一級建築士 建築構造【鉄骨構造(接合部)】分野別過去問 要点解説※完全無料

鉄骨構造|接合部 一級建築士 建築構造|分野別・要点と過去問(資格教材キング)

📝 一級建築士 学科Ⅳ(建築構造)|分野別の解説
鉄骨構造(接合部)
要点と過去問10年分

一級建築士試験 学科Ⅳ(建築構造)の No.15〜No.18 で出題される「鉄骨構造」のうち、溶接、高力ボルト、柱脚と柱の継手を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

運営者 トトまる
監修・執筆:運営者「トトまる」
一級建築士建築基準適合判定資格者
この記事の使い方
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基準の数字と考え方を、表とチェックポイントでまとめています
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過去問の選択肢を読み、適当か不適当かを考えてから解説を開く
10年分・47肢
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📖 溶接の要点から読む

鉄骨構造(接合部)の出題の傾向(令和8年〜平成29年)

鉄骨の接合部は、多くの年で No.16 に出ています(令和4年は No.18、令和元年は No.17、平成30年は No.15・No.17)。正答は、溶接(のど断面の許容応力度・異種鋼材・ショートビード・スカラップ)が5回、高力ボルト(すべり係数・溶接との併用・孔径)が3回、柱脚(定着長さ・固定位置・曲げモーメント)が3回です。

No.15・No.16・No.17・No.18 に出題(10年のうち10年・11問)。ほかの問題の選択肢から、この分野のもの(4問から)も載せています。この記事で解説する選択肢は47肢です。

📌 出典と、この記事の読み方

過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している一級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。

「要点」は、今の建築基準法・告示や日本建築学会の規準などでまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。

🔥 溶接

📖 溶接の決まり

溶接は、許容応力度の決まりと、施工の管理(入熱・パス間温度・ビードの長さ・スカラップ)が問われます。

項目ポイント
のど断面の許容せん断応力度完全溶込み溶接でも、隅肉溶接・部分溶込み溶接でも同じで、長期は F/(1.5√3)(施行令 第92条)。違うのは圧縮・引張り・曲げ
強度の異なる鋼材の突合せ溶接溶接部の許容応力度は、強度が低いほうの鋼材の値(平成12年建設省告示第2464号)。母材に応じた溶接材料を使えば、突合せ溶接部は母材と同じにできる
部分溶込み溶接片面溶接で、ルート部に曲げや荷重の偏心による付加曲げで引張応力が働く所には用いない
入熱量・パス間温度大きすぎると溶接部の強度・靱性が下がるので、規定値以下に管理する
組立溶接のショートビード冷却が速く硬くなるので、塑性変形能力の低下や低温割れが起きやすい(ビードの長さの最小値がある)
スカラップノンスカラップ工法はスカラップ底からの破断を防ぎ、塑性変形能力を高める。フランジ・ウェブとも完全溶込み溶接でも、梁端の最大曲げ耐力ではスカラップによる断面欠損を考える
通しダイアフラム梁フランジはダイアフラムの板厚の内側で溶接する。許容値を超える食い違い・ずれは適切に補強する
✅ チェックポイント
1強さの違う鋼材の溶接は「低いほう」
強度の高いほうの溶接材料にすれば高いほうと同じ許容応力度、は誤り(令和6年・令和元年)。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で17肢)↓

✏️ 過去問:溶接(10年で17肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全16枚)。

許容応力度・溶接の種類
令和7年 No.16選択肢11 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

溶接継目ののど断面に対する長期許容せん断応力度は、溶接継目の形式が「完全溶込み溶接の場合」と「部分溶込み溶接の場合」とで異なる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

溶接継目ののど断面の長期許容せん断応力度は、突合せ(完全溶込み溶接)でも、突合せ以外のもの(部分溶込み溶接・隅肉溶接)でも、同じ F/(1.5√3)(建築基準法施行令 第92条)。異なるのは圧縮・引張り・曲げの値。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.16
令和3年 No.16選択肢32 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

基準強度が同じ溶接部について、完全溶込み溶接とすみ肉溶接におけるそれぞれののど断面に対する許容せん断応力度を、同じ値とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

溶接継目ののど断面の許容せん断応力度は、完全溶込み溶接でも隅肉溶接でも同じ F/(1.5√3)(建築基準法施行令 第92条)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.16
平成30年 No.15選択肢23 / 16

問題:鉄骨構造の溶接接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

溶接継目ののど断面に対する長期許容せん断応力度は、溶接継目の形式が「完全溶込み溶接の場合」と「隅肉溶接の場合」とで同じである。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.15 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

溶接継目ののど断面の長期許容せん断応力度は、完全溶込み溶接でも隅肉溶接でも同じ F/(1.5√3)(建築基準法施行令 第92条)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.15
令和6年 No.16選択肢14 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

強度の異なる鋼材を突合せ溶接する場合、強度が高いほうの鋼材に対応した溶接材料、溶接条件とすることにより、溶接継目の許容応力度は、強度が高いほうの鋼材と同じ許容応力度とすることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

強度の異なる鋼材を突合せ溶接する場合、溶接継目の許容応力度は、強度が低いほうの鋼材の値とする(平成12年建設省告示第2464号の溶接部の基準強度)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.16
令和元年 No.17選択肢25 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

強度の異なる鋼材を突合せ溶接する場合、強度の高いほうの鋼材に対応した溶接材料、溶接条件とすることにより、溶接部の許容応力度は、強度の高いほうの鋼材と同じ許容応力度とすることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.17 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

強度の異なる鋼材を突合せ溶接する場合、溶接部の許容応力度は、強度が低いほうの鋼材の値とする(平成12年建設省告示第2464号)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.17
令和5年 No.16選択肢26 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

突合せ溶接部において、母材の種類に応じた適切な溶接材料を用いる場合、溶接部の許容応力度は母材と同じ値を採用することができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

母材の種類に応じた適切な溶接材料を使えば、突合せ溶接部の許容応力度は母材と同じにできる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.16
令和5年 No.16選択肢17 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

部分溶込み溶接は、片面溶接でルート部に曲げ又は荷重の偏心によって生じる付加曲げによる引張応力が作用する場合には、用いることができない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

片面の部分溶込み溶接は、ルート部に曲げや荷重の偏心による付加曲げで引張応力が働く場合には用いない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.16
施工の管理・スカラップ・ダイアフラム
平成30年 No.15選択肢48 / 16

問題:鉄骨構造の溶接接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

組立溶接において、ショートビード(ビードの長さが短い溶接)は、冷却時間が短いことから、塑性変形能力が低下する危険性や低温割れが生じる危険性が小さくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.15 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

ショートビードは冷却が速く硬くなりやすいので、塑性変形能力の低下や低温割れが生じる危険性が大きくなる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.15
令和7年 No.16選択肢29 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

組立溶接において、ビードの長さが短い溶接は、冷却時間が短いことから、塑性変形能力の低下や低温割れが生じる危険性が高い。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

組立溶接のビードが短いと、急に冷えて硬くなり、塑性変形能力の低下や低温割れが起きやすい。そのため、ビードの長さの最小値が定められている。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.16
令和8年 No.16選択肢110 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

溶接接合において、溶接部の強度を低下させないために、入熱量及びパス間温度が規定値より小さくなるように管理した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

入熱量やパス間温度が大きすぎると溶接部の強度や靱性が下がるので、規定値以下になるように管理する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.16
令和4年 No.18選択肢111 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

溶接するに当たっては、溶接部の強度を低下させないために、入熱量及びパス間温度が規定値より小さくなるように管理する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.18 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

入熱量やパス間温度が大きすぎると溶接部の強度・靱性が下がるので、規定値以下になるように管理する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.18
平成30年 No.15選択肢112 / 16

問題:鉄骨構造の溶接接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

溶接金属の機械的性質は溶接施工条件の影響を受けることから、溶接に当たっては、溶接部の強度を低下させないために、パス間温度が規定値より小さくなるように管理する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.15 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

溶接金属の性質は施工条件に左右されるので、溶接部の強度を下げないよう、パス間温度を規定値以下に管理する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.15
令和3年 No.16選択肢413 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

角形鋼管柱とH形鋼梁の柱梁仕口部において、梁のフランジ、ウェブとも完全溶込み溶接としたので、梁端接合部の最大曲げ耐力にはスカラップによる断面欠損の有無を考慮しないこととした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

フランジ・ウェブとも完全溶込み溶接でも、ウェブのスカラップで断面が欠けるので、梁端接合部の最大曲げ耐力(保有耐力接合の検討)ではスカラップによる断面欠損を考慮する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.16
令和4年 No.18選択肢2同じ文が2回出題14 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

柱梁接合部の梁端部フランジの溶接接合においては、梁ウェブにスカラップを設けないノンスカラップ工法を用いることにより、塑性変形能力の向上が期待できる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.18 選択肢2
同じ文:平成30年 No.15 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

ノンスカラップ工法は、スカラップ底からの破断を防ぐので、塑性変形能力の向上が期待できる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.18平成30年 No.15
令和6年 No.16選択肢215 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

通しダイアフラムと梁フランジの突合せ溶接部において、許容値を超える食い違いや仕口部のずれが生じた場合は、適切な補強を行う必要がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢2

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

通しダイアフラムと梁フランジの突合せ溶接で、許容値を超える食い違いや仕口のずれがある場合は、適切な補強が必要。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.16
令和元年 No.17選択肢116 / 16

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

梁フランジを通しダイアフラムに突合せ溶接する場合、梁フランジは、通しダイアフラムを構成する鋼板の厚みの内部で溶接しなければならない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.17 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

梁フランジを通しダイアフラムに突合せ溶接する場合は、梁フランジがダイアフラムの板厚の内側に納まるように溶接する(食い違いを生じさせない)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.17

🔩 高力ボルト

📖 高力ボルトの決まり

高力ボルト摩擦接合は、摩擦力で力を伝える機構です。許容せん断応力度の数値と、「すべるまでボルトにせん断力は生じない」が基本です。

項目ポイント
許容せん断応力度長期は一面せん断 0.3T0・二面せん断 0.6T0、短期はその1.5倍(二面 0.9T0)(施行令 第92条の2)
すべり係数と摩擦面の数すべり係数は一面でも二面でも同じ。許容せん断耐力は「摩擦面の数×本数」に比例する(2面2本と1面4本は同じ)
機構部材間の摩擦力で伝え、ボルト軸部の支圧は期待しない。すべりが生じるまではボルトにせん断力は生じない。破断耐力の検討では、すべって支圧接合の状態になったと考えてよい
繰返し応力・引張力すべり耐力以下の繰返し応力なら、張力の低下や摩擦面の変化は考えなくてよい。引張力を同時に受けるときは、引張応力度に応じて許容せん断を低減する
溶接との併用高力ボルトを先に締め付けた場合だけ、両方の許容耐力を加算できる
孔径ボルトの径+2mm以下(M22 なら24mm以下)。摩擦接合でも大きくできない。径27mm以上で構造耐力上支障がなければ+3mmまで(施行令 第68条第2項)
肌すき・縁端距離肌すきが1mm以内ならそのまま、1mmを超えたら同じ表面処理のフィラープレートを入れる。最小縁端距離は、せん断縁・手動ガス切断縁のほうが、圧延縁・自動ガス切断縁より大きい
✅ チェックポイント
1二面摩擦で2倍になるのは「面の数」
すべり係数が2倍になる(令和2年)は誤り。溶接の後に締め付けて加算(平成30年)、M22 で孔径25mm(令和5年)も誤り。
✏️ この項目の過去問を解く(10年で20肢)↓

✏️ 過去問:高力ボルト(10年で20肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

許容せん断応力度・すべり係数
令和2年 No.16選択肢41 / 20

問題:鉄骨構造において使用する高力ボルトに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合のすべりに対する許容耐力の算定において、二面摩擦接合のすべり係数は、一面摩擦接合の2倍となる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

すべり係数(0.45 など)は摩擦面の状態で決まる値で、一面摩擦でも二面摩擦でも同じ。二面摩擦のすべり耐力が一面摩擦の2倍になるのは、摩擦面の数が2倍だから。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.16
平成30年 No.17選択肢42 / 20

問題:鉄骨構造において使用する高力ボルトに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

F10Tの高力ボルト摩擦接合において、2面摩擦の許容せん断応力度は、1面摩擦の場合の2倍である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.17 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

二面摩擦の許容せん断応力度(0.6T0)は、一面摩擦(0.3T0)の2倍。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.17
令和7年 No.16選択肢43 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合の二面せん断の長期許容せん断応力度は、高力ボルトの基準張力T0(単位N/mm²)の0.6倍である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

高力ボルト摩擦接合の長期許容せん断応力度は、一面せん断で0.3T0、二面せん断で0.6T0(建築基準法施行令 第92条の2)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.16
令和3年 No.16選択肢24 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合の二面せん断の短期許容せん断応力度を、高力ボルトの基準張力T0(単位N/mm²)に対し、0.9T0とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

二面せん断の長期許容せん断応力度は0.6T0、短期はその1.5倍で0.9T0(建築基準法施行令 第92条の2)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.16
令和8年 No.16選択肢35 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合部において、2面摩擦接合2本締めの許容せん断耐力を、同一径の1面摩擦接合4本締めの場合と同じ値とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

高力ボルト摩擦接合の許容せん断耐力は、摩擦面の数×ボルトの本数に比例する。2面摩擦2本(2×2=4)と1面摩擦4本(1×4=4)は同じ。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.16
摩擦接合の機構・繰返し・引張力・溶接との併用
平成30年 No.17選択肢36 / 20

問題:鉄骨構造において使用する高力ボルトに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合と溶接接合とを併用する接合部においては、溶接を行った後に高力ボルトを締め付けた場合、両接合の許容力を加算することができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.17 選択肢3

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

高力ボルト摩擦接合と溶接を併用する接合部で両方の許容力を加算できるのは、高力ボルトを先に締め付けた場合。溶接の後に締め付けると、溶接のひずみで摩擦面が密着しないおそれがあり、加算できない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.17
令和5年 No.16選択肢37 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合と溶接接合とを併用する接合部の許容耐力の算定において、高力ボルトの締付けを溶接より先に行う場合には、それぞれの許容耐力を加算することができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

高力ボルト摩擦接合と溶接を併用する接合部では、高力ボルトを先に締め付ける場合に限り、両方の許容耐力を加算できる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.16
令和6年 No.16選択肢38 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合は、摩擦面にすべりが生じるまでは、高力ボルトにせん断力は生じない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

摩擦接合は、ボルトの締付けで生じる摩擦力で力を伝えるので、すべりが生じるまではボルトにせん断力は生じない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.16
令和2年 No.16選択肢39 / 20

問題:鉄骨構造において使用する高力ボルトに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合は、すべりが生じるまでは、高力ボルトにせん断力は生じない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

摩擦接合は摩擦力で力を伝えるので、すべりが生じるまでは高力ボルトにせん断力は生じない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.16
平成30年 No.17選択肢110 / 20

問題:鉄骨構造において使用する高力ボルトに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合は、接合される部材間の摩擦力で応力を伝達する機構であり、部材とボルト軸部との間の支圧による応力の伝達を期待するものではない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.17 選択肢1

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

高力ボルト摩擦接合は、部材間の摩擦力で応力を伝える機構で、ボルト軸部の支圧は期待しない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.17
令和7年 No.16選択肢311 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合部の破断耐力の検討に当たっては、摩擦接合面がすべって支圧接合状態となったことを想定することができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢3

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

摩擦接合部の破断耐力(保有耐力接合の検討など)は、摩擦面がすべって支圧接合の状態になったと考えて求めることができる。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和7年 No.16
令和8年 No.16選択肢412 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合部において、すべり耐力以下の繰返し応力に対しては、ボルト張力の低下や摩擦面の状態の変化を考慮しなかった。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢4

▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

すべり耐力以下の繰返し応力では、ボルト張力の低下や摩擦面の変化は小さいので考えなくてよい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.16
令和2年 No.16選択肢213 / 20

問題:鉄骨構造において使用する高力ボルトに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合部において、一般に、すべり耐力以下の繰り返し応力であれば、ボルト張力の低下や摩擦面の状態の変化を考慮する必要はない。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

すべり耐力以下の繰返し応力なら、ボルト張力の低下や摩擦面の状態の変化は考えなくてよい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和2年 No.16
令和4年 No.18選択肢314 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合部にせん断力と引張力が同時に作用する場合、引張応力度に応じて高力ボルト摩擦接合部の許容せん断耐力を低減する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.18 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

引張力とせん断力を同時に受ける高力ボルト摩擦接合部は、引張応力度に応じて許容せん断耐力を低減する(建築基準法施行令 第92条の2第2項)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.18
平成30年 No.17選択肢215 / 20

問題:鉄骨構造において使用する高力ボルトに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

せん断力と引張力とを同時に受ける高力ボルトの許容せん断応力度は、引張応力度の大きさに応じて低減する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.17 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

せん断力と引張力を同時に受ける高力ボルトの許容せん断応力度は、引張応力度に応じて低減する(建築基準法施行令 第92条の2第2項)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成30年 No.17
孔径・肌すき・縁端距離
令和5年 No.16選択肢416 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルトM22を用いた摩擦接合は、支圧ではなく接合される部材間の摩擦力で応力を伝達する機構であるので、施工性を考慮し、一般に、ボルト孔の径を25mmとすることができる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢4

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

高力ボルト孔の径は、ボルトの径より2mmを超えて大きくしてはならない(建築基準法施行令 第68条第2項)。M22 なら24mm以下で、25mm にはできない。摩擦接合でも同じ。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.16
令和3年 No.16選択肢117 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合において、肌すきが1mmを超えるものについては、母材や添え板と同様の表面処理を施したフィラープレートを挿入し、高力ボルトを締め付けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

高力ボルト摩擦接合で肌すきが1mmを超える場合は、母材や添え板と同じ表面処理をしたフィラープレートを入れて締め付ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.16
令和元年 No.17選択肢318 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルト摩擦接合において、肌すきが1mm以内であれば、フィラープレートを挿入せず、そのまま高力ボルトを締め付けてもよい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.17 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

肌すきが1mm以内なら、フィラープレートを入れずにそのまま締め付けてよい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.17
令和6年 No.16選択肢419 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルトの最小縁端距離は、一般に、「せん断縁の場合」より「自動ガス切断縁の場合」のほうが小さい。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

最小縁端距離は、縁の仕上がりが粗い「せん断縁・手動ガス切断縁」のほうが、「圧延縁・自動ガス切断縁」などより大きい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.16
令和元年 No.17選択肢420 / 20

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

高力ボルトの最小縁端距離は、一般に、「手動ガス切断縁の場合」より「自動ガス切断縁の場合」のほうが小さい値である。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.17 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

最小縁端距離は、手動ガス切断縁のほうが自動ガス切断縁より大きい(自動ガス切断縁のほうが小さい)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和元年 No.17

🏗️ 柱脚・柱の継手

📖 柱脚の決まり

柱脚は、露出・根巻き・埋込みの3つの形式ごとの決まりが問われます。柱の継手の位置も出ます。

形式ポイント
露出形式アンカーボルトの定着長さは径の20倍以上(平成12年建設省告示第1456号。付着力を考慮して抜け出しやコンクリートの破壊が生じないことを確かめた場合を除く)。回転剛性をもつので曲げモーメントも生じる。ベースプレートの大きさの RC 柱とみなし、引張側のアンカーボルトを鉄筋として設計する。伸び能力のあるアンカーボルト(転造ねじなど)は、軸部が十分に塑性変形するまでねじ部が破断しない
根巻き形式根巻き鉄筋コンクリートの高さは柱せいの2.5倍以上(同告示)。根巻きの主筋の降伏が先に起きるように設計する。根巻き部分のせん断力は、上の鉄骨柱より大きい
埋込み形式曲げモーメントとせん断力を、埋め込まれた部分の上部と下部の支圧で基礎に伝える。鉄骨柱の固定位置は、基礎コンクリートの上端ではなく、埋込み部分の中にとる
柱の継手応力が小さく、現場の作業もしやすい床面から1m程度の高さに設ける
✏️ この項目の過去問を解く(10年で10肢)↓

✏️ 過去問:柱脚・柱の継手(10年で10肢)

答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。

令和8年 No.16選択肢21 / 10

問題:鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

露出形式柱脚において、所定の構造計算を行わなかったので、アンカーボルトの基礎に対する定着長さをアンカーボルトの径の15倍とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢2

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

所定の構造計算を行わない露出形式柱脚では、アンカーボルトの基礎に対する定着長さをアンカーボルトの径の20倍以上とする(平成12年建設省告示第1456号)。15倍では足りない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和8年 No.16
令和3年 No.17選択肢12 / 10

問題:鉄骨構造の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ベースプレートの四周にアンカーボルトを用いた露出型柱脚としたので、柱脚には曲げモーメントは生じないものとし、軸方向力及びせん断力に対して柱脚を設計した。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.17 選択肢1

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

露出型柱脚は、アンカーボルトの配置などに応じた回転剛性をもつので、柱脚にも曲げモーメントが生じる。回転剛性を評価して、曲げモーメントに対しても設計する(平成12年建設省告示第1456号)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和3年 No.17
平成29年 No.16選択肢43 / 10

問題:鉄骨構造の柱脚の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

埋込形式柱脚において、鉄骨柱の剛性は、一般に、基礎コンクリート上端の位置で固定されたものとして算定する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢4

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設問は、不適当である。
この問題の正答解説は出題当時の基準

埋込形式柱脚の鉄骨柱は、基礎コンクリートの上端では回転が完全には拘束されないので、上端より下の埋込み部分の中の位置で固定されたものとして剛性を算定する(技術基準解説書)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.16
令和5年 No.15選択肢44 / 10

問題:鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

軸方向力と曲げモーメントが作用する露出型柱脚の設計においては、ベースプレートの大きさを断面寸法とする鉄筋コンクリート柱と仮定し、引張側アンカーボルトを鉄筋とみなして許容応力度設計を行った。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.15 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

露出型柱脚は、ベースプレートの大きさの鉄筋コンクリート柱とみなし、引張側のアンカーボルトを鉄筋として許容応力度設計を行う。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.15
平成29年 No.16選択肢15 / 10

問題:鉄骨構造の柱脚の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

露出形式柱脚に使用する「伸び能力のあるアンカーボルト」には、「建築構造用転造ねじアンカーボルト」等があり、軸部の全断面が十分に塑性変形するまでねじ部が破断しない性能がある。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢1

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

建築構造用転造ねじアンカーボルトなど「伸び能力のあるアンカーボルト」は、軸部の全断面が十分に塑性変形するまでねじ部が破断しない。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.16
令和6年 No.15選択肢46 / 10

問題:鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

根巻き形式柱脚は、一般に、根巻き鉄筋コンクリートの主筋の降伏が、他の破壊モードよりも先行するように設計する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.15 選択肢4

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

根巻き形式柱脚は、根巻き鉄筋コンクリートの主筋の降伏が、ほかの破壊(せん断破壊など)より先に起きるように設計する。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和6年 No.15
平成29年 No.16選択肢27 / 10

問題:鉄骨構造の柱脚の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

一般的な根巻形式柱脚における鉄骨柱の曲げモーメントは、根巻鉄筋コンクリート頂部で最大となり、ベースプレートに向かって小さくなるので、根巻鉄筋コンクリートより上部の鉄骨柱に作用するせん断力よりも、根巻鉄筋コンクリート部に作用するせん断力のほうが大きくなる。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

根巻形式柱脚では、鉄骨柱の曲げモーメントが根巻き頂部で最大になり、ベースプレートに向かって小さくなるので、根巻き部分のせん断力は上部の鉄骨柱より大きい。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.16
平成29年 No.16選択肢38 / 10

問題:鉄骨構造の柱脚の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

根巻形式柱脚において、柱脚の応力を基礎に伝達するための剛性と耐力を確保するために、根巻鉄筋コンクリートの高さが鉄骨柱せいの2.5倍以上となるように設計する。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.16 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

根巻形式柱脚の根巻き鉄筋コンクリートの高さは、柱せい(柱幅)の2.5倍以上とする(平成12年建設省告示第1456号)。

本番の形(4つの選択肢)で解く:平成29年 No.16
令和4年 No.15選択肢29 / 10

問題:鉄骨構造の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

埋込み型柱脚において、鉄骨の曲げモーメントとせん断力は、コンクリートに埋め込まれた部分の上部と下部の支圧により、基礎に伝達する設計とした。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.15 選択肢2

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

埋込み型柱脚は、鉄骨の曲げモーメントとせん断力を、埋め込まれた部分の上部と下部のコンクリートの支圧で基礎に伝える。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和4年 No.15
令和5年 No.15選択肢310 / 10

問題:鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

柱の継手に作用する応力をなるべく低減し、かつ、現場での施工性を考慮し、床面から高さ1mの位置に継手を設けた。

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.15 選択肢3

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設問は、適当である。
解説は出題当時の基準

柱の継手は、応力の小さい位置で、現場の作業もしやすい床面から1m程度の高さに設ける。

本番の形(4つの選択肢)で解く:令和5年 No.15

まとめ:鉄骨構造(接合部)で覚えておくこと

試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。

🔥 溶接
のど断面のせん断完全溶込みも隅肉も同じ異種鋼材低いほうの強度
🔩 高力ボルト
高力ボルト要点 ›
二面せん断(長期)0.6T0孔径径+2mm以下溶接と併用ボルトが先なら加算
🏗️ 柱脚
露出の定着長さ径の20倍以上根巻きの高さ柱せいの2.5倍以上
💡 接合部の数値は、施行令(第68条・第92条・第92条の2)と告示(第1456号・第2464号)に書かれたものが中心です。高力ボルトは「0.3T0・0.6T0・孔径+2mm」、柱脚は「定着20d・根巻き2.5倍」をまず覚えます。

ほかの分野の解説・年度別の過去問

一級建築士 建築構造の分野別の解説(26分野)の一覧です。

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