹付け塗り | スプレーガンを素地面に直角に保ち、1列ごとの吹付け幅が約1/3ずつ重なるように吹く。標準仕様書は「吹きむらのないよう一様に塗る」とする | 標準仕様書 18.1.4 |
| 吹付けの空気圧 | 低すぎると噴霧が粗く、塗り面がゆず肌状になる。ガンの種類・口径・空気圧は、塗料の性状に応じて適切なものを選ぶ | 18.1.4 |
| エアレススプレー | 鉄鋼面の合成樹脂調合ペイントの中塗り・上塗りに使える | |
| ローラーブラシ塗り | 隅・ちり回りなどは、先に小ばけや専用ローラーで塗っておく | 18.1.4 |
| パテかい | 一度に厚塗りせず、木べらなどで数回に分けて行う | |
| 塗料の粘度 | 気温の低下などで所定の粘度が得られないときは、適切な粘度に調整する | |
| 中塗りと上塗り | 各層の色を変えて、全面に均一に塗られているか確かめる | 18.1.4 |
| シーリング面の塗装 | シーリング材が硬化した後に行い、塗重ねの適合性を確かめる | 18.1.4 |
| 錆止め塗料(鉄鋼面) | 特記がなければ、見え掛り部分はA種、見え隠れ部分はB種(研磨紙ずりを省く)。組立後に塗れない見え隠れ部分は、組立前に塗る | 18.3.3 |
| アルミニウム合金素地 | 陽極酸化皮膜処理などで塗料の付着をよくしてから塗る |
✏️ 過去問:塗り方(10年で18肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全13枚)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
外壁の吹付け塗りにおいて、スプレーガンを素地面に対して直角に保ち、1 列ごとの吹付け幅が重ならないように吹き付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢5
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吹付け塗りは、スプレーガンを素地面に直角に保ち、1列ごとの吹付け幅が約1/3ずつ重なるように吹き付ける。重ならないように吹くと、塗りむらや塗り残しが出る。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
外壁の吹付け塗りにおいて、スプレーガンを素地面に対して直角に保ち、1 行ごとの吹付け幅が重ならないように吹き付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢1
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吹付け塗りは、スプレーガンを素地面に直角に保ち、1行ごとの吹付け幅が約1/3ずつ重なるように吹き付ける。重ならないように吹くと、吹きむらができる(公共建築工事標準仕様書 18.1.4 は「吹きむらのないよう一様に塗る」)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
吹付け塗りは、スプレー塗装時の空気圧力が低すぎると噴霧が粗く、塗り面がゆず肌状になるので、スプレーガンの口径に応じて空気圧力を調整した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢2
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スプレーの空気圧が低すぎると、噴霧が粗くなり、塗り面がゆず肌状になる。標準仕様書でも、スプレーガンの種類・口径・空気圧などは、塗料の性状に応じて適切なものを選ぶ(公共建築工事標準仕様書 18.1.4)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄鋼面に使用する合成樹脂調合ペイントの中塗りは、エアレススプレーによる吹付け塗りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢5
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄鋼面に使用する合成樹脂調合ペイントの上塗りは、エアレススプレーによる吹付け塗りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢4
同じ文:令和元年 No.19 選択肢1
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
壁面のローラーブラシ塗りに当たり、隅やちり回りなどは、先行して小ばけを用いて塗装した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢3
同じ文:令和元年 No.19 選択肢4
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
パテかいは、一回で厚塗りせず、木べらを用いて数回に分けて行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢2
同じ文:令和元年 No.19 選択肢5
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
塗料は、気温の低下などから所定の粘度が得られないと判断したので、適切な粘度に調整して使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢1
同じ文:令和4年 No.19 選択肢5
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問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
内壁の中塗り及び上塗りにおいて、塗料の色を変えた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢3
同じ文:平成29年 No.19 選択肢3
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中塗りと上塗りの色を変えると、各層が全面に均一に塗られているかを確かめやすい(公共建築工事標準仕様書 18.1.4)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング面の塗装仕上げにおいて、シーリング材を充塡した後、硬化する前に塗装を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢2
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シーリング面に塗装するときは、シーリング材が硬化した後に行い、塗重ねの適合性を確かめる(公共建築工事標準仕様書 18.1.4)。硬化前に塗ると、塗膜の割れや汚れの原因になる。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄鋼面の錆止め塗料塗りにおいて、見え隠れ部分については、特記がなかったので、研磨紙ずりの工程を省略した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢1
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鉄鋼面の錆止め塗料塗りは、特記がなければ、見え掛り部分はA種、見え隠れ部分はB種で、B種は研磨紙ずりの工程を行わない(公共建築工事標準仕様書 18.3.3・表18.3.3)。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋼製建具の亜鉛めっき鋼面への錆止め塗料塗りにおいて、見え隠れ部分は、部材を組み立てる前に行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢1
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錆止め塗料塗りでは、見え隠れ部分は、組立前の部材のうちに塗る(公共建築工事標準仕様書 18.3.3)。
公共建築工事標準仕様書は令和4年版から、鋼製建具の亜鉛めっき鋼面の1回目の錆止め塗料塗りを、製造所で「組立後の見え掛り部分」と「組立後に取り付ける押縁等の見え隠れ部分」に行うとしています(令和7年版 18.3.3(4))。出題当時の「見え隠れ部分は、組立前の部材のうちに行う」という文は、今の版にはありません。この問題は、出題当時の平成28年版の決まりで答えが決まっています。
問題:塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アルミニウム合金素地に塗装を行うに当たって、あらかじめ陽極酸化皮膜処理を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.19 選択肢4
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アルミニウム合金は塗料が付きにくいので、陽極酸化皮膜処理や化成皮膜処理をして、塗料の付着をよくしてから塗装する。
まとめ:塗装工事で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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