二級建築士 建築構造【木造の構造設計・壁量・枠組壁工法】分野別過去問 要点解説※完全無料

木造の構造設計・ 壁量・枠組壁工法|二級建築士 建築構造|分野別・要点と過去問(資格教材キング)

📝 二級建築士 学科Ⅲ(建築構造)|分野別の解説
木造の構造設計・壁量・枠組壁工法
要点と過去問10年分

二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)の No.11・No.12 で毎年出題される木造のうち、軸組工法の構造設計(壁量・耐力壁の配置・柱と筋かい・横架材)と枠組壁工法を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。接合は「木造の接合」の記事で解説します。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の法令によります(令和7年4月の改正は注記で補っています)。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
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基準の数字と考え方を、表とチェックポイントでまとめています
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過去問の選択肢を読み、適当か不適当かを考えてから解説を開く
10年分・40肢・3問
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木造の構造設計・壁量・枠組壁工法の出題の傾向(令和8年〜平成29年)

木造は No.11・No.12 の2問が毎年出題され、多くの年は接合でない方の1問が構造設計・壁量・枠組壁工法でした(10年で11問。令和8年・令和4年は2問とも。令和3年は2問とも接合)。枠組壁工法の問題が3年、壁量の図・計算の問題が3年あります。

10年分の木造の問題(No.11・No.12)20問のうち、構造設計・壁量・枠組壁工法の問題11問を集めました。この記事で解説する選択肢は40肢、図・表・計算の問題は3問(問題ごとに掲載)です。

📌 出典と、この記事の読み方

過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。

「要点」は、今の建築基準法・告示や日本建築学会の規準などでまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。

📐 軸組工法の構造設計

📖 壁量・柱・筋かい・横架材

木造軸組工法の構造設計は、壁量と耐力壁の配置、柱・筋かいの寸法、横架材の決まりがよく問われます。令和7年4月に壁量などの決まりが改正されています。

項目決まり根拠
地震力に対する必要壁量下の階ほど、重い建築物ほど大きい。令和7年4月の改正で「床面積に乗ずる数値」の表はなくなり、荷重の実況(屋根・外壁の仕様や太陽光発電設備など)に応じて算定する令 第46条・告示1100
風圧力に対する必要壁量見付面積に乗ずる数値は、平家と2階建ての2階で同じ(一般の区域50cm/m²)令 第46条・告示1100
存在壁量耐力壁のほか、所定の仕様の準耐力壁・垂れ壁・腰壁を算入できる(令和7年4月の改正)告示1100
高さ3.2mを超える軸組筋かいを入れた軸組の壁倍率に、低減の係数を掛ける告示1100
壁倍率1耐力壁の長さ1m当たり1.96kNの許容せん断耐力
四分割法両端の1/4の部分の壁量充足率がともに1を超えるか、壁率比(小÷大)が0.5以上告示1100(もとは告示1352)
N値法柱の両側の壁倍率の差・周辺部材の押さえ効果・長期軸力から N値を求め、柱頭・柱脚の接合金物を選ぶ告示1460
耐力壁の配置釣合いよく配置し、上下階の位置をそろえる(上下でずらした市松状にしない)
筋かいの寸法圧縮力を負担する木材は厚さ3cm以上・幅9cm以上。引張りだけを負担するものは、厚さ1.5cm以上・幅9cm以上の木材か、径9mm以上の鉄筋令 第45条
柱の小径横架材の相互間の垂直距離に対する割合を、その階が負担する荷重などに応じて算定する(令和7年4月の改正)令 第43条第1項
柱の切欠き所要断面積の1/3以上を欠き取るときは補強する(原則1/3未満)令 第43条第4項
柱の設計風圧力による曲げも生じるので、水平荷重と鉛直荷重の両方で設計する
横座屈材幅に比べて材せいが大きい(薄く背が高い)ほど生じやすい
曲げ材の切欠き支持点付近の引張側は、材せいの1/3以下
継手・水平構面・トラス梁継手は応力の小さい位置に、位置をずらして設ける。水平構面の剛性を高くして水平力を耐力壁に確実に伝える。トラス梁は継手・仕口の変形や弦材の二次曲げ応力を考える
燃えしろ設計燃えしろを除いた有効断面で許容応力度計算を行う

「令」は建築基準法施行令、「告示1100」は昭和56年建設省告示第1100号、「告示1352」「告示1460」は平成12年建設省告示第1352号・第1460号。

✅ チェックポイント
1横座屈は背が高く薄い材で
材せいが大きいほど生じにくい、材幅が大きいほど生じやすい、はどちらも誤り。
2耐力壁は上下階でそろえる
上下階の位置を分散させ、とあれば誤り。
3引張側の切欠きは1/3以下
材せいの1/2以下、とあれば誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で7肢)↓

✏️ 過去問:壁量・耐力壁の配置(10年で7肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

必要壁量・存在壁量・壁倍率
令和2年 No.11選択肢1ℹ️ 基準の言い方が変わった(答えは同じ)1 / 7

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

地震力に対して必要な単位床面積当たりの耐力壁の有効長さは、一般に、壁や屋根の重量によって異なる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

地震力に対する必要壁量(床面積に乗ずる数値)は、屋根や壁の重さ(重い屋根・軽い屋根)によって異なる(建築基準法施行令第46条第4項の表2)。

ℹ️ その後の改定(答えは同じ)

令和7年4月1日施行の改正で、建築基準法施行令第46条第4項の「床面積に乗ずる数値」の表はなくなり、建築物の荷重の実況(屋根・外壁の仕様や太陽光発電設備など)に応じて必要壁量を算定する方法(昭和56年建設省告示第1100号)に変わりました。重い建築物ほど必要壁量が大きいという考え方は同じで、答えは変わりません。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.11
令和2年 No.11選択肢2ℹ️ 基準の言い方が変わった(答えは同じ)2 / 7

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

風圧力に対して必要な耐力壁の有効長さを求める場合、見付面積に乗ずる数値は、平家建ての建築物と 2 階建ての建築物の 2 階部分とでは同じ値である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

風圧力に対する見付面積に乗ずる数値は、一般の区域で50cm/㎡で、平家建てと2階建ての2階部分で同じ(建築基準法施行令第46条第4項の表3)。

ℹ️ その後の改定(答えは同じ)

風圧力に対する必要壁量の決まり(見付面積に乗ずる数値。一般の区域は50cm/㎡)は、令和7年4月1日施行の改正で建築基準法施行令第46条第4項の表3から昭和56年建設省告示第1100号に移りました。数値は変わらず、答えも変わりません。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.11
令和7年 No.11選択肢13 / 7

問題:木質構造の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

存在壁量は、耐力壁のほか、所定の仕様を満たす準耐力壁及び垂れ壁・腰壁を加えて求めることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

令和7年4月1日施行の改正で、存在壁量に、耐力壁のほか、所定の仕様の準耐力壁と垂れ壁・腰壁(準耐力壁等)を算入できるようになった(昭和56年建設省告示第1100号)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.11
令和8年 No.11選択肢24 / 7

問題:木造 2 階建ての建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

筋かいを入れた高さが 3.2 mを超える軸組の壁倍率は、通常の壁倍率に低減係数を乗じた値とする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

筋かいを入れた軸組の高さ(横架材の上端の相互間の垂直距離)が3.2mを超えるときは、告示の倍率に低減の係数 αh=3.5×(柱の間隔)/(横架材の上端の相互間の垂直距離)(1を超えるときは1)を掛ける(昭和56年建設省告示第1100号 別表第1。令和7年4月1日施行の改正)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.11
N値法・四分割法・耐力壁の配置
令和5年 No.12選択肢15 / 7

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

耐力壁両端の柱の接合金物を選定するためのN値法は、当該柱の両側の耐力壁の壁倍率の差、周辺部材の押さえ効果、長期軸力を考慮してN値を決定する方法である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

N値法は、柱の両側の耐力壁の倍率の差、周辺部材による押さえ効果、長期軸力を考えて N値を求め、柱頭・柱脚の接合金物を選ぶ方法(平成12年建設省告示第1460号)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.12
令和5年 No.12選択肢3ℹ️ 基準の言い方が変わった(答えは同じ)6 / 7

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

四分割法における耐力壁配置のバランスを確認するための壁率比は、小さいほうの壁量充足率を大きいほうの壁量充足率で除して求める。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

四分割法の壁率比は、各方向について、両端の側端部分の壁量充足率の小さいほうを大きいほうで割った値(0.5以上が必要=平成12年建設省告示第1352号)。

ℹ️ その後の改定(答えは同じ)

四分割法を定めていた平成12年建設省告示第1352号は、令和7年4月1日施行の改正で廃止され、内容は昭和56年建設省告示第1100号に移りました。答えは変わりません。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.12
令和8年 No.11選択肢47 / 7

問題:木造 2 階建ての建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

耐力壁は、上下階の位置をできるだけ分散させ、かつ、市松状にならないように配置する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

耐力壁は、上下階の位置をそろえて配置し(2階の耐力壁の下に1階の耐力壁を置く)、上下でずれた市松状の配置にならないようにする。上下階で分散させると、2階の耐力壁の力が1階の耐力壁に直接伝わらない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.11

✏️ 過去問:必要壁量の大小・耐力壁の配置計画(図の問題)(10年で3問)

壁量の計算と四分割法の判定は、問題ごとに載せています(令和7年4月の改正の注記つき)。

令和4年 No.12地震力に対する必要壁量(床面積に乗ずる数値の大小)

木造(壁量)正しいもの(大小関係)ℹ️ その後の改正(答えは同じ)

木造2階建ての住宅において、地震力に対する構造耐力上必要な耐力壁の有効長さ(必要壁量)を計算する場合、各階の床面積に乗ずる数値の大小関係として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、地盤は著しく軟弱な区域として指定されていないものとする。

表:瓦葺きなどの重い屋根(1階の数値ア・2階の数値イ)、金属板葺きなどの軽い屋根(1階ウ・2階エ)
図を押すと大きく表示します
1ア > イ > ウ > エ
2ア > イ > エ > ウ
3ア > ウ > イ > エ
4ウ > ア > イ > エ
5ウ > ア > エ > イ

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12

▼ 解答・解説を見る(No.12)▲ 解答・解説を閉じる
正答3正しいものは、3である。
解説
正しいものは3(ア>ウ>イ>エ)である。

建築基準法施行令第46条第4項の表2(地震力に対する必要壁量の、階の床面積に乗ずる数値。単位 cm/㎡):
・瓦葺きなどの重い屋根:2階建ての1階 ア=33、2階 イ=21
・金属板葺きなどの軽い屋根:2階建ての1階 ウ=29、2階 エ=15
大きい順に ア(33)>ウ(29)>イ(21)>エ(15)。下の階ほど上の重さを支え、重い屋根ほど地震力が大きいので、必要壁量が大きくなる。

ℹ️ その後の改正(答えは同じ)

令和7年4月1日施行の改正で、建築基準法施行令第46条第4項の「床面積に乗ずる数値」の表はなくなり、建築物の荷重の実況(屋根・外壁の仕様や太陽光発電設備など)に応じて必要壁量を算定する方法(昭和56年建設省告示第1100号)に変わった。下の階ほど、重い建築物ほど必要壁量が大きいという考え方は同じ。

📖 根拠の法令・基準

建築基準法施行令 第46条第4項の表2(2022年1月1日時点の版)

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:令和4年 No.12

平成30年 No.12木造平家建ての耐力壁の配置計画(壁量と四分割法)

木造(構造設計)最も不適当なものℹ️ その後の改正(答えは同じ)

木造軸組工法による平家建ての建築物(屋根は日本瓦葺きとする。)において、図に示す平面の耐力壁(図中の太線)の配置計画として、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、全ての耐力壁の倍率は1とする。

9.0m(1.8m×5)×7.2m(1.8m×4)の平家建て。屋根は日本瓦葺き、耐力壁(太線)の倍率はすべて1。選択肢1〜5の平面図
図を押すと大きく表示します
1(図の1.)
2(図の2.)
3(図の3.)
4(図の4.)
5(図の5.)

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12

▼ 解答・解説を見る(No.12)▲ 解答・解説を閉じる
正答3最も不適当なものは、3である。
1
(図の1.)
設問は、適当である。

X方向・Y方向とも、1.8mの耐力壁が6か所(10.8m)あり、必要な9.72m以上。両端の1/4の部分にも、どちらの方向も壁が3か所(5.4m)ずつあり、四分割法の条件を満たす。

2
(図の2.)
設問は、適当である。

X方向・Y方向とも、耐力壁は6か所(10.8m)で9.72m以上。両端の1/4の部分にも、どちらの方向も3か所ずつあり、つり合いがよい。

3正答
(図の3.)
設問は、不適当である。

壁の量は X方向・Y方向とも6か所(10.8m)で、必要な9.72m(15cm/㎡×64.8㎡)以上ある。しかし、Y方向の壁は、左端の1/4の部分(幅2.25m)に内部の1か所(1.8m)しかなく、右端の1/4の部分には3か所(5.4m)ある。
・側端部分の必要壁量:15cm/㎡×(2.25m×7.2m)=243cm=2.43m
・壁量充足率:左 1.8/2.43≒0.74、右 5.4/2.43≒2.22(左は1を超えない)
・壁率比:0.74/2.22≒0.33で、0.5未満
四分割法の条件を満たさず、ねじれが生じやすい配置なので、最も不適当である。

4
(図の4.)
設問は、適当である。

X方向・Y方向とも、耐力壁は6か所(10.8m)で9.72m以上。両端の1/4の部分にも、どちらの方向も3か所ずつあり、つり合いがよい。

5
(図の5.)
設問は、適当である。

X方向・Y方向とも、耐力壁は6か所(10.8m)で9.72m以上。両端の1/4の部分にも、どちらの方向も3か所ずつあり、つり合いがよい。

ℹ️ その後の改正(答えは同じ)

令和7年4月1日施行の改正で、建築基準法施行令第46条第4項の「床面積に乗ずる数値」の表はなくなり、建築物の荷重の実況に応じて必要壁量を算定する方法(昭和56年建設省告示第1100号)に変わった。四分割法を定めていた平成12年建設省告示第1352号も廃止され、同じ内容が第1100号に移った。

📖 根拠の法令・基準

建築基準法施行令 第43条第1項の表(三)(瓦葺きなど)・第46条第4項の表2(階数が一の建築物で15cm/㎡)、平成12年建設省告示第1352号(四分割法)

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:平成30年 No.12

平成29年 No.11木造平家建ての耐力壁の配置計画(壁量と四分割法)

木造(構造設計)最も不適当なものℹ️ その後の改正(答えは同じ)

木造軸組工法による平家建ての建築物(屋根は日本瓦葺きとする。)において、図に示す平面の耐力壁(図中の太線)の配置計画として、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、全ての耐力壁の倍率は1とする。

10.8m(1.8m×6)×7.2m(1.8m×4)の平家建て。屋根は日本瓦葺き、耐力壁(太線)の倍率はすべて1。選択肢1〜5の平面図
図を押すと大きく表示します
1(図の1.)
2(図の2.)
3(図の3.)
4(図の4.)
5(図の5.)

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11

▼ 解答・解説を見る(No.11)▲ 解答・解説を閉じる
正答4最も不適当なものは、4である。
1
(図の1.)
設問は、適当である。

X方向・Y方向とも、1.8mの耐力壁が7か所(12.6m)あり、必要な11.66m以上。両端の1/4の部分の壁量充足率も、どちらの方向も1を超えている。

2
(図の2.)
設問は、適当である。

X方向・Y方向とも、耐力壁は7か所(12.6m)で11.66m以上。両端の1/4の部分の壁量充足率も、どちらの方向も1を超えている。

3
(図の3.)
設問は、適当である。

X方向・Y方向とも、耐力壁は7か所(12.6m)で11.66m以上。両端の1/4の部分の壁量充足率も、どちらの方向も1を超えている。

4正答
(図の4.)
設問は、不適当である。

壁の量は X方向8か所・Y方向7か所で、必要な11.66m(15cm/㎡×77.76㎡)以上ある。しかし、Y方向の壁は、左端の1/4の部分(幅2.7m)に1か所(1.8m)しかなく、右端の1/4の部分には4か所(7.2m)ある。
・側端部分の必要壁量:15cm/㎡×(2.7m×7.2m)≒292cm=2.92m
・壁量充足率:左 1.8/2.92≒0.62、右 7.2/2.92≒2.47(左は1を超えない)
・壁率比:0.62/2.47≒0.25で、0.5未満
四分割法の条件を満たさず、ねじれが生じやすい配置なので、最も不適当である。

5
(図の5.)
設問は、適当である。

X方向7か所・Y方向8か所で、どちらも11.66m以上。両端の1/4の部分の壁量充足率も、どちらの方向も1を超えている。

ℹ️ その後の改正(答えは同じ)

令和7年4月1日施行の改正で、建築基準法施行令第46条第4項の「床面積に乗ずる数値」の表はなくなり、建築物の荷重の実況に応じて必要壁量を算定する方法(昭和56年建設省告示第1100号)に変わった。四分割法を定めていた平成12年建設省告示第1352号も廃止され、同じ内容が第1100号に移った。

📖 根拠の法令・基準

建築基準法施行令 第43条第1項の表(三)(瓦葺きなど)・第46条第4項の表2(階数が一の建築物で15cm/㎡)、平成12年建設省告示第1352号(四分割法)

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:平成29年 No.11

✏️ 過去問:柱・筋かい・横架材(10年で15肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

筋かい・柱
令和8年 No.11選択肢11 / 15

問題:木造 2 階建ての建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

圧縮力を負担する筋かいとして使用する木材の断面寸法は、一般に、幅 9 cm以上、厚さ 3 cm以上とする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

圧縮力を負担する筋かいは、厚さ3cm以上で幅9cm以上の木材とする(建築基準法施行令第45条第2項)。引張力だけを負担する筋かいは、厚さ1.5cm以上で幅9cm以上。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.11
令和5年 No.12選択肢52 / 15

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

引張力を負担する筋かいとして鉄筋を使用する場合、径が 9 mm以上のものを使用する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

引張力を負担する筋かいに鉄筋を使う場合は、径9mm以上とする(建築基準法施行令第45条第1項)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.12
令和8年 No.11選択肢53 / 15

問題:木造 2 階建ての建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

柱にやむを得ず設ける切欠きの大きさは、原則として、柱の所要断面積の 1/3 未満とする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

柱の所要断面積の1/3以上を欠き取るときは、その部分を補強しなければならない(建築基準法施行令第43条第4項)。やむを得ず設ける切欠きは、原則として1/3未満とする。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.11
令和7年 No.11選択肢24 / 15

問題:木質構造の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

横架材の相互間の垂直距離に対する柱の小径の割合は、一般に、「当該階が負担する単位面積当たりの固定荷重と積載荷重の和」や「横架材の相互間の垂直距離」に基づいて算定する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

柱の小径の、横架材の相互間の垂直距離に対する割合は、令和7年4月1日施行の改正で、その階が負担する単位面積当たりの固定荷重と積載荷重の和などに応じて算定する方法になった(建築基準法施行令第43条第1項・国土交通大臣が定める割合)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.11
令和8年 No.11選択肢35 / 15

問題:木造 2 階建ての建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

風圧力は、柱を介して水平構面に伝達されるので、柱の断面及びその仕口の設計においては、水平荷重と鉛直荷重を考慮する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

外壁に受けた風圧力は、柱を通して床や屋根などの水平構面に伝わる。柱には鉛直荷重のほかに風による曲げも生じるので、柱の断面と仕口は、水平荷重と鉛直荷重の両方を考えて設計する。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.11
横座屈・曲げ材の切欠き・トラス梁
令和7年 No.11選択肢36 / 15

問題:木質構造の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

曲げ材は、一般に、材幅に比べて材せいが大きいほど、横座屈が生じにくい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢3

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

曲げ材は、材幅に比べて材せいが大きいほど、ねじれながら横に倒れる横座屈が生じやすい。生じにくいのは、幅に対してせいが小さい材。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.11
令和元年 No.12選択肢17 / 15

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

曲げ材は、一般に、材せいに比べて材幅が大きいほど、横座屈を生じやすい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢1

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

横座屈は、曲げを受ける材が横にねじれながらはらみ出す現象で、材せいに比べて材幅が小さい(薄くて背の高い)ほど生じやすい。材幅が大きいほど生じにくい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.12
令和5年 No.12選択肢28 / 15

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

曲げ材の支持点付近で引張側に切欠きを設ける場合、切欠きの深さ(高さ)は、材せいの 1/2 以下とする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢2

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

曲げ材の支持点付近で引張側に切欠きを設けるとき、切欠きの深さは材せいの1/3以下とする。引張側の切欠きは割れが生じやすいので、1/2では深すぎる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.12
令和元年 No.12選択肢29 / 15

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

曲げ材端部の支持点付近の引張側に設ける切欠きの深さ(高さ)は、材せいの 1/3 以下とする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

曲げ材の端部の支持点付近の引張側に設ける切欠きの深さは、材せいの1/3以下とする。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.12
令和元年 No.12選択肢310 / 15

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

トラス梁は、継手・仕口部の変形、弦材に生じる二次曲げ応力などを考慮したうえで、各部材の応力度が許容応力度を超えないように設計する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

トラス梁は、継手・仕口の変形や弦材の二次曲げ応力などを考慮して、各部材の応力度が許容応力度を超えないように設計する。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.12
継手・水平構面・燃えしろ設計
令和2年 No.11選択肢311 / 15

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

軸組構法では、建築物の十分な耐力を確保するために、継手位置をそろえる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢3

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

継手は部材の弱点になるので、同じ位置にそろえると、その部分の耐力が不足する。継手の位置はずらして(乱に)配置する。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.11
令和元年 No.12選択肢412 / 15

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

胴差の継手は、できるだけ応力の小さい位置に設ける。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

胴差の継手は、部材の弱点になるので、できるだけ応力の小さい位置に設ける。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.12
令和7年 No.11選択肢413 / 15

問題:木質構造の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

水平荷重を耐力壁や軸組に確実に伝達するためには、耐力壁を釣合いよく配置するとともに、水平構面の剛性をできるだけ高くする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

水平力を耐力壁や軸組に確実に伝えるには、耐力壁を釣合いよく配置するとともに、床や屋根などの水平構面の剛性を高くする。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.11
令和元年 No.12選択肢514 / 15

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

水平力が耐力壁や軸組に確実に伝達するように、水平構面の剛性をできるだけ高くする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

床や屋根などの水平構面の剛性を高くすると、水平力を耐力壁や軸組に確実に伝えられる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.12
令和7年 No.11選択肢515 / 15

問題:木質構造の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

燃えしろ設計では、柱や梁の燃えしろを除いた有効断面を用いて許容応力度計算を行う。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

燃えしろ設計は、火災で燃える部分(燃えしろ)を除いた有効断面で許容応力度計算を行い、火災時にも倒壊しないことを確かめる方法。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和7年 No.11

🧱 枠組壁工法

📖 枠組壁工法の数字

枠組壁工法(ツーバイフォー)は、告示の数字(間隔・距離・面積)がそのまま問われます。

項目決まり根拠
土台のアンカーボルト径12mm以上・長さ35cm以上。間隔2m以下とし、隅角部と土台の継手の部分に配置する告示1540
床根太間隔65cm以下、支点間の距離8m以下告示1540
開口部幅90cm以上の開口部の上部には、まぐさ受けで支えたまぐさを設ける。耐力壁線の開口部の幅は4m以下、幅の合計は耐力壁線の長さの3/4以下告示1540
耐力壁線相互の距離12m以下。囲まれた部分の水平投影面積は40m²以下(床版の緊結部分を補強すれば60m²以下。補強したうえで短辺÷長辺が1/2を超えれば72m²以下)告示1540
交さ部・隅角部外壁の耐力壁線の交さ部に長さ90cm以上の耐力壁を設ける。隅角部などのたて枠は3本以上(寸法型式204)告示1540
耐力壁の倍率同じ壁に複数の仕様を併用したら、倍率の和(7を上限)告示1540
せっこうボードの釘GNF40など(CN50は構造用合板などに使う釘)告示1540
上下階の耐力壁線がずれるとき上階の壁からの鉛直力などが、床版を通して下階に伝わるように設計する
ストレスト・スキン効果工場でたて枠と面材を接着したパネルは、実験・計算で確かめれば鉛直荷重に抵抗させられる

「告示1540」は平成13年国土交通省告示第1540号(令和7年4月に第1541号を統合)。

✅ チェックポイント
1耐力壁線の距離は12m以下
15m以下、とあれば誤り。告示1540
2アンカーボルトは隅角部と継手に
隅角部・継手付近を避け、間隔2.5m、とあれば誤り。告示1540
✏️ この項目の過去問を解く(10年で18肢)↓

✏️ 過去問:枠組壁工法(10年で18肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

床根太・まぐさ・アンカーボルト
令和4年 No.11選択肢31 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

床版を構成する床根太相互及び床根太と側根太との間隔を 450 mmとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

床根太相互及び床根太と側根太との間隔は、65cm以下とする(平成13年国土交通省告示第1541号 第二第三号)。450mmは満たしている。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.11
令和4年 No.11選択肢42 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

床版を構成する床根太の支点間距離を 7 mとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

床根太の支点間の距離は、8m以下とする(平成13年国土交通省告示第1541号 第二第二号)。7mは満たしている。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.11
令和8年 No.12選択肢13 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、構造計算は行わないものとする。

床根太相互及び床根太と側根太との間隔は、65 cm以下とする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

床根太相互及び床根太と側根太との間隔(床根太間隔)は、65cm以下とする(平成13年国土交通省告示第1540号 第四第三号)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.12
令和8年 No.12選択肢24 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、構造計算は行わないものとする。

幅 90 cm以上の開口部の上部には、まぐさ受けによって支えられたまぐさを設ける。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

幅90cm以上の開口部の上部には、開口部を構成するたて枠と同寸法以上の断面のまぐさ受けで支えたまぐさを設ける(平成13年国土交通省告示第1540号 第五第十二号)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.12
令和8年 No.12選択肢35 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、構造計算は行わないものとする。

アンカーボルトは、その間隔を 2 m以下とし、隅角部及び土台の継手部に配置する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

土台は、径12mm以上・長さ35cm以上のアンカーボルトで基礎に緊結し、アンカーボルトは間隔を2m以下として、隅角部と土台の継手の部分に配置する(平成13年国土交通省告示第1540号 第三第二号イ)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.12
令和4年 No.11選択肢16 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

土台と基礎とを緊結するに当たり、呼び径が 13 mm、長さ 400 mmのアンカーボルトを用いた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

土台は、径12mm以上・長さ35cm以上のアンカーボルトで基礎に緊結する(平成13年国土交通省告示第1540号)。呼び径13mm・長さ400mmは満たしている。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.11
令和4年 No.11選択肢27 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

アンカーボルトは、隅角部付近及び土台の継手付近を避け、その間隔を 2.5 mとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢2

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

アンカーボルトは、間隔を2m以下とし、かつ、隅角部及び土台の継手の部分に配置する(平成13年国土交通省告示第1540号。令和7年の改正後も第三第二号イで同じ内容)。隅角部や継手付近を避け、間隔2.5mとするのは誤り。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.11
耐力壁(倍率・釘・パネル壁)
令和8年 No.12選択肢48 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、構造計算は行わないものとする。

同じ壁に複数の仕様が併用されている耐力壁の倍率は、7 倍を上限として、各仕様の倍率を合算した値とすることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

同じ壁に複数の仕様を併用した耐力壁の倍率は、それぞれの倍率の和とし、7を超えるときは7とする(平成13年国土交通省告示第1540号 第五第四号の表)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.12
令和6年 No.12選択肢4ℹ️ 基準の言い方が変わった(答えは同じ)9 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

耐力壁の壁材としてせっこうボードを張り付けるための釘には、一般に、CN50 を使用する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢4

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

せっこうボードを片側全面に打ち付けた耐力壁の釘は、GNF40など(平成13年国土交通省告示第1541号 第一第五号の表)。CN50 は構造用合板などに使う釘。

ℹ️ その後の改定(答えは同じ)

令和7年4月1日施行の改正で、耐力壁などを定めていた平成13年国土交通省告示第1541号は、第1540号に統合されました(せっこうボードの釘は今も GNF40 などです)。答えは変わりません。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.12
令和4年 No.11選択肢510 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

壁倍率が 1 の耐力壁 1 m当たりの許容せん断耐力を 1.96 kNとした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

壁倍率1は、耐力壁の長さ1m当たり1.96kNの許容せん断耐力に相当する。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.11
令和5年 No.12選択肢411 / 18

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

工場生産によりたて枠と面材とを接着したパネル壁は、実験や計算で確認された場合において、ストレスト・スキン効果を考慮して鉛直荷重に対して抵抗させることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

工場でたて枠と面材を接着したパネルは、実験や計算で確かめれば、面材とたて枠が一体となって働くストレスト・スキン効果を考えて鉛直荷重に抵抗させることができる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.12
耐力壁線(距離・開口部・交さ部・面積)
令和8年 No.12選択肢512 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、構造計算は行わないものとする。

耐力壁線相互の間隔は、15 m以下とする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢5

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

耐力壁線相互の距離は12m以下とし、耐力壁線で囲まれた部分の水平投影面積は40㎡以下(床版を補強すれば60㎡以下など)とする(平成13年国土交通省告示第1540号 第五第五号)。15mは不可。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.12
令和6年 No.12選択肢113 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

耐力壁線に設ける開口部の幅は 4 m以下とし、かつ、その開口部の幅の合計はその耐力壁線の長さの 3/4 以下とする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

耐力壁線に設ける開口部の幅は4m以下とし、その幅の合計は耐力壁線の長さの3/4以下とする(平成13年国土交通省告示第1541号 第一第十二号)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.12
令和6年 No.12選択肢214 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

耐力壁線相互の距離は、12 m以下とする。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

耐力壁線相互の距離は12m以下とする(平成13年国土交通省告示第1541号 第一第六号)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.12
令和6年 No.12選択肢315 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

外壁の耐力壁線相互の交差部の一方には、一般に、長さ 90 cm以上の耐力壁を設ける。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

外壁の耐力壁線相互の交さ部には、長さ90cm以上の耐力壁を一以上設ける(平成13年国土交通省告示第1541号 第一第七号)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.12
令和6年 No.12選択肢516 / 18

問題:枠組壁工法による 2 階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

耐力壁の隅角部を構成する隅柱は、一般に、3 本以上のたて枠で構成する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.12 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

耐力壁の隅角部や交さ部には、寸法型式204のたて枠なら3本以上を用いる(平成13年国土交通省告示第1541号 第一第九号)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.12
令和2年 No.11選択肢417 / 18

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

枠組壁工法において、耐力壁線によって囲まれた部分の水平投影面積を 60 ㎡とする場合、床版の枠組材と床材とを緊結する部分を構造耐力上有効に補強する必要がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

枠組壁工法の耐力壁線で囲まれた部分の水平投影面積は40㎡以下。床版の枠組材と床材を緊結する部分を有効に補強すれば60㎡以下とできる(平成13年国土交通省告示第1541号 第一第六号)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.11
令和2年 No.11選択肢518 / 18

問題:木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

枠組壁工法において、セットバックやオーバーハングにより上下階の耐力壁線が一致しない場合、上階の壁からの鉛直力などが床版を介して下階に伝わるように設計する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.11 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

上下階の耐力壁線が一致しない場合は、上階の壁からの鉛直力などが床版を通して下階に伝わるように設計する。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.11

まとめ:木造の構造設計・壁量・枠組壁工法で覚えておくこと

試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。

📐 構造設計
壁量・配置要点 ›
1.96kN壁倍率1の1m当たり0.5以上四分割法の壁率比上下階でそろえる耐力壁の配置
告示1100
柱・筋かい・横架材要点 ›
3cm×9cm以上圧縮筋かい1/3柱の切欠き・曲げ材の引張側の切欠き背が高く薄い材横座屈しやすい
令 第43条・第45条
🧱 枠組壁工法
枠組壁工法要点 ›
12m・40m²耐力壁線の距離・囲まれた面積65cm・8m床根太の間隔・支点間距離2m以下アンカーボルトの間隔
告示1540
💡 枠組壁工法は「12m・40m²(補強で60m²)・65cm・8m・2m・90cm・4m・3/4」の数字の組で出ます。表の数字をまとめて覚えておくと、1つだけ変えた選択肢に気づけます。

ほかの分野の解説・年度別の過去問

二級建築士 建築構造の分野別の解説(25分野)の一覧です。

📅 年度別の過去問(建築構造)1年分の問題を、本番と同じ順に解けます。カードの番号は、その年にこの分野が出題された問題です(押すとその問題へ移ります)。
📋二級建築士 過去問題一覧(4科目)建築構造の年度別の過去問と、ほかの科目の過去問をまとめています›

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