要点と過去問10年分
一級建築士試験 学科Ⅴ(建築施工)の No.16 で毎年出題される「防水工事」について、アスファルト防水・改質アスファルトシート防水、シート防水・塗膜防水と屋根、シーリングを要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

防水工事の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
No.16 は、10年とも防水工事(シーリングを含む)の問題でした。アスファルト防水・改質アスファルトシート防水が4回、合成高分子系シート防水が3回、塗膜防水が2回、シーリングが1回正答になっています。重ね幅・増張りの幅・伸縮目地の間隔・下地の出隅と入隅の数字がねらわれます。No.21 の各種工事でも、銅板葺の軒樋・折板のけらば包み・たてどいの金物の間隔が正答になっています。
毎年 No.16 に1問(10年で10問)。ほかの問題の選択肢から、この分野のもの(6問から)も載せています。この記事で解説する選択肢は48肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している一級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版や日本建築学会の JASS など、今の基準でまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🛢️ アスファルト防水・改質アスファルトシート防水
📖 アスファルト防水の決まり
アスファルト防水・改質アスファルトシート防水は、下地の形と乾燥、増張りの幅、保護層の目地の間隔が問われます。4回正答になっています。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 下地の出隅・入隅 | アスファルト防水は、出隅・入隅とも通りよく45°の面取り(9.2.4)。改質アスファルトシート・合成高分子系シート・塗膜防水は、出隅45°の面取り・入隅は直角 |
| 下地の乾燥・プライマー | 乾燥は高周波水分計の測定と打込み後の経過日数で判断する。プライマーは下地が十分乾燥してから塗り、十分乾燥させてからルーフィングを張る(30〜60分では不十分) |
| 打継ぎ部・ひび割れ部の増張り(密着工法) | 幅50mm程度の絶縁用テープの上に、幅300mm以上のストレッチルーフィングを増張り |
| PCa 部材の接合部の目地(改質アスファルトシート) | 増張り用シートを両側に100mm程度ずつ張り掛けた絶縁増張り |
| 改質アスファルトシートの末端部 | 各層の端部をそろえ、押え金物で固定した上にシール材を充塡する |
| 絶縁工法 | 砂付あなあきルーフィングは平場だけに使う(立上りは省略)。立上り際500mm程度は、1層目をアスファルトで密着張り |
| 密着断熱工法の断熱材 | 押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種bA(スキン層付き) |
| 保護コンクリート | こて仕上げは厚さ80mm以上。伸縮目地は立上りの仕上り面から600mm程度、中間部は縦横3,000mm程度(9.2.5) |
| 成形伸縮目地材 | キャップ幅25mm、本体幅はその80%以上(20mm以上)で、保護コンクリートの上面から下面まで達するもの |
| 保護層のある防水層のふくれ | 進行性がなく小面積のものは、補修しないことがある |
( )内の番号は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の節
✏️ この項目の過去問を解く(10年で18肢)↓✏️ 過去問:アスファルト防水・改質アスファルトシート防水(10年で18肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根保護防水密着工法によるアスファルト防水工事において、防水層の下地の立上り部の出隅部は面取りとし、入隅部は直角の納まりとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
アスファルト防水の下地の入隅と出隅は、どちらも通りよく45°の面取りとする(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。入隅を直角にすると、ルーフィングが浮いたり破れたりしやすい。
問題:防水工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、アスファルトプライマーを刷毛でむらなく均一となるよう塗布し、30~60分程度の経過後、一層目のアスファルトルーフィングを張り付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
アスファルトプライマーは、塗布した後、十分に乾燥させてから(一般に8時間以上、翌日など)1層目のアスファルトルーフィングを張り付ける。30〜60分では乾燥が不十分で、接着不良やふくれの原因になる。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、監理者の行為として、最も不適当なものはどれか。
屋根露出防水密着工法による改質アスファルトシート防水工事において、プレキャストコンクリート部材の接合部の目地については、改質アスファルトシートの張付けに先立ち、増張り用シートを両側に50mm程度ずつ張り掛けた絶縁増張りが行われていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
プレキャストコンクリート部材の接合部の目地は、増張り用シートを両側に100mm程度ずつ張り掛けて絶縁増張りとする(公共建築工事標準仕様書 9.3.4)。50mm程度では足りない。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、コンクリート下地の乾燥状態については、高周波水分計で測定するとともに、コンクリート打込み後の経過日数により判断した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、工期短縮を図るため、プレキャスト化した「塔屋の壁基壇部」と「現場打ちコンクリートのスラブ」とを一体化して防水層の下地とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
工期短縮のため、プレキャスト化した塔屋の壁の基壇部と現場打ちのスラブを一体化して防水層の下地とすることがある。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事における密着工法において、アスファルトルーフィングの張付けに先立ち、防水上不具合のあるコンクリートの打継ぎ部及びひび割れ部は、幅50mmの絶縁用テープを張り付け、その上に幅300mmのストレッチルーフィングを増張りした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢3
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
密着工法で、防水上不具合のある打継ぎ部やひび割れ部は、幅50mm程度の絶縁用テープを張り、その上に幅300mm以上のストレッチルーフィングを増張りする(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、監理者が行った行為として、最も不適当なものはどれか。
屋内防水密着工法によるアスファルト防水工事において、平場の鉄筋コンクリートの打継ぎ部については、幅50mm程度の絶縁用テープを張り付けた後、幅300mm程度のストレッチルーフィングの増張りが行われていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
密着工法で、防水上不具合のある打継ぎ部などは、幅50mm程度の絶縁用テープを張り、その上に幅300mm以上のストレッチルーフィングを増張りする(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
改質アスファルトシート防水工事において、防水層の下地の入隅については直角とし、出隅については45度の面取りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
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改質アスファルトシート防水の下地は、出隅を通りよく45°の面取りとし、入隅を通りよく直角とする(公共建築工事標準仕様書 9.3.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
トーチ工法による改質アスファルトシート防水工事において、立上り部の防水層の末端部については、各層の改質アスファルトシートを所定の位置で各層の端部をそろえ、押え金物で固定した上に、シール材を充填した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
トーチ工法の立上り部の末端部は、各層の改質アスファルトシートの端部を所定の位置でそろえ、押え金物で固定した上にシール材を充塡する(公共建築工事標準仕様書 9.3.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、平場部の防水層の保護コンクリートに設ける伸縮調整目地の割付けについては、パラペット等の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横の間隔を5m程度とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
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保護コンクリートの伸縮調整目地は、周辺の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横の間隔3,000mm程度とする(公共建築工事標準仕様書 9.2.5)。5m程度では間隔が広すぎる。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、平場部の防水層の保護コンクリートに設ける伸縮目地の割付けについては、パラペット等の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横の間隔を3,000mm程度とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢1
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平場の保護コンクリートの伸縮目地は、周辺の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横の間隔3,000mm程度に割り付ける(公共建築工事標準仕様書 9.2.5)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、こて仕上げとする平場の保護コンクリートの厚さは、特記がなかったので、80mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
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平場の保護コンクリートの厚さは、特記がなければ、こて仕上げの場合は80mm以上とする(公共建築工事標準仕様書 9.2.5)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アスファルト防水工事において、保護層に設ける成形伸縮目地材については、キャップ幅が25mm、本体幅が20mm、保護コンクリートの上面から下面にまで達するよう高さの調節が可能なもので、キャップ側面に付着層を備えたものとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
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成形伸縮目地材は、キャップ幅25mm、本体はキャップ幅の80%以上(20mm以上)で、保護コンクリートの上面から下面まで達するよう高さを調節でき、キャップ側面に付着層またはアンカーを備えたものとする(公共建築工事標準仕様書 9.2.2)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根保護防水絶縁工法によるアスファルト防水工事において、一般平場部に砂付あなあきルーフィングを使用する工法としたので、立上り部については砂付あなあきルーフィングを省略した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
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問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根保護防水絶縁工法によるアスファルト防水工事において、砂付あなあきルーフィングを一般平場部に使用したが、立上り部については省略した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
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問題:防水工事に関する次の記述のうち、監理者の行為として、最も不適当なものはどれか。
屋根保護防水絶縁工法によるアスファルト防水工事において、平場部の立上り際の500mm程度の部分については、立上り部の1層目のアスファルトルーフィング類がアスファルトを用いた密着張りとなっていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
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絶縁工法の立上り際の500mm程度は、立上り部の1層目のルーフィングをアスファルトで密着張りとする(公共建築工事標準仕様書 9.2.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、監理者の行為として、最も不適当なものはどれか。
屋根保護防水密着断熱工法によるアスファルト防水工事に用いる断熱材は、押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種bA(スキン層付き)が使用されていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢3
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問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
保護層のある場合のアスファルトルーフィングに発生したふくれ箇所のうち、ふくれに進行性がなく小面積のものについては、確認して補修を行わなかった。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢1
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保護層のあるアスファルト防水で、進行性がなく小面積のふくれは、保護層で押さえられているので補修を行わないことがある。
🧻 シート防水・塗膜防水・屋根
📖 シート防水と塗膜防水
シート防水と塗膜防水は、張り方と重ね幅の数字、下地の隅の形が問われます。合成高分子系シート防水が3回、塗膜防水が2回、No.21 の屋根・といが3回正答になっています。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 合成高分子系シートの張付け(接着工法) | 引張りを与えず、しわが生じないように張る(9.4.4) |
| 加硫ゴム系シートの重ね幅 | 平場は100mm以上、立上りと平場の取合いは150mm以上 |
| 塗膜防水の重ね幅 | 塗継ぎ100mm以上、補強布50mm以上(9.5.4) |
| 塗膜防水の順序 | 立上り部を先に、平場を後に施工する |
| 共同住宅のバルコニー | ウレタンゴム系の塗膜防水+軽歩行用の仕上塗料 |
| ステンレスシートの部分吊子 | 固定間隔(はぜ方向)は、一般部600mm・端部450mm・隅角部300mm程度 |
| 屋上緑化 | 防水層の直上に耐根層を設ける。大面積では、耐根層を保護コンクリートの下に設けて、保護コンクリートを耐根層保護層とみなせる。ルーフドレンは目詰まりを考えて余裕のある管径とし、1つの排水面積に2か所以上 |
| 縦形ルーフドレン | つばの天端を周辺のコンクリート天端より30〜50mm程度下げ、水平に固定して打ち込む |
| 折板葺のタイトフレーム | 受け梁とは、緩まないよう隅肉溶接で接合する(ボルト接合にしない) |
| 折板のけらば包み | 1m程度の間隔で下地に取り付ける(13.3.3。平成31年版までは1.2m以下) |
| 銅板葺の屋根 | 軒樋や留付けの釘・金物は、銅と電位差の小さい銅製・ステンレス製とする(溶融亜鉛めっき鋼板は電食で早く腐食する) |
| 硬質ポリ塩化ビニル管のたてどい | とい受金物の取付け間隔は2m程度(表13.5.2) |
( )内の番号は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の節・表
✏️ 過去問:シート防水・塗膜防水・屋根(10年で21肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
接着工法による合成高分子系シート防水工事において、加硫ゴム系シートの接合幅(重ね幅)については、平場部を100mmとし、平場と立上り部の取合い部を120mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢3
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加硫ゴム系シートの接合幅(重ね幅)は、平場では100mm、平場と立上りの取合い部などでは150mmとする。取合い部を120mmとするのは不適当。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、監理者が行った行為として、最も不適当なものはどれか。
接着工法による合成高分子系シート防水工事において、加硫ゴム系シートの接合幅(重ね幅)については、平場部、立上り面ともに100mmとなっていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
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加硫ゴム系ルーフィングシートの重ね幅は、幅方向・長手方向とも100mm以上だが、立上りと平場との重ね幅は150mm以上とする(公共建築工事標準仕様書 9.4.4)。立上り部まで100mmでは足りない。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シート防水工事の接着工法において、一般平場部の合成高分子系ルーフィングシートについては、引張力を与えながら下地に接着させた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢1
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接着工法のルーフィングシートは、接着剤のオープンタイムを確かめて、引張りを与えないよう、しわが生じないように張り付ける(公共建築工事標準仕様書 9.4.4)。引張力を与えて張ると、後で縮んで端部がはがれたり破断したりするおそれがある。
問題:防水工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
合成高分子系シート防水工事において、防水層の下地の入隅については直角とし、出隅については45度の面取りとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢1
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問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
塗膜防水工事において、防水材塗継ぎの重ね幅を50mmとし、補強布の重ね幅を100mmとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
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塗膜防水の塗継ぎの重ね幅は100mm以上、補強布の重ね幅は50mm以上とする(公共建築工事標準仕様書 9.5.4)。設問は逆。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水層の下地については、入隅を丸面に仕上げ、出隅を通りよく直角に仕上げた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢3
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ウレタンゴム系塗膜防水の下地は、出隅は通りよく45°の面取り、入隅は通りよく直角に仕上げる(公共建築工事標準仕様書 9.5.4)。設問は出隅と入隅が逆。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、監理者の行為として、最も不適当なものはどれか。
ウレタンゴム系塗膜防水工事において、補強布の重ね幅については50mm以上、防水材の塗継ぎの重ね幅については100mm以上となっていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢1
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塗膜防水の補強布の重ね幅は50mm以上、防水材の塗継ぎの重ね幅は100mm以上(公共建築工事標準仕様書 9.5.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水材の塗布による防水層の施工については、立上り部、平場部の順に行った。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢3
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問題:防水工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
共同住宅において、現場打ち鉄筋コンクリートのバルコニーを塗膜防水としたので、防水層の塗膜防水材をウレタンゴム系とし、その仕上げを軽歩行用仕上塗料とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢3
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問題:防水工事に関する次の記述のうち、監理者が行った行為として、最も不適当なものはどれか。
陸屋根のステンレスシート防水工事において、部分吊子とした吊子の固定間隔(はぜ方向)については、一般部600mm、端部450mm、隅角部300mmとなっていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢3
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ステンレスシート防水で部分吊子とする場合、吊子の固定間隔(はぜ方向)は、一般部600mm、端部450mm、隅角部300mm程度とする。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋上の大面積に施工する屋上緑化システムにおいて、耐根層を保護コンクリート(絶縁シートも含む。)の下に設けることで、保護コンクリートを耐根層保護層とみなした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢2
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屋上緑化で、耐根層を保護コンクリート(絶縁シートを含む)の下に設ければ、保護コンクリートが耐根層を保護する層になる。
問題:防水工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋上緑化システム工事において、防水層に植物の根が直接触れないようにするために、耐根層を防水層直上部に設けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
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問題:各種工事に関する記述において、監理者が一般に行うものとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
屋上緑化システムを採用した屋根に設けるルーフドレンについては、その口径が目詰まりを考慮して余裕のある管径になっていることを確認したうえで、1排水面積に対して2箇所以上設置されていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.21 選択肢2
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問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の陸屋根に設ける縦形ルーフドレンの取付けに当たって、ルーフドレンのつばの天端レベルを周辺コンクリート天端より30~50mm程度下げてルーフドレンが水平となるように固定して、コンクリートに打ち込んだ。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
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縦形ルーフドレンは、つばの天端を周辺のコンクリートの天端より30〜50mm程度下げ、水平に固定してコンクリートに打ち込む(水がドレンに集まるようにする)。
問題:各種工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート造の建築物の屋根スラブに縦形ルーフドレンを取り付けるに当たり、梁との干渉がないことを確認のうえ、ルーフドレンの径が150mmであったので、あご付きパラペットのあごの垂直面からルーフドレンの中心までの距離が400mm確保されていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.21 選択肢2
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あご付きパラペットのあごの垂直面からルーフドレンの中心までの距離を400mm程度確保するのは適当(防水層の施工や清掃がしやすい)。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
金属板による折板葺において、タイトフレームと受け梁との接合については、風による繰返し荷重による緩みを防止するため、ボルト接合とせずに隅肉溶接とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
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折板葺のタイトフレームと受け梁は、風による繰返しの荷重で緩まないよう、ボルト接合ではなく隅肉溶接で接合する。
問題:各部工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
金属板による折板葺において、タイトフレームと受け梁との接合については、風による繰返し荷重による緩みを防止するため、ボルト接合とせずにすみ肉溶接とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.21 選択肢3
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問題:各種工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋼板製屋根用折板を使用した屋根工事において、折板のけらば包みを1.8mの間隔で端部用タイトフレームに取り付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.21 選択肢1
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折板のけらば包みは、1.2m以下の間隔で下地に取り付ける(公共建築工事標準仕様書 13.3.3)。1.8m間隔では風で浮いたりあおられたりするおそれがある。
公共建築工事標準仕様書は令和4年版から、折板のけらば包みを「1m程度の間隔で下地に取り付ける」としています(平成31年版までは「1.2m以下の間隔」)。1.8m間隔が広すぎることは同じで、答えは変わりません。
問題:各部工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
銅板葺屋根に取り付ける軒樋については、耐候性を考慮して、銅との電位差が大きい溶融亜鉛めっき鋼板製のものとした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.21 選択肢1
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銅板と溶融亜鉛めっき鋼板のように電位差の大きい異種金属を接触させると、電食(異種金属接触腐食)で亜鉛めっき鋼板が早く腐食する。銅板葺屋根の軒樋は、銅製など電位差の小さい材料とする。
問題:各種工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋根工事において、銅板葺きの留付けに用いる釘や金物については、ステンレス製のものを使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.21 選択肢2
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問題:5階建ての建築物における各部工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
とい工事において、硬質ポリ塩化ビニル管を用いた屋外の「たてどい」のとい受け金物については、特記がなかったので、3m間隔となるように取り付けた。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.21 選択肢2
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硬質ポリ塩化ビニル管を使うたてどいのとい受金物の取付け間隔は、特記がなければ2m程度(公共建築工事標準仕様書 表13.5.2)。3m間隔では広すぎる。
🧴 シーリング
📖 シーリングの決まり
シーリングは、三面接着にする目地、異なる材料の打継ぎ、施工の条件と試験が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 三面接着 | ひび割れ誘発目地・収縮目地など、動きの小さいノンワーキングジョイントは、ボンドブレーカーを使わない三面接着でよい |
| 異なるシーリング材の打継ぎ | 先打ちの材料に後打ちの材料が接着するかを確かめる。シリコーン系の上に、ほかの種類を後打ちしない |
| 施工時の温度 | 被着体が5℃以下又は50℃以上になるおそれがあれば中止。仮囲い・シート覆いなどで保温・遮熱すれば施工できる(9.7.4) |
| 接着性試験 | 特記がなければ簡易接着性試験(9.7.5) |
| ガラスどうしの目地 | 特記がなければシリコーン系(表9.7.1) |
| 2成分形のサンプル | 1組の作業班が1日に行った施工箇所を1ロットとし、ロットごとにサンプルを作って硬化を確かめる |
( )内の番号は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の節・表
✏️ この項目の過去問を解く(10年で9肢)↓✏️ 過去問:シーリング(10年で9肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全7枚)。
問題:防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事において、やむを得ず、種類の異なるシーリング材を使用して打継ぎを行うこととしたので、シリコーン系シーリング材を先打ちし、変成シリコーン系シーリング材を後打ちした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢3
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異なる種類のシーリング材を打ち継ぐときは、先打ちの材料に後打ちの材料が接着するかを確かめる。シリコーン系を先打ちすると、ほかの種類のシーリング材はほとんど接着しないので、シリコーン系の上に変成シリコーン系を後打ちするのは不適当。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事において、鉄筋コンクリート造の建築物の外壁に設けるひび割れ誘発目地については、目地底にボンドブレーカーを使用せずに、シーリング材を充塡する三面接着とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢1
同じ文:平成29年 No.16 選択肢1
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コンクリートのひび割れ誘発目地や打継ぎ目地のシーリングは、動きの小さい目地なので、目地底にボンドブレーカーを使わない三面接着とすることができる(公共建築工事標準仕様書 9.7.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、監理者が行った行為として、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事において、ノンワーキングジョイントの鉄筋コンクリート造の外壁の収縮目地については、三面接着となっていることを確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
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問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事において、プライマーの塗布及び充填時に被着体が、5℃以下になるおそれがあったので、仮囲い、シート覆い等による保温などの必要な措置を講じて施工した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
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プライマーの塗布・充塡時に被着体が5℃以下または50℃以上になるおそれがある場合は作業を中止するが、仮囲い・シート覆いなどで保温・遮熱をすれば施工できる(公共建築工事標準仕様書 9.7.4)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事において、外部に面するシーリング材の施工に先立ち行う接着性試験については、特記がなかったので、簡易接着性試験とした。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
同じ文:平成30年 No.16 選択肢3
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シーリング材の接着性試験は、特記がなければ簡易接着性試験とする(公共建築工事標準仕様書 9.7.5)。
問題:防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事において、2成分形シーリング材については、1組の作業班が1日に行った施工箇所を1ロットとして、ロットごとにサンプルを別に作製し硬化の過程や硬化状態を確認した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.16 選択肢4
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2成分形シーリング材は、1組の作業班が1日に行った施工箇所を1ロットとし、ロットごとにサンプルを作って硬化の状態を確かめる。
問題:各種工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シーリング工事において、ガラス部材同士の組合せについては、特記がなかったので、シリコーン系シーリング材を使用した。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)」No.21 選択肢4
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ガラスどうしの組合せのシーリングには、特記がなければシリコーン系シーリング材を使う(公共建築工事標準仕様書 表9.7.1)。
まとめ:防水工事で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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