要点と過去問10年分
一級建築士試験 学科Ⅳ(建築構造)の No.19・No.20 で出題される「土質・地盤・地盤調査」について、土の性質、支持力・沈下・液状化、地盤調査を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

土質・地盤・地盤調査の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
土質・地盤は平成29年を除く毎年 No.19 に、地盤調査は平成29年の No.19 と令和2年・令和4年・令和6年の No.20 に出ています。正答は、土の性質(含水比・粒径・内部摩擦角)が5回、地盤調査(一軸圧縮試験・圧密試験)が4回、液状化が3回、支持力・沈下が2回です。
No.19・No.20 に出題(10年のうち10年・13問)。ほかの問題の選択肢から、この分野のもの(2問から)も載せています。この記事で解説する選択肢は53肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している一級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の建築基準法・告示や日本建築学会の規準などでまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🪨 土の性質
📖 土の性質
土の性質は、粒径・含水比・内部摩擦角の大小関係が問われます。「粘性土は細かく、水を多く含む」「砂は締まるほど強い」が基本です。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 粒径 | 粘土(0.005mm未満)<シルト(0.005〜0.075mm) |
| 含水比 | 土粒子の質量に対する水の質量の比。粘性土のほうが砂質土より大きく、細粒分含有率が大きいほど大きい |
| 飽和度・飽和土 | 飽和度は、間隙の体積に対する水の体積の割合。飽和土は、間隙が全て水で満たされている状態 |
| 有効応力 | 全応力から間隙水圧を引いたもの |
| 砂質土の内部摩擦角 | N値が大きい(密実な)ほど大きい(例:φ=√(20N)+15)。支持力係数は内部摩擦角が大きいほど大きい |
| 地盤の非線形性 | せん断ひずみが大きくなるほど、減衰定数は大きく、せん断剛性は小さくなる。粘土の変形特性は含水量と関係がある |
✏️ 過去問:土の性質(10年で16肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
粘性土地盤において、粘土の粒径は、シルトの粒径に比べて大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
粘性土地盤において、土粒子の粒径は、粘土よりシルトのほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢1
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土の含水比(土粒子の質量に対する土中の水の質量の比)は、一般に、粘性土より砂質土のほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢2
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土の含水比は、一般に、細粒分含有率が大きくなるほど小さくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢1
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細粒分(粘土・シルト)が多い土ほど水を多く含むので、含水比は細粒分含有率が大きいほど大きくなる。
問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土の含水比は、一般に、細粒分含有率が大きくなるほど大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢2
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土の含水比(土粒子の質量に対する土中の水の質量比)は、一般に、砂質土に比べて粘性土のほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢1
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土の飽和度は、水の体積を間隙の体積で除したものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢2
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
飽和土は、土粒子の間隙部分が全て水で満たされている状態にある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢2
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤の有効応力は、全応力と間隙水圧との差である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
砂質土の内部摩擦角は、一般に、N値が大きくなるほど小さくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢1
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砂質土の内部摩擦角は、N値が大きい(締まっている)ほど大きくなる(例:φ=√(20N)+15)。
問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
砂質土地盤の支持力式に用いる内部摩擦角φは、砂質土が密実になるほど小さくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢4
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
砂のせん断力に対する抵抗力の大きさは、標準貫入試験で得られるN 値と相関関係にある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢1
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
砂質土地盤の許容応力度の算定に用いる支持力係数は、一般に、内部摩擦角が大きくなるほど大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢4
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震動が作用している軟弱な地盤においては、地盤のせん断ひずみが大きくなるほど、地盤の減衰定数は増大する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢4
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震動が作用している軟弱な地盤においては、地盤のせん断ひずみが大きくなるほど、地盤の減衰定数は増大し、せん断剛性は減少する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
粘土の変形特性は、一般に、粘土中に含まれる水分量と関係がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢2
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⬇️ 支持力・沈下・液状化
📖 支持力・沈下・液状化
支持力と沈下は、N値と許容支持力度の関係、圧密沈下と即時沈下の違い、液状化の判定と対策が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 許容支持力度と N値 | N値が同じなら、粘性土地盤のほうが砂質土地盤より大きい(粘性土の N値は小さめに出る) |
| 極限鉛直支持力 | 基礎の下の土のせん断破壊で決まる |
| 圧密沈下 | 有効応力の増加で間隙水が少しずつ排出され、間隙が減って生じる(土粒子の変形ではない)。主に粘性土で、正規圧密粘土は過圧密粘土より沈下が大きくなりやすい。粘性土を支持層とするなら即時沈下に加えて圧密沈下も考える |
| 即時沈下 | 通常の設計では、地盤を等価な弾性体とみなして計算してよい |
| 圧密の対策 | 鉛直ドレーンで排水の距離を短くし、盛土荷重(プレロード)と組み合わせて圧密を早く終わらせる |
| 液状化の判定と性質 | 地表面から20m程度以浅の沖積層の飽和砂質土層が対象。細粒分含有率が大きいほど液状化しにくく、FL は大きい。液状化のおそれのある地盤には、施行令 第93条の表の許容応力度は使えない |
| 液状化の対策と沈下 | 締固め(サンドコンパクションパイル工法など)・固結(深層混合処理工法など)・過剰間隙水圧の消散(グラベルドレーン工法など)。間隙水圧が上がって水が砂まじりで噴き出すことで沈下する。基礎底面より深い液状化層も沈下の影響を検討する |
| 斜面・地下水 | 斜面を切土して建てるとき、取り除いた土より建築物が重いと斜面の安定性は低下する。根切り底の盤ぶくれは被圧水が原因 |
✏️ 過去問:支持力・沈下・液状化(10年で20肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全19枚)。
問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤の許容支持力度は、標準貫入試験によるN値が同じ場合、一般に、粘性土地盤に比べて砂質土地盤のほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢2
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N値が同じ場合、粘性土は砂質土より強度が大きい(粘性土のN値は小さめに出る)ので、許容支持力度は一般に粘性土地盤のほうが大きい。
問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤の許容支持力度は、標準貫入試験によるN値が同じ場合、一般に、砂質土地盤に比べて粘性土地盤のほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢4
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
標準貫入試験のN値が10程度の地盤の場合、許容応力度は、一般に、砂質土地盤より粘性土地盤のほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤の極限鉛直支持力は、一般に、土のせん断破壊が生じることにより決定される。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
同じ文:令和2年 No.19 選択肢4
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問題:地盤の沈下に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
圧密沈下は、有効応力の増加に伴って、主に土粒子が変形することにより生じる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢4
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圧密沈下は、有効応力の増加に伴って間隙水が排出され、間隙が減ることで生じる。土粒子そのものが変形して生じるのではない。
問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
圧密沈下は、有効応力の増加により、間隙水の排出を伴いながら地盤が徐々に沈下していく現象である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢1
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圧密沈下は、荷重による有効応力の増加で、間隙水が少しずつ排出され、長い時間をかけて地盤が沈下する現象(主に粘性土)。
問題:地下外壁及び基礎に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
粘性土地盤に建築物を建築する場合、過圧密粘土の地盤よりも正規圧密粘土の地盤のほうが、大きな圧密沈下が発生する可能性が高い。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢4
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問題:地盤の沈下に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
粘性土を支持層とする場合は、即時沈下だけではなく、圧密沈下も考慮する必要がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢3
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問題:地盤の沈下に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤の変形特性は非線形性状を示すが、通常の設計においては、地盤を等価な弾性体とみなし、即時沈下の計算を行ってもよい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢2
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問題:地盤及び土質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
圧密対策としては、鉛直ドレーン(排水工法)と盛土荷重などを組み合わせて圧密時間を短縮する方法が効果的である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢1
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鉛直ドレーンで排水の距離を短くし、盛土荷重(プレロード)を組み合わせると、圧密を早く終わらせることができる。
問題:地盤及び土質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
砂質土層では、一般に、細粒分含有率が大きくなるほど、液状化発生に対する安全率FLは小さくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢4
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細粒分含有率が大きい砂質土ほど液状化しにくく、液状化発生に対する安全率FLは大きくなる(細粒分の補正でN値を割り増す)。
問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
締固め工法による地盤改良は、一般に、液状化対策としての効果はない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
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締固め工法(サンドコンパクションパイル工法など)は、砂地盤の密度を高めるので、液状化対策として効果がある。
問題:地盤及び基礎に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震時に液状化のおそれがある砂質地盤の許容応力度は、建築基準法施行令に規定された表の数値を用いてよい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
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建築基準法施行令 第93条の表の数値は、地盤調査をしないで使える簡便な値で、地震時に液状化のおそれのある地盤には使えない。地盤調査の結果に基づき、液状化の影響を考えて許容応力度を定める(平成13年国土交通省告示第1113号)。
問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
液状化の判定を行う必要がある土層は、一般に、地表面から20m程度以浅の沖積層の飽和砂質土層である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢1
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問題:地盤及び土質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
液状化対策としては、地盤固結(深層混合処理工法等)や、過剰間隙水圧の消散(グラベルドレーン工法等)などがある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢2
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液状化対策には、地盤を固める方法(深層混合処理工法など)や、過剰間隙水圧を早く消す方法(グラベルドレーン工法など)がある。
問題:地盤の沈下に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震時に地盤が液状化して沈下する原因は、主に砂粒子の間隙水圧の上昇等により、水が砂混じりで地上に噴出するためである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢1
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
液状化のおそれのある地層が基礎底面以深に存在している場合は、液状化の度合い、液状化のおそれのある地層の厚さ及びその上部の地層構成等を考慮して、沈下等の影響について検討する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢4
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基礎底面より深い所に液状化のおそれのある地層がある場合は、液状化の度合い・層の厚さ・その上の地層構成などを考えて、沈下などの影響を検討する。
問題:地盤及び土質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
傾斜地盤の斜面の一部を切土によって除去して、その部分に建築物を建築する場合、切土によって除去された土の重量に比べて建築物の重量が大きいと、斜面の安定性は低下する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
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問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地下水には自由水、被圧水及び宙水があり、地下工事中に発生することがある根切り底面の盤ぶくれは、被圧水が原因である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢2
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🔬 地盤調査
📖 地盤調査の要点
地盤調査は、試験で「何が分かるか・何が分からないか」が問われます。一軸圧縮試験で内部摩擦角は求められない、が2回正答になっています。
| 調査・試験 | 分かること |
|---|---|
| 一軸圧縮試験 | 拘束圧をかけずに圧縮して一軸圧縮強さ qu を求める。粘性土の粘着力(qu/2)や変形係数が分かる。内部摩擦角は求められない(三軸圧縮試験で求める) |
| 圧密試験 | 粘性土の圧密沈下量や沈下の速さ(乱さない試料で行う)。砂質土は対象外 |
| 平板載荷試験 | 載荷板の幅の1.5〜2.0倍程度の深さまでの支持力特性 |
| 孔内水平載荷試験 | 地盤の変形係数(杭の水平抵抗の検討用)。杭頭から約5m、又は最大杭径の約5倍の深さまでで行う |
| PS検層・常時微動測定 | PS検層は P波・S波の速度分布(高層建築物の耐震設計)。常時微動測定は地盤の卓越周期の推定や地盤種別の判定 |
| スクリューウエイト貫入試験 | スクリューポイントを付けたロッドにおもりを載せて回転・貫入させ、地盤の硬軟や締まり具合を調べる(旧スウェーデン式サウンディング試験) |
| 液状化の調査 | 地下水位の調査と粒度試験。粒度試験には標準貫入試験のサンプラーの乱した試料を用いてよい |
| ボーリングの計画 | 杭の支持力の検討には、杭先端から下方の必要な深さまで調べる。地層の構成が推定できなければ、予備調査をしてから本調査の位置と数量を決める |
✏️ 過去問:地盤調査(10年で17肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一軸圧縮試験は、拘束圧を作用させた状態における圧縮強さを調べるものであり、土の粘着力及び内部摩擦角を求めることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢1
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一軸圧縮試験は、拘束圧をかけないで圧縮して一軸圧縮強さquを調べる試験で、粘性土の粘着力(qu/2)を求める。内部摩擦角は求められない(拘束圧をかけて粘着力と内部摩擦角を求めるのは三軸圧縮試験)。
問題:基礎の設計を行うための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
粘性土の内部摩擦角は、一軸圧縮試験により求めることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢4
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一軸圧縮試験は、拘束圧をかけずに一軸圧縮強さを求める試験で、粘性土の粘着力(qu/2)はわかるが、内部摩擦角は求められない(三軸圧縮試験で求める)。
問題:基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎を支持する砂礫層直下の粘性土層の圧密沈下の特性を把握するために、粘性土の乱さない試料をサンプリングして、一軸圧縮試験を実施した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢1
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粘性土の圧密沈下の特性(圧密量や沈下の速さ)を把握するには、乱さない試料で圧密試験を行う。一軸圧縮試験は粘性土の強さ(粘着力)を求める試験。
問題:土質及び地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直接基礎が想定される地盤で、支持層の下部に位置する砂質土層の沈下量や沈下速度等を推定するために、圧密試験を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢2
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圧密試験は、粘性土の圧密沈下量や沈下速度を求める試験。砂質土は透水性が高く、圧密沈下ではなく即時沈下が問題になるので、圧密試験の対象ではない。
問題:土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一軸圧縮試験は、粘性土の強度や変形係数を調べる簡便な方法で、実用性も高い。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
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問題:基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
平板載荷試験は、支持地盤上に置いた平板に載荷して地耐力を求めるものであり、載荷板直下から載荷板幅の1.5~2.0倍程度の深さまでの支持力特性を調べることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢3
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問題:基礎の設計を行うための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
平板載荷試験により「地盤の支持力特性」の調査ができる範囲は、載荷板幅の1.5~2.0倍程度の深さまでである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢2
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問題:基礎の設計を行うための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震時の杭の水平抵抗を検討するための孔内水平載荷試験は、杭頭から約5mの深さ又は最大杭径の約5倍の深さまでで実施する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢1
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杭の水平抵抗の検討のための孔内水平載荷試験は、杭頭から約5mの深さ、又は最大杭径の約5倍の深さまでで行う。
問題:土質及び地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震時の杭の水平抵抗を検討するために、地盤の変形係数は、ボーリング孔の孔壁を用いた孔内水平載荷試験によって推定した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢3
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問題:基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
PS検層は、ボーリング孔内又はボーリング孔近傍で起振して生じる弾性波を受振して、調査地におけるP波及びS波の速度分布を求めるものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢4
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問題:基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高層建築物の耐震設計上必要となる地盤特性を調査するために、PS検層を実施した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢4
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問題:基礎の設計を行うための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
常時微動測定の結果は、地盤の卓越周期の推定や、建築物の地震力の設定に必要な地盤種別の判定に利用される。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.19 選択肢3
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問題:基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
スクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)は、ロッドの先にスクリューポイントを取り付けた試験装置により、地盤の硬軟や締まり具合等を評価するための静的貫入抵抗を求めるものである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢2
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スクリューウエイト貫入試験は、スクリューポイントを付けたロッドにおもりを載せ、回転させて貫入させ、地盤の硬軟や締まり具合を調べる。
問題:基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
液状化のおそれがある埋立て土層があったので、地下水位調査と粒度試験を実施した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢3
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問題:土質及び地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土の液状化判定のための粒度試験には、標準貫入試験用サンプラーより採取した乱した試料を用いた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢4
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問題:土質及び地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
杭の支持力等を検討するために、杭先端の支持力度を考慮して杭先端から下方に必要な深さまでボーリング調査を行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢1
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杭の支持力を検討するには、杭先端から下方の必要な深さまでボーリング調査を行い、支持層の厚さや性状を確かめる。
問題:基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
事前調査の結果、地層の構成が推定できなかったので、予備調査を実施した後に、本調査のボーリングの位置及び数量を決定した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.20 選択肢2
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まとめ:土質・地盤・地盤調査で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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