要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)の No.9 で毎年出題される「地盤・基礎」について、地盤の用語と性質、地盤の許容応力度と支持力、基礎の設計を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を選択肢ごとに解説します。

地盤・基礎の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
No.9 は、10年とも地盤・基礎が1問出題されています。用語の問題(圧密・ヒービング・液状化・負の摩擦力・ボイリング)が3年あり、ほかの年も土の粒径、地盤の許容応力度の大小、静止土圧係数、基礎の固定荷重(土被り)がくり返し出ます。
毎年 No.9 に1問(10年で10問)。この記事で解説する選択肢は50肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の建築基準法・告示や日本建築学会の規準などでまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🪨 地盤の用語・性質
📖 地盤の用語
地盤の用語は、どの土(砂質土か粘性土か)で起こる現象かを入れ替えた選択肢がよく出ます。
| 用語 | 意味 | 根拠 |
|---|---|---|
| 土の粒径 | 砂(0.075〜2mm)>シルト(0.005〜0.075mm)>粘土(0.005mm未満) | |
| 沖積層 | 新しく軟らかい地層。洪積層より支持力不足・地盤沈下が生じやすい | |
| 液状化 | 水で飽和した緩い砂質土が、振動で間隙水圧が上がり、せん断抵抗を失う(粘性土では起こりにくい) | |
| 圧密 | 透水性の低い粘性土が、荷重を受けて間隙水を排出しながら、長い時間をかけて体積が減る(砂質土ではない) | |
| ヒービング | 軟弱な粘性土の掘削で、山留め壁の背面の土が回り込み、根切り底が押し上げられる | |
| ボイリング | 砂質地盤で、上向きの水流の圧力で砂粒がかきまわされ、湧き上がる | |
| 負の摩擦力 | 周囲の地盤が沈下して、杭の周面に下向きに働く摩擦力 | |
| 直接基礎 | 基礎スラブからの荷重を、杭を介さずに直接地盤に伝える基礎 |
✏️ 過去問:地盤の用語・性質(10年で21肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全14枚)。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土の粒径の大小関係は、砂 > 粘土 > シルトである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢1
同じ文:平成30年 No.9 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
土の粒径は、砂(0.075〜2mm)>シルト(0.005〜0.075mm)>粘土(0.005mm未満)の順。粘土がいちばん細かい。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
沖積層は、一般に、洪積層に比べて、支持力不足や地盤沈下が生じやすい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢1
同じ文:令和3年 No.9 選択肢1
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
液状化とは、振動・衝撃等による間隙水圧の上昇によって、水で飽和した粘性土が、せん断抵抗を失う現象である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢3
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液状化は、地震の振動などで間隙水圧が上がり、水で飽和した緩い砂質土が、粒子どうしのかみ合わせを失ってせん断抵抗を失う現象。粘性土では起こりにくい。
問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
液状化水で飽和した砂質土等が、振動・衝撃等により間隙水圧が上昇し、せん断抵抗を失う現象
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢3
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問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
液状化水で飽和した砂質土等が、振動・衝撃等による間隙水圧の上昇によって、せん断抵抗を失う現象
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢4
同じ文:平成29年 No.9 選択肢3
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問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
圧密地盤の「強度の増大」、「沈下の抑制」、「止水」等に必要な土の性質の改善を目的として、土に脱水処理を施すこと
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢1
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圧密は、透水性の低い粘性土が荷重を受け、間隙水が少しずつ排出されながら、長い時間をかけて体積が減少(沈下)する現象。設問の「強度の増大・沈下の抑制・止水のために脱水処理を施すこと」は、地盤改良(脱水工法など)の説明。
問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
圧密透水性の低い粘性土が、荷重の作用によって、長い時間をかけて排水しながら体積を減少させる現象
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢3
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問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
圧密砂質土が、荷重の作用によって、長い時間をかけて排水しながら体積を減少させる現象
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
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圧密は、透水性の低い粘性土が荷重を受け、間隙水を少しずつ排出しながら、長い時間をかけて体積が減少する現象。砂質土は透水性が高く、圧密沈下は問題になりにくい。
問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
ヒービング砂中を上向きに流れる水流圧力によって、砂粒がかきまわされ湧き上がる現象
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
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設問の「砂中を上向きに流れる水流圧力によって、砂粒がかきまわされ湧き上がる現象」はボイリング。ヒービングは、軟弱な粘性土を掘削したとき、山留め壁の背面の土が回り込んで根切り底が押し上げられる現象。
問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
ヒービング地下掘削において、山留め壁の背面の土が掘削面にまわり込み、根切り底面を押し上げる現象
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
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問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
ボイリング砂中を上向きに流れる水流圧力によって、砂粒がかきまわされ湧き上がる現象
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢5
同じ文:平成29年 No.9 選択肢1
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ボイリングは、砂質地盤の掘削で、上向きの水流の圧力によって砂粒がかきまわされ、湧き上がる現象。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
軟弱地盤等において、周囲の地盤が沈下することにより、杭の周面に下向きに作用する摩擦力を「負の摩擦力」という。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢4
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軟弱地盤で周りの地盤が沈下すると、杭の周面に下向きの摩擦力が働く。これを負の摩擦力(ネガティブフリクション)といい、杭に余分な圧縮力がかかる。
問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
負の摩擦力軟弱地盤等において、周囲の地盤が沈下することによって、杭の周面に下向きに作用する摩擦力
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢4
同じ文:令和元年 No.9 選択肢1・平成29年 No.9 選択肢4
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負の摩擦力は、軟弱地盤などで周りの地盤が沈下し、杭の周面に下向きに働く摩擦力。
問題:地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
直接基礎基礎スラブからの荷重を直接地盤に伝える形式の基礎
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢5
同じ文:平成29年 No.9 選択肢5
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📊 地盤の許容応力度・支持力
📖 許容応力度と支持力
地盤の許容応力度は、地盤の種類による大小と、求め方がよく問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 長期許容応力度の大小 | 岩盤1,000>密実な砂質地盤200>堅い粘土質地盤100>粘土質地盤20(kN/m²) | 建築基準法施行令 第93条 |
| 許容応力度の求め方 | 支持力係数による式・平板載荷試験による式・スウェーデン式サウンディング試験(JIS の今の名称はスクリューウエイト貫入試験)による式 | 告示1113 |
| N値と土の種類 | N値が同じでも、砂質地盤と粘土質地盤では長期許容応力度が違う(砂質は主に内部摩擦角、粘土質は主に粘着力で決まる) | 告示1113 第2 |
| 根入れ深さ | 基礎底面が深いほど、地盤の支持力は大きくなる | |
| 直接基礎の鉛直支持力 | 原地盤の地盤定数による支持力式か、平板載荷試験の結果で算定する | |
| 標準貫入試験 | 63.5kgのハンマーを76cmから落とし、サンプラーを300mm打ち込む回数(N値)を測る | |
| 地盤改良(セメント系固化材) | 改良後の地盤から採ったコア供試体の一軸圧縮試験で、設計基準強度を確かめる |
「告示1113」は平成13年国土交通省告示第1113号。
✏️ 過去問:地盤の許容応力度・支持力(10年で9肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
堅い粘土質地盤は、一般に、密実な砂質地盤に比べて許容応力度が大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢5
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地盤の長期の許容応力度は、密実な砂質地盤が200kN/㎡、堅い粘土質地盤は100kN/㎡(建築基準法施行令第93条の表)。堅い粘土質地盤のほうが小さい。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一般の地盤において、地盤の長期許容応力度の大小関係は、岩盤 > 粘土質地盤 > 密実な砂質地盤である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢1
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地盤の長期許容応力度は、岩盤1,000、密実な砂質地盤200、粘土質地盤20kN/㎡(建築基準法施行令第93条の表)。岩盤>密実な砂質地盤>粘土質地盤の順で、設問は砂質と粘土質が逆。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一般に、標準貫入試験によるN値が同じであっても、砂質地盤と粘土質地盤とでは長期許容応力度が異なる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢5
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地盤の許容応力度を求める式(平成13年国土交通省告示第1113号 第2)は、土の粘着力と、内部摩擦角で決まる支持力係数を使う。砂質地盤では主に内部摩擦角、粘土質地盤では主に粘着力で決まるので、N値が同じでも、土の種類で長期許容応力度は違う。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
標準貫入試験は、試験用サンプラーを 300 mm打ち込むのに要する打撃回数(N値)を測定し、土の硬軟や締まり具合などを調査する試験である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
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標準貫入試験は、63.5kgのハンマーを76cmの高さから落とし、サンプラーを300mm打ち込むのに要する打撃回数(N値)を測る試験。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築基準法に基づいて地盤の許容応力度を定める方法には、「支持力係数による算定式」、「平板載荷試験による算定式」及び「スウェーデン式サウンディング試験による算定式」を用いるものがある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢3
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地盤の許容応力度は、支持力係数による式、平板載荷試験による式、スウェーデン式サウンディング試験による式のいずれかで定めることができる(平成13年国土交通省告示第1113号)。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接基礎の鉛直支持力の算定方法には、原地盤の地盤定数を推定して支持力式を用いる方法、平板載荷試験による方法等がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢5
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直接基礎の鉛直支持力は、地盤定数(粘着力・内部摩擦角など)から支持力式で求める方法や、平板載荷試験による方法などで算定する。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接基礎の鉛直支持力は、原地盤から推定した地盤定数による支持力式を用いる方法又は平板載荷試験による方法のいずれかによって算定する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤の支持力は、一般に、基礎底面の位置(根入れ深さ)が深いほど大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢3
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
セメント系固化材を用いて地盤改良を行った場合、原則として、改良後の地盤から採取したコア供試体に対する一軸圧縮試験により、改良後の地盤の設計基準強度を確認する必要がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢1
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セメント系固化材で改良した地盤は、改良後の地盤から採ったコア供試体の一軸圧縮試験で、設計基準強度を満たすか確認する。
🏗️ 基礎の設計
📖 土圧・水圧と基礎
基礎の設計では、土圧・水圧と、基礎に加わる固定荷重、基礎梁と布基礎の扱いが問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 静止土圧係数 | 砂質土・粘性土とも0.5程度 | |
| 地下水の水圧 | 水面からの深さに比例し、地下水位が高いほど大きい。浮力で基礎底面の摩擦抵抗が減ることがある | |
| 基礎の固定荷重 | 基礎各部の自重に、基礎スラブ上の土被りの重量を加える | |
| 基礎梁 | 剛性を大きくすると不同沈下の影響が減る。人通口・換気口は上部の大きな開口の下を避け、補強する | |
| 布基礎・フーチング基礎 | 布基礎は柱・壁に沿って連続した基礎。フーチング基礎には独立基礎・複合基礎・連続基礎がある | |
| 無筋の布基礎 | 地盤の長期許容応力度70kN/m²以上で、不同沈下などのおそれがなく、基礎に損傷を生ずるおそれのない場合 | 告示1347 |
| 直接基礎と杭基礎 | 不同沈下のおそれがあるので、原則として混用しない | |
| 直接基礎の底盤の位置 | 支持地盤以下で、表土層より下の、含水変化や凍結のおそれの少ない深さ | |
| 基礎形式・杭 | 基礎形式は1つに決めつけず複数を比べる。PHC杭は遠心力で成形した中空円筒形の高強度コンクリート杭 |
「告示1347」は平成12年建設省告示第1347号。
✏️ 過去問:基礎の設計(10年で20肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全19枚)。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地下外壁に常時作用する土圧を静止土圧として算定する場合の静止土圧係数は、一般に、砂質土、粘性土のいずれの場合であっても 0.5 とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢1
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地下外壁に作用する土圧を静止土圧として算定する場合の静止土圧係数は、一般に、砂質土、粘性土のいずれの場合であっても、0.5 とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地下外壁に作用する土圧を静止土圧として算定する場合の静止土圧係数は、一般に、砂質土、粘性土のいずれの場合であっても、0.5 程度である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地下外壁に地下水による水圧が作用する場合、地下水位が低いほど、その水圧は大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢3
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地下外壁に働く水圧は、地下水面からの深さに比例して大きくなる。地下水位が高いほど、壁に働く水圧は大きい。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地下外壁に地下水が接する場合、地下水位が高いほど、地下外壁に作用する圧力は大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接基礎の水平抵抗の検討において、上部構造の重量として基礎底面から下方の地盤へ作用する鉛直力が地下水による浮力によって減少し、摩擦抵抗が減少する場合がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
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直接基礎の水平抵抗(底面の摩擦抵抗)は、基礎底面に働く鉛直力に比例する。地下水の浮力で鉛直力が減ると、摩擦抵抗も減る。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎に直接作用する固定荷重は、一般に、基礎スラブ上部の土被り重量を考慮せずに基礎構造各部の自重から算定する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢4
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基礎に作用する固定荷重は、基礎各部の自重に、基礎スラブの上部の土被りの重量を加えて算定する。土被りを考慮しないのは誤り。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎に直接作用する固定荷重は、一般に、基礎構造各部の自重のほか、基礎スラブ上部の土かぶりの重量を考慮する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢4
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎に直接作用する固定荷重は、一般に、基礎構造各部の自重のほか、基礎スラブ上部の土被りの重量を考慮する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢4
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎梁の剛性を大きくすることは、一般に、不同沈下の影響を減少させるために有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢2
同じ文:令和3年 No.9 選択肢4
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎梁に人通口や換気口を設ける場合、上部構造の大きな開口の下部となる位置をできるだけ避け、必要な補強措置をとる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢3
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
布基礎は、建築物の上部構造の支持要素(柱・壁)に沿って連続して配置した基礎である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢5
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
フーチング基礎は、フーチングによって上部構造からの荷重を支持する基礎であり、独立基礎、複合基礎、連続基礎等がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢3
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フーチング基礎は、フーチング(底を広げた部分)で上部構造の荷重を支える基礎で、独立基礎・複合基礎・連続基礎(布基礎)などがある。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
布基礎は、地盤の長期許容応力度が 70 kN/㎡以上であって、かつ、不同沈下等の生ずるおそれのない地盤にあり、基礎に損傷を生ずるおそれのない場合にあっては、無筋コンクリート造とすることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢5
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布基礎は、地盤の長期許容応力度が70kN/㎡以上で、著しい不同沈下などのおそれがなく、基礎に損傷を生ずるおそれのない場合は、無筋コンクリート造とすることができる(平成12年建設省告示第1347号 第1)。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
布基礎は、地盤の長期許容応力度が 70 kN/m²以上であり、かつ、不同沈下等の生ずるおそれのない地盤にあり、基礎に損傷を生ずるおそれのない場合にあっては、無筋コンクリート造とすることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢5
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布基礎は、地盤の長期許容応力度が70kN/㎡以上で、著しい不同沈下などのおそれがなく、基礎に損傷を生ずるおそれのない場合は、無筋コンクリート造とすることができる(平成12年建設省告示第1347号 第1第4項第一号)。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
不同沈下が生じないようにするため、原則として、直接基礎と杭基礎との混用は避ける。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢3
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接基礎の底盤の位置は、原則として、支持地盤以下とし、かつ、表土層以下で土の含水変化や凍結のおそれの少ない深さとする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢5
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問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎形式の設定に当たっては、地盤工学的問題を基礎形式で対応する場合、基礎形式は 1 つに限定せず複数の選択肢を考慮する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢1
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地盤の問題に基礎形式で対応するときは、一つの形式に決めつけず、直接基礎・杭基礎・地盤改良など複数の選択肢を比べて決める。
問題:地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
PHC杭とは、遠心力成形された中空円筒形をした工場生産の高強度コンクリート杭である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.9 選択肢4
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PHC杭(プレストレスト高強度コンクリート杭)は、遠心力で成形した中空円筒形の、工場でつくる高強度のコンクリート杭。
まとめ:地盤・基礎で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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