要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)の No.12 で毎年出題される「集合住宅の計画」について、住棟の形式、集合住宅の種類と計画手法、誘導居住面積水準と住戸の型を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

集合住宅の計画の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
集合住宅の計画は、毎年 No.12 に出ています。テラスハウス・コモンアクセス・メゾネット型(それぞれ2回)、コレクティブハウスなど、形式の説明を入れ替えた選択肢が正答になります。誘導居住面積水準(都市居住型は20㎡×人数+15㎡)の計算も出ています。
毎年 No.12 に1問(10年で10問)。ほかの問題の選択肢から、この分野のもの(2問から)も載せています。この記事で解説する選択肢は52肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🏢 住棟の形式
📖 住棟の形式とアクセス
住棟の形式は、廊下と住戸の関係(どこから出入りし、どちらに窓がとれるか)で整理します。
| 形式 | 特徴 |
|---|---|
| 中廊下型 | 中央の廊下の両側に住戸が並ぶ。プライバシー・遮音・採光は片廊下型より確保しにくい。住棟を南北軸にすると、東西の住戸の日照の差が少ない |
| スキップフロア型 | 共用廊下を2〜3階おきに設ける。廊下のない階の住戸は、外気に面した2方向に開口部を設けやすい |
| ボイド型 | 階段・エレベーターなどのコアとつながる共用廊下の中央に、吹抜け(ボイド)を設ける |
| メゾネット型 | 1住戸が2層以上にまたがり、住戸内に階段が必要。専用面積が大きい住戸に向く |
| フライングコリドー | 共用廊下を住棟から離して設け、住戸の通風・採光・プライバシーを確保する |
| リビングアクセス型 | 共用廊下側に居間を置き、住戸の表情を外に出す。プライバシーの確保に注意が必要 |
| コモンアクセス | 共用庭を通って各住戸へ出入りする。共用庭がよく使われ、住民の交流が生まれやすい |
✏️ 過去問:住棟の形式(10年で16肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全12枚)。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
中廊下型は、片廊下型に比べて、プライバシー・遮音・採光などの居住性を確保しやすい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢2
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中廊下型は、中央の廊下の両側に住戸が並ぶので、廊下側の窓が取りにくく、片側にしか開口がない住戸もでき、プライバシー・遮音・採光などの居住性は、片廊下型より確保しにくい。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
中廊下型の集合住宅において、住棟を南北軸とし、その東西に住戸を並べる配置とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢4
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中廊下型で住棟を南北軸にすると、廊下の東西両側の住戸に、朝日・夕日が同じように当たり、日照の差が少なくなる。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共用廊下を介さずに、外気に接する 2 方向の開口部を有した住戸を設けるために、スキップフロア型とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
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スキップフロア型は、共用廊下を2〜3階おきに設ける形式。廊下のない階の住戸は、共用廊下を通らずに、外気に面した2方向に開口部を設けやすい。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スキップフロア型は、共用廊下のない階の住戸では、外気に接する 2 方向の開口部を設けることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢2
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スキップフロア型は、共用廊下を2〜3階おきに設ける形式で、廊下のない階の住戸は、外気に面した2方向に開口部を設けやすい。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スキップフロア型は、一般に、共用廊下を介さずに、外気に接する 2 方向の開口部を有した住戸を設けることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢4
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ボイド型は、階段・エレベーター等をコアとして設け、コアとつながった共用廊下の中央に吹抜けを配置した形式である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
同じ文:平成30年 No.12 選択肢2
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ボイド型は、階段・エレベーターなどのコアとつながる共用廊下の中央に、吹抜け(ボイド)を設けた形式。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コモンアクセスは、共用庭と各住戸へのアクセス路とを分離した形式で、動線はアクセス路側が中心となり、共用庭の利用は限られたものになりやすい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢2
同じ文:平成30年 No.12 選択肢5
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コモンアクセスは、共用庭(コモン)を通って各住戸へアクセスする形式で、動線が共用庭側に集まるので、共用庭がよく利用され、住民の交流が生まれやすい。共用庭とアクセス路を分離した形式の説明ではない。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
フライングコリドーは、プライバシーに配慮し、片廊下型などの共用廊下を住戸から離して設けたものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢1
同じ文:令和4年 No.12 選択肢4
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フライングコリドーは、共用廊下を住戸から離して設け、ブリッジで住戸に渡る形式。廊下側の窓のプライバシーを守りやすい。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
住戸の通風・採光やプライバシーを確保するために、共用廊下を住棟から離して設けるフライングコリドーとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢5
同じ文:令和元年 No.12 選択肢1
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フライングコリドーは、共用廊下を住棟から離して設け、住戸の通風・採光やプライバシーを確保する形式。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
リビングアクセス型は、一般に、共用廊下側に居間を配置することで、各住戸の表情を積極的に表に出すことなどを意図しているが、プライバシーの確保には注意を要する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢5
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リビングアクセス型は、共用廊下側に居間を置いて、住戸の表情を外に出す形式で、プライバシーの確保に注意が必要。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
専用面積が小さい住戸で構成する集合住宅を、メゾネット型とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
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メゾネット型は、1住戸が2層にわたり、住戸内に階段が必要になる。専用面積が小さい住戸では、階段が面積を多く占めて使いにくくなるので、大きめの住戸に向く形式。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
専用面積が小さい住戸で構成する集合住宅はメゾネット型とし、専用面積が大きい住戸で構成する集合住宅は階段室型とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢4
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メゾネット型は、1住戸が2層以上にまたがり、住戸内に階段が必要になるので、専用面積が大きい住戸に向く。専用面積が小さい住戸では、階段の占める割合が大きくなり不利。
🏘️ 集合住宅の種類・計画手法
📖 集合住宅の種類
集合住宅の種類と計画手法は、名前と説明の組合せが問われます。テラスハウスとタウンハウス、コーポラティブとコレクティブの取り違えに注意します。
| 種類・手法 | 特徴 |
|---|---|
| テラスハウス | 各住戸が戸境壁を共有しながら、区画された専用の庭をもつ低層の連続住宅 |
| タウンハウス | 各戸の専用庭のほかに、共用のオープンスペース(共用の庭)をもつ低層の連続住宅 |
| コートハウス | 都市部の狭い敷地で、建築物や塀で囲んだ中庭を設け、プライバシーを確保する住宅形式 |
| コーポラティブハウス | 入居希望者が組合をつくり、企画・設計から入居・管理までを共同で進める |
| コレクティブハウス | 独立した住戸のほかに、共用の台所・食堂・居間などをもち、生活の一部を共同で行う |
| シェアハウス | 個室のほかに、キッチンなどの水まわりやリビングを入居者で共有する |
| スケルトン・インフィル | 躯体・共用設備(スケルトン)と、住戸の内装・設備(インフィル)を分け、更新性・可変性を高める |
| コンバージョン | 事務所ビルを集合住宅にするなど、既存の建物を用途変更・転用する |
| ライトウェル(光井戸) | 奥行きの深い住戸などに設ける、採光のための吹抜け |
✏️ 過去問:集合住宅の種類・計画手法(10年で22肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
テラスハウスは、共用の中庭を中心に、それを囲んで配置される形式の集合住宅である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢2
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テラスハウスは、各住戸が専用の庭をもつ、低層の連続住宅。共用の中庭を囲んで住戸を配置する形式の説明ではない(共用の庭をもつ連続住宅は、一般にタウンハウスと呼ばれる)。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
テラスハウスは、共用の中庭を中心に、それを囲んで配置される集合住宅の形式である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢1
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テラスハウスは、各住戸が専用の庭をもつ、低層の連続住宅。共用の中庭を囲んで住戸を配置する形式の説明ではない。
問題:住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
都市部の狭い敷地において、プライバシーを確保するため、建築物や塀で囲まれた中庭を設ける住宅形式を、タウンハウスという。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.11 選択肢1
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都市部の狭い敷地で、建築物や塀で囲んだ中庭を設け、プライバシーを確保する住宅形式はコートハウス。タウンハウスは、各戸の専用庭のほかに共用のオープンスペースをもつ、低層の連続住宅。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
テラスハウスは、各住戸が区画された専用の庭をもつ連続住宅であり、各住戸が戸境壁を共有しながらも、庭があることで独立住宅としての要素を有する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
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テラスハウスは、各住戸が戸境壁を共有しながら、区画された専用の庭をもつ連続住宅で、独立住宅に近い住み心地がある。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コレクティブハウスは、住宅入居希望者が集まり、協力して企画・設計から入居・管理までを運営していく方式の集合住宅である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
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記述はコーポラティブハウスの説明。コレクティブハウスは、独立した住戸のほかに、共用の台所・食堂・居間などをもち、居住者が生活の一部を共同で行う集合住宅。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コーポラティブハウスは、入居希望者が集まり、企画・設計から入居・管理までを共同運営していく方式の集合住宅である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
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コーポラティブハウスは、入居を希望する人が集まって組合をつくり、企画・設計から入居・管理までを共同で進める方式。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
住戸の自由な間取りを実現するために、入居希望者が組合をつくり、住宅の企画・設計から入居・管理までを運営していくコーポラティブハウスとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢1
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コーポラティブハウスは、入居希望者が組合をつくり、企画・設計から入居・管理までを共同で進める方式で、自由な間取りにしやすい。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コーポラティブハウスは、住宅入居希望者が組合を作り、協力して企画・設計から入居・管理まで運営していく方式の集合住宅である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
住戸の自由な間取りを実現するために、住宅入居希望者が組合を作り、住宅の企画・設計から入居・管理までを運営していくコーポラティブハウスとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢5
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コーポラティブハウスは、入居希望者が組合を作り、企画・設計から入居・管理までを協力して進める集合住宅で、自由な間取りを実現しやすい。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コレクティブハウスは、厨房や食堂などを共用しながら、各居住者が独立した生活を確保することができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢1
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シェアハウス(共同居住型賃貸住宅)において、複数の入居者がキッチンなどの水まわりやリビングを共有する計画とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢4
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
長期的な更新性や可変性を高めるために、「建築物の躯体や共用設備部分」と「住戸専有部分の内装や設備」とを明確に分けるスケルトン・インフィル型とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢2
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スケルトン・インフィルは、長く使う躯体・共用設備(スケルトン)と、住戸ごとに変える内装・設備(インフィル)を分ける考え方で、更新や間取りの変更がしやすい。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
居住部分の内装仕上げや設備等を入居者や社会の変動に応じて容易に改修・更新することができる、スケルトン・インフィル住宅とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢5
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スケルトン・インフィル住宅は、躯体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)を分けて、内装・設備を改修・更新しやすくした住宅。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スケルトンインフィル住宅は、「建築物の躯体や共用設備部分」と「住戸専有部分の内装や設備」とを明確に分けて計画することによって、住戸の更新性や可変性を高めることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢5
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スケルトンインフィル住宅は、躯体・共用設備と、住戸の内装・設備を分けて計画し、住戸の更新や間取りの変更をしやすくした住宅。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スケルトンインフィル住宅は、「建築物の躯体や共用設備部分」と「住戸専有部分の内装や設備」とを明確に分けて計画することによって、住戸の更新性や可変性を高めた集合住宅である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢4
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スケルトンインフィル住宅は、躯体や共用設備(スケルトン)と、住戸内の内装や設備(インフィル)を分けて計画し、住戸の更新性や可変性を高めた集合住宅。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
居住部分の内装仕上げや設備等を、入居者の希望に応じて、容易に改修・更新することができるスケルトン・インフィル住宅とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
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スケルトン・インフィル住宅は、構造躯体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)を分けて計画し、内装・設備を容易に改修・更新できるようにした住宅。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
住戸内の居室は、将来的な家族構成の変化に対応するために、可動家具を用いて室の大きさを変更できるようにした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢2
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンバージョンは、事務所ビルを集合住宅にする等、既存の建築物に改造を加えて用途変更・転用する手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢4
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンバージョンは、事務所ビルを集合住宅にする等、既存の建築物を用途変更・転用する手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢1
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンバージョンは、既存の事務所ビル等を集合住宅等に用途変更・転用させる手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢1
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
複数の集合住宅の計画において、景観に変化をもたらすために、低層住宅、中層住宅及び高層住宅を混用するのも一つの手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢5
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ライトウェル(光井戸)は、住戸の奥行きが深い場合などに、採光を目的として設けられる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢5
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🚪 住戸の計画
📖 住戸の広さと型
住戸の計画は、誘導居住面積水準の計算と、住戸の型(DK・LDK など)の特徴が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 誘導居住面積水準(都市居住型) | 20㎡×世帯人数+15㎡(2人以上の世帯)。2人で55㎡、4人で95㎡ |
| DK型 | 食寝分離はできるが、小規模な住戸では団らんの場が寝る場と重なりやすい |
| LDK型 | 比較的狭い住戸では、充実した居間を確保しにくい |
| L+DK型 | 居間が独立し、台所と食事室が一体なので、家事労働の効率化を図りやすい |
| L+D+K型 | 比較的広い住戸でないと、各室が狭くなり、かえって窮屈になる |
| LD+K型 | 食事を中心に団らんする生活に適する。LD の面積が十分でないと工夫が必要 |
| 重量床衝撃音(子どもの飛び跳ねなど) | 床スラブを厚くする |
| 車椅子の転回スペース | 主要な経路の廊下に、50m以内ごとに設ける(140cm角以上は転回できる広さ) |
誘導居住面積水準は、出題当時の住生活基本計画(全国計画・2021年3月閣議決定)による。2026年3月27日に閣議決定された新しい全国計画には誘導居住面積水準の式はなく、供給を促す住宅の広さを「40㎡程度を上回る」としている。車椅子の転回スペースは、バリアフリー法施行令第19条第2項第三号ロ(2025年6月1日より前は第18条)
✏️ この項目の過去問を解く(10年で14肢)↓✏️ 過去問:住戸の計画(10年で14肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
2 人世帯が入居する住戸の面積を、都市居住型の誘導居住面積水準に合わせて 50 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢1
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住生活基本計画(全国計画)の都市居住型の誘導居住面積水準は、2人以上の世帯で「20㎡×世帯人数+15㎡」。2人世帯なら20×2+15=55㎡で、50㎡では足りない。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
世帯人数が 4 人となる住戸の都市居住型の誘導居住面積水準の目安は、95 ㎡である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢1
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都市居住型の誘導居住面積水準は、2人以上の世帯で「20㎡×世帯人数+15㎡」。4人なら20×4+15=95㎡。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
都市型集合住宅における 2 名が居住する住居の誘導居住面積水準の目安は、55 ㎡である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢4
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問題:住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
都市型集合住宅において、2 名が居住する住居の床面積を誘導居住面積水準の目安に従って、60 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.11 選択肢5
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都市居住型の誘導居住面積水準は、2人以上の世帯で「20㎡×世帯人数+15㎡」。2人なら55㎡なので、60㎡は水準を満たしている。
問題:集合住宅の住戸平面計画において、L(居間)、D(食事室)、K(台所)を組み合せた形式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
L+DK型は、居間中心の生活を求めるのには適しているが、食事の準備や後片づけなどの家事労働の効率化は図りにくい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢4
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L+DK型は、居間が独立しているので居間中心の生活に適し、台所と食事室が一体なので、食事の準備や後片づけの動線が短く、家事労働の効率化を図りやすい。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
L+DK型は、リビングの独立性を保ちやすく、食事の準備や片付けなど家事労働の効率化を図ることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢5
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L+DK型は、居間(L)を独立させ、食事室と台所(DK)をひとつにした型。居間が落ち着き、食事の準備や片付けもしやすい。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
L+DK型は、居間の独立性を保ちやすく、食事の準備や後片づけなど家事労働の効率化を図ることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢2
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問題:集合住宅の住戸平面計画において、L(居間)、D(食事室)、K(台所)を組み合せた形式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
DK型は、小規模な住戸に用いる場合、食寝分離は図られるが、団らんは就寝の場と重なる傾向にある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢1
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DK型は、食事の場と寝る場を分ける食寝分離はできるが、小規模な住戸では、団らんの場が寝る場と重なりやすい。
問題:集合住宅の住戸平面計画において、L(居間)、D(食事室)、K(台所)を組み合せた形式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
LDK型は、比較的狭い住戸に用いる場合、団らん・食事と私室を分離させることはできるが、充実した居間を確保しにくい傾向にある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢2
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LDK型は、団らん・食事と私室を分けられるが、比較的狭い住戸では、居間・食事・台所を1室にまとめるので、充実した居間を確保しにくい。
問題:集合住宅の住戸平面計画において、L(居間)、D(食事室)、K(台所)を組み合せた形式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
L+D+K型は、比較的広い住戸で採用しないと、かえって生活を窮屈にする場合がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
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L+D+K型は、居間・食事室・台所をそれぞれ独立させるので、比較的広い住戸でないと、各室が狭くなり、かえって生活が窮屈になる。
問題:集合住宅の住戸平面計画において、L(居間)、D(食事室)、K(台所)を組み合せた形式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
LD+K型は、食事を中心に団らんする生活に適しているが、LDの面積が十分に確保できない場合、LDの計画に工夫を要する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢5
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LD+K型は、居間と食事室が一体なので食事を中心に団らんする生活に適するが、LDの面積が十分でないと、家具の配置などの工夫が必要になる。
問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
子どもの飛び跳ねなどによって生じる重量床衝撃音が下階に伝わることを防ぐ対策として、床スラブを厚くすることが有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢4
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
子どもが飛び跳ねたりする音などの床衝撃音が下階に伝わることを防ぐためには、床スラブをできるだけ厚くすることが有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢3
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問題:集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
車椅子使用者の利用を考慮して、主要な経路の廊下には、50 m以内ごとに 140 cm角以上の車椅子の転回が可能なスペースを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.12 選択肢2
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車椅子使用者が通る廊下には、50m以内ごとに車椅子が転回できる場所を設ける(バリアフリー法施行令第19条第2項第三号ロ。出題当時は第18条第2項第三号ロ)。140cm角以上は転回できる広さとして適当。
まとめ:集合住宅の計画で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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