要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)の No.17 で毎年出題される「防水工事・屋根工事」について、アスファルト防水・合成高分子系シート防水・塗膜防水・シーリング・屋根の下葺の数字と手順を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を選択肢ごとに解説します。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。

防水・屋根工事の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
No.17 は、10年とも防水工事か屋根工事の問題でした。アスファルト防水・シート防水・塗膜防水・シーリングの4つが毎年のように組み合わされ、屋根工事(下葺・瓦・化粧スレート・樋)が混ざる年もあります。重ね幅や面取りの数字を入れ替えた選択肢がよく出ます。
毎年 No.17 に1問(10年で10問)。この記事で解説する選択肢は50肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🛡️ アスファルト防水
📖 アスファルト防水の下地・プライマー・張り方
アスファルト防水は、溶かしたアスファルトでルーフィング類を何層も張り重ねる防水です。下地の形、プライマー、張る順番の3つがよく問われます。
| 項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| 下地の出隅・入隅 | 出隅・入隅とも通りよく45°の面取り | 9.2.4 |
| アスファルトプライマー | 下地が十分に乾燥した後に清掃して均一に塗り、乾燥させてからルーフィング類を張る | 9.2.4 |
| 溶融がま | 運ぶ間に温度が下がらないよう、可能な限り施工箇所の近くに設置する(完成した防水層の上には置かない) | 9.2.4 |
| 増張り | 出隅・入隅・下地の目地部などは、一般部分(平場)の張付けに先立って増張りする | 9.2.4 |
| ルーフドレン回り | 最下層に幅300mm以上のストレッチルーフィングを、ドレンのつばとスラブ面に張り掛けて増張りする(平場より先) | 9.2.4 |
| ルーフィング類の継目 | 幅方向・長手方向とも100mm以上重ねる | 9.2.4 |
| 上下層の継目 | 同じ箇所に重ならないようにずらす | 9.2.4 |
「標準仕様書」の欄は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の項目の番号です(この記事の表はすべて同じ)。
✏️ 過去問:アスファルト防水の下地・張り方(10年で12肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、防水層の下地の入隅は、通りよく直角とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
アスファルト防水の下地は、出隅・入隅とも通りよく45°の面取りとする(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。入隅を直角にするのは誤り(直角とするのは合成高分子系シート防水などの入隅)。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、アスファルトプライマーを塗布した後、直ちにルーフィング類の張付けを行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
アスファルトプライマーは、下地が乾燥した後に清掃して均一に塗り、乾燥させる(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。乾燥させずにすぐルーフィングを張ると、接着不良やふくれの原因になる。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
改質アスファルトシート張付け防水工事において、コンクリート下地が、十分に乾燥した後、清掃を行い、プライマーを塗布した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、一般部分のルーフィング類の張付けに先立ち、出隅、入隅、下地目地部等の増張りを行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
出隅・入隅・下地目地部などは、一般部分の張付けに先立ち、増張りを行う(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、出隅・入隅等へのストレッチルーフィングの増張りを行った後、一般平場部分にストレッチルーフィングを張り付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢3
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アスファルト防水では、出隅・入隅などにストレッチルーフィングで増張りをしてから、平場のルーフィングを張る(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、ルーフドレン回りのルーフィング類の張付けは、平場に先立って行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢2
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ルーフドレン回りは、最下層に幅300mm以上のストレッチルーフィングを、ドレンのつばとスラブ面に張り掛けて増張りする(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。この増張りは、平場のルーフィング類を張る前に行う。
問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、アスファルトルーフィング類の継目の重ね幅については、幅方向、長手方向ともに、100 mm重ね合わせて張り付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢3
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問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根のアスファルト防水工事において、アスファルトルーフィングの上下層の継目が同一箇所とならないように張り付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢4
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問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、溶融釜は可能な限り施工箇所の近くに設置した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢1
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アスファルトの溶融がまは、運ぶ間の温度低下を防ぐため、可能な限り施工箇所の近くに設置する(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。完成した防水層の上には置かない。
問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
トーチ工法による改質アスファルトシートの張付けにおいて、シート裏面と下地面をトーチバーナーで均一にあぶり、裏面の改質アスファルトを溶融させながら均一に押し広げて密着させた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢2
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トーチ工法は、改質アスファルトシートの裏面と下地をトーチバーナーであぶり、裏面の改質アスファルトを溶かしながら押し広げて密着させる工法。
問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋳鉄製ルーフドレンは、コンクリートに打込みとし、水はけよく、床面より下げた位置とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢1
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問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の陸屋根において、鋳鉄製ルーフドレンの取付けは、コンクリートに打込みとし、水はけよく、床面より下げた位置とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢2
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📖 保護コンクリートと伸縮調整目地
防水層の上に打つ保護コンクリートは、温度で伸び縮みします。動きで防水層やパラペットを傷めないよう、目地と緩衝材を入れます。
| 項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| 伸縮調整目地の位置 | 立上り部の仕上り面から600mm程度、中間部は縦横3m程度 | 9.2.5 |
| 伸縮調整目地の深さ | 成形伸縮目地材を使い、保護コンクリートの上面から下面まで達するようにする | 9.2.2・9.2.5 |
| 入隅部分 | 成形緩衝材を設ける | |
| 屋根保護防水断熱工法の断熱材 | 押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種bA(スキン層付き) | 9.2.2 |
✏️ 過去問:保護コンクリート・断熱材(10年で5肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、保護コンクリートに設ける伸縮調整目地のうち、パラペットに最も近い目地は、パラペットの立上りの仕上面から 1.5 mの位置に設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢1
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保護コンクリートの伸縮調整目地の割付けは、周辺の立上りの仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横3m程度とする(公共建築工事標準仕様書 9.2.5)。1.5mでは、パラペット際の保護コンクリートの伸縮でパラペットを押し出すおそれがある。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、平場の保護コンクリートに、周辺の立上り部の仕上り面から 0.6 m程度の位置と、中間部では縦横 3.0 m程度の間隔に伸縮調整目地を割り付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢2
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平場の保護コンクリートの伸縮調整目地は、周辺の立上り部の仕上り面から0.6m程度、中間部は縦横3m程度の間隔に割り付ける(公共建築工事標準仕様書 9.2.5)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、アスファルト防水層の保護コンクリートにおける伸縮調整目地の深さは、保護コンクリートの上面から下面まで達するようにした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢1
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保護コンクリートの伸縮調整目地には成形伸縮目地材を使い(公共建築工事標準仕様書 9.2.5)、目地材は保護コンクリートの上面から下面にまで達するものとする(同 9.2.2)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、保護層の入隅部分には、成形緩衝材を設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢1
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問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事の屋根保護防水断熱工法に用いる断熱材は、押出法ポリスチレンフォーム断熱材(スキン層付き)を使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢1
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🧩 合成高分子系シート防水
📖 シートの重ね幅と下地
合成高分子系シート防水は、加硫ゴム系や塩化ビニル樹脂系のシートを張る防水です。シートの種類で重ね幅が違うのがよく問われます。
| 項目 | 加硫ゴム系 | 塩化ビニル樹脂系 | 標準仕様書 |
|---|---|---|---|
| 平場のシートの重ね幅(幅方向・長手方向) | 100mm以上 | 40mm以上(熱風融着・溶剤溶着) | 9.4.4 |
| 項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| 下地の出隅・入隅 | 出隅は通りよく45°の面取り、入隅は通りよく直角 | 9.4.4 |
| ALCパネルの下地 | 機械的固定工法を適用しない | 9.4.3 |
✏️ 過去問:合成高分子系シート防水(10年で8肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全7枚)。
問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
加硫ゴム系シートを用いた合成高分子系シート防水工事において、平場一般部のシートの重ね幅を、幅方向、長手方向ともに 40 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢3
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加硫ゴム系シートの重ね幅は、幅方向・長手方向とも100mm以上(公共建築工事標準仕様書 9.4.4)。40mm以上は、熱風融着・溶剤溶着で接合する塩化ビニル樹脂系シートの値。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
加硫ゴム系シートを用いた合成高分子系シート防水工事において、平場一般部のシートの重ね幅を、幅方向、長手方向とも 40 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢2
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加硫ゴム系ルーフィングシートの重ね幅は、幅方向・長手方向とも100mm以上(公共建築工事標準仕様書 9.4.4)。40mm以上でよいのは、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートの場合。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
加硫ゴム系シートによる合成高分子系シート張付け防水工事において、平場一般部のシートの重ね幅を、幅方向、長手方向とも 100 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢3
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問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の陸屋根のシート防水工事において、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを使用したので、平場のシートの重ね幅は縦横方向いずれも 40 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢3
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塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートの重ね幅は、幅方向・長手方向とも40mm以上(公共建築工事標準仕様書 9.4.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の陸屋根のシート防水工事において、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを使用したので、平場のシートの重ね幅を縦横方向いずれも 40 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢3
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塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートの重ね幅は、縦横とも40mm以上(公共建築工事標準仕様書 9.4.4)。
問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
合成高分子系シート防水工事において、防水下地の屋根スラブとパラペットとが交差する入隅部分は、通りよく直角とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢4
同じ文:令和2年 No.17 選択肢3
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問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
合成高分子系ルーフィングシート防水工事において、ALCパネル下地に機械的固定工法を適用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢3
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合成高分子系ルーフィングシート防水で、ALCパネル下地の場合は、機械的固定工法を適用しない(公共建築工事標準仕様書 9.4.3)。
🖌️ ウレタンゴム系塗膜防水
📖 塗膜防水の下地・プライマー・重ね幅
ウレタンゴム系塗膜防水は、液状の防水材を塗り重ねて防水層をつくります。下地の形、プライマー、塗継ぎの重ね幅がよく問われます。
| 項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| 下地の出隅・入隅 | 出隅は通りよく45°の面取り、入隅は通りよく直角 | 9.5.4 |
| プライマー | 下地が十分に乾燥した後に清掃し、当日の施工範囲をむらなく塗る | 9.5.4 |
| 防水材の塗継ぎの重ね幅 | 100mm以上 | 9.5.4 |
| 補強布の重ね幅 | 50mm以上 | 9.5.4 |
✏️ 過去問:ウレタンゴム系塗膜防水(10年で6肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全5枚)。
問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水層の下地は、出隅は通りよく 45 度の面取りとし、入隅は通りよく直角とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢4
同じ文:令和5年 No.17 選択肢4
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ウレタンゴム系塗膜防水の下地は、出隅を通りよく45°の面取り、入隅を通りよく直角とする(公共建築工事標準仕様書 9.5.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
塗膜防水工事において、下地が十分に乾燥した後、清掃を行い、プライマーを当日の施工範囲にむらなく塗布した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢4
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塗膜防水のプライマーは、下地が十分乾燥した後に清掃し、当日の施工範囲にむらなく塗る(公共建築工事標準仕様書 9.5.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
塗膜防水工事において、プライマー塗りについては、当日の防水材施工範囲のみ行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢4
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塗膜防水のプライマーは、下地が乾燥した後、当日の施工範囲をむらなく塗る(公共建築工事標準仕様書 9.5.4)。
問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ウレタンゴム系高伸長形塗膜防水工法(密着工法)において、防水材の塗継ぎの重ね幅については 50 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
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ウレタンゴム系塗膜防水の塗継ぎの重ね幅は100mm以上とし、補強布の重ね幅は50mm以上とする(公共建築工事標準仕様書 9.5.4)。塗継ぎで50mmは足りない。
問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根のウレタンゴム系高伸長形塗膜防水工法(密着工法)において、防水材の塗継ぎの重ね幅については 100 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
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ウレタンゴム系塗膜防水の塗継ぎの重ね幅は100mm以上、補強布の重ね幅は50mm以上(公共建築工事標準仕様書 9.5.4)。
🔧 シーリング
📖 バックアップ材・ボンドブレーカーと付着した材料の除去
シーリングは、目地をふさいで水の浸入を防ぎます。目地が動いても切れないよう、両側の2面だけに接着させる(二面接着)のが基本です。
| 項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| バックアップ材・ボンドブレーカー | シーリング材と接着しないものを使い、目地底に接着させない(三面接着を防ぎ、二面接着とする) | 9.7.2・9.7.4 |
| 目地深さが所定の寸法のとき | 目地底にボンドブレーカーを張って二面接着とする(窯業系サイディングのパネル間目地など) | 9.7.4 |
| はみ出した・付着したシーリング材 | 直ちに取り除く。ただしシリコーン系は硬化後に取り除く(硬化前にふき取ると広がって汚れる) | 9.7.4 |
✏️ 過去問:シーリング(10年で8肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全6枚)。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事において、バックアップ材はシーリング材と十分に接着させた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢1
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バックアップ材は、目地の深さを調整するとともに、シーリング材を目地底に接着させない(二面接着とする)ために入れる。シーリング材と接着させると三面接着になり、目地の動きに追従できず、破断しやすい。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事において、バックアップ材にはシーリング材と接着しないものを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
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問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事におけるボンドブレーカーは、シーリング材と接着しない粘着テープとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
同じ文:令和元年 No.17 選択肢1
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ボンドブレーカーは、シーリング材が目地底に接着しないよう(3面接着を防ぐ)に張る、シーリング材と接着しないテープ。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング防水工事において、窯業系サイディングのパネル間目地については、目地深さが所定の寸法であったので、目地底にボンドブレーカーを設置して、二面接着とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
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目地深さが所定の寸法の場合は、目地底にボンドブレーカーを用いて二面接着とする(公共建築工事標準仕様書 9.7.4)。動きの大きいサイディングの目地は三面接着にしない。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング材の充填作業において、シリコーン系シーリング材が充填箇所以外の部分に付着したので、硬化前に取り除いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
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充填箇所以外に付いたシーリング材は直ちに取り除くが、シリコーン系は硬化後に取り除く(公共建築工事標準仕様書 9.7.4)。硬化前にふき取ると、広がって汚れる。
問題:鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング材の充塡作業において、充塡箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化後の早い時期に取り除いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
同じ文:令和元年 No.17 選択肢2
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はみ出したシーリング材は直ちに取り除くが、シリコーン系は、硬化前にふき取ると広がって汚れるので、硬化後に取り除く(公共建築工事標準仕様書 9.7.4)。
🏠 屋根工事
📖 下葺・瓦・化粧スレート・折板・樋
屋根工事は、木造住宅の下葺(アスファルトルーフィングなど)と、瓦・化粧スレート・金属板・樋の決まりが出題されます。
| 項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| 下葺材の張り方 | 野地板の上に軒先と平行に敷き込み、軒先から上へ張る | 13.2.3 |
| 下葺材の重ね幅 | 上下(流れ方向)100mm以上、左右(長手方向)200mm以上 | 13.2.3 |
| 棟部分 | 250mm以上の左右折掛けとした後、棟頂部から一枚もので左右300mm以上の増張りをする | 13.2.3 |
| 壁面との取合い部 | 壁面に沿って250mm以上立ち上げる | 13.2.3 |
| 粘土瓦の緊結線 | 径1.0mm以上の銅線(合成樹脂などで被覆)、又は径0.9mm以上のステンレス製 | 13.4.2 |
| 住宅屋根用化粧スレート | 1枚ごとに専用釘で野地板に留め付ける | |
| 折板葺のタイトフレーム | 下地材と隅肉溶接で接合し、スラグを除去して錆止め塗料を塗る | |
| 硬質塩化ビニル製の軒樋の受金物 | 取付け間隔1.0m以下(特記がなければ) | 表13.5.2 |
✏️ 過去問:屋根工事(下葺・瓦・化粧スレート・金属板・樋)(10年で11肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全10枚)。
問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
長尺金属板葺の下地に使用する下葺材は、野地面上に軒先と平行に敷き込み、軒先から上に向かって張り、その重ね幅は上下(流れ方向)100 mm、左右(長手方向)200 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
長尺金属板葺の下葺材は、軒先と平行に敷き、軒先から上へ張る。重ね幅は上下(流れ方向)100mm以上、左右(長手方向)200mm以上(公共建築工事標準仕様書 13.2.3)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの張付けは、野地板の上に軒先と平行に敷き込み、重ね幅をシートの長手方向は 200 mm、流れ方向は 100 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢4
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下葺のアスファルトルーフィングは、軒先と平行に敷き込み、長手方向200mm以上、流れ方向100mm以上重ねる。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造住宅の金属板葺の下地に使用する改質アスファルトルーフィング下葺材の張付けは、野地板の上に軒先と平行に敷き込み、重ね幅をシートの長手方向 200 mm、流れ方向 100 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
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問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造 2 階建て住宅の平家部分の下葺きに用いるアスファルトルーフィングは、壁面との取合い部において、その壁面に沿って 250 mm立ち上げた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢1
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下葺のアスファルトルーフィングは、壁面との取合い部で、壁面に沿って250mm以上立ち上げる(公共建築木造工事標準仕様書 14.2.3)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの棟部分の張付けは、250 mmの左右折り掛けとし、棟頂部から左右へ一枚ものを増張りした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
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棟部分の下葺材は、250mm以上の左右折り掛けとし、棟頂部から一枚もので左右に増張りする(公共建築工事標準仕様書 13.2.3)。
問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造住宅の粘土瓦葺における瓦の留付けに使用する緊結線は、径 0.9 mmのステンレス製のものとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢3
同じ文:平成29年 No.17 選択肢4
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瓦の緊結線は、合成樹脂などで被覆された径1.0mm以上の銅線か、径0.9mm以上のステンレス製とする(公共建築工事標準仕様書 13.4.2)。令和7年版の標準仕様書でも同じ決まりで、のし瓦どうしの緊結などに使う。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造住宅の屋根用化粧スレートの葺板は、1 枚ごとに専用釘を用いて野地板に留め付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢5
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問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
住宅屋根用化粧スレートの葺板は、特記がなかったので、1 枚ごとに専用釘を用いて野地板に直接留め付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢2
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問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
折板葺のタイトフレームと下地材との接合は、隅肉溶接とし、溶接後はスラグを除去し、錆止め塗料を塗布した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢4
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問題:屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造住宅の樋工事において、硬質塩化ビニル製の雨樋を使用し、特記がなかったので、軒樋の樋受金物の取付け間隔を 1.8 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.17 選択肢2
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硬質塩化ビニル製の軒樋の受金物の取付け間隔は、特記がなければ1.0m以下(公共建築工事標準仕様書 表13.5.2)。1.8mでは広すぎる。
まとめ:防水・屋根工事で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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