一級建築士 建築施工【耐震改修工事】分野別過去問 要点解説※完全無料

耐震改修工事|一級建築士 建築施工|分野別・要点と過去問(資格教材キング)

📝 一級建築士 学科Ⅴ(建築施工)|分野別の解説
耐震改修工事
要点と過去問10年分

一級建築士試験 学科Ⅴ(建築施工)の No.22 で毎年出題される「鉄筋コンクリート造の耐震改修工事」について、あと施工アンカー、壁の増設と鉄骨枠付きブレース、柱の補強と耐震スリットを要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
この記事の使い方
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基準の数字と考え方を、表とチェックポイントでまとめています
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過去問の選択肢を読み、適当か不適当かを考えてから解説を開く
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📖 アンカーの要点から読む

耐震改修工事の出題の傾向(令和8年〜平成29年)

No.22 は、10年とも鉄筋コンクリート造の耐震改修工事の問題でした。あと施工アンカー(穿孔の機械・穿孔深さ・固着のしかた・埋込み長さ)が5回、目荒しの深さと鋼板巻きの数字が2回ずつ、連続繊維のプライマーが1回正答になっています。

毎年 No.22 に1問(10年で10問)。この記事で解説する選択肢は40肢です。

📌 出典と、この記事の読み方

過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している一級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。

「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。

🔩 あと施工アンカー

📖 あと施工アンカーの決まり

あと施工アンカーは、10年で5回正答になっている、いちばんよく出る内容です。穿孔、固着のしかた、施工確認試験の順に押さえます。

項目ポイント
穿孔の機械騒音・振動の対策が必要なら、ダイヤモンドコアドリルなど回転式の機械(ハンマードリルは打撃で騒音・振動が大きい)
コアドリルの冷却水アルカリ性なので、中和してから排水する
穿孔の傾き施工面への垂線に対して5度以内なら合格
本体打込み式の金属系アンカー切粉が残っても所定の位置まで打ち込めるよう、穿孔深さを有効埋込み深さより深くする
接着系アンカーの埋込み特記がなければカプセル方式の回転・打撃式で、アンカー筋に回転・打撃を与えながらマーキング位置まで埋め込み、カプセルを破って接着剤をかくはんする(8.2.4・8.12.5)。接着剤があふれ出なければ、直ちに引き抜いてカプセルを追加し、埋め込み直す
上向きの接着系アンカー接着剤の漏出とアンカー筋の脱落を防ぐ措置(くさびなど)をして養生する(8.12.5)
金属系アンカーの固着打込み方式は所定の位置まで打ち込み、締付け方式は所定の締付けトルク値まで締め付ける(ナット回転法ではない)。作業後、目視と打音試験で全数を確かめる(8.12.5)
施工確認試験特記がなければ引張試験。1日に施工したものの径・仕様ごとに1ロット、1ロット3本を無作為に抜き取る(8.12.7)
確認試験荷重鋼材による引張荷重とコンクリート破壊による引張荷重のうち、小さいほうの2/3程度が目安
不合格のとき不合格ロットは残り全てを試験する(8.12.7)。不合格のアンカーは至近の位置に再施工し、再施工した全てに施工確認試験を行う(8.12.8)
開口を閉塞する壁のアンカー壁厚が厚い複配筋の既存壁は、開口周囲に接着系アンカーを埋め込める。埋込み長さは11da以上が目安(10daでは足りない)

( )内の番号は公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の節。確認試験荷重と開口閉塞の埋込み長さは、標準仕様書では特記で、数字は指針などの目安

✅ チェックポイント
1金属系は「トルク値」、接着系は「回転・打撃」
締付け方式をナット回転法で(令和3年)、接着系を回転・打撃を与えずに埋め込む(令和4年)は、どちらも誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で16肢)↓

✏️ 過去問:あと施工アンカー(10年で16肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

穿孔
令和5年 No.22選択肢31 / 16

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

あと施工アンカー工事において、騒音、振動対策が必要とされたことから、穿せん孔機械にハンマードリルを採用した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

ハンマードリルは打撃を伴うので騒音・振動が大きい。騒音・振動の対策が必要な場合は、ダイヤモンドコアドリルなど回転式の機械で穿孔する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.22
平成30年 No.22選択肢42 / 16

問題:鉄筋コンクリート造の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄筋コンクリート造の新設耐震壁の増設工事において、本体打込み式の改良型の金属系アンカーを使用するに当たり、ドリルで穿孔する穿孔深さについては、有効埋込み深さと同じ深さとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

本体打込み式の金属系アンカーは、穿孔の底に切粉が残っても所定の位置まで打ち込めるよう、穿孔深さを有効埋込み深さより深くする。同じ深さでは、所定の埋込み深さを確保できないおそれがある。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.22
平成29年 No.22選択肢33 / 16

問題:耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

金属系あと施工アンカーの穿孔作業において、穿孔した傾斜角が施工面への垂線に対して5度以内であったので合格とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

あと施工アンカーの穿孔の傾きは、施工面への垂線に対して5度以内なら合格とする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.22
令和8年 No.22選択肢34 / 16

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

接着系アンカーによるあと施工アンカーの穿せん孔作業において、アンカー筋がD13であったので、ビット径が15.0~16.0mmのドリルを使用した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

接着系アンカーのアンカー筋が D13 のときのドリルのビット径は、15.0〜16.0mm程度とするのが一般的(アンカー筋の径+2〜3mm程度)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.22
令和7年 No.22選択肢25 / 16

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリート躯体の穿孔において、コアドリルの冷却に使用した水は、コンクリート中のアルカリ成分を含んでいるので、中和剤を使用して、アルカリ性を中和してから排水した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コアドリルの冷却に使った水はアルカリ性なので、中和してから排水する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.22
埋込み・固着
令和4年 No.22選択肢16 / 16

問題:鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修工事に使用する「あと施工アンカー」に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

接着系アンカーの施工において、特記がなかったので、アンカー筋に打撃や衝撃を与えず、かつ、回転しないように、マーキング位置まで埋め込むことにより固着させた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

接着系アンカーは、特記がなければカプセル方式の回転・打撃式で、アンカー筋に回転・打撃を与えながらマーキング位置まで埋め込み、カプセルを破って接着剤をかくはんする(公共建築改修工事標準仕様書 8.2.4・8.12.5)。打撃や回転を与えないで埋め込むと、接着剤が混ざらず固まらない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.22
令和3年 No.22選択肢47 / 16

問題:耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

金属系アンカーの「あと施工アンカー工事」において、特記がなかったので、打込み方式のアンカーは所定の位置まで打ち込むことにより固着させ、締付け方式のアンカーはナット回転法で締め付けることにより固着させた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

金属系アンカーの締付け方式は、所定の締付けトルク値まで締め付けて固着させる(公共建築改修工事標準仕様書 8.12.5)。ナット回転法で締め付けるのではない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.22
令和元年 No.22選択肢18 / 16

問題:鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

現場打ち鉄筋コンクリート壁の増設工事において、壁厚が厚い複配筋の既存開口壁を鉄筋コンクリートにより閉塞するに当たり、開口周囲に埋め込む「あと施工アンカー」の埋込み長さについては、特記がなかったので、10da(da:アンカー筋径)とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

壁厚が厚い複配筋の既存壁なら、開口周囲にあと施工アンカー(接着系アンカー)を埋め込んで新しい壁と接合できる。開口部まわりの定着は引き抜けないよう、特記がなければ埋込み長さを11da以上とするのが目安で、10daでは足りない(壁厚が薄い場合やシングル配筋の場合は、既存の壁筋に溶接して接合する)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.22
令和5年 No.22選択肢29 / 16

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

あと施工アンカー工事において、接着系アンカーの埋込み時に接着剤がコンクリート表面まであふれ出てこなかったので、直ちにアンカー筋を引き抜き、カプセルを追加して接着剤があふれ出るようにアンカー筋を埋め込んだ。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

接着系アンカーの埋込み時に接着剤が孔口まであふれ出てこない場合は、充塡不足なので、直ちにアンカー筋を引き抜き、カプセルを追加して、接着剤があふれ出るように埋め込み直す。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.22
令和4年 No.22選択肢210 / 16

問題:鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修工事に使用する「あと施工アンカー」に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

金属系アンカーの施工において、締付け方式のアンカーの固着状況については、特記がなかったので、締付け作業後、目視検査及び打音試験により全数確認した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

締付け方式の金属系アンカーは所定のトルク値まで締め付け、作業後に目視と打音試験で全数の固着状況を確かめる(公共建築改修工事標準仕様書 8.12.5)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.22
令和7年 No.22選択肢411 / 16

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

あと施工アンカーの施工において、接着系アンカーを用いて上向き施工としたアンカー筋の養生は、アンカー筋が抜け出ないようにくさびを打って脱落防止の措置を施し、養生時間を24時間とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

上向きに施工する接着系アンカーは、硬化するまでアンカー筋が抜け出さないよう、くさびなどで脱落防止の措置をして養生する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.22
施工確認試験・再施工
令和3年 No.22選択肢212 / 16

問題:耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

あと施工アンカー施工後の確認試験については、特記がなかったので、引張試験機による引張試験とし、1日に施工された「あと施工アンカー」の径及び仕様ごとにロットを構成した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

施工後の確認試験は、特記がなければ引張試験機による引張試験とし、1日に施工されたものの径・仕様ごとに1ロットとする(公共建築改修工事標準仕様書 8.12.7)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.22
令和4年 No.22選択肢313 / 16

問題:鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修工事に使用する「あと施工アンカー」に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

金属系アンカーの施工後の現場非破壊試験において、引張試験を行うための確認試験荷重については、特記がなかったので、計算で得られた、「アンカーの鋼材による引張荷重」又は「コンクリート破壊による引張荷重」の小さいほうの2/3程度の値とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

引張試験の確認試験荷重は、特記がなければ、鋼材による引張荷重とコンクリート破壊による引張荷重のうち小さいほうの2/3程度の値とするのが目安(あと施工アンカーの指針など。公共建築改修工事標準仕様書 8.12.7 では確認強度は特記による)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.22
平成29年 No.22選択肢414 / 16

問題:耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

金属系あと施工アンカーの施工後の現場非破壊試験において、引張試験を行うための確認試験荷重は、特記がなかったので、計算で得られた、「アンカーの鋼材による引張荷重」又は「コンクリート破壊による引張荷重」の小さいほうの2/3程度の値とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

確認試験荷重は、特記がなければ、計算上の鋼材による引張荷重とコンクリート破壊による引張荷重の小さいほうの2/3程度とする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.22
令和4年 No.22選択肢415 / 16

問題:鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修工事に使用する「あと施工アンカー」に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

接着系アンカーの施工後の確認試験において、引張試験に不合格となったロットについては、特記がなかったので、当該ロットの残り全てのアンカーに対して、試験を行った。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

確認試験で不合格となったロットは、特記がなければ、そのロットの残り全てのアンカーについて試験を行う(公共建築改修工事標準仕様書 8.12.7)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.22
令和6年 No.22選択肢116 / 16

問題:鉄筋コンクリート造の耐震改修工事及びあと施工アンカーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

あと施工アンカーの施工後の確認試験において不合格となったので、その至近の位置に再施工をし、再施工をした全てのあと施工アンカーに対して施工確認試験を行った。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

施工確認試験で不合格となったあと施工アンカーは、その至近の位置に再施工し、再施工した全てのアンカーに施工確認試験を行う(公共建築改修工事標準仕様書 8.12.8)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.22

🧱 壁の増設・鉄骨枠付きブレース

📖 増設壁とブレースの決まり

壁の増設と鉄骨枠付きブレースは、既存の面の目荒し、コンクリートの打込み方、既存躯体との隙間のグラウトが問われます。

項目ポイント
目荒し平均深さ2〜5mm程度の凹面を、合計が打継ぎ面の15〜30%程度になるよう全体に付ける。鉄筋が露出するほど(30mm程度)はつらない
割裂補強筋あと施工アンカーが一定の間隔で多数打ち込まれる増設壁の周辺部には、新しいコンクリートの割裂を防ぐスパイラル筋などを設ける
増打ち壁の鉄筋の定着既存柱をはつって露出させた柱主筋に、端部を135°に折り曲げたフックをかける方法がある
開口を閉塞する壁の継手はつり出した壁筋と新設の壁筋は、無理に台直しせず、0.2L以下かつ150mm以下のあきをとった「あき重ね継手」にできる
流込み工法・圧入工法打込み高さが大きいときは、投入口・圧入孔管を2段以上に配置する(8.21.8)。圧入工法のオーバーフロー管は、流出先を既存梁の下端より10cm程度高くする
壁頭部のグラウトグラウト材を注入するときは、梁下200mm程度の位置でコンクリートを打ち止める。空気抜き管の先端(梁下端より10cm程度高い位置)からあふれ出ることで充塡を確かめる
鉄骨枠付きブレースのグラウト圧縮強度は材齢3日と28日で管理する。グラウト材と既存躯体との間に小さな隙間(一般に5mm程度以下)ができたら、エポキシ樹脂を圧入して埋める
鉄骨枠付きブレースのスタッド仕上り高さ・傾きの試験は、種類・部材ごと、かつ100本ごと及びその端数を1ロットとし、1本以上を抜き取る(8.16.6)

( )内の番号は公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の節。目荒しの程度は、標準仕様書では特記で(8.21.3)、数字は指針などの目安

✏️ この項目の過去問を解く(10年で14肢)↓

✏️ 過去問:壁の増設・鉄骨枠付きブレース(10年で14肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

目荒し
令和7年 No.22選択肢11 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

枠付き鉄骨ブレースの設置工事において、既存の柱や梁に施す目荒しについては、打継ぎ部の付着性能を向上させるため、電動ピックを用いて、柱や梁の主筋が露出する程度に全面にわたって行った。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

既存の柱・梁の打継ぎ面の目荒しは、電動ピックなどで、平均深さ2〜5mm程度の凹凸をつける程度とする。主筋が露出するほど削ると、既存の躯体を傷める。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.22
平成29年 No.22選択肢12 / 14

問題:耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄筋コンクリート造の増打ち耐震壁の増設工事において、打継ぎ面となる既存構造体コンクリートの表面については、特記がなかったので、目荒しとしてコンクリートを30mm程度斫はつり、既存構造体の鉄筋を露出させた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

増打ち耐震壁の打継ぎ面となる既存コンクリートの目荒しは、平均深さ2〜5mm程度の凹凸を付ける程度とする。30mm程度はつって既存の鉄筋を露出させるのは、既存構造体を傷めるので不適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.22
令和2年 No.22選択肢23 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

枠付き鉄骨ブレースの設置工事において、既存の柱や梁に施す目荒しについては、電動ピックを用いて、平均深さで2~5mm程度の凹面を、その合計の面積が打継ぎ面の20%程度の面積となるように全体にわたって付けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

既存の柱・梁の目荒しは、電動ピックなどで平均深さ2〜5mm程度の凹面を、合計が打継ぎ面の15〜30%程度になるように全体にわたって付けるのが一般的(耐震改修のマニュアル・監理指針などの値。公共建築改修工事標準仕様書では「目荒しの程度は特記による」)。20%程度は適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.22
増設壁(鉄筋・打込み・グラウト)
令和7年 No.22選択肢34 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

現場打ち鉄筋コンクリート壁の増設工事において、既存構造体にあと施工アンカーが一定の間隔で多数打ち込まれる増設壁部分には、新設コンクリートの割裂防止のため、スパイラル筋による割裂補強筋を設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

あと施工アンカーが一定の間隔で多数打ち込まれる増設壁の周辺部には、新しいコンクリートの割裂を防ぐため、スパイラル筋などの割裂補強筋を設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.22
令和3年 No.22選択肢35 / 14

問題:耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄筋コンクリートの増打ち耐震壁の増設工事において、増設壁の鉄筋の既存柱への定着は、既存柱を斫はつって露出させた柱主筋に、増設壁の鉄筋端部を135度に折り曲げたフックをかけた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

増打ち壁の鉄筋を既存柱に定着する方法として、既存柱をはつって露出させた柱主筋に、端部を135°に折り曲げたフックをかける方法がある。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.22
令和2年 No.22選択肢46 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

既存壁の開口部を閉塞して耐震壁とする工事において、開口部周囲のはつり出した壁筋と新設の壁筋との継手については、無理に台直しを行わず、0.2L(L:重ね継手の長さ)以下、かつ、150mm以下の隙間を開けた「あき重ね継手」とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

開口部周囲のはつり出した壁筋と新設の壁筋との継手は、無理に台直しをせず、0.2L以下かつ150mm以下のあきをとった「あき重ね継手」とできる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.22
令和6年 No.22選択肢47 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の耐震改修工事及びあと施工アンカーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

現場打ち鉄筋コンクリート壁の増設工事において、コンクリートの打込みを流込み工法にて行う場合、打込み高さが大きかったので、コンクリート投入口を2段以上とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

増設壁を流込み工法で打ち込むとき、打込み高さが大きい場合は、コンクリートの投入口を2段以上設けて、確実に充塡できるようにする(公共建築改修工事標準仕様書 8.21.8)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.22
令和2年 No.22選択肢38 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

耐震壁を増設する工事において、コンクリートの打込みを圧入工法で行うに当たり、型枠上部に設けたオーバーフロー管の流出先の高さについては、既存梁の下端から10cm高い位置とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

圧入工法では、型枠上部のオーバーフロー管の流出先を既存梁の下端より10cm程度高い位置とし、充塡を確かめる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.22
令和5年 No.22選択肢49 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

現場打ち鉄筋コンクリート壁の増設工事において、既存梁下端と増設壁上端との取合い部分に注入するグラウト材については、空気抜きを既存梁下端に設け、その位置より10cm程度高い位置に設けた空気抜きの管の先端からグラウト材がオーバーフローすることにより注入状況を確認した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

既存の梁の下端と増設壁の上端の取合い部に注入するグラウト材は、空気抜きを設け、梁下端より10cm程度高い位置の空気抜き管の先端からあふれ出ることで充塡を確かめる(型枠には注入孔と空気抜き孔を設ける=公共建築改修工事標準仕様書 8.21.9)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.22
平成29年 No.22選択肢210 / 14

問題:耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄筋コンクリート造の耐力壁の新設工事において、新規に打ち込むコンクリートについては、壁頭部にグラウト材を注入することとしたので、梁下200mm程度の位置でコンクリートを打ち止めた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

壁頭部にグラウト材を注入する場合は、梁下200mm程度の位置でコンクリートを打ち止める。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.22
鉄骨枠付きブレース
令和元年 No.22選択肢211 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

枠付き鉄骨ブレースの設置工事において、鉄骨枠と既存躯体との間にグラウト材(無収縮モルタル)を圧入したところ、圧入したグラウト材と既存躯体との間に3mmの隙間ができてしまったので、その隙間にエポキシ系樹脂を圧入した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

グラウト材と既存躯体との間にできた隙間が小さい(一般に5mm程度以下の)場合は、エポキシ樹脂を圧入して隙間を埋める(監理指針などの扱い)。3mmの隙間にエポキシ系樹脂を圧入したのは適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.22
平成30年 No.22選択肢312 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震補強のための鉄骨枠付きブレースの設置工事において、鉄骨枠内に使用するグラウト材の品質管理における圧縮強度試験については、供試体の材齢を3日及び28日として管理を行った。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

鉄骨枠付きブレースのグラウト材の圧縮強度試験は、材齢3日と28日で管理する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.22
令和6年 No.22選択肢213 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の耐震改修工事及びあと施工アンカーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄骨枠付きブレースのスタッド溶接完了後の外観試験において、溶接後の仕上がり高さと傾きの試験については、スタッドの種類及びスタッド溶接される部材が異なるごと、かつ、100本ごと及びその端数を試験ロットとし、各ロットの1本以上について抜取試験を行った。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

鉄骨枠付きブレースのスタッドの仕上り高さと傾きの試験は、スタッドの種類・溶接される部材が異なるごと、かつ、100本ごと及びその端数を1ロットとし、各ロットから1本以上を抜き取って行う(公共建築改修工事標準仕様書 8.16.6)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.22
平成30年 No.22選択肢214 / 14

問題:鉄筋コンクリート造の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄骨枠付きブレースのスタッド溶接完了後の外観試験において、溶接後の仕上り高さと傾きの試験については、スタッドの種類及びスタッド溶接される部材が異なるごと、かつ、100本ごと及びその端数を試験ロットとし、各ロットの1本以上について抜取試験を行った。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

スタッドの仕上り高さと傾きの試験は、種類・部材が異なるごと、かつ、100本ごと及びその端数を1ロットとし、各ロット1本以上を抜き取って行う。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.22

🏛️ 柱の補強・耐震スリット・コア供試体

📖 柱の補強と調査の決まり

柱の補強は、鋼板巻きの加工とグラウト、連続繊維の下地の状態が問われます。耐震スリットと既存コンクリートの調査(コア供試体)も出ます。

項目ポイント
鋼板巻き(角形)のコーナー曲げ加工の内法半径は板厚の3倍以上(2.5倍はきつい)
鋼板巻き(角形)のグラウト既存柱と鋼板の間は、グラウト材が十分に回る厚さにする(一般に20〜30mm程度。10mmでは薄い)
二分割した鋼板の一体化厚さ6mm程度なら、現場で突合せ溶接とする
溶接金網巻きの重ね継手縦筋の間隔が100mmなら、継手長さ200mm程度
連続繊維のプライマーコンクリート表面が十分に乾燥していることを確かめてから塗る(湿潤させない)(8.24.6)
炭素繊維シートのラップ位置柱の同じ箇所・同じ面にそろえず、ずらして配置する
耐震スリットの新設切断機器を固定するあと施工アンカーは、柱・梁を避けて垂れ壁・腰壁に打つ(8.25.2)。外壁のスリットは、耐火材を入れて屋外側・屋内側の2か所をシーリングで止水する
コア供試体(h/d が2未満)圧縮強度に h/d に応じた補正係数を掛けて、高さが直径の2倍の供試体の強度に換算する(JIS A 1107)

( )内の番号は公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の節。鋼板巻きの数字は指針などの目安

✏️ この項目の過去問を解く(10年で10肢)↓

✏️ 過去問:柱の補強・耐震スリット・コア供試体(10年で10肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

鋼板巻き・溶接金網巻き
令和8年 No.22選択肢11 / 10

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鋼板巻き工法による柱補強工事において、鋼板の形状を角形とするに当たって、既存柱と鋼板の間のグラウト材の厚さは、特記がなかったので、10mmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

角形の鋼板巻き工法では、既存の柱と鋼板の間のグラウト材の厚さ(隙間)を、柱の寸法の誤差や表面の凹凸があってもグラウト材が十分に回るように、20〜30mm程度とするのが一般的(耐震改修の指針などの値で、資料により幅がある。公共建築改修工事標準仕様書には数値がない)。10mmでは薄すぎる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.22
令和2年 No.22選択肢12 / 10

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鋼板巻き工法による柱補強工事において、鋼板の形状を角形としたので、コーナー部分の曲げ加工の内法半径については、鋼板の板厚の2.5倍とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

鋼板巻き工法で角形とする場合、コーナー部の曲げ加工の内法半径は板厚の3倍以上とする。2.5倍では曲げがきつい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.22
令和元年 No.22選択肢33 / 10

問題:鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鋼板巻き工法による柱補強工事において、二分割した鋼板を現場で一体化するに当たり、鋼板の厚さが6mmであったので、突合せ溶接とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

二分割した鋼板を現場で一体化するとき、鋼板の厚さが6mm程度なら突合せ溶接とする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.22
令和元年 No.22選択肢44 / 10

問題:鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

溶接金網巻き工法による柱補強工事において、溶接金網の継手を重ね継手とするに当たり、溶接金網の縦筋の間隔が100mmであったので、その継手長さを200mmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

溶接金網の継手を重ね継手とする場合、縦筋の間隔が100mmなら、重ね継手の長さを200mm程度とする。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.22
連続繊維補強
令和6年 No.22選択肢35 / 10

問題:鉄筋コンクリート造の耐震改修工事及びあと施工アンカーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

連続繊維補強工事におけるプライマーの塗布については、コンクリート表面を十分に湿潤させてから行った。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢3

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

連続繊維補強工事のプライマーは、コンクリート表面が十分に乾燥していることを確かめてから塗る(公共建築改修工事標準仕様書 8.24.6)。湿っていると付着が悪くなる。湿潤させてから塗るのは不適当。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.22
令和8年 No.22選択肢26 / 10

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

独立した矩形柱の炭素繊維シートによる補強工事において、シートの水平方向のラップ位置については、構造的な弱点をなくすために、柱の同一箇所、同一面とならないようにした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

炭素繊維シートの水平方向のラップ(重ね)位置は、柱の同じ箇所・同じ面にそろうと弱点になるので、位置をずらして配置する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.22
耐震スリット・コア供試体
令和5年 No.22選択肢17 / 10

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

既存の柱と壁との接合部に耐震スリットを新設する工事において、既存の外壁に幅30mmのスリットを設け、耐火性能を有したスリット材を挿入したうえで、屋外側及び屋内側の2か所をシーリング材により止水処理した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

外壁に耐震スリットを新設する場合は、耐火材を挿入し、屋外側と屋内側の2か所をシーリング材で止水する(外部に面する部分のシーリングは公共建築改修工事標準仕様書 3章7節による=同 8.25節)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.22
令和3年 No.22選択肢18 / 10

問題:耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

既存柱と壁との接合部に耐震スリットを新設する工事において、既存の壁の切断に用いる機器を固定する「あと施工アンカー」については、柱や梁への打込みを避け、垂れ壁や腰壁に打ち込んだ。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

壁の切断に使う機器を固定するあと施工アンカーは、構造上重要な柱や梁を避け、垂れ壁や腰壁に打ち込む。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.22
令和8年 No.22選択肢49 / 10

問題:鉄筋コンクリート造の建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

既存コンクリートの圧縮強度試験について、コアを壁厚の小さい部位から採取することになり、コア供試体の高さ(h)と直径(d)との比(h/d)が1.50となったので、試験で得られた補正前の圧縮強度に比(h/d)の数値に応じた補正係数を乗じて、直径の2倍の高さをもつ供試体の強度に換算した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コア供試体の高さと直径の比(h/d)が1.90より小さいときは、試験で得た圧縮強度に、h/d に応じた補正係数を掛けて、直径の2倍の高さの供試体の強度に換算する(JIS A 1107)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.22
平成30年 No.22選択肢110 / 10

問題:鉄筋コンクリート造の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

既存コンクリートの圧縮強度試験について、コアを壁厚の小さい部位から採取することになり、コア供試体の高さ(h)と直径(d)との比(h/d)が1.5となったので、h/d の数値に応じた補正係数を乗じて、直径の2倍の高さをもつ供試体の強度に換算した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.22 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コア供試体の高さと直径の比(h/d)が1.90より小さい場合は、h/d に応じた補正係数を掛けて、高さが直径の2倍の供試体の強度に換算する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.22

まとめ:耐震改修工事で覚えておくこと

試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。

🔩 アンカー
あと施工アンカー要点 ›
確認試験1日・径・仕様ごと3本金属系の締付けトルク値まで穿孔の傾き5度以内
🧱 増設壁・ブレース
壁の増設・ブレース要点 ›
目荒し深さ2〜5mm程度投入口・圧入孔高ければ2段以上スタッドの試験100本ごと1本以上
🏛️ 柱の補強
柱の補強要点 ›
鋼板の曲げ内法半径は板厚の3倍以上連続繊維のプライマー乾燥を確かめて
💡 耐震改修は「既存の建物を傷めない」「新旧を一体にする」の2つで考えます。目荒しは鉄筋が出るほどはつらない、アンカーは柱・梁を避けて機器を固定する、隙間はグラウトや樹脂で埋める、と理由から選択肢を判断できます。

ほかの分野の解説・年度別の過去問

一級建築士 建築施工の分野別の解説(23分野)の一覧です。

📅 年度別の過去問(建築施工)1年分の問題を、本番と同じ順に解けます。カードの番号は、その年にこの分野が出題された問題です(押すとその問題へ移ります)。
📋一級建築士 過去問題一覧(5科目)建築施工の年度別の過去問と、ほかの科目の過去問をまとめています›

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