要点と過去問10年分
二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)の No.18・No.19 で毎年出題されるうち「耐震設計・耐震診断・耐震補強」について、耐震設計の考え方と指標、既存建築物の診断と補強を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を選択肢ごとに解説します。構造計画は「構造計画」の記事で解説します。

耐震設計・耐震診断・耐震補強の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
No.18・No.19 のうち、耐震設計の問題が10年で9問、耐震診断・耐震補強の問題が3問ありました。剛性率の定義と大小の意味(3回)、固有周期と質量・剛性の関係、保有耐力接合の目的(2回)、巻き付け補強の目的(2回)がくり返し出ます。
10年分の No.18・No.19 の20問のうち、耐震設計・耐震診断・耐震補強の問題12問を集めました。この記事で解説する選択肢は60肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の建築基準法・告示や日本建築学会の規準などでまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🌏 耐震設計
📖 耐震設計の考え方と指標
耐震設計は、一次設計と二次設計の目的、固有周期の性質、剛性率と偏心率の定義がよく問われます。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 一次設計 | まれに生じる中程度の地震動で、損傷して性能が低下しないこと(構造耐力上主要な部分に損傷が生じない)を確かめる | |
| 二次設計 | 極めてまれに生じる最大級の地震動で、崩壊・倒壊しないこと(弾性限を超えても最大耐力以下・塑性変形の可能な範囲)を確かめる | |
| 強度と靱性 | 耐震性は強度と靱性で評価する。壁の多いRC造やブレースの多いS造は強度指向型、ラーメン構造は靱性指向型。大地震には、多くの梁に塑性ヒンジができる全体崩壊形が望ましい | |
| 固有周期 | T=2π√(m/k)。質量が大きいほど、剛性が低いほど長い。RC造はひび割れが生じるほど長くなり、柱と腰壁の間に耐震スリットを設けても長くなる。同じ形ならS造はRC造より長い | |
| 共振・減衰 | 固有周期と地震動の周期が一致すると揺れが大きくなる(共振)。揺れが小さくなる度合いを減衰定数で表す。固有周期の短い建物の最大応答加速度は、地面の最大加速度より大きい | |
| 免震・制振 | 免震は固有周期を長くして共振を避ける。制振装置は大地震には各層に分散、暴風時の居住性には頂部に集中配置することが多い | |
| 剛性率 | 各階の層間変形角の逆数÷全階の層間変形角の逆数の相加平均。6/10以上。小さい階ほど損傷が集中しやすい | 令 第82条の6第二号イ |
| 偏心率 | 偏心距離÷弾力半径。15/100以下。大きいほどねじれて特定の部材に損傷が集中しやすい(重心と剛心が一致すればねじれにくい) | 令 第82条の6第二号ロ |
| 層間変形角 | 一次設計用の地震力で1/200以内(著しい損傷のおそれがなければ1/120以内) | 令 第82条の2 |
| 剛床仮定 | 床が一体とみなせるとき、各層の地震力は柱・耐震壁の水平剛性に比例して分担される | |
| 保有耐力接合 | 部材が保有耐力を発揮する(塑性変形する)まで、接合部が破断しないことを確かめる(局部座屈の防止は幅厚比の制限) | |
| 杭基礎の根入れ | 2m以上なら、基礎スラブ底面の地震による水平力を低減できる |
「令」は建築基準法施行令。
✏️ 過去問:耐震設計(10年で45肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全43枚)。
問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の耐震設計は、稀に生じる(中程度の)地震動に対して損傷による性能の低下を生じないことを確かめる一次設計と、極めて稀に生じる(最大級の)地震動に対して崩壊・倒壊等しないことを確かめる二次設計から構成される。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢1
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耐震設計は、まれに生じる中程度の地震動で損傷しないことを確かめる一次設計と、極めてまれに生じる最大級の地震動で崩壊・倒壊しないことを確かめる二次設計からなる。
問題:建築物の耐震設計等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の耐震設計は、まれに発生する地震(中程度の地震)に対して損傷による性能の低下を生じないことを確かめる一次設計と、極めてまれに発生する地震(最大級の地震)に対して崩壊・倒壊等しないことを確かめる二次設計から構成される。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢4
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耐震設計は、まれに発生する中程度の地震で損傷しないことを確かめる一次設計と、極めてまれに発生する最大級の地震で崩壊・倒壊しないことを確かめる二次設計からなる。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
耐震設計の一次設計では、建築物が存在期間中に数回程度遭遇する可能性の高い地震動に対して、小さなひび割れ等は許容するが、修復をせずに続けて使えるような耐震性があることを確認する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢1
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一次設計(許容応力度計算)は、建築物の存在期間中に数回程度遭遇する中程度の地震動に対して、ほとんど損傷せず、補修なしで使い続けられることを確かめる。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
中程度の(稀に発生する)地震動に対して、建築物の構造耐力上主要な部分に損傷が生じないことは、耐震設計の要求性能の一つである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢2
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まれに発生する中程度の地震動で、構造耐力上主要な部分に損傷が生じないことは、耐震設計の要求性能の一つ(一次設計)。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
耐震設計における二次設計は、建築物が弾性限を超えても、最大耐力以下であることや塑性変形可能な範囲にあることを確かめるために行う。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢3
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二次設計は、弾性限を超えても、最大耐力以下・塑性変形の可能な範囲にあることを確かめる(保有水平耐力計算など)。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
極めて稀に生じる地震動に対して、建築物が倒壊しないようにすることは、耐震設計の目標の一つである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢1
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問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物が、極めて稀に発生する地震動に対して倒壊しないようにすることは、耐震設計の目標の一つである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢2
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問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の耐震性は、一般に、強度と靱性によって評価されるが、靱性が乏しい場合には、強度を十分に高くする必要がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢2
同じ文:平成29年 No.19 選択肢3
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耐震性は強度と靱性で評価され、靱性が乏しい(粘りがない)建物は、強度を十分に高くして地震力に抵抗させる必要がある。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の耐震性能を高める構造計画には、強度を高める考え方とねばり強さを高める考え方がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢1
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問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一般に、壁の多い鉄筋コンクリート造やブレースの多い鉄骨造の建築物は強度を大きくして地震力に抵抗する「強度指向型の構造」であり、ラーメン構造の建築物は弾性限を超えて大きな変形を生じることのできる「靱性指向型の構造」である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢3
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壁の多いRC造やブレースの多いS造は、強さで地震力に抵抗する強度指向型。ラーメン構造は、弾性限を超えて大きく変形しながらエネルギーを吸収する靱性指向型。
問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
極めて稀に生じる地震に対しては、できる限り多くの梁に塑性ヒンジができて全体の階が一様に塑性化するような構造計画とすることが望ましい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢2
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極めてまれな地震に対しては、柱より梁に先に塑性ヒンジができ、全体の階が一様に塑性化する(全体崩壊形)ように計画するのが望ましい。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の固有周期と地震の揺れの周期が一致すると、建築物の揺れが増幅されて徐々に大きくなる共振現象が起き、建築物が激しく揺れ、被害が発生する場合がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢1
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建築物の固有周期と地震動の周期が一致すると、揺れがしだいに大きくなる共振が起こり、被害が大きくなることがある。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物には振動エネルギーを吸収することで揺れを減少させる性質があり、この減少の度合いを表す指標として、減衰定数を用いる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢2
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問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の固有周期は、構造物としての剛性が同じであれば、質量が小さいほど短くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢2
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問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の固有周期は、構造物としての質量が同じであれば、水平剛性が低いほど短くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢5
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固有周期は T=2π√(m/k)(m=質量、k=水平剛性)。質量が同じなら、水平剛性が低い(柔らかい)ほど固有周期は長くなる。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の固有周期は、構造物としての剛性が同じであれば、質量が大きいほど長くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢3
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問題:建築物の固有周期に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物は、水平剛性が同じであれば、質量が小さいほど固有周期が長くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢1
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固有周期は T=2π√(m/k)(m=質量、k=水平剛性)。水平剛性が同じなら、質量が小さいほど固有周期は短くなる。
問題:建築物の固有周期に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
形状及び高さが同じであれば、一般に、鉄筋コンクリート造建築物に比べて鉄骨造建築物のほうが固有周期が長くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢2
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問題:建築物の固有周期に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造建築物では、一般に、躯体にひび割れが発生するほど固有周期が長くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢3
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問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の建築物では、一般に、躯体にひび割れが発生するほど固有周期が長くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢2
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問題:建築物の固有周期に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造建築物において、柱と腰壁の間に耐震スリットを設けると、設けない場合に比べて固有周期が長くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢4
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問題:建築物の固有周期に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
免震構造を採用した建築物は、一般に、免震構造を採用しない場合と比べて固有周期が長くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢5
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問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
免震構造には、建築物の長周期化を図ることにより、地震動との共振現象を避ける働きがある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢3
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問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
制振構造について、一般に、大地震に対しては制振装置を各層に分散配置する方式が用いられ、暴風時の居住性向上には制振装置を頂部に集中配置する方式が用いられることが多い。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢4
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制振構造は、大地震には制振装置(ダンパーなど)を各層に分散して配置し、暴風時の居住性には頂部に集中配置する(TMD など)ことが多い。
問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
固有周期が短い建築物では、一般に、最大応答加速度が地面の最大加速度より大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢5
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問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の各階の剛性率は、「当該階の層間変形角の逆数」を「全ての階の層間変形角の逆数の相加平均の値」で除した値であり、その値が小さいほど、その階に損傷が集中する危険性が高い。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢4
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剛性率=各階の層間変形角の逆数÷全ての階の層間変形角の逆数の相加平均(建築基準法施行令第82条の6第二号イ。6/10以上)。小さい階ほど柔らかく、損傷が集中しやすい。
問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
剛性率は、「各階の層間変形角の逆数」を「全ての階の層間変形角の逆数の相加平均の値」で除した値であり、その値が大きいほど、その階に損傷が集中する危険性が高いことを示している。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢1
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剛性率は、その階の層間変形角の逆数を、全階の平均で割った値。値が小さい階ほど、他の階より柔らかく、その階に損傷が集中しやすい(建築基準法施行令第82条の6第二号イで6/10以上)。大きいほど危険なのではない。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の各階の剛性率は、「各階における層間変形角の逆数」を「全ての階の層間変形角の逆数の平均値」で除した値であり、その値が大きいほど、その階に損傷が集中する危険性が高い。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢5
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剛性率は、その階の層間変形角の逆数を、全階の平均で割った値。値が小さい階ほど、他の階より柔らかく、その階に損傷が集中しやすい(建築基準法施行令第82条の6第二号イで6/10以上)。大きいほど危険なのではない。
問題:建築物の耐震設計等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の剛性率は、計算しようとする方向について、各階の層間変形角を建築物全体の層間変形角の平均値で除した値である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢1
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剛性率は、各階の層間変形角の逆数を、その建築物全体の層間変形角の逆数の相加平均で割った値(建築基準法施行令第82条の6第二号イ)。層間変形角そのものを平均値で割るのではない。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の各階の剛性率は、「各階の層間変形角の逆数」を「全ての階の層間変形角の逆数の相加平均の値」で除した値である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢1
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問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の各階で重心と剛心の位置が一致しているが、剛性率が 0.6 未満の階がある場合には、地震時にねじれ振動が生じて損傷を受けやすい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢3
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重心と剛心が一致していれば、ねじれ振動は生じにくい。剛性率が0.6未満の階は、その階に変形と損傷が集中しやすい(ねじれの原因は偏心)。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の各階の偏心率は、「当該階の重心と剛心との距離(偏心距離)」を「当該階の弾力半径」で除した値であり、その値が大きいほど、その階において特定の部材に損傷が集中する危険性が高い。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢5
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偏心率=偏心距離÷弾力半径(建築基準法施行令第82条の6第二号ロ。15/100以下)。大きいほど、ねじれによって特定の部材に損傷が集中しやすい。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
偏心率は、各階の重心と剛心との距離(偏心距離)を当該階の弾力半径で除した値であり、その値が大きいほど、その階において特定の部材に損傷が集中する危険性が高いことを示している。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢3
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問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の各階の偏心率は、「各階の重心と剛心との距離(偏心距離)」を「当該階の弾力半径」で除した値であり、その値が大きいほど、その階に損傷が集中する危険性が高い。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢4
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偏心率は、偏心距離を弾力半径で割った値で、大きいほどねじれが生じやすく、その階に損傷が集中する危険性が高い(建築基準法施行令第82条の6第二号ロで15/100以下)。
問題:建築物の耐震設計等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の偏心率は、計算しようとする方向について、各階の偏心距離を当該階の弾力半径で除した値である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢2
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問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
各階における層間変形角の値は、一次設計用地震力に対し、原則として、1/200 以内となるようにするが、帳壁、内・外装材、設備等に著しい損傷が生じるおそれがないことが確認された場合には、1/100 以内まで緩和することができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢3
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層間変形角は原則1/200以内。建築物の部分に著しい損傷が生じるおそれがない場合は、1/120以内まで緩和できる(建築基準法施行令第82条の2)。1/100までではない。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造のスラブなどにより床の一体性の確保が図られた剛床仮定のもとでは、建築物の各層の地震力は、一般に、柱や耐震壁などにそれらの水平剛性が比例して分配される。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢4
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床が一体で変形しないとみなせる(剛床仮定)とき、各層の地震力は、柱や耐震壁にそれぞれの水平剛性に比例して分配される。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造のスラブなどにより床の一体性の確保が図られた剛床仮定のもとでは、建築物の各層の地震力は、一般に、柱や耐震壁などの水平剛性に比例して負担される。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢4
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問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨造の建築物において、保有耐力接合の検討は、柱及び梁部材の局部座屈を防止するために行う。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢5
同じ文:令和3年 No.19 選択肢4
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保有耐力接合は、柱・梁などの部材が十分に塑性変形するまで、接合部が破断しないようにするための検討。部材の局部座屈を防ぐのは、幅厚比の制限による。
問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨造の建築物について、極めて稀に発生する地震に対しては、一般に、鋼材が塑性域に入ることを許容しながら、保有耐力を発揮するまで接合部が破断しないことを確認する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢4
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極めてまれな地震に対しては、鋼材の塑性化を許容しつつ、部材が保有耐力を発揮するまで接合部が破断しないこと(保有耐力接合)を確かめる。
問題:建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
杭基礎において、基礎の根入れの深さが 2 m以上の場合、基礎スラブ底面における地震による水平力を低減することができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢5
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杭基礎で基礎の根入れの深さが2m以上の場合は、基礎スラブ底面の地震による水平力を低減できる(周りの土の抵抗を見込む)。
問題:建築物の耐震設計等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
杭基礎において、根入れの深さが 2 m以上の場合、基礎スラブ底面における地震による水平力を低減することができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢5
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杭基礎で根入れの深さが2m以上の場合は、周囲の地盤の抵抗を見込んで、基礎スラブ底面の地震による水平力を低減できる。
問題:建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造軸組構法において、床組における床の面内の強度・剛性を高めるには、厚物の構造用合板を張るなどの方法がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.18 選択肢5
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🩺 耐震診断・耐震補強
📖 診断と補強
既存建築物の耐震診断と耐震補強は、診断法の考え方と、補強の目的(強度か靱性か)が問われます。
| 項目 | 決まり |
|---|---|
| RC造の第2次診断法 | 梁は十分強いと考え、柱と壁の強度と靱性で耐震性能を判定する(梁の降伏が先行する建物は第3次診断法)。形状指標(SD)も算出する |
| 木造住宅の一般診断法 | 壁や柱の耐力に、耐力要素の配置などによる低減係数と劣化度による低減係数を掛けて、保有する耐力を算定する |
| 既存のブロック塀の診断 | 配筋を確かめ、壁本体だけでなく、控壁との間・基礎との間の一体性も評価する |
| 耐震壁の増設・開口閉塞・増し打ち | 保有水平耐力を増やす強度抵抗型の補強。あと施工アンカーの周りにスパイラル筋などを入れると割裂を防げる |
| 鋼板巻き立て・炭素繊維巻き付け | 柱を拘束して、せん断耐力と靱性を高める補強(曲げ耐力を高めるのが目的ではない) |
| 耐震スリット | 設計で考えていなかった腰壁・垂れ壁の悪影響を防ぎ、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善する |
| そのほかの補強 | 上下階の耐力壁・隅柱の位置をそろえる、ピロティを補強する。部材の補強だけで足りなければ、免震構造や地震荷重を減らす方法も有効 |
✏️ 過去問:耐震診断・耐震補強(10年で15肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既存の鉄筋コンクリート造の建築物の耐震診断における第 2 次診断法は、主として梁降伏型となる建築物の耐震性能を評価するための手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢1
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RC造の耐震診断の第2次診断法は、梁が十分に強く、柱・壁が先に壊れる建物を想定し、柱と壁の強度・靱性で耐震性能を評価する方法。梁の降伏が先行する建物は、梁も考える第3次診断法で評価する。
問題:既存建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既存の鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準における第 2 次診断法は、梁の変形能力などは考慮せずに、柱や壁の強さと変形能力などをもとに耐震性能を判定する診断手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢1
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RC造の第2次診断法は、梁の変形能力などは考えず、柱と壁の強さと変形能力(靱性)から耐震性能を判定する方法。
問題:鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震診断、耐震改修に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
耐震診断基準における第 2 次診断法においては、建築物の形状の複雑さや剛性のアンバランスな分布などが耐震性能に及ぼす影響を評価するための形状指標を算出する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢1
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問題:既存建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既存の木造住宅の耐震診断法における一般診断法は、「壁や柱の耐力」に「耐力要素の配置等による低減係数」と「劣化度による低減係数」を乗じて、当該住宅が保有する耐力を算定する手法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢5
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木造住宅の一般診断法は、壁や柱の耐力に、耐力要素の配置などによる低減係数と劣化度による低減係数を掛けて、保有する耐力を算定する。
問題:建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既存の補強コンクリートブロック塀の耐震診断において、横筋や縦筋の状況等を確認し、「壁本体」の一体性だけでなく、「壁本体と控壁との間」や「壁と基礎との間」の一体性についても評価する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢2
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既存のブロック塀の診断では、配筋を確かめ、壁本体だけでなく、控壁との間や基礎との間が一体になっているかも評価する。
問題:既存建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
耐震壁の開口部をふさいだり壁厚を増したりすることは、既存の鉄筋コンクリート造建築物の保有水平耐力を増して強度的に地震外力に抵抗させる補強に適している。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢3
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耐震壁の開口部をふさぐ・壁を厚くするといった補強は、保有水平耐力を増して、強度で地震力に抵抗させる補強に向く。
問題:鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震診断、耐震改修に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既存の耐震壁の開口部をふさいだり壁厚を増したりすることは、建築物の保有水平耐力を増加させる強度抵抗型の補強に適している。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢3
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耐震壁の開口部をふさいだり、壁厚を増したりすると、保有水平耐力が増えるので、強度抵抗型の補強に適している。
問題:建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
あと施工アンカーを用いた補強壁の増設工事において、新設するコンクリートの割裂を防止するために、アンカー筋の周辺にスパイラル筋等を設けることが有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢5
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あと施工アンカーで補強壁を増設するとき、アンカー筋の周りにスパイラル筋などを入れると、新しいコンクリートの割裂を防げる。
問題:鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震診断、耐震改修に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
あと施工アンカーを用いた補強壁の増設工事を行う場合、新設するコンクリートの割裂を防止するために、アンカー筋の周辺にスパイラル筋などを設けることが有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢2
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あと施工アンカーで補強壁を増設する場合、新設するコンクリートの割裂を防ぐため、アンカー筋の周辺にスパイラル筋などを設けることが有効。
問題:既存建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既存の鉄筋コンクリート柱における炭素繊維巻き付け補強は、柱の曲げ耐力の向上を目的とした補強方法である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢4
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炭素繊維を柱に巻き付ける補強は、柱を横から拘束して、せん断耐力と靱性(変形能力)を高める補強。柱の曲げ耐力の向上を目的としたものではない。
問題:鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震診断、耐震改修に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
柱における鋼板巻き立て補強や炭素繊維巻き付け補強は、柱の曲げ耐力を高めることを目的としている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢5
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鋼板巻き立て補強や炭素繊維巻き付け補強は、柱のまわりを拘束して、せん断耐力と靱性を高めることが目的(靱性抵抗型の補強)。柱の曲げ耐力を高めることを目的とするものではない。
問題:既存建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
耐震スリットとは、耐震設計で考慮されていなかった既存の鉄筋コンクリート壁が、柱や架構に悪影響を及ぼし耐震性能を低下させることを防止するために設ける構造目地である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢2
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耐震スリットは、設計で考えていなかった腰壁・垂れ壁などが柱を短柱にして悪影響を与えるのを防ぐため、壁と柱の間などに設ける構造目地。
問題:鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震診断、耐震改修に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
耐震スリットを設ける目的の一つは、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善することである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢4
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柱と腰壁・垂れ壁の間に耐震スリットを設けると、柱が短柱にならず、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型(粘りのある壊れ方)に改善できる。
問題:建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既存の木造住宅の耐震補強において、上下階の耐力壁や隅柱の位置を一致させたり、ピロティ部分の補強を行ったりすることは、建築物の一体性を確保するのに有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢3
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問題:建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
既存建築物の耐震補強において、部材の補強だけでは目標とする耐震性能を確保できない場合には、免震構造の採用や地震荷重を減らす方法等も有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.19 選択肢4
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まとめ:耐震設計・耐震診断・耐震補強で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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