要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)の No.8〜No.11 で毎年出題される「コンクリート工事」のうち、調合(構造体強度補正値・単位水量・骨材)、レディーミクストコンクリートの受入れ(納入書・スランプ・空気量・塩化物量)、強度試験(供試体のつくり方・養生・判定)を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を選択肢ごとに解説します。打込み・締固め・養生は「コンクリート工事(打込み・締固め・養生)」の記事で解説します。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。

コンクリート工事(調合・受入れ・試験)の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
コンクリート工事は、10年とも No.8〜No.11 に出題され、令和7年・令和6年は1問、ほかの8年は2問でした。1問の中に調合・受入れ・試験と打込み・養生の選択肢がまじるので、この記事では調合・受入れ・試験の選択肢を集めています。供試体のつくり方(1台から3個か、3台から1個ずつか)と、スランプ・空気量の許容差がくり返し出ます。
10年分のコンクリートの問題18問のうち15問から、調合・受入れ・試験の選択肢を集めました。この記事で解説する選択肢は42肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🧪 調合・材料
📖 強度の決め方と材料
コンクリートの調合は、必要な強度・耐久性と、打ち込みやすさから決めます。強度の決め方(構造体強度補正値・品質基準強度)と、単位水量・骨材の扱いがよく問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 調合管理強度 | 設計基準強度(Fc)に構造体強度補正値(S)を加えた値 | 標準仕様書 6.3.2 |
| 構造体強度補正値(S) | 特記がなければ、セメントの種類と、打込みから材齢28日までの予想平均気温に応じて決める | 表6.3.2 |
| 普通ポルトランドセメントの補正値 | 予想平均気温が8℃未満なら6N/mm²、8℃以上なら3N/mm² | 表6.3.2 |
| 品質基準強度 | 設計基準強度と耐久設計基準強度のうち、大きい方の値(平均値ではない) | |
| 単位水量 | 品質が得られる範囲内で、できるだけ小さくする(多いと乾燥収縮によるひび割れが起きやすい) | 6.3.2 |
| 計画調合 | 試し練りで所定の品質が得られることを確かめてから定める | 6.3.2 |
| AE減水剤 | ワーカビリティー(打ち込みやすさ)を良くし、所要のスランプを得るための単位水量を減らすために使う | |
| 人工軽量骨材 | 運搬によるスランプの低下や圧送による圧力吸水が生じないよう、あらかじめ十分に吸水させて使う | 6.10.3 |
| 普通コンクリートの気乾単位容積質量 | 2.3t/m³程度(2.1を超え2.5t/m³以下) | 6.2.3 |
| 捨てコンクリートの粗骨材 | 最大寸法25mm以下 | 6.14.2 |
「標準仕様書」は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版。
✏️ 過去問:調合・材料(10年で13肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全12枚)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造体強度補正値は、特記がなかったので、セメントの種類及びコンクリートの打込みから材齢 28 日までの期間の予想平均気温に応じて定めた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
構造体強度補正値(S)は、特記がなければ、セメントの種類と、打込みから材齢28日までの予想平均気温に応じて定める。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造体強度補正値は、特記がなかったので、セメントの種類及びコンクリートの打込みから材齢 28 日までの予想平均気温に応じて定めた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
構造体強度補正値は、特記がなければ、セメントの種類と、打込みから材齢28日までの予想平均気温に応じて定める(公共建築工事標準仕様書 6.3.2・表6.3.2)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
普通ポルトランドセメントによる構造体強度補正値については、特記がなく、コンクリートの打込みから材齢 28 日までの予想平均気温が 5 ℃であったので、3 N/mm²とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
普通ポルトランドセメントの構造体強度補正値は、特記がなければ、打込みから材齢28日までの予想平均気温が8℃未満なら6N/mm²、8℃以上なら3N/mm²(公共建築工事標準仕様書 表6.3.2)。5℃で3N/mm²では小さい。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの品質基準強度は、設計基準強度と耐久設計基準強度との平均値とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
品質基準強度は、設計基準強度と耐久設計基準強度のうち、大きい方の値とする。両方の強度を満たす必要があるため、平均値では足りない。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの品質基準強度は、設計基準強度又は耐久設計基準強度のうち、大きいほうの値とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ひび割れの発生を防止するため、所要の品質が得られる範囲内で、コンクリートの単位水量をできるだけ小さくした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
単位水量は、品質が得られる範囲内で、できるだけ小さくする(公共建築工事標準仕様書 6.3.2)。単位水量が多いと、乾燥収縮によるひび割れが起きやすい。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの計画調合は、調合強度等について所定の品質が得られることを試し練りによって確認したうえで定めた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートのワーカビリティーを改善し、所要のスランプを得るため、AE減水剤を使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材については、運搬によるスランプの低下や圧送による圧力吸水が生じないように、あらかじめ十分に吸水させたものを用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
人工軽量骨材は、運搬中のスランプの低下や圧送時の圧力吸水を防ぐため、あらかじめ十分に吸水させたものを使う(公共建築工事標準仕様書 6.10.3)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、コンクリートの輸送によってスランプの低下等が生じないよう、あらかじめ十分に吸水させたものを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
人工軽量骨材は吸水しやすいので、運搬によるスランプの低下や圧送による圧力吸水が生じないよう、あらかじめ十分に吸水させて(プレソーキング)使う(公共建築工事標準仕様書 6.10.2)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
普通コンクリートの気乾単位容積質量を、2.3 t/㎥とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢2
同じ文:平成29年 No.11 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
普通コンクリートの気乾単位容積質量は、2.3t/㎥程度(2.1を超え2.5t/㎥以下)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
捨てコンクリートの粗骨材の最大寸法は、25 mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
🚚 レディーミクストコンクリートの受入れ
📖 納入書と受入検査
レディーミクストコンクリートを現場で受け入れるときは、納入書を確かめ、スランプ・空気量・塩化物量を検査します。許容差の数字がよく問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 納入書の確認 | 各運搬車の納入書で、種類・呼び強度・指定スランプなどが発注した条件に合っているか確かめる | 標準仕様書 6.5.1 |
| ワーカビリティーの確認 | 打込み当初と打込み中、随時、安定していることを目視などで確かめる | 6.5.1 |
| 荷卸しの直前 | トラックアジテータのドラムを高速回転させ、コンクリートを均質にしてから排出する | 6.4.4 |
| 試料の採取場所 | 工事現場の荷卸し地点(荷卸しから打込みまでに品質が大きく変わるおそれがあれば、その品質を代表する箇所) | 6.9.2 |
| 荷卸し地点のスランプ(特記がないとき) | 基礎・基礎梁・土間スラブは15cm又は18cm | 表6.2.2 |
| スランプの許容差 | 8cm以上18cm以下は±2.5cm | 表6.5.1 |
| 空気量の許容差 | ±1.5% | 6.5.3 |
| 塩化物量 | 塩化物イオン量で0.30kg/m³以下 | 6.3.2 |
| 工場 | 同一打込み区画に、2つ以上の工場のコンクリートを打ち込まない | 6.4.1・6.6.3 |
| 暑中コンクリートの荷卸し温度 | 35℃以下(日平均気温の日別平滑値が25℃を超える期間。令和4年版までは「平年値」) | 6.12.1・6.12.3 |
✏️ 過去問:レディーミクストコンクリートの受入れ(10年で15肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
レディーミクストコンクリートの受入れにおいて、コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを、運搬車 2 台に対して 1 台の割合で、納入書により確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
納入されたコンクリートが発注した条件に合っているかは、各運搬車の納入書で確かめる(公共建築工事標準仕様書 6.5.1)。2台に1台の割合では足りない。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
レディーミクストコンクリートの受入れに当たって、各運搬車の納入書により、コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.8 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
受入れ時は、各運搬車の納入書で、発注した条件に適合していることを確かめる(公共建築工事標準仕様書 6.5.1)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの打込み当初及び打込み中に随時、ワーカビリティーが安定していることを目視により確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
打込み当初と打込み中は、随時、ワーカビリティーが安定していることを目視などで確認する(公共建築工事標準仕様書 6.5.1)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
レディーミクストコンクリートの受入れにおいて、荷卸し直前にトラックアジテータのドラムを高速回転させ、コンクリートを均質にしてから排出した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
荷卸しの直前に、トラックアジテータのドラムを高速回転させて、コンクリートを均質にしてから排出する(公共建築工事標準仕様書 6.4.4)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
フレッシュコンクリートの試験に用いる試料の採取は、荷卸しから打込み直前までの間に、許容差を超えるような品質の変動のおそれがなかったので、工事現場の荷卸し地点とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
フレッシュコンクリートの試料は、工事現場の荷卸し地点で採取する。荷卸しから打込みまでに品質が大きく変わるおそれがある場合は、その品質を代表する箇所で採取する(公共建築工事標準仕様書 6.9.2)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
2 つの工場で製造されたレディーミクストコンクリートは、同一打込み区画に打ち込まないように打込み区画を分けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
同一打込み区画に、2つ以上の工場のコンクリートが打ち込まれないようにする(公共建築工事標準仕様書 6.4.1)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定したスランプ 18 cmに対して、スランプが 16 cmであったので、合格とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
スランプ8cm以上18cm以下の許容差は±2.5cm(公共建築工事標準仕様書 表6.5.1)。18cmに対して16cmは範囲内で合格。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定したスランプ 18 cmに対して、スランプが 20 cmであったので、合格とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定したスランプ 18 cmに対して、20 cmであったので許容した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎に打ち込むレディーミクストコンクリートの荷卸ろし地点におけるスランプは、特記がなかったので、15 cmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
荷卸し地点のスランプは、特記がなければ、基礎・基礎梁・土間スラブは15cmまたは18cm(公共建築工事標準仕様書 表6.2.2)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定した空気量の値に対して、-1.3 %であったので許容した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定した空気量の値に対して、+1.5 %であったので許容した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
荷卸し時のコンクリートにおいて、空気量が指定された値に対して、-1.0 %であったので、許容した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
レディーミクストコンクリートの受入検査において、コンクリートに含まれる塩化物量が、塩化物イオン量として、0.30 kg/㎥であったので、合格とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
日平均気温の平年値が 25 ℃を超える期間のコンクリート工事において、特記がなかったので、荷卸し時のコンクリートの温度は、35 ℃以下となるようにした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
暑中コンクリート(日平均気温の平年値が25℃を超える期間)では、荷卸し時のコンクリートの温度を35℃以下とする(公共建築工事標準仕様書 6.12.3)。
📏 強度試験
📖 供試体のつくり方と判定
コンクリートの強度試験は、目的によって供試体(強度を調べるための円柱の試験体)のつくり方と養生が違います。「調合管理強度の判定」と「構造体コンクリート強度の判定」の違いがくり返し問われます。
| 項目 | 調合管理強度の判定 | 構造体コンクリート強度の判定 |
|---|---|---|
| 試験の単位 | 打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ、150m³以下にほぼ均等に分割した単位ごと | 同じ |
| 供試体のつくり方 | 1台の運搬車から採取した試料で、同時に3個 | 適切な間隔をあけた3台の運搬車から、1台につき1個(合計3個) |
| 供試体の養生 | 標準養生(20±2℃の水中養生) | 工事現場の水中養生・封かん養生、又は標準養生 |
| 合格の条件 | 1回の試験の平均値が調合管理強度の85%以上、かつ、3回の試験の総平均値が調合管理強度以上 | 現場水中養生で材齢28日までの平均気温が20℃以上なら、1回の試験結果が調合管理強度以上 |
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の表6.9.2・6.9.4・6.9.5による。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 現場で養生する供試体の置き場所 | 直射日光の当たらない屋外 | 6.9.3 |
| 材齢28日で強度が出ないおそれがあるとき | 材齢28日を超え91日以内の試験ができるよう、現場封かん養生の供試体を用意しておく | 6.9.5 |
✏️ 過去問:強度試験(10年で14肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの強度試験は、打込み日及び打込み工区ごと、かつ、150 ㎥以下にほぼ均等に分割した単位ごとに行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
強度試験は、打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ、150㎥以下にほぼ均等に分割した単位ごとに行う(公共建築工事標準仕様書 表6.9.2)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの強度試験は、打込み日及び打込み工区ごと、かつ、150 ㎥以下にほぼ均等に分割した単位ごとに行うこととした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
強度試験は、打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ、150㎥以下にほぼ均等に分割した単位ごとに行う(公共建築工事標準仕様書 表6.9.2)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの強度試験は、レディーミクストコンクリート工場及びコンクリートの種類が異なるごとに 1 日 1 回、かつ、コンクリート 200 ㎥ごとに 1 回行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.11 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
強度試験は、コンクリートの種類が異なるごとに1日1回以上、かつ、150㎥ごと及びその端数につき1回以上行う(公共建築工事標準仕様書 6.9.3)。200㎥ごとでは回数が足りない。
公共建築工事標準仕様書は平成31年版から、強度試験を「打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ、150m³以下にほぼ均等に分割した単位ごと」に行うとしています(令和7年版 表6.9.2)。200m³ごとでは足りないことは変わりません。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造体コンクリートの圧縮強度の判定において、任意の運搬車 1 台からコンクリート試料を採取して、3 個の供試体を作製した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
構造体コンクリート強度の判定の1回の試験は、適切な間隔をあけた3台の運搬車から1台につき1個ずつ、合計3個の供試体をつくる(公共建築工事標準仕様書 表6.9.2)。1台の運搬車から3個をつくるのは、調合管理強度の判定の方法。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造体コンクリート強度の判定のための供試体は、任意の運搬車 1 台からコンクリート試料を採取して、3 個の供試体を作製した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
構造体コンクリート強度の判定の1回の試験は、適切な間隔をあけた3台の運搬車から1台につき1個ずつ、合計3個の供試体をつくる(公共建築工事標準仕様書 表6.9.2)。1台の運搬車から3個をつくるのは、調合管理強度の判定の方法。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造体コンクリートの圧縮強度推定用の供試体は、適切な間隔をあけた 3 台の運搬車を選び、それぞれ 1 個ずつ合計 3 個作製した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
構造体コンクリート強度の判定用の供試体は、適切な間隔をあけた3台の運搬車から1個ずつ、合計3個つくる(公共建築工事標準仕様書 表6.9.2)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
調合管理強度の管理試験用の供試体は、適切な間隔をあけた 3 台の運搬車を選び、それぞれ 1 個ずつ合計 3 個作製した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
調合管理強度の管理試験用は、1台の運搬車から採取した試料で同時に3個の供試体をつくる(公共建築工事標準仕様書 6.9.3)。適切な間隔をあけた3台の運搬車から1個ずつつくるのは、構造体コンクリート強度の推定試験用。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
材齢 28 日で試験を行うための構造体コンクリートの圧縮強度推定用供試体は、工事現場の直射日光の当たらない屋外において、水中養生とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
材齢 28 日で試験を行うための構造体コンクリートの圧縮強度推定用供試体の標準養生は、20 ℃の水中養生とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造体コンクリート強度の判定用の供試体の養生は、標準養生とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.8 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
構造体コンクリート強度の判定用の供試体の養生は、工事現場での水中養生・封かん養生のほか、標準養生でもよい(公共建築工事標準仕様書 表6.9.2)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの打込み・養生期間等により、材齢 28 日で所定の圧縮強度が得られないことを懸念し、圧縮強度推定試験を行うための現場封かん養生供試体をあらかじめ用意した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
材齢28日で所定の強度が出ないおそれがあるときは、材齢28日を超え91日以内の試験ができるよう、現場封かん養生の供試体を用意しておく(公共建築工事標準仕様書 6.9.5)。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
調合管理強度の判定は、3 回の試験で行い、1 回の試験における圧縮強度の平均値が調合管理強度の 90 %、かつ、3 回の試験における圧縮強度の総平均値が調合管理強度以上であったので、合格とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.10 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
調合管理強度の判定は、1回の試験の平均値が調合管理強度の85%以上、かつ、3回の試験の総平均値が調合管理強度以上なら合格(公共建築工事標準仕様書 6.9.4)。90%は85%以上なので合格。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
調合管理強度の管理試験において、1 回の試験結果が調合管理強度の 80 %であり、かつ、3 回の試験結果の平均値が調合管理強度以上であったので、合格とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢5
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
調合管理強度の判定は、1回の試験の平均値が調合管理強度の85%以上で、かつ、3回の試験の総平均値が調合管理強度以上なら合格(公共建築工事標準仕様書 6.9.4)。1回の試験が80%では不合格。
問題:コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
現場水中養生供試体について、材齢 28 日までの平均気温が 20 ℃以上であり、1 回の圧縮強度試験の結果(3 個の供試体の平均値)が、調合管理強度以上であったので合格とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)」No.9 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
現場水中養生供試体の材齢28日の試験では、28日までの平均気温が20℃以上なら、1回の試験結果が調合管理強度以上で合格(公共建築工事標準仕様書 6.9.5)。
まとめ:コンクリート工事(調合・受入れ・試験)で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
ほかの分野の解説・年度別の過去問
二級建築士 建築施工の分野別の解説(25分野)の一覧です。
関連記事
二級建築士の過去問の一覧や、学科の教材・勉強の進め方は次の記事で紹介しています。

