要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)の No.7 で出題される「土工事・地業工事・杭工事」について、埋戻しの材料と締固め、山留めと排水、砂利・砂・捨てコンクリートの地業、既製コンクリート杭(セメントミルク工法)と場所打ちコンクリート杭の決まりを要点にまとめ、令和8年〜平成29年の過去問を選択肢ごとに解説します。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。

土工事・地業・杭工事の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
No.7 は、土工事・地業工事が中心の問題と、杭工事だけの問題(令和5年・令和3年・平成30年)が年によって入れ替わります。令和2年 No.7(地盤調査)と平成29年 No.7(木造の基礎工事)は、「地盤調査・木造の基礎工事」の記事にあります。ディープウェル工法と地盤沈下は同じ文で2回(令和4年・令和元年)、セメントミルク工法のアースオーガーの回転は2回(令和5年・令和3年)出ています。
No.7 に出題(10年のうち8年・8問)。この記事で解説する選択肢は38肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
⛏️ 土工事
📖 根切り・山留め・排水・埋戻し
土工事には、根切り(掘削)・山留め・排水・埋戻しがあります。埋戻しの土と締固めの方法がよく問われます。
| 項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| 布掘りの作業余裕 | 型枠の組立て・取外しができるよう、法面の下部と型枠の間に作業の余裕(500mm程度)をとる | |
| 親杭横矢板工法の順序 | 親杭(H形鋼など)を先に打ち込み、根切りを進めながら親杭の間に横矢板を入れる(山留め → 根切り → 砂利地業 → 基礎) | |
| ディープウェル工法 | 深い井戸から地下水をくみ上げて地下水位を下げる排水工法。周りの地盤沈下を起こすおそれがある(防ぐには止水壁・リチャージなど) | |
| 掘削機械 | パワーショベルは機械より高い位置の掘削、バックホウは低い位置の掘削に向く | |
| 埋戻しの材料 | 山砂の類が最も適する(A種)。川砂は粒径がそろって締まりにくく、海砂は塩分を含む | 3.2.3・表3.2.1 |
| 締固めの方法 | 透水性のよい山砂・川砂は水締め。透水性の悪い山砂はローラー・ランマーなどの機器で締め固める | 表3.2.1 |
| 締固めの厚さ | 300mm程度ごとに締め固める | 3.2.3 |
| 余盛り | 土質による沈み代を見込んで余盛りをする | 3.2.3 |
| 最適含水比 | 土は最適含水比のときに最もよく締まるので、事前に調べておく |
「標準仕様書」の欄は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の項目の番号です。
✏️ 過去問:根切り・山留め・排水・埋戻し(10年で11肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全10枚)。
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
山留めを親杭横矢板工法としたので、基礎工事までの作業順序は、根切り → 砂利地業 → 山留め → 基礎の順で行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
親杭横矢板工法は、先に親杭(H形鋼など)を打ち込み、根切りを進めながら親杭の間に横矢板を入れていく山留め。順序は山留め(親杭)→ 根切り → 砂利地業 → 基礎で、根切りの後に山留めをするのではない。
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土工事において、地盤沈下を防止するための地下水処理の工法として、ディープウェル工法を採用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢1
同じ文:令和元年 No.7 選択肢1
問題:土工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
根切りにおいて、布掘りとしたので、法面下部と型枠組立材料との間隔は、500 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
布掘りでは、型枠の組立て・取外しなどの作業ができるよう、法面の下部と型枠の間に作業の余裕をとる。500mmは適当な間隔。
問題:土工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土工事において、掘削機械が置かれている地面よりも高い位置の土砂の掘削に、パワーショベルを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:土工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
山砂、川砂及び海砂のうち、埋戻し土には最も適した川砂を用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
山砂・川砂・海砂のうち、埋戻し土に最も適しているのは山砂(粒の大きさが適度に混ざっていて締め固めやすい)。公共建築工事標準仕様書でも、埋戻し・盛土の材料は、A種=山砂の類、B種=根切り土の中の良質土などとしている(表3.2.1)。川砂は粒径がそろっていて締まりにくく、海砂は塩分を含む。
問題:土工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
埋戻しに当たり、埋戻し土が透水性の悪い山砂であったので、ローラー及びランマーによりまき出し厚さ約 300 mmごとに締め固めた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
透水性の悪い山砂は、水締めでは締まりにくいので、ローラーやランマーなどの機器で締め固める。埋戻しは300mm程度ごとに締め固める(公共建築工事標準仕様書 3.2.3)。
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
埋戻しにおける締固めは、透水性のよい山砂を用いたので、水締めとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
透水性のよい山砂は、水締めで締め固められる(公共建築工事標準仕様書 表3.2.1:山砂の類は水締め・機器による締固め)。
問題:土工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
締固めは、川砂及び透水性のよい山砂を用いたので、水締めとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:土工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
締固め密度を高めるため、埋戻しに用いる土の最適な含水比を事前に調べた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:土工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
埋戻し及び盛土には、土質による沈み代を見込んで余盛りを行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
🪨 地業
📖 砂利地業・砂地業・割栗地業・捨てコンクリート
地業は、基礎の下の地盤を整える工事です。砂利・砂・割栗石・捨てコンクリートの使い分けが問われます。
| 項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| 砂利地業 | 比較的良好な地盤に、切込砂利などを敷いて締め固める(砂利は再生クラッシャラン・切込砂利・切込砕石) | 4.6.2 |
| 砂地業の砂 | シルト・有機物などの混入しない、締固めに適した山砂・川砂・砕砂 | 4.6.2 |
| 割栗地業 | 突き固めると割栗石が沈むので、根切りの深さはその沈み寸法を見込んで決める | |
| 捨てコンクリート | 基礎の墨出しをし、配筋・型枠の建込みを正確に行うために打つ | |
| 床下防湿層(ポリエチレンフィルム) | 厚さ0.15mm以上 | 4.6.2 |
✏️ 過去問:地業(砂利・砂・割栗・捨てコンクリート・防湿層)(10年で7肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全6枚)。
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
割栗地業の根切り深さは、割栗石の沈み寸法を見込んで決めた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
比較的良好な地盤に、切込み砂利を用いて砂利地業を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
砂地業において、シルトを含まない山砂を使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢2
同じ文:令和元年 No.7 選択肢2
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎の墨出しを行い、配筋、型枠の建込みを正確に行うために、捨てコンクリート地業を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎の墨出し、配筋、型枠の建込みをするために、捨てコンクリート地業を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:土工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎スラブの床下防湿層には、特記がなかったので、厚さ 0.15 mmのポリエチレンフィルムを用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
床下防湿層は、特記がなければ、厚さ0.15mm以上のポリエチレンフィルムとする(公共建築工事標準仕様書 4.6.2)。
🔩 杭工事
📖 既製コンクリート杭(セメントミルク工法など)
既製コンクリート杭の埋込み工法では、セメントミルク工法がよく出ます。
| 項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| アースオーガーの回転 | 掘削時も引上げ時も正回転(引抜き時に逆回転させてはならない) | 4.3.4 |
| 杭の養生 | 建込み後、杭心に合わせて保持し、7日間程度養生する | 4.3.4 |
| 掘削深さ・根入れ長さ | 特記による。特記がない場合は、支持地盤への掘削深さ1.5m程度・杭の根入れ深さ1.0m以上が一般的 | 4.3.4 |
| 杭の継手 | 溶接継手(アーク溶接)又は機械式継手とし、適用は特記による | 4.3.6 |
| やっとこ | 杭の頭を作業地盤面より下まで打ち込むときに、杭の上に継ぎ足して使う補助具 | |
| プレボーリング拡大根固め工法 | 掘削した孔に既製コンクリート杭を建て込む埋込み杭の工法(場所打ちコンクリート杭の工法ではない) |
✏️ 過去問:既製コンクリート杭(セメントミルク工法など)(10年で7肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
セメントミルク工法において、アースオーガーによる掘削中は正回転とし、引上げ時には逆回転とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
アースオーガーは、掘削中も引上げ時も正回転とする。引抜き時にアースオーガーを逆回転させてはならない(公共建築工事標準仕様書 4.3.4)。逆回転させると、オーガーに付いた土砂が孔の中に落ちる。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
セメントミルク工法において、杭は建込み後、杭心に合わせて保持し、養生期間を 48 時間とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
セメントミルク工法の杭は、建込み後、杭心に合わせて保持し、7日程度養生する(公共建築工事標準仕様書 4.3.4)。根固め液・杭周固定液が固まる前に動かさないためで、48時間では短い。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
場所打ちコンクリート杭工法には、プレボーリング拡大根固め工法がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
プレボーリング拡大根固め工法は、掘削した孔に既製コンクリート杭を建て込み、先端を拡大した根固め部で支持させる埋込み杭の工法。場所打ちコンクリート杭の工法ではない。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
セメントミルク工法において、アースオーガーの回転方向は、掘削時、引き上げ時共に正回転とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
セメントミルク工法のアースオーガーは、掘削時も引上げ時も正回転とする。引抜き時に逆回転させると土砂が孔に落ちるので、逆回転させてはならない(公共建築工事標準仕様書 4.3.4)。
問題:土工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
セメントミルク工法による既製コンクリート杭工事において、特記がなかったので、支持地盤への掘削深さについては 1.5 mとし、杭の支持地盤への根入れ深さについては 1.0 mとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
セメントミルク工法の掘削深さと杭の支持層への根入れ長さは、公共建築工事標準仕様書では特記による(4.3.4)。特記がない場合は、支持地盤への掘削深さを1.5m程度、杭の支持地盤への根入れ深さを1.0m以上とするのが一般的。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既製コンクリート杭の継手は、特記がなかったので、アーク溶接による溶接継手とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
既製コンクリート杭の継手は、アーク溶接または無溶接継手とし、適用は特記による(公共建築工事標準仕様書 4.3.6)。アーク溶接による溶接継手は一般的な方法。
公共建築工事標準仕様書は令和4年版から、杭の継手を「アーク溶接又は機械式継手」とし、令和7年版 4.3.6 では「溶接継手又は機械式継手」(溶接継手はアーク溶接)としています。「無溶接継手」の言い方はなくなりましたが、アーク溶接による溶接継手とすることは今も適当で、答えは変わりません。
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既製コンクリート杭の施工において、作業地盤面以下への打込みには、やっとこを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
やっとこ(やっとこ杭・ヤットコ)は、杭の頭を作業地盤面より下まで打ち込むときに、杭の上に継ぎ足して使う補助具。
📖 場所打ちコンクリート杭
場所打ちコンクリート杭は、工法ごとの孔壁の守り方と、スライム(孔底の沈殿物)の処理が問われます。
| 工法・項目 | 決まり | 標準仕様書 |
|---|---|---|
| アースドリル工法 | 表層ケーシングを建て込み、安定液で孔壁を保護しながら、ドリリングバケットで掘削する | 4.5.5 |
| オールケーシング工法 | ケーシングチューブを回転(揺動)圧入して孔壁を保護しながら、ハンマーグラブで掘削する。近接している杭は連続して施工しない | 4.5.5 |
| リバース工法 | 孔内の水位を地下水位より2m以上高く保ち(水頭差2m以上)、その水圧で孔壁を保護する | |
| 支持地盤の確認 | 掘削した土砂を土質調査資料と照らし合わせて、支持地盤に達したことを確かめる | 4.5.5 |
| スライムの処理 | 一次処理は掘削完了直後、二次処理は鉄筋かごの建込み後・コンクリートの打込み直前 | 4.5.5 |
| コンクリートの構造体強度補正値(S) | 特記がなければ3N/mm² | 4.5.4 |
| 試験杭 | 本杭に先立って施工し、その結果で本杭の管理基準などを定める。最初に施工する本杭を試験杭とするのが一般的 | 4.2.2 |
✏️ 過去問:場所打ちコンクリート杭(10年で13肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アースドリル工法による掘削は、表層ケーシングを建て込み、安定液を注入しながらドリリングバケットにより掘進する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
アースドリル工法は、表層ケーシングを建て込み、安定液を使って孔壁を保護しながら、ドリリングバケットで掘削する。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アースドリル工法において、表層ケーシングを建て込み、安定液を注入しながらドリリングバケットにより掘進した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
オールケーシング工法による掘削は、ケーシングチューブを回転圧入しながら、ハンマーグラブにより掘進する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
オールケーシング工法は、ケーシングチューブを回転(揺動)圧入して孔壁を保護しながら、ハンマーグラブで掘削する。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
オールケーシング工法において、ケーシングチューブを回転圧入しながら、ハンマーグラブにより掘進した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
オールケーシング工法は、ケーシングチューブを回転(揺動)圧入して孔壁を保護しながら、ハンマーグラブで掘削する。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
リバース工法では、地下水位を確認し、水頭差を 2 m以上保つように掘進する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
リバース工法において、地下水位を確認し、水頭差を 2 m以上保つように掘進した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
オールケーシング工法において、近接している杭を連続して施工しないようにした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アースドリル工法において、掘削深さが所定の深度となり、排出された土によって予定の支持地盤に達したことを確認したので、スライム処理を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
アースドリル工法では、掘削した土砂を土質調査資料と照合して支持地盤に達したことを確かめ(公共建築工事標準仕様書 4.5.4)、その後スライム処理を行う。
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スライムの処理において、一次処理は掘削完了直後に、二次処理はコンクリート打込み直前に行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
オールケーシング工法において、所定の支持層を確認後は、孔底部のスライムを除去した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
場所打ちコンクリート杭に用いるコンクリートの構造体強度補正値(S)は、特記がなかったので、3 N/mm²とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
場所打ちコンクリート杭のコンクリートの構造体強度補正値(S)は、特記がなければ3N/mm²(公共建築工事標準仕様書 4.5.3)。
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
場所打ちコンクリート杭工事において、特記がなかったので、本杭の施工における各種管理基準値を定めるための試験杭を、最初に施工する 1 本目の本杭と兼ねることとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
試験杭は本杭に先立って施工し、その結果で本杭の管理基準などを定める(公共建築工事標準仕様書 4.2.2)。場所打ちコンクリート杭では、最初に施工する本杭を試験杭とするのが一般的。
問題:土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
場所打ちコンクリート杭の施工において、試験後の杭体の強度に十分な余裕があると予想されたので、試験杭を本杭とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
試験杭は本杭に先立って施工し、その結果で本杭の管理基準などを定める(公共建築工事標準仕様書 4.2.2)。試験杭は本杭と同じ設備で施工するので、強度に問題がなければ本杭として使う。
まとめ:土工事・地業・杭工事で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
ほかの分野の解説・年度別の過去問
二級建築士 建築施工の分野別の解説(25分野)の一覧です。
関連記事
二級建築士の過去問の一覧や、学科の教材・勉強の進め方は次の記事で紹介しています。

