要点と過去問10年分
一級建築士試験 学科Ⅳ(建築構造)の No.7・No.8 で出題される「荷重・外力」について、地震力、風圧力、積雪荷重・積載荷重と荷重の組合せを要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

荷重・外力(地震力・風圧力・積雪荷重)の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
荷重・外力は、No.8 に10年とも、No.7 にも6年出ています。正答は、地震力が6回(地震層せん断力の重さの取り方・Rt と Tc・地下の水平震度など)、風圧力が5回(基準風速・速度圧・外装材・屋根葺き材)、積載荷重が4回、積雪荷重が1回です。
No.7・No.8 に出題(10年のうち10年・16問)。この記事で解説する選択肢は60肢、図・表・計算の問題は1問(問題ごとに掲載)です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している一級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の建築基準法・告示や日本建築学会の規準などでまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🌏 地震力
📖 地震力の決まり
地震力は、地震層せん断力 Qi=Ci×(その階より上の重さ)と、Ci=Z・Rt・Ai・C0 の4つの係数の性質が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 地震層せん断力 | Qi=Ci×(その階が支える部分=その階より上の固定荷重+積載荷重)。最下層が最も大きい(建築基準法施行令 第88条第1項) |
| 地震層せん断力係数 | Ci=Z・Rt・Ai・C0。Ai は最下層で1なので、Ci は最下層が最も小さい。Rt や Z が1より小さいと、Ci が C0 より小さくなることがある |
| 標準せん断力係数 C0 | 必要保有水平耐力を計算するときは1.0以上(第88条第3項) |
| Ai(高さ方向の分布) | 上の階ほど大きく、T が長いほど大きい。Ai に使う T は Rt と同じ値 |
| Rt(振動特性係数) | T が Tc 以下では1.0、超えると T が長いほど小さい。同じ T なら、軟らかい地盤ほど大きい(T が0.4秒以下では、どの地盤も1.0) |
| Tc(地盤の種別) | 第一種地盤0.4秒・第二種地盤0.6秒・第三種地盤0.8秒(沖積層の深さ30m以上の軟弱な地盤は第三種) |
| 設計用一次固有周期 | T=h(0.02+0.01α)。全体が鉄骨造・木造なら T=0.03h。高さは振動上有効な高さとすることがある |
| 地震地域係数 Z | 地方ごとに1.0〜0.7 |
| 地下部分の水平震度 | k≧0.1(1-H/40)Z(H:地盤面からの深さ、20mを超えるときは20)。深いほど小さい(第88条第4項) |
✏️ 過去問:地震力(10年で23肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全20枚)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の地上部分において、ある階に作用する地震層せん断力は、その階の固定荷重と積載荷重との和に、その階の地震層せん断力係数Ciを乗じて算出する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
ある階の地震層せん断力は、その階が支える部分(その階より上の部分)の固定荷重と積載荷重の和に、地震層せん断力係数Ciを乗じて求める(建築基準法施行令 第88条第1項)。その階だけの重さではない。
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の地上部分におけるある層に作用する地震層せん断力は、その層の固定荷重と積載荷重との和に、その層の地震層せん断力係数Ciを乗じて算出する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
ある層の地震層せん断力は、その層が支える部分(その層より上の部分)の固定荷重と積載荷重の和に、その層のCiを乗じて求める(建築基準法施行令 第88条第1項)。その層だけの重さではない。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の地上部分における各層の地震層せん断力Qiは、最下層の値が最も大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
同じ文:令和3年 No.8 選択肢2・平成29年 No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
地震層せん断力は、その層より上の部分の重さに層せん断力係数を掛けたもの(建築基準法施行令 第88条第1項)。上の部分の重さが最も大きい最下層の値が最も大きくなる。
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の地上部分における各層の地震層せん断力係数Ciは、最下層における値が最も小さくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震地域係数Zが1.0、振動特性係数Rtが0.9、標準せん断力係数C0が0.2のとき、建築物の地上部分の最下層における地震層せん断力係数Ciは0.18とすることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の固有周期が長い場合や地震地域係数Zが小さい場合には、地震層せん断力係数Ciは、標準せん断力係数C0より小さくなる場合がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
Ci=Z・Rt・Ai・C0なので、固有周期が長くRtが小さい場合やZが小さい場合は、CiがC0より小さくなることがある。
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の地上部分の必要保有水平耐力を計算する場合、標準せん断力係数は1.0以上とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の地上部分の必要保有水平耐力を計算する場合、標準せん断力係数C0は1.0以上とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
必要保有水平耐力を計算する場合は、標準せん断力係数C0を1.0以上とする(建築基準法施行令 第88条第3項)。
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震層せん断力係数の高さ方向の分布を表す係数Aiは、一般に、建築物の上階になるほど大きくなり、建築物の設計用一次固有周期Tが長いほど大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
Ai=1+(1/√αi-αi)×2T/(1+3T)。上の階ほど(αiが小さいほど)大きく、Tが長いほど大きくなる(昭和55年建設省告示第1793号)。
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震層せん断力係数Ciの建築物の高さ方向の分布を表す係数Aiは、建築物の上階になるほど大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震層せん断力係数Ciの建築物の高さ方向の分布を表す係数Aiを算出する場合、建築物の設計用一次固有周期Tは、振動特性係数Rtを算出する場合のTの値と同じとする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
振動特性係数Rtは、建築物の設計用一次固有周期Tが長くなるほど大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の基礎の底部の直下の地盤の種別に応じて定められる数値Tcは、沖積層の深さが35mの軟弱な第三種地盤である場合、0.2秒を用いる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
沖積層の深さが30m以上の軟弱な地盤は第三種地盤で、Tcは0.8秒(第一種地盤0.4秒・第二種地盤0.6秒)(昭和55年建設省告示第1793号)。
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震層せん断力係数の算定に用いる振動特性係数Rtは、一般に、設計用一次固有周期Tが長くなるほど、小さくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の設計用一次固有周期Tが長い場合、建築物の地上部分に作用する地震力は、一般に、第一種地盤より第三種地盤のほうが大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
振動特性係数Rtは、固有周期が長い範囲では、地盤が軟らかい(第三種地盤)ほど大きい。そのため、Tが長い建築物の地震力は、第一種地盤より第三種地盤のほうが大きくなる。
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨造又は木造の建築物の地震力を算定する場合に用いる設計用一次固有周期T(単位秒)は、建築物の高さ(単位メートル)に0.03を乗じて算出することができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢2
同じ文:平成30年 No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設計用一次固有周期は T=h(0.02+0.01α)(α:鉄骨造・木造の階の高さの割合)。全体が鉄骨造または木造ならα=1で、T=0.03h。
問題:建築基準法における建築物に作用する地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
弾性域における設計用一次固有周期Tの計算に用いる建築物の高さは、建築物の最高高さではなく、振動性状を十分に考慮した振動上有効な高さを用いる場合がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の地下部分に作用する地震力の計算を行う場合、水平震度kは、地盤面からの深さが深くなるほど大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
地下部分の水平震度は k≧0.1(1-H/40)Z(H:地盤面からの深さ。20mを超えるときは20)で、深くなるほど小さくなる(建築基準法施行令 第88条第4項)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の地下部分の各部分に作用する地震力は、一般に、当該部分の固定荷重と積載荷重との和に水平震度を乗じて計算する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
地下部分の地震力は、その部分の固定荷重と積載荷重の和に水平震度を乗じて計算する(建築基準法施行令 第88条第4項)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震地域係数Zは、その地方における過去の地震の記録等に基づき、1.0~0.7の範囲内において地方ごとに定められている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
✏️ 過去問:Rt と設計用一次固有周期・地盤の種別(図の問題)(10年で1問)
Tc(0.4・0.6・0.8秒)までは1.0、そこから下がり、同じ周期なら軟らかい地盤ほど大きい、の3点で図を選びます。
平成29年 No.7振動特性係数 Rt と設計用一次固有周期・地盤の種別の関係を示す図
建築基準法における地震層せん断力係数Ciの計算に用いる振動特性係数Rtは、建築物の設計用一次固有周期Tと地盤の種別に応じて定められている。それらの関係を示す図として、適当なものは、次のうちどれか。
図を押すと大きく表示します 1図の12図の23図の34図の4出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7
▼ 解答・解説を見る(No.7)▲ 解答・解説を閉じる
振動特性係数Rtは(昭和55年建設省告示第1793号)、
・Tが地盤の種別ごとのTc(第1種地盤0.4秒・第2種地盤0.6秒・第3種地盤0.8秒)より短い間は1.0
・TがTcを超えると、Tが長いほど小さくなる
・同じTでは、軟らかい地盤(第3種)ほど大きい
これを満たすのは、どの地盤も0.4秒以下では1.0で、第1種→第2種→第3種の順に下がり始めが遅く、値が大きい図の1。図の2・図の4は地盤の大小が逆、図の3は短い周期から1.0を下回っているので誤り。
🌬️ 風圧力
📖 風圧力の決まり
風圧力は、速度圧 q=0.6EV0² の各係数と、外装材・屋根葺き材の扱いが問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 速度圧 | q=0.6EV0²(基準風速の2乗に比例。建築基準法施行令 第87条第2項)、E=Er²Gf(平成12年建設省告示第1454号) |
| 基準風速 V0 | 稀に発生する暴風(再現期間おおむね50年)の、地上10mにおける10分間平均風速に相当する値。地方ごとに30〜46m/s |
| Er(高さ方向の分布) | 地表面が粗い(都市化が著しい)ほど小さい(区分Ⅳ<区分Ⅰ)。速度圧への H の影響は、Er² を通じて H の2α乗(平方根ではない) |
| Gf(ガスト影響係数) | 風の乱れで生じる最大の力を求める割増し。地表面が粗いほど大きく、建築物が高いほど小さい |
| 風力係数 | 風洞試験で定めるほか、国土交通大臣が定める数値による(第87条第4項) |
| 外装材と構造骨組 | 外装材はピーク風力係数を使うので、単位面積当たりの風圧力は外装材のほうが大きい |
| 屋根葺き材 | 建築物の高さにかかわらず告示(平成12年建設省告示第1458号)を適用。平均速度圧 q̄=0.6Er²V0² は Gf を含まない。V0 は構造骨組と同じ。ピーク風力係数は全風向での最大値に基づき、構造骨組用の風力係数より大きい |
✏️ 過去問:風圧力(10年で21肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全19枚)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
風圧力の計算に用いる基準風速V0は、極めて稀に発生する暴風時(再現期間が概ね500年)を想定して定められている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
基準風速V0は、稀に発生する暴風(再現期間おおむね50年)を想定して地方ごとに定められた値(30〜46m/s。平成12年建設省告示第1454号)。極めて稀に発生する暴風(再現期間おおむね500年)は、限界耐力計算で風圧力を1.6倍して確かめるときの考え方(建築基準法施行令 第82条の5第二号の表「G+P+1.6W」)。
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる風圧力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
風圧力を計算するに当たって用いる速度圧qは、建築物の高さと軒の高さとの平均Hの平方根に比例する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
速度圧は q=0.6EV0²、E=Er²Gfで、Er=1.7(H/ZG)α(HがZbを超える場合)。Hの影響はEr²を通じて H2α(αは地表面粗度区分で0.10〜0.27)に比例し、平方根に比例するのではない(平成12年建設省告示第1454号)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
風圧力の計算に用いる速度圧qは、その地方について定められている基準風速V0の2乗に比例する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢3
同じ文:令和元年 No.7 選択肢1
問題:建築基準法における風荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基準風速V0は、稀に発生する暴風時を想定した、地上10mにおける10分間平均風速に相当する値である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる風圧力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基準風速V0は、稀に発生する暴風時の地上10mにおける10分間平均風速に相当する値である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
風圧力における平均風速の高さ方向の分布を表す係数Erは、建築物の高さが同じ場合、一般に、「都市計画区域外の極めて平坦で障害物がない区域」より「都市計画区域内の都市化が極めて著しい区域」のほうが小さい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢2
同じ文:平成29年 No.8 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
Erは、地表面が粗い(建物が密集している)ほど小さくなるので、地表面粗度区分Ⅰ(極めて平坦で障害物がない区域)より区分Ⅳ(都市化が極めて著しい区域)のほうが小さい(平成12年建設省告示第1454号)。
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる風圧力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ガスト影響係数Gfは、風の時間的変動により建築物が揺れた場合に発生する最大の力を計算するために用いる係数である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
ガスト影響係数Gfは、風の乱れ(時間的な変動)で建築物が揺れたときに生じる最大の力を求めるため、平均的な風圧力を割り増す係数。
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる風圧力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ガスト影響係数Gfは、「平坦で障害物がない区域」より「都市化が著しい区域」のほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
ガスト影響係数は、地表面が粗い(都市化が著しい)ほど風の乱れが大きいので大きくなる(平成12年建設省告示第1454号)。
問題:建築基準法における風荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ガスト影響係数Gfは、一般に、建築物の高さと軒の高さとの平均Hの値が大きくなるほど、小さくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
ガスト影響係数は、建築物の高さと軒の高さの平均Hが大きいほど小さくなる(高い所ほど風の乱れが小さい)(平成12年建設省告示第1454号)。
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる風圧力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
風圧力を計算するに当たって用いる風力係数は、風洞試験によらない場合、建築物の断面及び平面の形状に応じて定める数値によらなければならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
風力係数は、風洞試験によって定める場合のほか、建築物の断面及び平面の形状に応じて国土交通大臣が定める数値による(建築基準法施行令 第87条第4項)。
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる風圧力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
風圧力は、一般に、「外装材に用いる場合」より「構造骨組に用いる場合」のほうが大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.7 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
外装材の風圧力は、局部的に大きな風圧(ピーク風力係数)を用いるので、単位面積当たりでは外装材に用いる場合のほうが大きい。
問題:建築基準法における建築物の構造計算に用いる風圧力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単位面積当たりの風圧力については、一般に、「外装材に用いる風圧力」より「構造骨組に用いる風圧力」のほうが小さい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
外装材の風圧力は、局部的に大きくなる風圧(ピーク風力係数)を使うので、単位面積当たりでは構造骨組用の風圧力より大きい。
問題:建築基準法における屋根葺き材に作用する風荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根葺き材に作用する風圧力の算出に用いる基準風速V0は、構造骨組に用いる風圧力を算出する場合と異なる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における風荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根葺き材に作用する風圧力の算出に用いる平均速度圧qは、一般に、気流の乱れを表すガスト影響係数Gfを考慮する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
屋根葺き材の風圧力に用いる平均速度圧は q̄=0.6Er²V0² で、ガスト影響係数Gfは含まない(風の乱れはピーク風力係数で考える)(平成12年建設省告示第1458号)。
問題:建築基準法における風荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根葺き材に作用する風圧力の算出に用いる基準風速V0は、構造骨組に用いる風圧力を算出する場合と同じ値である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における屋根葺き材に作用する風荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根葺き材に作用する風圧力の算出に用いる平均速度圧q̄については、気流の乱れを表すガスト影響係数Gfは考慮しなくてよい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
屋根葺き材の平均速度圧 q̄=0.6Er²V0² では、ガスト影響係数Gfは考慮しない(風の乱れはピーク風力係数で考える)。
問題:建築基準法における屋根葺き材に作用する風荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根葺き材の風圧に対する構造耐力上の安全性を確かめるための構造計算の基準は、建築物の高さにかかわらず適用される。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
屋根葺き材の風圧に対する構造計算の基準(建築基準法施行令 第82条の4・平成12年建設省告示第1458号)は、建築物の高さにかかわらず適用される。
問題:建築基準法における屋根葺き材に作用する風荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根葺き材に作用する風圧力の算出に用いるピーク風力係数Ĉfは、一般に、構造骨組に用いる風圧力を算出する場合の風力係数Cfよりも大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根葺き材等に対して定められるピーク風力係数Cfは、局部風圧の全風向の場合における最大値に基づいて定められている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
屋根葺き材などのピーク風力係数は、局部風圧の全風向での最大値に基づいて定められている(平成12年建設省告示第1458号)。
❄️ 積雪荷重・積載荷重・荷重の組合せ
📖 積雪・積載・組合せの決まり
積雪荷重・積載荷重・荷重の組合せは、建築基準法施行令の数値と組合せの式がそのまま問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 積雪の単位荷重 | 多雪区域以外は、積雪量1cmごとに1㎡につき20N以上(第86条第2項) |
| 多雪区域 | 垂直積雪量1m以上の区域、又は積雪の初終間日数の平年値が30日以上の区域(どちらか一方でよい) |
| 雪下ろし・不均等な積雪 | 雪下ろしを行う慣習のある地方では、雪下ろしの実況に応じて垂直積雪量を1mまで減らせる(見やすい場所に表示)。屋根の積雪が不均等になるおそれがあれば、その影響を考える |
| 荷重の組合せ | 一般の地域では、暴風時 G+P+W、地震時 G+P+K(積雪を組み合わせない)。多雪区域の地震時は 0.35S を加える(第82条第二号) |
| 積載荷重の大小 | 床の計算用>大梁・柱・基礎の計算用>地震力の計算用(事務室 2,900・1,800・800N/㎡) |
| 床の計算用の積載荷重 | 住宅の居室1,800<教室2,300<事務室2,900N/㎡ |
| 屋上広場・売場に連絡する廊下 | 学校・百貨店の屋上広場は、百貨店又は店舗の売場の数値(床の計算用2,900N/㎡)。売場に連絡する廊下は、劇場・集会室などの「その他の場合」の数値(床の計算用3,500N/㎡) |
| 鉄筋コンクリートの単位体積重量 | コンクリートの単位体積重量に、鉄筋の分として1kN/㎥を加えた値とできる |
( )内は建築基準法施行令の条。積載荷重の数値は第85条第1項の表
✏️ 過去問:積雪荷重・積載荷重・荷重の組合せ(10年で16肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:建築基準法における建築物に作用する積雪荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
多雪区域を指定する基準において、積雪の初終間日数の平年値が30日以上の区域であっても、垂直積雪量が1m未満の場合は、多雪区域とはならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
多雪区域は、垂直積雪量が1m以上の区域、又は積雪の初終間日数の平年値が30日以上の区域(平成12年建設省告示第1455号 第一)。初終間日数が30日以上なら、垂直積雪量が1m未満でも多雪区域になる。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
多雪区域以外の区域において、積雪荷重の計算に用いる積雪の単位荷重は、積雪量1cm当たり20N/㎡以上とする。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築基準法における建築物に作用する積雪荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
垂直積雪量が1mを超える場合、雪下ろしの実況に応じて垂直積雪量を1mまで減らして積雪荷重を計算した建築物については、その出入口、主要な居室又はその他の見やすい場所に、その軽減の実況その他必要な事項を表示しなければならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
雪下ろしの実況に応じて垂直積雪量を1mまで減らして計算した建築物は、出入口・主要な居室などの見やすい場所に、軽減の実況などを表示する(建築基準法施行令 第86条第6項・第7項)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雪下ろしを行う慣習のある地方においては、その地方における垂直積雪量が1mを超える場合においても、積雪荷重は、雪下ろしの実況に応じて垂直積雪量を1mまで減らして計算することができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
雪下ろしを行う慣習のある地方では、垂直積雪量が1mを超えても、雪下ろしの実況に応じて1mまで減らして計算できる(建築基準法施行令 第86条第6項)。
問題:建築基準法における建築物に作用する積雪荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根面における積雪量が不均等となるおそれのある場合においては、その影響を考慮して積雪荷重を計算しなければならない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
屋根面の積雪量が不均等となるおそれのある場合は、その影響を考えて積雪荷重を計算する(建築基準法施行令 第86条第5項)。
問題:建築基準法における建築物に作用する積雪荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
多雪区域以外の区域における大スパン等の一定の条件を満たす緩勾配屋根を有する建築物では、屋根版の構造種別によっては、構造計算において用いる積雪荷重に積雪後の降雨を考慮した割増係数を乗じることが求められる場合がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
多雪区域以外で、大スパン・緩勾配屋根などの条件を満たす建築物は、屋根版の構造によっては、積雪後の降雨を考えた割増係数を積雪荷重に乗じる(平成19年国土交通省告示第594号 第2第三号。平成31年1月15日施行)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造部材に生じる応力度等を計算するに当たり、多雪区域ではない一般の地域においては、暴風時又は地震時の荷重を、積雪荷重と組み合わせなくてもよい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
多雪区域でない一般の地域では、暴風時は G+P+W、地震時は G+P+K で、積雪荷重と組み合わせなくてよい(建築基準法施行令 第82条第二号)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震時の短期に生ずる力については、特定行政庁が指定する多雪区域においては、積雪荷重を考慮する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築物の構造計算に用いる荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
多雪区域において、地震時に考慮すべき積雪荷重は、短期積雪荷重を低減したものを用いる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:建築物の構造計算に用いる荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単位面積当たりの積載荷重は、建築物の実況に応じて計算しない場合、「床の構造計算をする場合」、「大梁、柱又は基礎の構造計算をする場合」及び「地震力を計算する場合」のうち、「地震力を計算する場合」が最も大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
積載荷重は「床の構造計算用」>「大梁・柱・基礎の構造計算用」>「地震力の計算用」の順で、地震力を計算する場合が最も小さい(建築基準法施行令 第85条第1項)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
単位床面積当たりの積載荷重の大小関係は、建築物の実況に応じて計算しない場合、「地震力を計算する場合」<「大梁、柱又は基礎の構造計算をする場合」<「床の構造計算をする場合」である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
実況に応じて計算しない場合の積載荷重は、床の構造計算>大梁・柱・基礎の構造計算>地震力の計算 の順に大きい(建築基準法施行令 第85条第1項の表。例:事務室 2,900・1,800・800N/㎡)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
床の構造計算を行う場合の単位面積当たりの積載荷重の大小関係は、実況に応じて計算しない場合、住宅の居室<事務室<教室である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
床の構造計算用の積載荷重は、住宅の居室1,800N/㎡、教室2,300N/㎡、事務室2,900N/㎡で、大小関係は住宅の居室<教室<事務室(建築基準法施行令 第85条第1項)。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
学校の屋上広場の単位面積当たりの積載荷重は、実況に応じて計算しない場合、教室の単位面積当たりの積載荷重と同じ数値とすることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
学校の屋上広場の積載荷重は、建築基準法施行令 第85条第1項の表の(八)により、(四)(百貨店又は店舗の売場)の数値(床の計算用2,900N/㎡)を用いる。教室(2,300N/㎡)と同じではない。
問題:建築物の構造計算に用いる荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
百貨店の屋上広場の単位面積当たりの積載荷重は、建築物の実況に応じて計算しない場合、百貨店の売場の単位面積当たりの積載荷重と同じとすることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
百貨店の屋上広場の積載荷重は、建築基準法施行令 第85条第1項の表の(八)により、(四)(百貨店又は店舗の売場)の数値による。
問題:建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
店舗の売場に連絡する廊下の床の構造計算に用いる積載荷重は、建築物の実況に応じて計算しない場合、店舗の売場の床の積載荷重を用いることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
店舗の売場に連絡する廊下の積載荷重は、建築基準法施行令 第85条第1項の表の(七)により、(五)(劇場・集会室など)の「その他の場合」の数値(床の計算用3,500N/㎡)を用いる。売場の数値(2,900N/㎡)ではない。
問題:建築物の構造計算に用いる荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一般的な鉄筋コンクリートの単位体積重量は、コンクリートの単位体積重量に、鉄筋による重量増分として1kN/㎥を加えた値を用いることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.8 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
一般的な鉄筋コンクリートの単位体積重量は、コンクリートの単位体積重量に鉄筋の分として1kN/㎥を加えた値とできる。
まとめ:荷重・外力(地震力・風圧力・積雪荷重)で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
ほかの分野の解説・年度別の過去問
一級建築士 建築構造の分野別の解説(26分野)の一覧です。
関連記事
一級建築士の過去問の一覧や、学科の教材・勉強の進め方は次の記事で紹介しています。


