要点と過去問10年分
一級建築士試験 学科Ⅴ(建築施工)の No.10・No.11 で毎年出題される「コンクリート工事」のうち、運搬・圧送、打込み・締固め・打継ぎ、養生を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

コンクリート工事(運搬・打込み・養生)の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
運搬・打込み・養生は、令和7年を除く毎年、No.11(令和元年は No.10)に出ています。時間の限度(練混ぜから打込み終了まで・打重ね時間間隔)が2回、棒形振動機・タンピング・マスコンクリート・寒い時期の養生など、施工の手順の数字と考え方が正答になっています。
No.10・No.11 に出題(10年のうち9年・9問)。この記事で解説する選択肢は27肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している一級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🚛 運搬・圧送
📖 運搬と圧送
運搬・圧送は、輸送管の太さと、先送りモルタル・閉塞したときの扱いが問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 輸送管の呼び寸法 | 粗骨材の最大寸法20・25mmなら100A以上(表6.6.1) |
| 軽量コンクリートの輸送管 | 水平換算距離150m以上なら125A以上(6.10.4) |
| 先送りモルタル | 圧送に先立って富調合のモルタルを圧送する(6.6.1)。型枠内に打ち込まず、全て廃棄する |
| 閉塞したとき | 圧力を解除してから閉塞した管を取り外し、品質が変わったコンクリートは廃棄する |
( )内の番号は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の節・表
✏️ この項目の過去問を解く(10年で5肢)↓✏️ 過去問:運搬・圧送(10年で5肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートポンプによる圧送において、コンクリートの粗骨材の最大寸法が20mmであったので、それに対する輸送管の呼び寸法については100Aとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
粗骨材の最大寸法が20mm・25mmのときの輸送管の呼び寸法は100A以上(公共建築工事標準仕様書 表6.6.1)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
軽量コンクリートの圧送において、輸送管の水平換算距離が150m以上であったので、輸送管の呼び寸法を125Aとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
軽量コンクリートは圧送で閉塞しやすいので、輸送管の水平換算距離が150m以上のときは、呼び寸法125A以上の輸送管を使う(公共建築工事標準仕様書 6.10.4)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートポンプによるコンクリートの圧送において、打ち込むコンクリートの品質変化を防止するために、コンクリートの圧送前に富調合のモルタルを圧送した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
圧送に先立ち、富調合のモルタルを圧送して、コンクリートの品質の変化を防ぐ(公共建築工事標準仕様書 6.6.1)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートポンプによるコンクリートの圧送に当たり、コンクリートの圧送に先立って圧送する富調合モルタルについては、型枠内に打ち込まずに全て破棄した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの圧送中にベント管内でコンクリートが閉塞したので、圧力を解除した後、そのベント管を速やかに取り外し、閉塞して品質が変化したコンクリートを廃棄した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢1
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圧送中に輸送管が閉塞したときは、圧力を解除してから閉塞した管を取り外し、閉塞して品質が変わったコンクリートは廃棄する。
🏗️ 打込み・締固め・打継ぎ
📖 打込みと締固め
打込み・締固めは、時間の限度と締固めの方法が問われます。時間の限度は、外気温25℃を境に変わります。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 練混ぜから打込み終了までの時間 | 外気温25℃以下は120分以内、25℃を超えるときは90分以内(6.6.2) |
| 高強度コンクリート | 高性能AE減水剤でスランプの低下を抑えているので、外気温にかかわらず120分 |
| 打重ね時間間隔(JASS 5 の目安) | 外気温25℃未満で150分、25℃以上で120分(再振動ができる時間以内) |
| 打込みの順序 | 壁・柱の沈みが落ち着いてから梁に、梁の沈みが落ち着いてからスラブに打ち込む(6.6.3) |
| 自由落下 | 柱・壁の型枠へは、分離しない範囲で自由落下で打ち込める。鋼管充塡コンクリートの落し込みは、打込み当初の自由落下高さ1m以内 |
| 棒形振動機 | 各層ごとに、下層に先端が入るようほぼ垂直に挿入し、挿入間隔60cm以下で、上面にペーストが浮くまで加振(6.6.5) |
| 高流動コンクリート | 材料分離せずに自己充塡できるなら、振動機による締固めを行わなくてよい |
| 梁の鉛直打継ぎ | 特記がなければ、スパンの中央又は端から1/4の付近に設ける |
| 打継ぎ面 | レイタンスを高圧水洗やワイヤーブラシで除去し、健全なコンクリート面を出す |
| タンピング | プラスチック収縮ひび割れなどを防ぐため、凝結が終わる前に行う |
( )内の番号は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の節
✏️ 過去問:打込み・締固め・打継ぎ(10年で14肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの打込み日の外気温が25℃を超えることが予想されたので、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度を120分とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢2
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コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、外気温が25℃以下のときは120分以内、25℃を超えるときは90分以内とする(公共建築工事標準仕様書 6.6.2)。25℃を超える予想なのに120分とするのは不適当。
問題:コンクリート工事に関する記述において、監理者が一般に行うものとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.10 選択肢4
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打重ね時間間隔の限度の目安は、外気温25℃未満で150分、25℃以上で120分(JASS 5)。外気温が25℃を超えているのに150分を目安とするのは長すぎる。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間間隔の限度は、外気温が20℃であったので、先に打ち込まれたコンクリートの再振動可能時間の範囲内である120分とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢1
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同じ区画の打重ね時間間隔は、先に打ち込んだコンクリートの再振動が可能な時間以内とする(公共建築工事標準仕様書 6.6.3)。外気温25℃未満では150分以内が目安なので、20℃で120分とするのは適当。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
設計基準強度60N/mm²の高強度コンクリートの打込みにおいて、高性能AE減水剤を使用しているので、外気温にかかわらず、練混ぜから打込み終了までの時間の限度を120分とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢3
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高強度コンクリートは高性能AE減水剤を使ってスランプの低下を抑えているので、練混ぜから打込み終了までの時間の限度は、外気温にかかわらず120分とする。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの締固めについては、公称棒径45mmのコンクリート用棒形振動機のほかに、型枠振動機及び木槌を併用したので、棒形振動機の挿入間隔を80cm程度とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢4
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棒形振動機の挿入間隔は 60cm以下とする(公共建築工事標準仕様書 6.6.5)。型枠振動機や木槌を併用しても、80cmでは締固めが不十分になる。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリート棒形振動機(内部振動機)によるコンクリートの締固めは、打込み各層ごとに行い、その下層に振動機の先端が入るようにほぼ垂直に挿入し、挿入間隔を60cm以下としたうえで、コンクリートの上面にペーストが浮くまで加振した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢3
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棒形振動機は、打込み各層ごとに、下層に先端が入るようほぼ垂直に差し込み、挿入間隔60cm以下で、コンクリートの上面にペーストが浮くまで加振する(公共建築工事標準仕様書 6.6.5)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリート棒形振動機によるコンクリートの締固めにおいては、打込み層ごとに行い、その下層に振動機の先端が入るようにほぼ垂直に挿入し、挿入間隔を60cm以下としたうえで、コンクリートの上面にセメントペーストが浮くまで加振した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢2
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棒形振動機は、打込み層ごとに下層に先端が入るようにほぼ垂直に挿入し、挿入間隔60cm以下で、上面にセメントペーストが浮くまで加振する。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高流動コンクリートの打込みにおいて、コンクリートが材料分離することなく型枠内の隅々に自己充塡できる状況であったので、内部振動機(棒形振動機)による締固めを行わなかった。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢3
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問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
梁及びスラブのコンクリートについては、壁及び柱のコンクリートの沈みが落ち着いた後に梁に打ち込み、その梁のコンクリートの沈みが落ち着いた後にスラブに打ち込んだ。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢2
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梁・スラブは、壁・柱のコンクリートの沈みが落ち着いた後に梁に打ち込み、梁の沈みが落ち着いた後にスラブに打ち込む(公共建築工事標準仕様書 6.6.3)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
柱や壁の型枠へのコンクリートの打込みにおいて、コンクリートが分離しない範囲で、自由落下により打ち込んだ。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢4
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問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋼管充填コンクリートの落し込み工法において、できる限りコンクリートの分離が生じないように、打込み当初のコンクリートの自由落下高さを1m以内とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢2
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問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
床スラブ上面の均しについては、プラスチック収縮ひび割れの発生を防止するために、コンクリートの凝結完了後に、速やかにタンピングを行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢4
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プラスチック収縮ひび割れや沈みひび割れを防ぐタンピングは、コンクリートの凝結が終わる前に行う。凝結が終わってからでは、ひび割れを閉じられない。
問題:コンクリート工事に関する記述において、監理者が一般に行うものとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
特記のないコンクリートの打継ぎにおいて、やむを得ず、梁に鉛直打継ぎ部を設けなければならなかったので、スパンの中央又は端から1/4の付近に打継ぎ部が設けられていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.10 選択肢2
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問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの打継ぎ面のレイタンスについては、高圧水洗やワイヤーブラシ掛けにより除去し、健全なコンクリート面が露出していることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢3
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🌡️ 養生・寒中・暑中・マスコンクリート
📖 養生の決まり
養生は、湿潤養生の期間、寒い時期の温度の保ち方、マスコンクリートの温度差の考え方が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 湿潤養生の期間(表6.7.1) | 普通ポルトランドセメント5日以上、早強3日以上、高炉セメントB種7日以上 |
| 透水性の小さいせき板 | せき板で保護されている部分は、湿潤養生されているとみなせる |
| 寒い時期の養生温度(6.7.1) | 打込み後5日間以上(早強ポルトランドセメントは3日間以上)、コンクリートの温度を2℃以上に保つ |
| 寒中コンクリート | 荷卸し時の温度を10℃以上20℃未満とする。セメントは加熱せず、加熱した材料を練り混ぜるときは、セメントを入れる前の骨材と水の温度を40℃以下にする(6.11.3) |
| 暑中コンクリート | 特記がなければ、日平均気温の平年値が25℃を超える期間に適用する |
| マスコンクリート | 表面を保温して(断熱養生マットなど)、内部との温度差を小さくする。内部の温度が上がっても表面に散水して冷やさない(6.13.4) |
| 打込みの翌日の墨出し | やむを得ないときは、適切に養生し、振動や衝撃を与えない作業に限って承認する |
( )内の番号は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の節・表
✏️ この項目の過去問を解く(10年で8肢)↓✏️ 過去問:養生・寒中・暑中・マスコンクリート(10年で8肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの養生において、外気温の低い時期であったので、コンクリートを寒気から保護し、コンクリートの温度が2℃を下まわらない期間を3日とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
寒冷期は、打込み後5日間以上(早強ポルトランドセメントは3日間以上)、コンクリートの温度を2℃以上に保つ(公共建築工事標準仕様書 6.7.1)。普通ポルトランドセメントで3日では短い。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
計画供用期間の級が「標準」で、普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの打込み後の湿潤養生期間は、5日以上とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢4
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計画供用期間の級が「標準」で普通ポルトランドセメントを使うコンクリートの湿潤養生の期間は5日以上(公共建築工事標準仕様書 表6.7.1)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
柱や壁の打込み後のコンクリートの養生において、透水性の小さいせき板で保護されている部分については、湿潤養生されているものとみなして、湿潤養生を省略した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢4
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問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
床スラブのコンクリートの打込みをした翌日に、やむを得ず次工程の墨出しを行わなければならなかったので、適切な養生を行いコンクリートに振動や衝撃等の悪影響を与えない作業に限定して承認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢3
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問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
マスコンクリートの打込み後、コンクリート内部の温度が著しく上昇したので、コンクリートを冷却することを目的として、打込み表面に散水した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢2
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マスコンクリートは、内部と表面の温度差が大きいと温度ひび割れが生じるので、表面を保温して温度差を小さくする(公共建築工事標準仕様書 6.13.4)。内部の温度が上がったからといって表面に散水して冷やすと、温度差が大きくなって逆効果。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
マスコンクリートの表面ひび割れの低減のため、表面を断熱養生マットで覆うことにより養生した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢3
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問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
寒中コンクリートにおいて、コンクリートの荷卸し時にコンクリート温度が10℃以上20℃未満となるように、練混ぜ水を40℃に加熱して使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢2
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寒中コンクリートは、荷卸し時の温度が10℃以上20℃未満となるように定める。材料を加熱するときはセメントは加熱せず、加熱した材料を練り混ぜるときは、セメントを入れる前のミキサー内の骨材と水の温度を40℃以下とする(公共建築工事標準仕様書 6.11.3)。練混ぜ水を40℃に加熱するのは適当。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
暑中コンクリート工事の適用期間に関して特記がなく、コンクリートの打込み予定日の日平均気温の平年値が25℃を超えていたので、暑中コンクリート工事として施工計画書を提出させた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.11 選択肢1
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まとめ:コンクリート工事(運搬・打込み・養生)で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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