要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)の No.5・No.6 で出題される「伝熱・断熱」について、熱の伝わり方、表面の熱伝達と材料の熱伝導率、熱貫流率の求め方を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

伝熱・断熱の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
伝熱・断熱は、文章の問題に加えて、熱伝導率の大小を並べる問題と、壁の温度分布、断熱材の厚さ、外皮平均熱貫流率(2回)の計算・図の問題が出ています。断熱材と水分の関係は3回、屋外側の表面の熱伝達は2回出ています。
No.5・No.6 に出題(10年のうち9年・10問)。この記事で解説する選択肢は24肢、図・表・計算の問題は5問(問題ごとに掲載)です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🔥 熱の伝わり方
📖 熱伝導・対流熱伝達・熱放射
熱の伝わり方は、熱伝導・対流熱伝達・熱放射の3つの説明の入れ替えが問われます。
| 伝わり方 | しくみ |
|---|---|
| 熱伝導 | 物体の中を、温度の高い所から低い所へ熱が伝わる。すき間のない(稠密な)固体や、静止した流体の中では、熱伝導だけが生じる |
| 対流熱伝達 | 壁面などの固体の表面と、それに接する空気などの流体との間で熱が移動する |
| 熱放射 | 電磁波で、物体から物体へ直接熱が伝わる。真空中(真空の中空層)でも生じる |
✏️ 過去問:熱伝導・対流熱伝達・熱放射(10年で11肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全10枚)。
問題:伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
熱伝導は、ある物体から他の物体へ電磁波によって伝達される熱の移動現象をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢2
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電磁波によって物体から物体へ熱が伝わる現象は熱放射。熱伝導は、物体の中を温度の高い所から低い所へ熱が伝わる現象。
問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
熱伝導は、物質内部に温度差がある場合、温度が高いほうから低いほうへ熱エネルギーが移動する現象をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢1
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問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
稠密な固体や静止している流体の中では、熱伝導、熱対流、熱放射のうち、熱伝導のみが生じる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢1
同じ文:令和2年 No.5 選択肢4
問題:伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
壁面と壁面に接する空気との間で熱が移動する現象は、対流熱伝達である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢1
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問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
壁面と壁面に接する流体との間で熱が移動する現象は、対流熱伝達である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢3
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問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
対流熱伝達は、固体の表面とその固体に接する流体との間で熱が移動する現象をいう。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢2
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問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
熱放射は、ある物体から他の物体へ直接伝達される熱の移動現象であり、真空中においても生じる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢2
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問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
中空層において、内部が真空であっても、放射によって熱移動が生じる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢2
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問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
白色ペイント塗りの壁においては、短波長放射である可視光線の反射率は低く、長波長放射である赤外線の反射率は高い。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢4
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白色ペイントは、短波長の可視光線の反射率が高く、長波長の赤外線の反射率は低い(よく吸収し、よく放射する)。記述は反対。
問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
窓付近に生じるコールドドラフトは、室内空気が窓のガラス面で冷やされることによって重くなり、床面に向けて降下する現象である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢3
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🧱 表面の熱伝達・材料の熱伝導率
📖 表面の熱伝達と材料
表面の熱伝達と、材料の熱伝導率の大小がよく出ます。断熱材は、水分を含むと熱を伝えやすくなります(3回出題)。
| 項目 | 大小・ポイント |
|---|---|
| 屋外側の表面 | 風を受けるので熱伝達率が大きく、熱伝達抵抗は小さい(屋外側0.04・室内側0.11㎡・K/W程度) |
| 総合熱伝達率 | 対流熱伝達率+放射熱伝達率 |
| 断熱材の熱伝導率 | コンクリートや木材より小さい。水分を含むと大きくなり、熱伝導抵抗は小さくなる |
| 木材とグラスウール | 木材は0.12〜0.15W/(m・K)程度、グラスウールは0.04W/(m・K)前後で、木材が3〜4倍程度 |
| 熱伝導率の大きい順 | アルミニウム > 普通コンクリート > 水 > せっこうボード > グラスウール |
| 中空層 | 厚さが同じなら、空気が動きにくい密閉中空層のほうが、半密閉中空層より熱抵抗が大きい |
| 熱容量 | 大きいほど温まりにくく冷めにくい(蓄熱の効果が大きい)。小さいと温度がすぐに上がり下がりする |
✏️ 過去問:表面の熱伝達・材料の熱伝導率・熱容量(10年で10肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
壁体の屋外側表面の総合熱伝達率は、一般に、室内側表面の総合熱伝達率よりも小さい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢5
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屋外側の表面は風を受けるので対流熱伝達率が大きく、屋外側の総合熱伝達率は、一般に室内側より大きい。
問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
壁体の屋外側表面の熱伝達抵抗は、一般に、室内側表面の熱伝達抵抗に比べて小さい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢5
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屋外側の表面は風があるので熱伝達率が大きく、その逆数の熱伝達抵抗は、室内側の表面より小さい(屋外側0.04・室内側0.11㎡・K/W程度)。
問題:伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
壁体の総合熱伝達率は、「対流熱伝達率」と「放射熱伝達率」の合計である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢1
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問題:伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
断熱材の熱伝導抵抗は、一般に、水分を含むと大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢2
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問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
断熱材の熱伝導抵抗は、一般に、水分を含むと小さくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢4
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問題:伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
断熱材の熱伝導率は、一般に、水分を含むと大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢4
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問題:伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
断熱材の熱伝導率は、一般に、コンクリートや木材よりも小さい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢3
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問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木材の熱伝導率は、一般に、グラスウールの 3~4 倍程度である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢1
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木材の熱伝導率は0.12〜0.15W/(m・K)程度、グラスウールは0.04W/(m・K)前後で、木材はグラスウールの3〜4倍程度。
問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
中空層の熱抵抗は、一般に、その厚さが同じ場合、半密閉中空層より密閉中空層のほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢3
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問題:伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
物質の熱容量が小さくなると、熱の吸収による温度上昇と放出による温度降下とが遅くなり、蓄熱という現象が生じる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢5
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熱容量が大きい物質ほど、熱を吸収しても温度が上がりにくく、放出しても下がりにくい(蓄熱の効果が大きい)。熱容量が小さいと、温度はすぐに上がり下がりする。
✏️ 過去問:材料・物質の熱伝導率の大小(10年で1問)
熱伝導率は、金属 → コンクリート → 水 → せっこうボード → 断熱材の順に小さくなります。
令和6年 No.5材料・物質の熱伝導率の大小
ア~オの材料・物質の熱伝導率の大小関係として、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、各材料・物質の温度は20℃とする。
ア.普通コンクリートイ.せっこうボードウ.グラスウールエ.アルミニウムオ.水1ア > エ > イ > オ > ウ2ウ > イ > オ > ア > エ3エ > ア > イ > オ > ウ4エ > ア > オ > イ > ウ5エ > イ > ア > オ > ウ出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5
▼ 解答・解説を見る(No.5)▲ 解答・解説を閉じる
熱伝導率は、材料の中の熱の伝わりやすさ。
・エ アルミニウム:金属で、群を抜いて大きい
・ア 普通コンクリート:重く密実な材料で、金属の次に大きい
・オ 水:コンクリートより小さいが、空気を含むせっこうボードより大きい
・イ せっこうボード:内部に空隙が多く、水より小さい
・ウ グラスウール:空気を多く含む断熱材で、最も小さい
水とせっこうボードの順番(水のほうが大きい)を見分けられるかがポイント。
🧮 熱貫流率と計算
📖 熱貫流率の求め方
熱貫流率は、表面の熱伝達抵抗と、壁を構成する各層の熱抵抗の合計から求めます。壁の温度分布や断熱材の厚さの計算・図の問題も、この考え方で解けます。
| 項目 | 求め方・ポイント |
|---|---|
| 熱貫流抵抗 | 熱貫流率の逆数。室内側・屋外側の表面の熱伝達抵抗と、壁を構成する各層の熱抵抗の合計で決まる |
| 材料の熱抵抗 | 厚さ ÷ 熱伝導率 |
| 外皮平均熱貫流率 | (各部位の面積×熱貫流率×温度差係数)の合計 ÷ 外皮の面積の合計 |
| 壁の中の温度分布(定常状態) | どの層も流れる熱の量は同じなので、各層の両側の温度差は、その層の熱抵抗に比例する(断熱材で大きく変わり、コンクリートではほとんど変わらない) |
✏️ 過去問:熱貫流率と断熱の位置(10年で3肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全2枚)。
問題:伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
外壁の構成材料とその厚さが同じであれば、断熱材を躯体の室内側に配置しても、屋外側に配置しても熱貫流率は等しくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢5
同じ文:令和5年 No.5 選択肢3
問題:伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の建築物において、外断熱工法を用いると、躯体のもつ熱容量を活用しやすくなり、内断熱工法を用いるよりも室温の変動を小さくすることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5 選択肢4
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✏️ 過去問:壁の温度分布・熱貫流率の計算(10年で4問)
温度分布は熱抵抗の大きさで、断熱材の厚さは熱貫流抵抗の差で、外皮平均熱貫流率は面積で重みをつけた平均で求めます。
平成29年 No.5内断熱のコンクリート造の壁体の内部温度分布(図)
図に示す内断熱を施したコンクリート造の壁体の内部温度分布として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、外気温は0℃、室温は25℃で、定常状態とする。
図を押すと大きく表示します 図を押すと大きく表示します 1(図の1.)2(図の2.)3(図の3.)4(図の4.)5(図の5.)出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.5
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定常状態では、壁の中を流れる熱の量はどの層でも同じなので、各層の両側の温度差は、その層の熱抵抗に比例する。
・コンクリート(100mm):熱伝導率が大きく、熱抵抗は0.06㎡・K/W程度と小さい → 温度はほとんど変わらない(傾きが緩い)
・密閉中空層(20mm):熱抵抗は0.15㎡・K/W程度 → ある程度温度が上がる
・断熱材(20mm):熱伝導率が小さく、熱抵抗は0.5㎡・K/W程度と最も大きい → 温度が大きく上がる(傾きが急)
この順になっているのは図1。図2は密閉中空層で温度が変わっておらず(空気層にも熱抵抗がある)、図3は密閉中空層の温度差が断熱材より大きい。図4・5は、コンクリートの中で温度が大きく変わっている。
平成30年 No.6熱貫流率を下げるのに必要な断熱材の厚さ(計算)
熱貫流率が1.0 W/(㎡・K)の壁体について、熱伝導率0.03 W/(m・K)の断熱材を用いて熱貫流率を0.4 W/(㎡・K)とするために、必要となる断熱材の厚さは、次のうちどれか。
130 mm235 mm340 mm445 mm550 mm出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6
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熱貫流率の逆数が、壁全体の熱貫流抵抗(㎡・K/W)。
・今の壁の熱貫流抵抗:1÷1.0=1.0㎡・K/W
・目標の熱貫流抵抗:1÷0.4=2.5㎡・K/W
・断熱材で増やす熱抵抗:2.5−1.0=1.5㎡・K/W
断熱材の熱抵抗=厚さ÷熱伝導率 なので、厚さ=1.5×0.03=0.045m=45mm。
熱貫流率の数字のまま引き算(1.0−0.4)しないこと。
令和8年 No.6外皮平均熱貫流率の計算
イ~ニの条件に示す室の外皮平均熱貫流率の値として、最も近いものは、次のうちどれか。ただし、温度差係数は全て1.0とする。
条件イ.屋根(天井):面積16㎡、熱貫流率0.2 W/(㎡・K)ロ.外壁(窓を除く):面積22㎡、熱貫流率0.3 W/(㎡・K)ハ.窓:面積18㎡、熱貫流率2.0 W/(㎡・K)ニ.床:面積16㎡、熱貫流率0.2 W/(㎡・K)10.1 W/(㎡・K)20.3 W/(㎡・K)30.5 W/(㎡・K)40.7 W/(㎡・K)51.0 W/(㎡・K)出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6
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外皮平均熱貫流率=(各部位の面積×熱貫流率×温度差係数)の合計 ÷ 外皮の面積の合計。温度差係数はすべて1.0。
・屋根(天井):16㎡×0.2=3.2
・外壁(窓を除く):22㎡×0.3=6.6
・窓:18㎡×2.0=36.0
・床:16㎡×0.2=3.2
・合計:3.2+6.6+36.0+3.2=49.0(W/K)
・外皮の面積の合計:16+22+18+16=72(㎡)
・外皮平均熱貫流率:49.0÷72≒0.68 W/(㎡・K) → 最も近いのは0.7
令和4年 No.6外皮平均熱貫流率の計算
イ~ニの条件に示す室の外皮平均熱貫流率の値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、温度差係数は全て1.0とする。
条件イ.屋根(天井):面積40㎡、熱貫流率0.2 W/(㎡・K)ロ.外壁(窓を除く):面積60㎡、熱貫流率0.3 W/(㎡・K)ハ.窓:面積24㎡、熱貫流率2.0 W/(㎡・K)ニ.床:面積40㎡、熱貫流率0.2 W/(㎡・K)10.02 W/(㎡・K)20.10 W/(㎡・K)30.50 W/(㎡・K)41.00 W/(㎡・K)52.00 W/(㎡・K)出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.6
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外皮平均熱貫流率=(各部位の面積×熱貫流率×温度差係数)の合計 ÷ 外皮の面積の合計。温度差係数はすべて1.0。
・屋根(天井):40㎡×0.2=8
・外壁(窓を除く):60㎡×0.3=18
・窓:24㎡×2.0=48
・床:40㎡×0.2=8
・合計:8+18+48+8=82(W/K)
・外皮の面積の合計:40+60+24+40=164(㎡)
・外皮平均熱貫流率:82÷164=0.50 W/(㎡・K)
まとめ:伝熱・断熱で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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