要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)の No.14・No.15 で出題される「教育施設・図書館・福祉施設・病院」について、学校の運営方式、図書館の計画、保育所・幼稚園、福祉施設と診療所を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

教育施設・図書館・福祉施設・病院の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
学校・図書館・保育所は主に No.14 に(令和8年・令和4年・令和2年は No.15 にも)、福祉施設・診療所は No.14・No.15 に出ています。図書館の「ブラウジングコーナー」と「レファレンスコーナー」の取り違えが3回正答になり、小学校の運営方式、保育室の広さと乳児室の配置もくり返し出ます。
No.14・No.15 に出題(10年のうち10年・11問)。ほかの問題の選択肢から、この分野のもの(4問から)も載せています。この記事で解説する選択肢は57肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🏫 学校
📖 学校の計画
学校は、運営方式(総合教室型・特別教室型・教科教室型)と、教室まわりのスペースの名前が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 総合教室型 | ほとんどの授業を自分の教室で行う。小学校の低学年に適する |
| 特別教室型 | 普通教科はクラスの教室、理科・音楽などは特別教室で行う。小学校の高学年に適する |
| 教科教室型 | 教科ごとに教室を移動する。生活の拠点となるホームベースは、教室移動の動線の近くに設ける |
| 多目的スペース | 普通教室に隣接させ、少人数学習やグループ学習など多様な学習に使う |
| メディアセンター | 図書室・視聴覚室・コンピューター室の機能を統合。1クラス全員が使える広さにする |
| クラスター型 | 学年ごとに教室のまとまりをつくる配置で、普通教室の独立性が高い |
| ラーニングセンター | 学習用の素材を集めて配置するスペース(学年ごとに分散することもある) |
| ビオトープ | 生き物が暮らす小さな自然環境で、環境教育の教材になる |
| 教室の色彩 | 黒板・掲示板と周りの壁の明度対比を大きくしすぎない |
✏️ 過去問:学校(10年で14肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全11枚)。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
小学校において、低学年は特別教室型とし、高学年は総合教室型とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢1
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小学校の低学年は、ほとんどの授業を自分の教室で行う総合教室型、高学年は、理科・音楽などを特別教室で行う特別教室型が適している。記述は逆。
問題:教育施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
小学校において、学年ごとのカリキュラムに対応するため、低学年は総合教室型とし、高学年は特別教室型とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢3
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小学校では、学級の教室で多くの教科を学ぶ低学年は総合教室型、教科ごとに専門の教室を使う高学年は特別教室型とするなど、学年に応じて運営方式を変える。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
小学校の高学年において、普通教科はクラスルームで行い、実験や実習の授業は特別教室で行う特別教室型を採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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特別教室型は、普通教科は各クラスの教室で行い、理科・音楽などは特別教室で行う運営方式で、小学校の高学年などで採用される。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
教科教室型の中学校において、学校生活の拠点となるホームベースを、教室移動の動線から離して、落ち着いた奥まった位置に設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢5
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教科教室型では、教科ごとに教室を移動するので、生活の拠点となるホームベース(ロッカーなどの置き場)は、教室移動の動線の近くに設ける。動線から離した奥まった位置では、移動のたびに立ち寄りにくい。
問題:教育施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
小学校において、多様化する学習形態に合せたワークスペースとして、多目的スペースを普通教室に隣接して設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢1
同じ文:平成29年 No.14 選択肢4
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普通教室の隣の多目的スペースは、少人数の学習やグループ学習など、いろいろな学習のしかたに使える。
問題:教育施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
中学校において、図書室・視聴覚室・コンピューター室の機能を統合したメディアセンターを計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
小学校の計画において、図書室・視聴覚室・コンピュータ室の機能を統合したメディアセンターを設け、1 クラス分の人数が利用できる広さとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢4
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図書室・視聴覚室・コンピュータ室を統合したメディアセンターを、1クラス全員が使える広さにすると、授業で使いやすい。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
小学校において、学習用の様々な素材を学年ごとに分散配置するスペースとして、「ラーニング(学習)センター」を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢4
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ラーニングセンター(学習センター)は、学習用の素材を集めて配置するスペースで、学年ごとに分散して設けることもある。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
小学校のブロックプランにおいて、学年ごとの配置が容易で、普通教室の独立性が高いクラスター型とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢5
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
小学校の敷地内において、環境教育の教材として、自然の生態系を観察できるビオトープを設置した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢5
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問題:教育施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
中学校の教室において、「黒板や掲示板」と「その周辺の壁」との明度対比が大きくなり過ぎないように、色彩調整を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢3
同じ文:令和元年 No.14 選択肢3・令和4年 No.15 選択肢4
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黒板・掲示板と周りの壁の明度の差が大きすぎると、目が疲れやすく見えにくい。色彩を調整して差を抑える。
📚 図書館
📖 図書館の計画
図書館は、ブラウジングコーナーとレファレンスコーナーの取り違えが3回正答になっています。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| ブラウジングコーナー | 新聞や雑誌を気軽に読む場所。開架貸出室の一部に設ける |
| レファレンスコーナー(デスク) | 参考図書をそろえ、利用者の調べもの(資料探し)の相談に応じる所。検索用のコンピューターを備え、貸出・返却カウンターとは別に開架書架の近くに設ける |
| 閲覧室の広さ | 1席当たり1.6〜3.0㎡程度(40席なら64㎡以上。50㎡では狭い) |
| 書架の間隔 | 車椅子使用者を考えて210cm程度 |
| 開架閲覧室の照明 | 書架の最下部まで十分な照度を確保する |
| 閲覧室の床 | タイルカーペットにして、歩く音を抑える |
| 開架式 | 利用者が書架から自由に本を選べる方式 |
| 一般閲覧室と児童閲覧室 | 分けて配置し、貸出しカウンターは共用とする |
| フレキシビリティ | 固定の壁を最小限にし、床に段差をつくらない |
| BDS | 手続きをしていない本の持ち出しを、出入口で検知する装置 |
✏️ 過去問:図書館(10年で18肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全15枚)。
問題:教育施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館において、新聞や雑誌などを気軽に読む空間として、レファレンスコーナーを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢4
同じ文:平成29年 No.14 選択肢1
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新聞や雑誌を気軽に読むコーナーはブラウジングコーナー。レファレンスコーナーは、利用者の調べもの(資料探し)の相談に職員が応じる場所。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館において、新聞や雑誌などを気軽に読む空間として、レファレンスルームを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢1
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新聞や雑誌などを気軽に読む空間はブラウジングルーム(ブラウジングコーナー)。レファレンスルームは、参考図書をそろえ、利用者の調べものの相談に応じる所。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館において、開架貸出室の一部にブラウジングコーナーを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢1
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館において、貸出・返却カウンターとは別に、レファレンスデスクを開架式書架の近くに設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢4
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レファレンスデスクは、利用者の調べもの(資料探し)の相談を受ける所で、貸出・返却カウンターとは別に、開架書架の近くに設けると使いやすい。
問題:公共建築等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
図書館において、資料の検索等を行うコンピューター機器を備えた、レファレンスコーナーを設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢1
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館において、書架を設置しない 40 席の閲覧室の床面積を、50 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢5
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閲覧室は、一般に1席あたり1.6〜3.0㎡程度が必要とされ、40席なら64㎡以上になる。50㎡(1席あたり1.25㎡)では狭すぎる。
問題:教育施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館において、書架を設置しない 40 人収容の閲覧室の床面積を、100 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢1
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
図書館の開架閲覧室において、書架の間隔を、車椅子使用者の通行を考慮して 210 cmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
図書館の開架閲覧室において、照明は書架の最下部まで十分な照度が得られるように計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢3
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問題:教育施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館において、閲覧室の床の仕上げは、歩行音の発生を抑制するため、タイルカーペットとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
中学校において、図書室の出納システムは、開架式とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢3
同じ文:令和6年 No.14 選択肢3・平成29年 No.14 選択肢5
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開架式は、利用者が書架から自由に本を選べる方式で、学校の図書室に適している。
問題:教育施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館において、一般閲覧室と児童閲覧室とは分けて配置し、貸出しカウンターは共用とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢5
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一般閲覧室と児童閲覧室は、使い方や声の大きさが違うので分けて配置し、貸出しカウンターは両方から使いやすい位置に共用で設ける。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館の分館において、一般閲覧室と児童閲覧室とは分けて配置し、貸出しカウンターは共用とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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地域図書館の分館では、一般閲覧室と児童閲覧室を分けて配置し、貸出しカウンターは共用として、少ない職員で運営できるようにする。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地域図書館において、固定の壁を最小限とし、床に段差をつくらない等、フレキシビリティの高い計画とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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問題:建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
図書館において、図書の無断持ち出しを防ぐために、BDS(ブック・ディテクション・システム)を導入する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢4
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🧸 保育所・幼稚園
📖 保育所・幼稚園の計画
保育所・幼稚園は、保育室の面積と、乳児と幼児のエリアの分け方が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 保育室・遊戯室の面積(保育所) | 満2歳以上の幼児1人につき1.98㎡以上 |
| ほふく室の面積(保育所) | 乳児又は満2歳に満たない幼児1人につき3.3㎡以上 |
| 年齢による広さ | 1人当たりの床面積は、5歳児用より年齢の低い3歳児用のほうを広くする |
| 乳児室・ほふく室 | 生活のリズムや活動が違うので、幼児の保育室とエリアを分ける(ワンルームにしない) |
| 幼児用便所 | 保育室の近くに設ける。ブースの扉は、保育士が見守れるよう高さ1.2m程度と低くする |
| 昼寝の場と食事の場 | 分けて設ける |
| 幼稚園の昇降口 | 園舎の周りを回らずに、園庭へ出やすい位置に設ける |
面積は、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第32条
✏️ この項目の過去問を解く(10年で13肢)↓✏️ 過去問:保育所・幼稚園(10年で13肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全12枚)。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、保育室の 1 人当たりの床面積は、3 歳児用より 5 歳児用のほうを広くした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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年齢の低い子どもほど、昼寝や食事・着替えの介助などの生活の場としての広さが必要なので、保育室の1人当たりの床面積は、3歳児用のほうを広くする。5歳児用を広くするのは逆。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、4 歳児を対象とした定員 20 人の保育室の床面積を、45 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢1
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保育室又は遊戯室の面積は、満2歳以上の幼児1人につき1.98㎡以上(児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第32条第六号)。20人×1.98㎡=39.6㎡なので、45㎡は満たしている。
問題:公共建築等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、定員 10 人のほふく室の床面積を 40 ㎡とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢1
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ほふく室の面積は、乳児又は満2歳に満たない幼児1人につき3.3㎡以上(児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第32条第三号)。10人×3.3㎡=33㎡なので、40㎡は満たしている。
問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
幼稚園の保育室において、1 人当たりの床面積は、5 歳児学級用より 3 歳児学級用のほうを広くした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢4
同じ文:平成29年 No.14 選択肢3
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年齢の低い幼児ほど、動きまわる広さや個別の対応が必要なので、1人当たりの床面積は3歳児学級用のほうを広くする。
問題:公共建築等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、保育室は、乳児用と幼児用とを間仕切りのないワンルームとし、乳児と幼児の人数比の変動に対応できるようにした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢5
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乳児と幼児は、睡眠や食事などの生活のリズムや活動の内容が大きく違うので、乳児室・ほふく室と幼児の保育室は分けて計画する。ワンルームにすると、乳児の安全や睡眠が確保しにくい。
問題:公共建築等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、乳児と幼児の生活パターンの違いに配慮し、「乳児室・ほふく室」と「保育室」とはエリアを分けて計画した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢2
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、乳児室を幼児の保育室から離れた位置に設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢4
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所の計画において、幼児用便所は保育室の近くに設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢1
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所の幼児用便所は、見守りや指導をしやすくするため、保育室の近くに設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢5
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所において、幼児用の大便器のブースの扉の高さを 1.2 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢3
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問題:教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保育所の保育室において、昼寝の場と食事の場とを分けて設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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問題:建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
幼稚園において、園舎と園庭との出入りのための昇降口を設ける場合、一般に、園舎等の周囲を迂回せず園庭へ出やすい位置に計画する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢3
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🏥 福祉施設・診療所・病院
📖 福祉施設と診療所
福祉施設は、施設の名前と、入所か通所か・誰のための施設かの組合せが問われます。
| 施設・用語 | ポイント |
|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 常に介護が必要で、在宅での介護が難しい高齢者が入所し、入浴・食事などの介護を受ける。サービス・ステーションは療養室に近接 |
| 介護老人保健施設 | 入院治療は必要ないが、家庭に戻るための機能訓練や看護・介護が必要な高齢者のための施設 |
| ケアハウス | 家族の援助を受けにくい高齢者が、日常生活に必要なサービスを受けながら自立した生活をする |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 安否確認や生活相談のサービスがあり、バリアフリー構造をもつ賃貸などの住宅 |
| 老人デイサービスセンター | 高齢者を通わせて、入浴・食事・機能訓練などを提供する通所の施設(短期間入所するのはショートステイ) |
| グループホーム | 障がい者や認知症高齢者などが、スタッフの支援を受けながら少人数で共同生活をする住まい |
| ユニットケア | 少人数のユニットごとに個室と共同生活室を設け、一人ひとりの生活リズムに合わせて介護する |
| コレクティブハウス | 共同の食事室・調理室をもつ集合住宅で、高齢者の住まいにも使われる |
| 診療所 | 診察室と処置室を隣接させ、X線撮影室も診察室・処置室に近接させる |
| 病院の手術室 | 空気調和設備は単独の系統とし、室内の気圧を室外より高く(正圧に)する |
✏️ 過去問:福祉施設・診療所・病院(10年で12肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:社会福祉施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
老人デイサービスセンターは、常に介護が必要な高齢者が、入浴や食事等の日常生活上の支援、機能訓練等を受けるために、短期間入所する施設である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢4
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老人デイサービスセンターは、高齢者を通わせて、入浴・食事・機能訓練などを提供する通所の施設(老人福祉法第20条の2の2)。短期間入所するのは、ショートステイ(老人短期入所施設)。
問題:社会福祉施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
特別養護老人ホームは、常に介護が必要で在宅介護を受けることが困難な高齢者が、入浴や食事の介護等を受ける施設である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢1
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特別養護老人ホームは、常に介護が必要で、在宅での介護が難しい高齢者が入所し、入浴や食事などの介護を受ける施設。
問題:社会福祉施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
介護老人保健施設は、病院における入院治療の必要はないが、家庭に復帰するための機能訓練や看護・介護が必要な高齢者のための施設である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢5
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問題:社会福祉施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ケアハウスは、家族による援助を受けることが困難な高齢者が、日常生活上必要なサービスを受けながら自立的な生活をする施設である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢3
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問題:社会福祉施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
サービス付き高齢者向け住宅は、居住者の安否確認や生活相談のサービスを提供し、バリアフリー構造を有する賃貸等の住宅である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢2
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問題:社会福祉施設等又は高齢者、障がい者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
グループホームとは、知的障がい者や精神障がい者、認知症高齢者などが専門スタッフ又はヘルパーの支援のもと、少人数で共同生活を行う家のことである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢1
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問題:社会福祉施設等又は高齢者、身体障がい者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ユニットケアは、入居者の個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートする介護手法であり、ユニットごとに「入居者の個室」と「入居者が他の入居者や介護スタッフ等と交流するための共同生活室」とを備えていることが特徴的である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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ユニットケアは、少人数のユニットごとに、個室と共同生活室を設けて、一人ひとりの生活のリズムに合わせて介護する手法。
問題:社会福祉施設等又は高齢者、身体障がい者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
特別養護老人ホームにおけるサービス・ステーションは、一般に、療養室に近接して設ける。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢5
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問題:社会福祉施設等又は高齢者、障がい者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コレクティブハウスは、共同の食事室や調理室等が設けられた、複数の家族が共同で生活する集合住宅であり、高齢者用の住宅としても用いられている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.14 選択肢2
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コレクティブハウスは、共同の食事室や調理室をもち、複数の家族が生活の一部を共同で行う集合住宅で、高齢者の住まいにも使われる。
問題:公共建築等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
診療所において、診察室は処置室と隣接させて配置した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢2
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問題:建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
診療所において、X線撮影室は、一般に、診察室及び処置室に近接させる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢2
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問題:建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
病院の手術室の空気調和設備は、単独に設け、室内の気圧を室外の気圧よりも高くする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)」No.15 選択肢1
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手術室の空気調和設備は、清浄度を保つために単独の系統とし、周りから汚れた空気が入らないように、室内の気圧を室外より高く(正圧に)する。
まとめ:教育施設・図書館・福祉施設・病院で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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