二級建築士 建築構造【建築材料(コンクリートの材料・調合)】分野別過去問 要点解説※完全無料

建築材料|コンクリートの材料・調合 二級建築士 建築構造|分野別・要点と過去問(資格教材キング)

📝 二級建築士 学科Ⅲ(建築構造)|分野別の解説
建築材料(コンクリートの材料・調合)
要点と過去問10年分

二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)の No.21・No.22 で毎年出題される「コンクリート」のうち、セメント・骨材・水、混和材料、強度の決め方(調合)を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。コンクリートの性質と強度は「建築材料(コンクリートの性質・強度)」の記事で解説します。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
この記事の使い方
1
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基準の数字と考え方を、表とチェックポイントでまとめています
2
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過去問の選択肢を読み、適当か不適当かを考えてから解説を開く
10年分・37肢・2問
3
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年度別の記事で、5つの選択肢がそろった問題を時間を計って解く
📖 セメント・骨材の要点から読む

建築材料(コンクリートの材料・調合)の出題の傾向(令和8年〜平成29年)

コンクリートは No.21・No.22 の2問が毎年出題され、そのうち1問は材料(セメント・骨材・混和材料)の問題であることが多い(10年で7年)です。AE剤の効果、セメントは水硬性、高炉セメントB種の養生、品質基準強度と設計基準強度の大小がくり返し出ます。

10年分のコンクリートの問題(No.21・No.22)20問のうち14問から、材料と調合の選択肢を集めました。この記事で解説する選択肢は37肢、図・表・計算の問題は2問(問題ごとに掲載)です。

📌 出典と、この記事の読み方

過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している二級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。

「要点」は、今の建築基準法・告示や日本建築学会の規準などでまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。

🪨 セメント・骨材・水

📖 セメントと骨材

セメント・骨材・水は、コンクリートのもとになる材料です。セメントが水で固まる仕組みと、骨材の選び方が問われます。

項目性質根拠
セメントの固まり方水と反応(水和反応)して固まる水硬性の材料。乾燥して強くなる気硬性の材料(しっくいなど)ではない
せっこう凝結時間を調整するため、ポルトランドセメントに混ぜてある
セメントの種類と初期強度早強>普通>中庸熱(早強は材齢3日程度で普通の7日程度の強度)
高炉セメントB種初期の強度の伸びがゆっくりなので、湿潤養生は普通ポルトランドセメントより長く(7日以上)。アルカリシリカ反応の抑制に有効公共建築工事標準仕様書 表6.7.1
骨材大小の粒が適度に混ざった(粒度分布のよい)ものがよい。実積率が大きい粗骨材ほど、同じスランプを得る単位水量を小さくできる
練混ぜ水水質は、凝結時間や硬化後の強度に影響する
塩化物イオン量0.30kg/m³以下公共建築工事標準仕様書 6.3.2
pH12〜13程度の強いアルカリ性で、鉄筋の腐食を抑える
✅ チェックポイント
1セメントは水硬性
乾燥にしたがって強度が増す気硬性材料、とあれば誤り(2回出題)。
2高炉B種は養生を長く
普通ポルトランドセメントより湿潤養生を短くできる、とあれば誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で16肢)↓

✏️ 過去問:セメント・骨材・水(10年で16肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全13枚)。

セメント(水硬性・せっこう・高炉セメントB種)
令和5年 No.22選択肢11 / 13

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ポルトランドセメントは、水和反応後、時間が経過して乾燥するにしたがって強度が増大する気硬性材料である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

ポルトランドセメントは、水と反応(水和反応)して固まる水硬性の材料。強度は、乾燥ではなく水和が進むことで増す(乾燥させると水和が止まる)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.22
平成30年 No.22選択肢32 / 13

問題:セメント、骨材等のコンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

セメントは、水和反応後、時間が経過して乾燥するにしたがって強度が増大する気硬性材料である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

セメントは、水と化学反応(水和反応)して硬化する水硬性の材料で、水中でも硬化する。乾燥にしたがって強度が増す気硬性材料(しっくいなど)ではない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成30年 No.22
令和5年 No.22選択肢2同じ文が2回出題3 / 13

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ポルトランドセメントには、凝結時間を調整するためにせっこうが混合されている。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢2
同じ文:平成30年 No.22 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

ポルトランドセメントには、急に固まらないよう凝結時間を調整するため、せっこうが加えられている。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.22平成30年 No.22
平成30年 No.22選択肢14 / 13

問題:セメント、骨材等のコンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントに比べて、アルカリシリカ反応に対する抵抗性に優れている。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントに比べて、アルカリシリカ反応の抑制に有効。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成30年 No.22
令和6年 No.22選択肢4同じ文が2回出題5 / 13

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高炉セメントB種を用いたコンクリートは、圧縮強度が同程度の普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートに比べて、湿潤養生期間を短くすることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢4
同じ文:令和3年 No.21 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

高炉セメントB種は、初期の強度の伸びがゆっくりなので、湿潤養生の期間は普通ポルトランドセメント(5日以上)より長い7日以上とする(公共建築工事標準仕様書 令和4年版 6.7.2 表6.7.1)。短くはできない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.22令和3年 No.21
平成29年 No.21選択肢36 / 13

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高炉セメントB種を用いたコンクリートは、圧縮強度が同程度の普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートに比べて、長期の湿潤養生期間が必要となる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

高炉セメントB種を用いたコンクリートは、初期の強度発現が遅いので、普通ポルトランドセメントより長い湿潤養生期間が必要。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成29年 No.21
骨材・練混ぜ水・塩化物・pH
令和8年 No.22選択肢27 / 13

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの骨材は、適切な粒形及び粒度分布を有したものでないと、コンクリート打設時のワーカビリティー低下の原因となる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

骨材は、粒の形がよく、大小の粒が適度に混ざった(粒度分布のよい)ものでないと、コンクリートのワーカビリティー(打ち込みやすさ)が悪くなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.22
令和6年 No.22選択肢38 / 13

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

骨材の粒径は、均一であるより、小さな粒径から大きな粒径までが混ざり合っているほうが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

骨材は、大小の粒が適度に混ざっている(粒度分布がよい)ほうが、すき間が少なく、ワーカビリティーもよい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.22
平成30年 No.22選択肢49 / 13

問題:セメント、骨材等のコンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

骨材の粒径は、均一であるよりも、小さな粒径から大きな粒径までが混ざり合っているほうが望ましい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

骨材は、小さな粒から大きな粒までが適度に混ざっている(粒度分布がよい)ほうが、すき間が少なく、単位水量やセメント量を減らせる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成30年 No.22
令和2年 No.22選択肢510 / 13

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

実積率の小さい粗骨材を使用することにより、同一スランプを得るための単位水量を小さくすることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

実積率(容器に詰めたときの骨材の体積の割合)が大きい粗骨材ほど、すき間が少なく、同じスランプを得るための単位水量を小さくできる。実積率の小さい粗骨材では単位水量が増える。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.22
令和8年 No.22選択肢511 / 13

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリート用練混ぜ水の水質は、コンクリートの凝結時間、硬化後の強度に大きな影響を及ぼす。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

練混ぜ水に不純物が多いと、凝結の時間や硬化後の強度に悪い影響が出る。そのため練混ぜ水の品質が定められている。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.22
令和8年 No.22選択肢112 / 13

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリート中に含まれる塩化物イオン量は、原則として、1 ㎥につき 0.30 kg以下とする必要がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートに含まれる塩化物量は、塩化物イオン量で0.30kg/㎥以下とする(公共建築工事標準仕様書 令和7年版 6.3.2)。鉄筋の腐食を防ぐため。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.22
令和6年 No.22選択肢2同じ文が2回出題13 / 13

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの水素イオン濃度(pH)は、12~13 程度のアルカリ性を示すので、鉄筋の腐食を抑制する効果がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢2
同じ文:令和3年 No.22 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

コンクリートは pH12〜13程度の強いアルカリ性で、鉄筋の表面に不動態皮膜をつくり、腐食を抑える。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.22令和3年 No.22

✏️ 過去問:セメントの種類と初期強度の大小(10年で1問)

3種類のセメントの初期強度の大小を選ぶ問題は、問題ごとに載せています。

令和7年 No.22セメントの種類と初期強度の大小(中庸熱・普通・早強ポルトランドセメント)

建築材料(コンクリート)正しいもの(大小関係)

A~Cのセメントを用いた一般的なコンクリートの初期強度(材齢7日程度までの硬化初期の過程における圧縮強度)の大小関係として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、呼び強度等の条件は同一とする。

A:中庸熱ポルトランドセメント
B:普通ポルトランドセメント
C:早強ポルトランドセメント
1A > B > C
2B > A > C
3B > C > A
4C > A > B
5C > B > A

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22

▼ 解答・解説を見る(No.22)▲ 解答・解説を閉じる
正答5正しいものは、5である。
解説
正しいものは5(C>B>A)である。

・早強ポルトランドセメント(C):粉末が細かく、初期に強度が早く出る(材齢3日程度で普通の7日程度の強度)。寒い時期や工期の短い工事に使う
・普通ポルトランドセメント(B):最も一般的なセメント
・中庸熱ポルトランドセメント(A):水和熱を抑えたセメントで、初期の強度の伸びは小さい(長期では普通と同じくらいになる)。マスコンクリートに使う
初期強度は C(早強)>B(普通)>A(中庸熱)の順。

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:令和7年 No.22

🧪 混和材料

📖 混和材料の効果

混和材料は、何のために入れるか(効果)がそのまま問われます。

混和材料効果
AE剤微細な独立した気泡で、凍結融解に対する抵抗性(耐凍害性)とワーカビリティーを高める
高性能AE減水剤単位水量を大きく減らし、スランプ保持性能もよい
流動化剤硬化後の強度・耐久性に影響せずに、打込み時の流動性を高める
フライアッシュ球形の微粒子でワーカビリティーをよくする。中性化は速くなる傾向
高炉スラグ微粉末組織が緻密になり、水密性・化学抵抗性が向上する
膨張材乾燥収縮によるひび割れを減らす
✅ チェックポイント
1AE剤は凍害に強くする
微細な気泡で凍結融解の抵抗性を低下させる、とあれば誤り(2回出題)。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で14肢)↓

✏️ 過去問:混和材料(10年で14肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全10枚)。

AE剤・減水剤・流動化剤
令和8年 No.22選択肢31 / 10

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

AE 剤は、コンクリート中に無数の微細な気泡を生じさせることから、凍結融解に対する抵抗性を低下させる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

AE剤がつくる無数の微細な気泡は、コンクリート中の水が凍って膨張するときの圧力を逃がすので、凍結融解に対する抵抗性を向上させる。ワーカビリティーもよくなる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.22
令和3年 No.22選択肢52 / 10

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

AE剤の使用により、コンクリート中に微細な独立した空気泡が連行され、耐凍害性を低下させる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

AE剤で連行された微細な独立気泡は、コンクリート中の水が凍って膨張するときの圧力を逃がすので、耐凍害性を向上させる。低下させるのではない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.22
令和2年 No.22選択肢43 / 10

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

AE剤を使用することにより、コンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性を大きくすることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

AE剤の微細な気泡は、凍結融解作用に対する抵抗性を大きくする。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和2年 No.22
平成30年 No.22選択肢54 / 10

問題:セメント、骨材等のコンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

AE剤は、コンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性を増大させ、耐久性も向上させる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

AE剤による微細な気泡は、凍結融解作用に対する抵抗性を増大させ、耐久性を向上させる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:平成30年 No.22
令和6年 No.22選択肢55 / 10

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高性能AE減水剤の使用により、単位水量を低減させるとともに、優れたスランプ保持性能を発揮させることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

高性能AE減水剤は、単位水量を大きく減らせるとともに、スランプの低下を抑える(スランプ保持性能がよい)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.22
令和5年 No.22選択肢56 / 10

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

流動化剤を使用することにより、硬化後のコンクリートの強度や耐久性に影響を及ぼさずに、打込み時のフレッシュコンクリートの流動性を増大させることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢5

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

流動化剤は、硬化後の強度や耐久性に影響を与えずに、打込み時の流動性を高める。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.22
フライアッシュ・高炉スラグ微粉末・膨張材
令和6年 No.22選択肢1同じ文が2回出題7 / 10

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

フライアッシュを使用することにより、フレッシュコンクリートのワーカビリティーを良好にすることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢1
同じ文:令和2年 No.22 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

フライアッシュは球形の微粒子なので、コンクリートの流動性がよくなり、ワーカビリティーが改善される。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和6年 No.22令和2年 No.22
令和3年 No.22選択肢28 / 10

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

フライアッシュを使用すると、コンクリートのワーカビリティーは良好になるが、一般に、中性化速度は速くなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

フライアッシュはワーカビリティーをよくするが、セメントの水和で生じる水酸化カルシウムを消費するので、中性化は速くなる傾向がある。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和3年 No.22
令和8年 No.22選択肢4同じ文が3回出題9 / 10

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高炉スラグ微粉末を使用することにより、硬化後のコンクリートの水密性や化学抵抗性を向上させることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢4
同じ文:令和5年 No.22 選択肢4・令和2年 No.22 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

高炉スラグ微粉末を使うと、組織が緻密になり、硬化後の水密性や、海水・化学物質への抵抗性が向上する。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.22令和5年 No.22令和2年 No.22
令和5年 No.22選択肢3同じ文が2回出題10 / 10

問題:コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

膨張材を使用することにより、硬化後のコンクリートの乾燥収縮によるひび割れを低減することができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22 選択肢3
同じ文:令和2年 No.22 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

膨張材を使うと、硬化するときにわずかに膨張し、乾燥収縮によるひび割れを減らせる。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.22令和2年 No.22

📋 強度の決め方(調合)

📖 強度の名前と調合表

強度の決め方(調合)は、強度の名前の大小関係が問われます。調合表の計算も出題されています。

項目決まり
品質基準強度設計基準強度と耐久設計基準強度の大きいほう(設計基準強度が品質基準強度より大きくなることはない)
調合管理強度品質基準強度に構造体強度補正値を加えた値
調合強度調合管理強度に、ばらつきを考えた割増しを加えた値(調合管理強度より大きい)
耐久設計基準強度計画供用期間の級が長いほど大きい(短期18・標準24・長期30・超長期36N/mm²)
調合表の計算水セメント比=単位水量÷単位セメント量。細骨材率=細骨材の絶対容積÷骨材全体の絶対容積(質量ではない)。空気量=(1,000-各材料の絶対容積の和)÷1,000
✅ チェックポイント
1設計基準強度≦品質基準強度
設計基準強度は品質基準強度よりも大きい、とあれば誤り(2回出題)。
2細骨材率は容積で
質量で計算した細骨材率は誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で7肢)↓

✏️ 過去問:強度の決め方(調合)(10年で7肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全5枚)。

令和8年 No.21選択肢11 / 5

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの調合管理強度は、品質基準強度に構造体強度補正値を加えて求める。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

調合管理強度は、品質基準強度(設計基準強度と耐久設計基準強度の大きいほう)に、構造体強度補正値を加えて求める(JASS 5)。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和8年 No.21
令和5年 No.21選択肢1同じ文が2回出題2 / 5

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの設計基準強度は、品質基準強度よりも大きい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢1
同じ文:令和元年 No.21 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

品質基準強度は、設計基準強度と耐久設計基準強度の大きいほうとする(JASS 5)。設計基準強度は品質基準強度と等しいか小さく、品質基準強度より大きくはならない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.21令和元年 No.21
令和5年 No.21選択肢2同じ文が2回出題3 / 5

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの調合強度は、調合管理強度よりも大きい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢2
同じ文:令和元年 No.21 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

調合強度は、調合管理強度に、強度のばらつきを考えた割増しを加えた値なので、調合管理強度より大きい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和5年 No.21令和元年 No.21
令和4年 No.21選択肢54 / 5

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの耐久設計基準強度は、計画供用期間の級が「標準」の場合より「長期」の場合のほうが小さい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢5

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

耐久設計基準強度は、計画供用期間の級が長いほど大きい(JASS 5:短期18・標準24・長期30・超長期36N/mm²)。「長期」のほうが小さいのではない。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和4年 No.21
令和元年 No.21選択肢35 / 5

問題:コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの耐久設計基準強度は、計画供用期間の級が「標準」の場合よりも「長期」の場合のほうが大きい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.21 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

耐久設計基準強度は、計画供用期間の級が「標準」で24N/mm²、「長期」で30N/mm²と、長期のほうが大きい。

本番の形(5つの選択肢)で解く:令和元年 No.21

✏️ 過去問:調合表から求める値(計算の問題)(10年で1問)

絶対容積で計算するもの(細骨材率・空気量)と質量で計算するもの(水セメント比・単位容積質量)を分けてから「解答・解説を見る」を開いてください。

令和元年 No.22コンクリートの調合表から求める事項と計算式(表乾密度・水セメント比・空気量・単位容積質量・細骨材率)

建築材料(コンクリート)最も不適当なもの

表は、コンクリートの調合表の一部である。この表によって求められる事項と計算式との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、いずれの計算式もその計算結果は正しいものとする。

No.22の図
図を押すと大きく表示します
1細骨材の表乾密度(g/cm³)740/290[≒2.55]
2水セメント比(%)180/300×100[=60.0]
3空気量(%){1,000-(180+95+290+390)}/1,000×100[=4.5]
4練上がりコンクリートの単位容積質量(kg/m³)180+300+740+1,060[=2,280]
5細骨材率(%)740/(740+1,060)×100[≒41.1]

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)」No.22

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正答5最も不適当なものは、5である。
1
細骨材の表乾密度(g/cm³)740/290[≒2.55]
設問は、適当である。

表乾密度=表乾状態の質量÷絶対容積=740kg/m³÷290l/m³≒2.55g/cm³(kg/l は g/cm³ と同じ)。

2
水セメント比(%)180/300×100[=60.0]
設問は、適当である。

水セメント比=単位水量÷単位セメント量×100=180/300×100=60.0%。

3
空気量(%){1,000-(180+95+290+390)}/1,000×100[=4.5]
設問は、適当である。

空気量=(1m³=1,000l から、水・セメント・細骨材・粗骨材の絶対容積を引いた残り)÷1,000×100。水の絶対容積は180l(密度1.0)なので、{1,000-(180+95+290+390)}/1,000×100=4.5%。

4
練上がりコンクリートの単位容積質量(kg/m³)180+300+740+1,060[=2,280]
設問は、適当である。

練上がりコンクリートの単位容積質量=水+セメント+細骨材+粗骨材の質量=180+300+740+1,060=2,280kg/m³。

5正答
細骨材率(%)740/(740+1,060)×100[≒41.1]
設問は、不適当である。

細骨材率は、骨材全体の絶対容積に対する細骨材の絶対容積の割合。290/(290+390)×100≒42.6%で、設問のように質量で計算するのは誤り。

年度別の記事で、ほかの問題と続けて解く:令和元年 No.22

まとめ:建築材料(コンクリートの材料・調合)で覚えておくこと

試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。

🪨 セメント・骨材
セメント・骨材要点 ›
水硬性セメント早強>普通>中庸熱初期強度0.30kg/m³塩化物イオン量
🧪 混和材料
混和材料要点 ›
凍害に強くAE剤ひび割れを減らす膨張材水密性高炉スラグ微粉末
📋 調合
強度の決め方要点 ›
大きいほう品質基準強度+構造体強度補正値調合管理強度18・24・30・36耐久設計基準強度
JASS 5
💡 混和材料は「効果を逆にした選択肢」が正答になります。AE剤=凍害に強く、膨張材=ひび割れを減らす、と効果をひとことで覚えます。

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