二級建築士 建築構造【建築材料(コンクリートの性質・強度)】分野別過去問 要点解説※完全無料

建築材料|コンクリートの性質・強度 二級建築士 建築構造|分野別・要点と過去問(資格教材キング)

📝 二級建築士 学科Ⅲ(建築構造)|分野別の解説
建築材料(コンクリートの性質・強度)
要点と過去問10年分

二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)の No.21・No.22 で毎年出題される「コンクリート」のうち、強度と変形、収縮・ひび割れ・耐久性、打込み時の性質と養生を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。材料と調合は「建築材料(コンクリートの材料・調合)」の記事で解説します。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
この記事の使い方
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基準の数字と考え方を、表とチェックポイントでまとめています
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過去問の選択肢を読み、適当か不適当かを考えてから解説を開く
10年分・48肢・1問
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建築材料(コンクリートの性質・強度)の出題の傾向(令和8年〜平成29年)

コンクリートは No.21・No.22 の2問が毎年出題され、性質・強度の選択肢は主に No.21 に出ています(平成29年は No.22 も性質の問題、令和4年の No.22 は圧縮強度の計算)。ヤング係数(7回)、乾燥収縮と単位水量、中性化と水セメント比、長期許容圧縮応力度(F/3)、養生温度と強度の出方がくり返し出ます。

10年分のコンクリートの問題(No.21・No.22)20問のうち13問から、性質と強度の選択肢を集めました。この記事で解説する選択肢は48肢、図・表・計算の問題は1問(問題ごとに掲載)です。

📌 出典と、この記事の読み方

過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。

「要点」は、今の建築基準法・告示や日本建築学会の規準などでまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。

💪 強度と変形

📖 強度と変形の性質

コンクリートは圧縮に強く、引張りに弱い材料です。強度の大小と、許容圧縮応力度の式が問われます。

項目性質根拠
強度の大小圧縮強度>曲げ強度(1/5〜1/8)>引張強度(1/10程度)
水セメント比と強度水セメント比が小さいほど、圧縮強度は高い
許容圧縮応力度長期はF/3、短期は2F/3(F=設計基準強度)令 第91条
ヤング係数圧縮強度が高いほど、気乾単位容積質量が大きいほど大きい
線膨張係数常温で鉄筋とほぼ等しい(約1×10⁻⁵/℃)=温度が変わってもずれにくい
クリープ一定の力がかかり続けると、時間とともにひずみが増える

「令」は建築基準法施行令。

✅ チェックポイント
1いちばん小さいのは引張強度
最も小さいのは曲げ強度、とあれば誤り。
2長期はF/3
長期許容圧縮応力度は設計基準強度の2/3、とあれば誤り(2/3は短期・2回出題)。令 第91条
✏️ この項目の過去問を解く(10年で20肢)↓

✏️ 過去問:強度と変形(10年で20肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全15枚)。

強度の大小・許容圧縮応力度
令和7年 No.21選択肢11 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

引張強度は、一般に、圧縮強度の 1/10 程度である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートの引張強度は、圧縮強度の1/10程度と小さい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.21
令和5年 No.21選択肢32 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの圧縮強度は、曲げ強度よりも大きい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートの圧縮強度は、曲げ強度(圧縮強度の1/5〜1/8程度)よりずっと大きい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.21
令和元年 No.21選択肢53 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの圧縮強度は、一般に、曲げ強度よりも大きい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートの強度は、圧縮強度>曲げ強度>引張強度の順で、圧縮強度は曲げ強度よりも大きい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.21
令和2年 No.21選択肢44 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの圧縮強度、引張強度、曲げ強度のうち、最も小さい値となるのは曲げ強度である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

コンクリートの強度は、圧縮強度>曲げ強度(1/5〜1/8)>引張強度(1/10〜1/13)の順。最も小さいのは引張強度で、曲げ強度ではない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.21
平成29年 No.22選択肢15 / 15

問題:コンクリートの一般的な性質等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

圧縮強度は、水セメント比が小さいものほど高い。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

水セメント比が小さいほど、圧縮強度は高くなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成29年 No.22
令和7年 No.21選択肢2同じ文が2回出題6 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

長期許容圧縮応力度は、設計基準強度に 2/3 を乗じた値である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢2
同じ文:平成29年 No.22 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

長期に生ずる力に対する許容圧縮応力度は F/3(建築基準法施行令第91条の表。F=設計基準強度)。短期はその2倍の2F/3。設問の「2/3を乗じた値」は短期の値。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.21平成29年 No.22
ヤング係数
令和8年 No.21選択肢4同じ文が3回出題7 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

気乾単位容積質量が大きいコンクリートほど、ヤング係数は大きくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢4
同じ文:令和5年 No.21 選択肢5・令和2年 No.21 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートのヤング係数は、気乾単位容積質量が大きいほど、また圧縮強度が大きいほど大きくなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.21令和5年 No.21令和2年 No.21
平成30年 No.21選択肢48 / 15

問題:コンクリートの一般的な性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートのヤング係数は、単位容積質量が大きくなるほど大きくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートのヤング係数は、単位容積質量が大きいほど(また圧縮強度が高いほど)大きい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成30年 No.21
令和4年 No.21選択肢1同じ文が2回出題9 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートのヤング係数は、一般に、圧縮強度が高いものほど大きい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢1
同じ文:令和元年 No.21 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートのヤング係数は、圧縮強度が高いほど大きい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.21令和元年 No.21
平成29年 No.22選択肢210 / 15

問題:コンクリートの一般的な性質等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ヤング係数は、圧縮強度が高いものほど大きい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

ヤング係数は、圧縮強度が高いほど(単位容積質量が大きいほど)大きい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成29年 No.22
線膨張係数・クリープ
令和8年 No.21選択肢211 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

常温時において、コンクリートの線膨張係数は鉄筋とほぼ等しいので、鉄筋コンクリート部材内で、温度変化によってコンクリートと鉄筋との間にずれが生じることはない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートと鉄筋の線膨張係数は、常温ではどちらも約1×10⁻⁵/℃前後(鋼材は約1.2×10⁻⁵/℃)でほぼ等しい。そのため温度が変わっても両者の間にずれが生じにくく、鉄筋コンクリートが成り立つ。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.21
令和4年 No.21選択肢4同じ文が2回出題12 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの線膨張係数は、常温時において、鉄筋の線膨張係数とほぼ等しい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢4
同じ文:令和3年 No.21 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

常温では、コンクリートと鉄筋の線膨張係数はほぼ等しい(約1×10⁻⁵/℃)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.21令和3年 No.21
平成29年 No.22選択肢413 / 15

問題:コンクリートの一般的な性質等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

線膨張係数は、常温時には、鉄筋の線膨張係数とほぼ等しい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートの線膨張係数は、常温では約1×10⁻⁵/℃で、鉄筋とほぼ等しい(だから鉄筋コンクリートが成り立つ)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成29年 No.22
令和6年 No.21選択肢414 / 15

問題:コンクリートに関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

クリープ一定の外力が継続して作用したときに、時間の経過とともにひずみが増大する現象

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

クリープは、一定の力がかかり続けると、時間とともにひずみが増えていく現象。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.21
平成29年 No.21選択肢415 / 15

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

クリープは、一定の外力が継続して作用したときに、時間の経過とともにひずみが増大する現象である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

クリープは、一定の力が継続して作用したとき、時間とともにひずみが増大する現象。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成29年 No.21

✏️ 過去問:円柱供試体の圧縮強度(計算の問題)(10年で1問)

圧縮強度=最大荷重÷供試体の断面積。単位をNとmm²にそろえて計算します。

令和4年 No.22コンクリートの圧縮強度(円柱供試体の試験)

建築材料(コンクリート)正しいもの(計算)

断面積が7,850 mm²のコンクリートの円柱供試体(圧縮強度試験用供試体)に荷重を加えて圧縮強度試験を行ったところ、282.6 kNで最大荷重に達したのち荷重は減少し、251.2 kNで急激に耐力が低下した。このコンクリートの圧縮強度として、正しいものは、次のうちどれか。

124.0 N/mm²
228.0 N/mm²
332.0 N/mm²
436.0 N/mm²
540.0 N/mm²

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22

▼ 解答・解説を見る(No.22)▲ 解答・解説を閉じる
正答4正しいものは、4である。
解説
正しいものは4(36.0N/mm²)である。

コンクリートの圧縮強度=最大荷重÷供試体の断面積。
282.6kN=282,600N、断面積7,850mm²(直径100mmの円柱)より、282,600÷7,850=36.0N/mm²
最大荷重に達したあとの、急に耐力が下がったときの荷重(251.2kN)は使わない。

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:令和4年 No.22

🧱 収縮・ひび割れ・耐久性

📖 収縮とひび割れの原因

乾燥収縮・中性化・ひび割れの原因と、それを左右するものが問われます。

項目性質
乾燥収縮単位水量が多いほど大きい。乾燥を始める材齢が遅い(湿潤養生が長い)ほど小さい。引張強度が小さいので、拘束された部材ではひび割れを予期する
中性化空気中の二酸化炭素でアルカリ性が失われる現象。水セメント比が大きいほど(圧縮強度が低いほど)速い
アルカリ骨材反応(アルカリシリカ反応)骨材の成分がセメントペーストのアルカリと反応して膨張し、ひび割れが生じる
プラスティック収縮ひび割れ固まる前のコンクリートの表面が、急激に乾燥して生じるひび割れ
沈みひび割れ単位水量が大きくブリーディングの多いコンクリートで、打込み後数時間の間に水平鉄筋に沿って生じる
ブリーディング打込み直後から、練混ぜ水の一部が分離して上面に上がる現象
エフロレッセンス(白華)コンクリート中の成分が水に溶けて表面に出て、炭酸カルシウムなどの白い物質が析出したもの
✅ チェックポイント
1単位水量が少ないほど縮みは小さい
乾燥収縮は単位水量が小さくなるほど大きくなる、とあれば誤り。
2中性化は水セメント比が大きいほど速い
水セメント比が大きいほど遅くなる、とあれば誤り。
3膨張してひび割れるのはアルカリ骨材反応
その説明を「中性化」とした選択肢は誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で20肢)↓

✏️ 過去問:収縮・ひび割れ・耐久性(10年で20肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全16枚)。

乾燥収縮
令和8年 No.21選択肢31 / 16

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの引張強度は小さく、乾燥収縮ひずみが引張破壊ひずみを上回ることがあるので、変形を拘束されている部材では、常にひび割れの発生を予期する必要がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートは引張強度が小さく(圧縮強度の1/10程度)、乾燥収縮による縮みが拘束されると、ひび割れが生じやすい。変形が拘束される部材では、ひび割れが生じることを前提に考える。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.21
令和7年 No.21選択肢4同じ文が2回出題2 / 16

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの乾燥収縮は、一般に、乾燥開始材齢が遅いほど小さくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢4
同じ文:令和3年 No.21 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

乾燥を始める材齢が遅い(湿潤養生が長い)ほど、乾燥収縮は小さくなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.21令和3年 No.21
令和5年 No.21選択肢43 / 16

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

単位水量が少ないコンクリートほど、乾燥収縮は小さくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

乾燥収縮は、主に水が蒸発して起こるので、単位水量が少ないほど小さい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.21
令和2年 No.21選択肢14 / 16

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

単位水量の少ないコンクリートほど、乾燥収縮の程度は小さくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

単位水量が少ないほど、乾燥による水の蒸発が少なく、乾燥収縮は小さい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.21
平成30年 No.21選択肢25 / 16

問題:コンクリートの一般的な性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの乾燥収縮は、単位水量が小さくなるほど大きくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

乾燥収縮は、蒸発する水が多いほど大きいので、単位水量が大きいほど大きくなる。単位水量が小さいほど小さい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成30年 No.21
中性化・アルカリ骨材反応
令和8年 No.21選択肢56 / 16

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの耐久性に関わる中性化の進行は、水セメント比が大きいほど遅くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

中性化は、水セメント比が大きいほど速く進む。水セメント比が大きいとコンクリートが密実でなく、空気中の二酸化炭素が入りやすいため。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.21
令和4年 No.21選択肢3同じ文が2回出題7 / 16

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

水セメント比が小さいコンクリートほど、中性化速度は遅くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢3
同じ文:令和2年 No.21 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

水セメント比が小さいコンクリートは密実なので、二酸化炭素が入りにくく、中性化は遅い。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.21令和2年 No.21
平成30年 No.21選択肢38 / 16

問題:コンクリートの一般的な性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの中性化速度は、圧縮強度が低くなるほど大きくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

圧縮強度が低い(水セメント比が大きい)コンクリートほど組織が粗く、中性化速度は大きい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成30年 No.21
平成29年 No.22選択肢39 / 16

問題:コンクリートの一般的な性質等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

中性化速度は、圧縮強度が高いものほど小さい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

圧縮強度が高い(緻密な)コンクリートほど、中性化速度は小さい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成29年 No.22
令和6年 No.21選択肢310 / 16

問題:コンクリートに関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

中性化骨材がセメントペースト中に含まれるアルカリ成分と化学反応を起こし、水分を吸収して膨張することによって、コンクリートにひび割れを生じさせる現象

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

骨材とセメントペーストのアルカリ成分が反応し、吸水・膨張してひび割れを生じさせる現象は、アルカリシリカ反応。中性化は、空気中の二酸化炭素によってコンクリートのアルカリ性が失われていく現象。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.21
令和4年 No.21選択肢2同じ文が2回出題11 / 16

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

アルカリ骨材反応によるコンクリートのひび割れは、骨材中の成分がセメントペースト中に含まれるアルカリ分と反応し、骨材が膨張することによって生じる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢2
同じ文:令和3年 No.21 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

アルカリ骨材反応(アルカリシリカ反応)は、骨材中の成分がセメントペーストのアルカリ分と反応して膨張し、ひび割れが生じる現象。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.21令和3年 No.21
ひび割れ・ブリーディング・白華の用語
令和6年 No.21選択肢512 / 16

問題:コンクリートに関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

プラスティック収縮ひび割れコンクリートが固まる前に、コンクリートの表面が急激に乾燥することによってひび割れが生じる現象

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

プラスティック収縮ひび割れは、固まる前のコンクリートの表面が急に乾燥して生じるひび割れ。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.21
令和3年 No.22選択肢3同じ文が2回出題13 / 16

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

プラスティック収縮ひび割れは、コンクリートが固まる前に、コンクリートの表面が急激に乾燥することによって生じるひび割れである。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢3
同じ文:平成30年 No.21 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

プラスティック収縮ひび割れは、固まる前のコンクリートの表面が急に乾燥して生じるひび割れ。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.22平成30年 No.21
平成29年 No.21選択肢214 / 16

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

単位水量が大きくブリーディングが多いコンクリートは、一般に、コンクリートの打込み後、数時間の間に、水平鉄筋に沿った沈みひび割れを誘発することがある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

単位水量が大きくブリーディングの多いコンクリートは、打込み後数時間の間に、沈下が鉄筋で妨げられて、水平鉄筋に沿った沈みひび割れが生じることがある。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成29年 No.21
令和6年 No.21選択肢115 / 16

問題:コンクリートに関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

ブリーディングコンクリートを打ち込んだ直後から、練混ぜ水の一部が分離して、コンクリートの上面に上昇する現象

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

ブリーディングは、打込み直後から、練混ぜ水の一部が分離してコンクリートの上面に上がってくる現象。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.21
令和6年 No.21選択肢216 / 16

問題:コンクリートに関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

エフロレッセンス(白華)コンクリート中の炭酸カルシウムなどがコンクリートの表面に析出した、白色の物質

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

エフロレッセンス(白華)は、コンクリート中の成分が水に溶けて表面に出て、炭酸カルシウムなどの白い物質になって析出したもの。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.21

🌡️ 打込み時の性質・養生温度

📖 打込みと養生

打ち込むときのコンクリートの性質と、養生の温度による強さの出方が問われます。

項目性質
スランプ大きい(軟らかい)ほど材料分離しやすい。空気量が増えると大きくなる
養生温度高いほど初期の強度発現は早いが、長期の強度増進は小さい。低いほど初期の強度発現は遅い
コールドジョイント先に打ったコンクリートの凝結が始まる前に、次のコンクリートを打ち重ねて防ぐ
✅ チェックポイント
1温度が高いと初期が早い
温度が高いほど初期の強度発現が妨げられる、とあれば逆。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で8肢)↓

✏️ 過去問:打込み時の性質・養生温度(10年で8肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全7枚)。

令和7年 No.21選択肢31 / 7

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

一般に、スランプを大きくすると、コンクリートの材料分離が生じやすくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

スランプを大きく(軟らかく)すると、骨材とセメントペーストが分離しやすくなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.21
令和3年 No.22選択肢42 / 7

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートのスランプは、空気量が増えると大きくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

空気量が増えると(ボールベアリングのように働き)、コンクリートは軟らかくなり、スランプは大きくなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.22
令和7年 No.21選択肢53 / 7

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

一般に、コンクリートの養生期間中の温度が高いほど、初期材齢の強度発現は促進されるが、長期材齢の強度増進は小さくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

養生温度が高いと、初期の強度の伸びは早いが、長期の強度の伸びは小さくなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.21
令和3年 No.21選択肢14 / 7

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリート養生期間中の温度が高いほど、一般に、初期材齢の強度発現は促進されるが、長期材齢の強度増進は小さくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

養生温度が高いと、初期の強度の伸びは早いが、長期の強度の伸びは小さくなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.21
平成29年 No.21選択肢15 / 7

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの養生期間中の温度が高いほど、一般に、初期材齢の強度発現は妨げられるが、長期材齢の強度増進は大きくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢1

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

養生期間中の温度が高いほど、水和反応が速く進むので、初期材齢の強度発現は早くなる。一方、長期材齢の強度の伸び(強度増進)は小さくなる。設問は逆。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成29年 No.21
平成30年 No.21選択肢56 / 7

問題:コンクリートの一般的な性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートは、養生温度が低くなるほど、材齢初期の強度発現が遅くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

養生温度が低いほど水和反応が遅く、材齢初期の強度発現が遅くなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成30年 No.21
令和2年 No.21選択肢5同じ文が2回出題7 / 7

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コールドジョイントを防止するためには、先に打ち込まれたコンクリートの凝結が始まる前に、次のコンクリートを打ち重ねる必要がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢5
同じ文:平成29年 No.21 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コールドジョイント(打ち重ねた部分が一体にならない継目)を防ぐには、先に打ち込んだコンクリートが凝結し始める前に、次のコンクリートを打ち重ねる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.21平成29年 No.21

まとめ:建築材料(コンクリートの性質・強度)で覚えておくこと

試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。

💪 強度
圧縮>曲げ>引張強度の大小F/3・2F/3長期・短期の許容圧縮応力度
令 第91条
重く強いほど大きいヤング係数鉄筋とほぼ同じ線膨張係数
🧱 ひび割れ
ひび割れ・耐久性要点 ›
単位水量が多いほど乾燥収縮が大きい水セメント比が大きいほど中性化が速い
🌡️ 施工・養生
施工・養生要点 ›
高温は初期が早く長期が小さい養生温度と強度
💡 「水が多い=悪い」と覚えると、乾燥収縮(大きくなる)・中性化(速くなる)・強度(低くなる)・沈みひび割れ(出やすい)の選択肢がまとめて判断できます。

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