一級建築士 環境・設備【排水・通気設備】分野別過去問 要点解説※完全無料

排水・通気設備|一級建築士 環境・設備|分野別・要点と過去問(資格教材キング)

📝 一級建築士 学科Ⅱ(環境・設備)|分野別の解説
排水・通気設備
要点と過去問10年分

一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)の No.15 を中心に出題される「排水・通気設備」について、排水設備、通気、雨水排水を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
この記事の使い方
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基準の数字と考え方を、表とチェックポイントでまとめています
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過去問の選択肢を読み、適当か不適当かを考えてから解説を開く
10年分・34肢
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📖 排水の要点から読む

排水・通気設備の出題の傾向(令和8年〜平成29年)

排水・通気は、令和4年を除き、毎年 No.15(平成29年は No.14)に出ています。正答は、通気(伸頂通気管の管径・許容流量)が4回、排水設備(二重トラップ・グリース阻集器・排水槽の勾配)が3回、雨水排水管の管径が1回です。

No.14・No.15 に出題(10年のうち8年・8問)。ほかの問題の選択肢から、この分野のもの(3問から)も載せています。この記事で解説する選択肢は34肢です。

📌 出典と、この記事の読み方

過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している一級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。

「要点」は、今の法令・基準や設計の資料でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。

🚽 排水設備

📖 排水設備の決まり

排水設備は、トラップの決まり(二重トラップの禁止)と、排水槽・阻集器・ますの構造が問われます。

項目ポイント
二重トラップ器具付きのトラップの下流に U トラップを足すなど、トラップを直列に二つ設けてはならない(排水が流れにくくなる)
グリース阻集器油脂分を取り除き、それ自体がトラップの機能をもつ。流入管にも下流にも別にトラップは設けない
排水槽底は吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下の勾配(1/5は急すぎる)。有効内径60cm以上の防臭密閉型マンホール。通気管はほかの系統と別にして直接外気に開放する。即時排水型ビルピットは悪臭物質の発生を抑えられる
排水温度・ディスポーザー公共下水道へは原則45℃未満で流す。ディスポーザー排水処理システムは BOD などを基準値以下にして放流する
掃除口・排水ます掃除口は管径100mm以下なら同じ口径、100mm超なら100mmより小さくしない。排水ますは起点・屈曲点・合流箇所と、直線部では管径の120倍以内(管径200mmなら24m以内)
分流式・排水再利用分流式は、建物内では「汚水と雑排水」、公共下水道では「汚水・雑排水と雨水」を別系統にすること。排水再利用水の原水には、適切に処理すれば厨房の排水も使える
✅ チェックポイント
1トラップは「一つだけ」
グリース阻集器の下流に別にトラップ(令和3年)、器具トラップの下流に U トラップ(平成29年)は誤り。排水槽の底の勾配1/5以上(令和6年)も誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で17肢)↓

✏️ 過去問:排水設備(トラップ・阻集器・排水槽・ます)(10年で17肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全16枚)。

トラップ・グリース阻集器
令和3年 No.15選択肢11 / 16

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

飲食店の厨房の排水系統に設けるグリース阻集器は、一般に、油脂分を取ることのみを目的としているので、下流に臭気等を防止するトラップを別に設ける必要がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

グリース阻集器は、油脂分を分離して取り除くとともに、それ自体がトラップの機能をもつ。下流にさらにトラップを設けると二重トラップになって排水が流れにくくなるので、別に設けない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.15
平成29年 No.14選択肢22 / 16

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

利用頻度が低い衛生器具には、器具付きのトラップの下流の配管の途中に、Uトラップを設けることが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.14 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

器具付きのトラップの下流にさらに U トラップを設けると二重トラップになり、間の空気が閉じ込められて排水が流れにくくなるので、設けてはならない。利用頻度が低い器具の封水の蒸発には、補給水などで対処する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.14
令和8年 No.15選択肢1同じ文が2回出題3 / 16

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

営業用厨房の排水設備において、グリース阻集器への流入管には、一般に、トラップを設けない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢1
同じ文:平成30年 No.15 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

グリース阻集器はそれ自体がトラップの機能をもつので、流入管にさらにトラップを設けると二重トラップになる。流入管には一般にトラップを設けない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.15平成30年 No.15
排水槽・排水温度・ディスポーザー
令和6年 No.15選択肢24 / 16

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

排水槽において、排水の滞留及び汚泥ができるだけ生じないように底部に吸込みピットを設け、底部の勾配を 1/5 以上とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

排水槽の底は、汚泥がたまらないよう吸込みピットに向かって勾配をとるが、その勾配は1/15以上1/10以下が一般的。1/5以上は急すぎて、清掃などの作業がしにくい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.15
令和6年 No.15選択肢35 / 16

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

排水槽において、定期的に清掃及び保守点検を行うため、有効内径60cmの防臭密閉型マンホールを2か所設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

排水槽には、清掃や点検のため、有効内径60cm以上のマンホールを設ける。臭いが漏れないよう、防臭密閉型にする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.15
平成30年 No.15選択肢46 / 16

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

排水槽に設ける通気管は、一般に、排水管に接続する通気管とは別に設け、外気に開放させる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

排水槽の通気管は、ほかの排水系統の通気管とは別に単独で設け、直接外気に開放する(臭気がほかの系統に入らないようにする)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.15
令和3年 No.15選択肢47 / 16

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

即時排水型ビルピット設備は、排水の貯留時間を短くすることにより、硫化水素等の悪臭物質の発生を抑制することができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

即時排水型ビルピット設備は、排水槽に排水をためる時間を短くするので、硫化水素などの悪臭物質の発生を抑えられる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.15
令和7年 No.15選択肢28 / 16

問題:排水・通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

公共下水道へ排水する場合には、原則として、排水温度を45℃未満にして排水する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

下水管を傷めないよう、公共下水道に流す排水の温度は原則として45℃未満にする(下水道法施行令 第9条で45度以上は除害施設の対象)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.15
令和3年 No.15選択肢29 / 16

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

公共下水道へ排水する場合には、原則として、排水温度を45℃未満にしなければならない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

公共下水道に流す排水の温度は、原則として45℃未満にする(下水道法施行令 第9条で45度以上は除害施設の対象)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.15
令和8年 No.15選択肢210 / 16

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ディスポーザー排水処理システムは、ディスポーザー、排水管、排水処理装置により構成され、一般に、排水中のBOD等を基準値以下にして、下水道に放流する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

ディスポーザー排水処理システムは、ディスポーザー・専用の排水管・排水処理装置からなり、生ごみを含む排水を処理して、BODなどを基準値以下にしてから下水道に流す。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.15
令和3年 No.15選択肢311 / 16

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ディスポーザ排水処理システムは、ディスポーザ、専用の排水配管及び排水処理装置により構成されており、一般に、排水中のBOD等を基準値以下にして、下水道に放流するものである。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

ディスポーザ排水処理システムは、ディスポーザ・専用の排水配管・排水処理装置で構成され、生ごみを含む排水の BOD などを基準値以下にしてから下水道に流す。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.15
掃除口・排水ます・分流式・排水再利用
令和7年 No.15選択肢412 / 16

問題:排水・通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

排水管内の点検や清掃のための掃除口の大きさは、原則として、排水管径が100mm以下の場合は同一の口径とし、排水管径が100mmを超える場合には100mmより小さくならないようにする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

掃除口の大きさは、排水管の管径が100mm以下なら同じ口径、100mmを超えるなら100mmより小さくしないのが原則。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.15
令和5年 No.15選択肢213 / 16

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

管径200mmの敷地排水管の排水ますは、起点、屈曲点、合流箇所、ますの間隔が24m以内となるような位置等に設ける。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

敷地排水管の排水ますは、起点・屈曲点・合流箇所などに設け、直線部では管径の120倍以内の間隔で設ける。管径200mmなら24m以内。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.15
平成29年 No.14選択肢314 / 16

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

分流式排水は、建築物内の排水設備においては「汚水」と「雑排水」とを別系統にすることをいい、公共下水道においては「汚水及び雑排水」と「雨水」とを別系統にすることをいう。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.14 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

分流式は、建物内の排水設備では「汚水」と「雑排水」を別の系統にすること、公共下水道では「汚水及び雑排水」と「雨水」を別の系統にすることをいう(同じ言葉でも意味が違う)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.14
令和6年 No.15選択肢115 / 16

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

排水再利用水の原水に、手洗い・洗面器及び給湯室からの排水のほか、厨房からの排水も利用した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

排水再利用水の原水には、手洗い・洗面・給湯室の排水のほか、適切に処理すれば厨房の排水も使える。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.15
平成29年 No.14選択肢116 / 16

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

排水再利用水の原水としては、手洗器・洗面器や湯沸室からの排水のほかに、厨房からの排水も利用することができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.14 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

排水再利用水の原水には、手洗器・洗面器・湯沸室の排水のほか、適切に処理すれば厨房の排水も使える。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.14

🌬️ 通気

📖 通気の決まり

通気は、通気方式ごとの能力(許容流量)と、伸頂通気管の管径が問われます。10年で4回正答になっています。

方式・部材ポイント
伸頂通気方式通気立て管を設けず、排水立て管の頂部の伸頂通気管だけで通気する。通気の能力が小さいので、各個通気・ループ通気より許容流量が小さい
伸頂通気管の管径排水立て管の管径より小さくしない(細くすると空気が流れず、封水が破られやすい)
ループ通気方式排水横枝管の2個以上のトラップを1本の通気管で保護する。ループ通気管は最高位の器具のあふれ縁より高く立ち上げてから通気立て管につなぐ。通気がよく効き、伸頂通気方式より許容流量が大きい
各個通気方式トラップごとに通気管を取り出す方式で、自己サイホン作用の防止に有効
通気弁管内が負圧になると開いて空気を吸い、排水のないときや正圧のときは閉じて臭気を出さない
✅ チェックポイント
1伸頂通気管は「細くしない」
通気流速を高めるため排水立て管より小さくする(令和8年・令和元年)は誤り。ループ通気方式の許容流量が伸頂通気方式より小さい(令和7年)も誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で7肢)↓

✏️ 過去問:通気(10年で7肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

令和8年 No.15選択肢31 / 7

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

伸頂通気方式の排水通気管において、通気流速を高めるために、伸頂通気管の口径を排水立て管の口径よりも小さくする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

伸頂通気方式では、伸頂通気管が排水立て管の空気の通り道になる。伸頂通気管の管径は、排水立て管の管径より小さくしない(細くすると空気が十分に流れず、トラップの封水が破られやすくなる)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.15
令和元年 No.15選択肢42 / 7

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

伸頂通気方式の排水通気配管において、通気流速を高めるために、伸頂通気管の管径を排水立て管の管径よりも1サイズ小さいものとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

伸頂通気管の管径は、排水立て管の管径より小さくしない。細くすると空気が十分に流れず、トラップの封水が破られやすくなる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.15
令和2年 No.15選択肢33 / 7

問題:排水通気設備の通気方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

伸頂通気方式は、通気立て管を設けず、排水立て管の頂上に設置した伸頂通気管を用いて通気を行う方式であり、一般に、各個通気方式やループ通気方式に比べて許容流量値が大きい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

伸頂通気方式は、通気立て管を設けず、排水立て管の頂部の伸頂通気管だけで通気する方式で、通気の能力が小さいので、各個通気方式やループ通気方式より許容流量値は小さい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.15
令和7年 No.15選択肢34 / 7

問題:排水・通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ループ通気方式は、2個以上のトラップを保護するために用いられる方式であり、一般に、伸頂通気方式に比べて、許容流量値が小さくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

ループ通気方式は、排水横枝管の複数のトラップを、通気管で保護する方式。通気がよく効くので、伸頂通気方式より排水立て管の許容流量は大きくなる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.15
令和2年 No.15選択肢25 / 7

問題:排水通気設備の通気方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ループ通気方式は、2個以上のトラップを保護するために用いられる方式であり、ループ通気管を排水横枝管に接続される最高位の衛生器具のあふれ縁よりも高く立ち上げて、通気立て管にその端部を接続する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

ループ通気方式は、排水横枝管の2個以上のトラップを1本の通気管で保護する方式で、ループ通気管は最高位の器具のあふれ縁より高く立ち上げてから通気立て管につなぐ。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.15
令和2年 No.15選択肢16 / 7

問題:排水通気設備の通気方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

各個通気方式は、各衛生器具のトラップごとに取り出した通気管を通気横枝管に接続し、その端部を通気立て管等に接続する方式であり、自己サイホン作用の防止に有効である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

各個通気方式は、トラップごとに通気管を取り出して通気横枝管につなぎ、通気立て管などに接続する方式で、自己サイホン作用の防止に有効。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.15
令和2年 No.15選択肢47 / 7

問題:排水通気設備の通気方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

通気弁方式は、通気管端部に通気弁を設置する方式であり、通気弁は、通気管内が負圧になると弁が開いて空気を吸引し、排水負荷がないときや通気管内が正圧になるときは弁が閉じる機構を有している。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

通気弁は、通気管の中が負圧になると開いて空気を吸い込み、排水がないときや正圧のときは閉じて臭気が出ないようにする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.15

🌧️ 雨水排水

📖 雨水排水の決まり

雨水排水は、管径の求め方と、汚水系統との接続のしかたが問われます。

項目ポイント
雨水排水管の管径受け持つ屋根面積(水平投影面積)から求める。壁面の雨水を下の屋根に流すときは、壁面積の50%を加える。集中豪雨への対策には、10分間の最大雨量を1時間当たりに換算した値を使う(1時間値より大きい)
サイホン式雨水排水特殊なルーフドレンで管内を満水にしてサイホン現象を起こし、雨水立て管の口径を小さくできる
合流式の地域建物の中では雨水と汚水の排水管を兼用しない(汚水管が詰まると雨水が器具からあふれる)。屋外で、トラップますを介して一般排水の敷地排水管につなぐ
分流式の地域雨水管の敷地境界部にも雨水トラップを設けて、本管からの害虫の侵入を防ぐ
雨水の再利用便器洗浄水などに使って下水道料金の対象になる地域では、雨水の使用量を測る量水器(量水計)を設ける
✏️ この項目の過去問を解く(10年で10肢)↓

✏️ 過去問:雨水排水(10年で10肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

令和5年 No.15選択肢31 / 10

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

雨水排水管径の算定に用いる雨量に最大雨量の1時間値を用いることは、10分間値を用いた場合よりも排水管径は大きくなるので、局地的な集中豪雨への対策として有効である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

雨水排水管の管径は、最大雨量を1時間当たりに換算した値で求める。10分間の最大雨量を換算した値のほうが、1時間の最大雨量より大きいので、管径も大きくなる。局地的な集中豪雨への対策には10分間値を使うほうが有効。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.15
令和8年 No.15選択肢42 / 10

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

雨水排水管の管径は、その雨水排水管が受け持つ屋根面積(水平投影面積)から算出するが、壁面に吹き付ける雨水を壁面の下部の屋根面に合流させる場合には、壁面積の50%を屋根面積に加算する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

雨水排水管の管径は、受け持つ屋根面積(水平投影面積)から求める。壁面に吹き付ける雨水を下の屋根に流す場合は、壁面積の50%を屋根面積に加えて計算する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.15
令和5年 No.15選択肢43 / 10

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

サイホン式雨水排水システムは、特殊な形状のルーフドレンによりサイホン現象を発生させ、多量の雨水を排水する方式で、一般に、従来方式に比較して雨水たてどいの口径を小さくすることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

サイホン式雨水排水システムは、特殊なルーフドレンで管内を満水にしてサイホン現象を起こし、多量の雨水を排水する方式で、従来の方式より雨水立て管の口径を小さくできる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.15
令和7年 No.15選択肢14 / 10

問題:排水・通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

公共下水道が合流式であっても、汚水排水管が詰まった場合に衛生器具から室内に雨水が浸入しないようにするため、建築物内の雨水排水管と汚水排水管の兼用は避ける。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

公共下水道が合流式でも、建物の中で雨水排水管と汚水排水管を兼用すると、汚水管が詰まったときに雨水があふれて衛生器具から室内に入るおそれがある。建物内では兼用を避け、屋外で合流させる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.15
令和元年 No.15選択肢25 / 10

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

雨水排水管と汚水排水管とを別系統で配管した建築物において、公共下水道が合流式であったことから、雨水排水と汚水排水とを屋外の排水ますで同一系統とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

建物内で雨水と汚水を別の系統で配管していても、公共下水道が合流式なら、屋外の排水ます(トラップますなど)で同じ系統にまとめて流す。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.15
令和5年 No.15選択肢16 / 10

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

公共下水道が合流式である地域においては、害虫や臭気等の侵入防止を目的として、雨水排水はトラップますを介して一般排水系統の敷地排水管に接続する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

合流式の地域では、雨水排水を一般排水の敷地排水管につなぐとき、害虫や臭気が雨水管に入らないよう、トラップますを介して接続する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.15
平成29年 No.14選択肢47 / 10

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

公共下水道が合流式の地域において、雨水排水管を一般排水系統の敷地排水管と接続する場合には、トラップますを介して接続する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.14 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

合流式の地域で、雨水排水管を一般排水の敷地排水管につなぐときは、臭気や害虫が雨水管に入らないよう、トラップますを介して接続する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.14
令和元年 No.19選択肢38 / 10

問題:建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

分流式下水道の区域において、雨水管の敷地境界部には、下水道本管からの害虫等の侵入防止を目的として、雨水トラップを設ける必要がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.19 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

分流式下水道の区域でも、雨水管の敷地境界の部分に雨水トラップ(トラップます)を設けて、下水道の本管から害虫などが入るのを防ぐ。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.19
令和6年 No.15選択肢49 / 10

問題:排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

雨水を便器洗浄水等で再利用した排水が下水道料金の対象となる地域において、雨水使用量を計測する量水器を設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.15 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

雨水を便器の洗浄水などに使って下水道に流す場合、その水量が下水道料金の対象になる地域では、雨水の使用量を測る量水器を設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.15
令和3年 No.14選択肢310 / 10

問題:給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

雨水を便器洗浄水等で再利用した排水が下水道料金の対象となる地域において、雨水使用量を計測する量水計を設置した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)」No.14 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

雨水を便器の洗浄水などに使って下水道に流す場合、その水量が下水道料金の対象になる地域では、雨水の使用量を測る量水計を設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.14

まとめ:排水・通気設備で覚えておくこと

試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。

🚽 排水
排水設備要点 ›
二重トラップ禁止排水槽の底1/15〜1/10の勾配排水温度45℃未満
🌬️ 通気
伸頂通気管排水立て管より細くしない許容流量伸頂<ループ・各個
🌧️ 雨水
雨水排水要点 ›
壁面の雨水壁面積の50%を加える合流式トラップますで接続
💡 排水は「臭いを止めるトラップは一つだけ、その封水を守るのが通気」と考えると整理できます。通気が足りない(伸頂通気管を細くするなど)と封水が破れ、トラップが二つあると間の空気で流れにくくなります。だから伸頂通気管は細くせず、二重トラップは禁止です。

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