要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)の No.16 で出題される「各部寸法・所要床面積」について、法令で決まる面積の基準、家具・設備の寸法、車椅子使用者・親子連れのための寸法、屋根の形を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の過去問を解説します。

各部寸法・所要床面積の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
各部寸法・所要床面積は、令和4年を除く毎年 No.16 に出ています(令和元年は屋根の形)。面積の基準(病室・ほふく室)と駐車場の斜路の勾配(17%以下・2回正答)、駐輪スペース・カウンターの高さ・親子用便所などの寸法がねらわれます。
No.16 に出題(10年のうち9年・9問)。この記事で解説する選択肢は40肢、図・表・計算の問題は1問(問題ごとに掲載)です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
📐 所要床面積
📖 法令で決まる面積と勾配
所要床面積は、法令で決まっている面積の基準と、人数を掛けた計算で確かめます。
| 室 | 基準の面積 | 根拠 |
|---|---|---|
| 病院の病室(診療所の療養病床の病室も) | 内法で患者1人につき6.4㎡以上(4床室なら25.6㎡以上) | 医療法施行規則 第16条第1項第三号イ |
| 小児だけの病室 | 上の2/3以上とできる(4人で約17.1㎡以上) | 同 第四号 |
| 保育所の保育室・遊戯室 | 満2歳以上の幼児1人につき1.98㎡以上 | 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第32条第六号 |
| 保育所のほふく室 | 乳児又は満2歳に満たない幼児1人につき3.3㎡以上 | 同 第三号 |
| 特別養護老人ホームの居室 | 入所者1人当たり10.65㎡以上 | 特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準 第11条 |
| ユニット型指定介護老人福祉施設の個室 | 10.65㎡以上 | 指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準 第40条 |
| 軽費老人ホーム(ケアハウス)の居室 | 1室21.6㎡以上 | 軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準 第10条 |
| 駐車場の車路の傾斜部 | 縦断勾配17%以下 | 駐車場法施行令 第8条第三号ハ |
✏️ 過去問:所要床面積(10年で15肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
病院において、定員 4 人の小児用病室の床面積を 10 ㎡として計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢2
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医療法施行規則第16条第1項第三号・第四号より、病院の病室の床面積は患者1人につき6.4㎡以上で、小児だけを入院させる病室はその2/3以上とできる(1室6.3㎡以下は不可)。4人×6.4㎡×2/3≒17.1㎡が必要で、10㎡では足りない。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一般の病室において、4 床室の内法寸法を、幅 6 m、奥行 5.8 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢1
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病室の床面積は、内法で患者1人につき6.4㎡以上(医療法施行規則第16条第1項第三号)。4床室なら25.6㎡以上が必要で、6m×5.8m=34.8㎡は満たしている。
問題:建築物の各室の内法寸法による所要床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
病院において、定員 4 人の小児用病室の床面積を 20 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢3
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病室の床面積は内法で患者1人につき6.4㎡以上だが、小児だけの病室はその3分の2以上とすることができる(医療法施行規則第16条第1項第三号イ・第四号)。4人なら6.4×4×2/3≒17.1㎡以上で、20㎡は満たしている。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
診療所の療養病床の病室において、4 床室の内法寸法を、幅 6 m、奥行 5.4 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢4
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療養病床の病室の床面積は、内法で患者1人につき6.4㎡以上(医療法施行規則第16条第1項第三号イ)。4床室なら25.6㎡以上必要で、6m×5.4m=32.4㎡は満たしている。
問題:建築物の各室の内法寸法による所要床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、乳児及び 2 歳未満の幼児を対象とした定員 10 人のほふく室の床面積を 28 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢5
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ほふく室の面積は、乳児または2歳未満の幼児1人につき3.3㎡以上(児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第32条第三号)。定員10人なら33㎡以上必要で、28㎡では足りない。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、乳児及び 2 歳未満の幼児を対象とした定員 10 人のほふく室の床面積を 40 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢3
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ほふく室の面積は、乳児又は満2歳に満たない幼児1人につき3.3㎡以上(児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第32条第三号)。10人×3.3㎡=33㎡なので、40㎡は満たしている。
問題:建築物の各室の内法寸法による所要床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、4 歳児を対象とした定員 20 人の保育室の床面積を 44 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢4
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2歳以上の幼児の保育室の面積は、1人につき1.98㎡以上(児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第32条第六号)。20人なら39.6㎡以上で、44㎡は満たしている。
問題:建築物の床面積及び各部の勾配に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、5 歳児を対象とした定員 25 人の保育室の内法寸法による床面積を、60 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢2
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保育室の面積は、満2歳以上の幼児1人につき1.98㎡以上(児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第32条第六号)。25人×1.98㎡=49.5㎡なので、60㎡は満たしている。
問題:建築物の床面積及び各部の勾配に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ユニット型指定介護老人福祉施設において、1 人用個室の内法寸法による床面積を、15 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢1
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ユニット型指定介護老人福祉施設の1人用の居室の床面積は、10.65㎡以上(指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準 第40条第1項第一号)。15㎡は満たしている。
問題:建築物の各室の内法寸法による所要床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
特別養護老人ホームにおいて、定員 1 人の居室の床面積を 12 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢1
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特別養護老人ホームの居室の床面積は、入所者1人当たり10.65㎡以上(特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準第11条第4項第一号ハ)。12㎡は満たしている。
問題:建築物の各室の内法寸法による所要床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
軽費老人ホーム(ケアハウス)において、定員 1 人の居室の床面積を 24 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢2
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軽費老人ホーム(ケアハウス)の居室の床面積は、1室21.6㎡以上(軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準第10条第4項第一号ハ)。24㎡は満たしている。
問題:建築物の床面積及び各部の勾配に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
自走式の地下駐車場にある高低差 4 mの自動車専用傾斜路において、傾斜路の始まりから終わりまでの水平距離を、20 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢4
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高低差4m÷水平距離20m=勾配20%。駐車場法施行令第8条第三号ハでは、建築物である路外駐車場の車路の傾斜部の縦断勾配を17%以下としていて、20%は急すぎる(4mの高低差なら水平距離は約23.5m以上が必要)。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
自走式屋内駐車場の自動車用斜路の本勾配を、1/5 とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢3
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建築物である路外駐車場の車路の傾斜部の縦断勾配は17%以下(駐車場法施行令第8条第三号ハ)。1/5は20%で、急すぎる。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
普通乗用車の最大収容台数が 20 台の機械式立体駐車場において、駐車場総床面積を 300 ㎡として計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢3
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機械式立体駐車場は車を立体的に収めるので、1台あたりの床面積が小さくて済む。20台で300㎡(1台15㎡)は適切な範囲。
問題:建築物の床面積及び各部の勾配に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ビジネスホテルにおいて、「延べ面積」に対する「客室部門の床面積の合計」の割合を、70 %とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢5
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📏 各部の寸法
📖 家具・設備の寸法
各部の寸法は、家具・設備の大きさと人の動きから決まる目安が問われます。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 駐輪スペース | 1台当たり幅600mm×奥行1,900mm程度以上(400mm×1,600mmは小さい) |
| 立って使うカウンター | 床から1,000mm程度(700mmは座って使う高さ) |
| 食卓と椅子 | 差尺(食卓と座面の高さの差)270〜300mm程度 |
| ワークトライアングル | シンク・コンロ・冷蔵庫を結ぶ3辺の和が4m程度は、使いやすい範囲 |
| 流し台の手前から出窓まで | 立って使うなら800mm程度 |
| 夫婦寝室(ツインベッド) | 収納家具を含めて16㎡程度 |
| 階段の手すり(2段) | 800mmと600mmの高さ。端部は壁側に曲げる |
| 階段の蹴込み寸法 | 20mm程度と小さくすると、つまずきにくい |
| パニックバー | 床から1,000mm程度 |
| 機械式立体駐車場 | 20台で300㎡(1台15㎡)程度 |
✏️ 過去問:各部の寸法(10年で11肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
診療所の駐輪場において、自転車 1 台当たりの駐輪スペースを、400 mm×1,600 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢1
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自転車1台の駐輪スペースは、一般に幅600mm×奥行1,900mm程度必要で、400mm×1,600mmでは小さすぎる。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
駐輪場において、自転車 1 台当たりの平置き駐輪スペースの幅を 700 mm、奥行きを 2,000 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢3
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問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
駐輪場において、自転車 1 台当たりの駐輪スペースを、700 mm× 1,900 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢2
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自転車1台当たりの駐輪スペースは、幅600mm×奥行1,900mm程度以上必要で、700mm×1,900mmは適当。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
飲食店において、立位で食事をするためのカウンターの高さを、床面から 700 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢4
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立って食事をするカウンターの高さは、床から1,000mm程度が使いやすい。700mmは座って使うテーブルの高さで、立って食べるには低すぎる。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
食卓の高さが床面から 700 mmであったので、大人用椅子は座面の高さが床面から 400 mmのもの、子ども用椅子は座面の高さが床面から 500 mmのものを採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢1
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食卓と椅子の座面の高さの差(差尺)は、270〜300mm程度が使いやすい。食卓700mmなら、大人用は座面400mm、子ども用は座の高い500mmの椅子が適当。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
キッチンの機器の配置において、L字型とする場合に、シンク、コンロ、冷蔵庫の各前面の中心を結ぶ動線によってできる三角形の 3 辺の和が、4 m程度となるようにした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢1
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シンク・コンロ・冷蔵庫を結ぶ三角形(ワークトライアングル)は、長すぎると移動が増え、短すぎると作業の場所が狭くなる。3辺の和4m程度は、使いやすい範囲。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一戸建て住宅の台所において、流し台の前面に出窓を設けるに当たって、立位で流し台を使用する場合、流し台手前から出窓までの距離を 800 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢4
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問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
住宅において、ツインベッドを用いる夫婦寝室の床面積を、収納家具を置くスペースも含めて 16 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢5
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問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
診療所の階段において、手摺を床面からの高さ 800 mmと 600 mmの位置に上下 2 段に設置し、手摺の端部を壁側に曲げた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢2
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手すりを上下2段(800mmと600mm)に設けると、大人も子どもも使いやすい。端部を壁側に曲げると、衣服が引っかかりにくい。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一戸建て住宅の屋内の階段において、蹴込み寸法を、昇る際に躓きにくくするため、20 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢5
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問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
物販店舗の非常用外開き戸において、パニックバーの取付け高さを、床面から 1,000 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢5
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♿ 車椅子使用者・親子連れのための寸法
📖 車椅子・ベビーカーの寸法
車椅子使用者・親子連れのための寸法も、No.16 でよく出ます(No.17 の「高齢者・障害者への配慮」とあわせて覚えます)。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 傾斜路の踊場 | 高さ75cm以内ごとに、踏幅150cm以上 |
| 車椅子同士のすれ違い | 通路幅180cm以上が目安(2,100mmは可)。曲がり角の出隅は面取り |
| 車椅子の回転 | 1,500mm角程度 |
| 鉛直型段差解消機の乗降スペース | 1,600〜1,800mm角程度 |
| 親子用便所のブース | ベビーカーを折りたたまずに入るには、内法でおおむね幅1,500mm×奥行1,600mm程度以上(1,000mm×1,200mmは小さい) |
| 車椅子使用者の棚の最上段 | 床から1,000〜1,200mm程度 |
| 引戸の取っ手 | 中心を床から900mm程度 |
| エレベーターの鏡 | 出入口が一つなら、かご正面の壁の床上400〜1,500mm程度に設ける |
| 点状ブロック | 階段の手前300mm程度 |
傾斜路の踊場は、バリアフリー法施行令 第19条第2項第四号ハ(2025年6月1日から。それより前は第18条)。すれ違いの幅は、誘導基準省令 第3条第一号
✏️ この項目の過去問を解く(10年で13肢)↓✏️ 過去問:車椅子使用者・親子連れのための寸法(10年で13肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
乳幼児連れの親子が利用する便所のブースの広さは、ベビーカーを折りたたまずに入ることを考慮して、内法寸法を、幅 1,000 mm、奥行 1,200 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢2
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ベビーカーを折りたたまずに親子で入るには、内法でおおむね幅1,500mm×奥行1,600mm程度以上が必要とされ、幅1,000mm×奥行1,200mmでは小さすぎる。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
乳幼児連れの親子が利用する便所のブースの広さは、ベビーカーを折りたたまずに入ることを考慮して、内法寸法で幅を 2,000 mm、奥行きを 2,000 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢5
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ベビーカーを折りたたまずに入れる親子用の便所のブースとして、内法2,000mm×2,000mmは十分な広さ。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
車椅子使用者が利用する屋内傾斜路において、高さ 900 mmごとに踊場を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢2
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車椅子使用者が使う傾斜路は、高さ75cm以内ごとに、踏幅150cm以上の踊場を設ける(バリアフリー法施行令第19条第2項第四号ハ、誘導基準省令第6条第三号)。高さ900mmごとでは間隔が長すぎる。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内の通路において、車椅子使用者同士がすれ違うことができるように、通路幅を 2,100 mm、曲がり角の出隅壁の面取りを 450 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢3
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車椅子同士がすれ違うには、幅180cm以上が目安(誘導基準省令第3条第一号は、多数の者が利用する廊下等の幅を180cm以上としている)。2,100mmは満たしている。曲がり角の出隅を面取りすると、車椅子で曲がりやすく見通しもよい。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
図書館の通路において、車椅子使用者同士がすれ違うことができるように、通路幅を 2,100 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢2
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車椅子同士のすれ違いには幅180cm以上が目安(高齢者、障害者等が円滑に利用できるようにするために誘導すべき建築物特定施設の構造及び配置に関する基準を定める省令 第3条第一号)。2,100mmは満たしている。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一戸建て住宅の玄関ポーチにおいて、車椅子使用者に配慮し、車椅子が回転できるスペースを 1,500 mm角程度とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢3
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問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉛直型段差解消機の乗降スペースは、車椅子での転回を考慮し、幅 1,800 mm、奥行 1,800 mmとなるように計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢5
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鉛直型段差解消機の乗降スペースを幅1,800mm・奥行1,800mmとすると、車椅子で向きを変えられる広さが確保できる。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉛直型段差解消機の乗降スペースは、車椅子での転回を考慮し、幅 1,600 mm、奥行 1,600 mmを確保した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢5
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問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
車椅子使用者が日常的に使用する収納スペースの最上段の棚板の高さを、床面から 1,200 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢4
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車椅子に座ったまま手が届く高さは限られるので、日常的に使う棚の最上段を床から1,200mmにすると、座ったまま使いやすい。
問題:建築計画における各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
物販店舗において、車椅子使用者に配慮して、最上段の商品棚の高さを 1,000 mm、奥行きを 400 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢1
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車椅子使用者が手の届く範囲は限られるので、最上段の棚を床から1,000mm、奥行き400mmとするのは適切。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
車椅子使用者の利用を考慮して、引戸の取っ手の中心高さは、床面から 900 mmとなるように計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢4
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問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
出入口が一つのエレベーターにおいて、車椅子使用者の利用を考慮し、かご入口正面の壁面における床上 400 mmから 1,500 mm程度の範囲に、出入口状況確認用の安全ガラスの鏡を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢4
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出入口が一つのエレベーターでは、車椅子使用者が後ろ向きに出るときに出入口の様子を確かめられるよう、正面の壁の床上400mm〜1,500mm程度の範囲に鏡を設ける。
問題:建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
視覚障がい者に対し段差の存在の警告を行うため、点状ブロックを階段の手前 300 mm程度の位置に敷設するように計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢1
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🏠 屋根の形
📖 屋根の形の名前
屋根の形は、屋根伏図と名前の組合せが出ています(令和元年)。
| 屋根の形 | 特徴 |
|---|---|
| 切妻屋根 | 中央の棟から2方向に流れる |
| 寄棟屋根 | 棟の両端から隅棟が出て、4方向に流れる |
| 方形屋根 | 中心の1点から4方向に流れる |
| 入母屋屋根 | 上部が切妻で、下部が四方に流れる |
| 陸屋根 | パラペットに囲まれた、ほぼ平らな屋根(図では勾配1/100) |
✏️ 過去問:屋根の勾配(10年で1肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:建築物の床面積及び各部の勾配に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一戸建て住宅において、厚形スレート葺の屋根の勾配を、3/10 とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16 選択肢3
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✏️ 過去問:屋根伏図と屋根の名前(組合せ)(10年で1問)
棟と隅棟の線の数で見分けます。隅棟がなく棟が1本だけなら切妻、棟の両端から隅棟が出れば寄棟、中心の1点に集まれば方形です。
令和元年 No.16屋根伏図と屋根の名称の組合せ(切妻・寄棟・方形・入母屋・陸屋根)
屋根伏図A~Eとその屋根の名称との組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、図中の矢印は屋根の流れ方向を示す。
図を押すと大きく表示します
A B C D E 1. 切妻屋根 入母屋屋根 寄棟屋根 方形屋根 陸屋根 2. 切妻屋根 寄棟屋根 方形屋根 入母屋屋根 陸屋根 3. 入母屋屋根 切妻屋根 陸屋根 寄棟屋根 方形屋根 4. 陸屋根 寄棟屋根 方形屋根 入母屋屋根 切妻屋根 5. 切妻屋根 入母屋屋根 陸屋根 寄棟屋根 方形屋根 出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.16
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Bは入母屋屋根ではなく寄棟屋根。Cは寄棟屋根ではなく方形屋根、Dは方形屋根ではなく入母屋屋根。
Aは中央の棟から2方向に流れる切妻屋根、Bは棟の両端から隅棟が出て4方向に流れる寄棟屋根、Cは中心の1点から4方向に流れる方形屋根、Dは上部が切妻で下部が四方に流れる入母屋屋根、Eはパラペットに囲まれた勾配1/100の陸屋根で、すべて正しい。
Aは切妻屋根、Bは寄棟屋根、Cは方形屋根、Dは入母屋屋根、Eは陸屋根で、どれも合っていない。
Aは陸屋根ではなく切妻屋根、Eは切妻屋根ではなく陸屋根(B・C・Dは合っている)。
Bは入母屋屋根ではなく寄棟屋根、Cは陸屋根ではなく方形屋根、Dは寄棟屋根ではなく入母屋屋根、Eは方形屋根ではなく陸屋根。
まとめ:各部寸法・所要床面積で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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