要点と過去問10年分
一級建築士試験 学科Ⅳ(建築構造)の No.29 で毎年出題される「鋼材」について、鋼材の規格(SN材・角形鋼管・ステンレス・低降伏点鋼)と、鋼材の性質を要点にまとめ、令和8年〜平成29年の10年分の過去問を解説します。

建築材料(鋼材)の出題の傾向(令和8年〜平成29年)
No.29 は、10年とも鋼材の問題でした。正答は、規格(SN材の種別・SN490B の数値・板厚と基準強度・板厚の許容差)が5回、性質(板厚方向の強度・板厚と降伏点・降伏比・シャルピー・アルミの線膨張)が5回です。
毎年 No.29 に1問(10年で10問)。この記事で解説する選択肢は40肢です。
過去問の問題文と選択肢は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している一級建築士試験の問題から、解説に必要な範囲で引用しています(各選択肢の枠の右下に出典)。正答は、同センターの「合格基準点等(正答肢)」と照らし合わせています。
「要点」は、今の建築基準法・告示や日本建築学会の規準などでまとめています。過去問の解説は、年度別の記事と同じく出題当時の基準によります。その後の改定で答えが変わる選択肢には「🔶 現在の基準では」の枠を付けています。
🏷️ 鋼材の規格
📖 鋼材の規格
鋼材の規格は、SN材の A・B・C種の違いと、SN490B の数値、板厚と基準強度の関係が問われます。10年で5回正答になっています。
| 鋼材 | ポイント |
|---|---|
| SN材 A種 | 炭素量の上限と降伏点の下限は規定されるが、降伏比や降伏点の上限の規定はなく、降伏後の変形性能は保証されない(弾性範囲で使う部材)。シャルピー吸収エネルギーの規定もない |
| SN材 B種 | 降伏比の上限、降伏点の上限・下限(レンジ)、シャルピー吸収エネルギーの下限などが規定され、想定した崩壊メカニズムを実現しやすい |
| SN材 C種 | B種の規定に加えて板厚方向の絞り値(25%以上)が規定され、通しダイアフラムなど板厚方向に引張りを受ける部材に使う |
| SN490B・SN400B | SN490B は降伏点の下限325N/mm²(板厚40mm以下)・引張強さの下限490N/mm²。SN400B(40mm以下)の基準強度は235N/mm²。短期の許容引張応力度は F と同じ |
| 板厚と基準強度 | SN材は板厚が40mmを超えると基準強度が下がる(SN490B は40mm以下325・40mm超295)。TMCP鋼は40mmを超え100mm以下でも40mm以下と同じ |
| 板厚の許容差 | SN材は、板厚のマイナス側の許容差を SS材より厳しく定めている |
| 角形鋼管 | BCR295 は降伏点の下限295N/mm²で、一定以上の板厚で降伏比の上限がある。BCP325 は引張強さの下限490N/mm²で、降伏点の上限・下限がある |
| ステンレス・低降伏点鋼 | SUS304A は明確な降伏点がないので0.1%オフセット耐力で基準強度を定め、SN400B(40mm以下)と同じ235N/mm²。LY225 は SS400 より降伏点が低く延性が高いので、履歴型制振ダンパーに使う |
✏️ 過去問:鋼材の規格(10年で22肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。同じ文で何年も出た選択肢は1枚にまとめています(全20枚)。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材(SN材)には、A、B及びCの三つの鋼種があり、いずれもシャルピー衝撃試験の吸収エネルギーの下限値が定められている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
▼ 適当? 不適当?(解説を見る)▲ 解説を閉じる
SN材のシャルピー衝撃試験の吸収エネルギーの下限値は、B種とC種だけに定められていて、A種(弾性範囲で使う部材向け)には定められていない。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
角形鋼管柱の通しダイアフラム等に用いられている、建築構造用圧延鋼材(SN材)C種には、板厚方向の絞り値の制限がない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
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SN材 C種は、ダイアフラムなど板厚方向に引張りを受ける部材に使うため、板厚方向の絞り値(25%以上)が規定されている。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材SN400Aは炭素量の上限と降伏点の下限が規定されているが、十分な変形性能は保証されていない。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢2
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SN400A は、炭素量の上限と降伏点の下限が規定されているが、降伏比などの規定がなく、塑性変形能力(十分な変形性能)は保証されていない(弾性範囲で使う部材向け)。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材SN400Aは、降伏点の下限のみが規定された鋼材であり、降伏後の十分な変形性能が保証された鋼材ではないので、一般に、弾性範囲で使用する部位に用いる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢4
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SN400A は降伏点の下限だけが規定され、降伏後の十分な変形性能は保証されていないので、弾性範囲で使う部位に用いる。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材(SN材)B種及びC種は、降伏比だけでなく降伏点のレンジ(上限値から下限値までの幅)が規定されており、これらの鋼材を用いることにより、設計するうえで想定した降伏メカニズムを実現する確度を高めることができる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
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SN材の B種・C種は、降伏比の上限と降伏点の上限・下限(レンジ)が規定されていて、設計で想定した降伏の順序(崩壊メカニズム)を実現しやすい。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材(SN材)C種は、B種の規定に加えて板厚方向の絞り値の下限が定められており、溶接加工時を含め板厚方向に大きな引張力が作用する角形鋼管柱の通しダイアフラム等に用いられている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢2
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SN材 C種は、B種の規定に加えて板厚方向の絞り値の下限が定められ、通しダイアフラムなど板厚方向に大きな引張力を受ける部材に使われる。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材SN490Bは、降伏点又は耐力の下限値を490N/mm²とすることのほか、降伏比の上限値や引張強さの下限値等が規定されている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
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SN490B の降伏点(耐力)の下限値は325N/mm²(板厚40mm以下)で、490N/mm²は引張強さの下限値。降伏比の上限値なども規定されている。
問題:鋼材等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材SN490Bの引張強さの下限値は、490N/mm²である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢2
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材SN490B(板厚12mm以上)は、「降伏点又は耐力」の上限値及び下限値が規定されている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢4
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
板厚40mm以下の建築構造用圧延鋼材SN490Bについて、基準強度Fは325N/mm²であり、短期荷重に対する許容引張応力度はこれに等しい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢2
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問題:金属材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
板厚40mm以下の建築構造用圧延鋼材SN400Bにおいて、基準強度F及び短期許容引張応力度は、235N/mm²である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材(SN材)は、板厚が40mmを超えても、40mm以下の材と同じ基準強度が保証されている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
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SN材の基準強度は、板厚が40mmを超えると小さくなる(例:SN490B は板厚40mm以下で325N/mm²、40mm超で295N/mm²)(平成12年建設省告示第2464号)。板厚によらず同じ値が保証されるのは TMCP鋼などの一部の鋼材。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用TMCP鋼は、一般に、化学成分の調整と熱加工制御法により製造され、板厚が40mmを超え100mm以下の材であっても、40mm以下の材と同じ基準強度が保証されている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢4
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TMCP鋼は、化学成分の調整と熱加工制御で造られ、板厚40mmを超え100mm以下でも、40mm以下と同じ基準強度が保証されている。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材SN400の鋼板の厚さのマイナス許容差は、一般構造用圧延鋼材SS400と同じである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
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建築構造用圧延鋼材(SN材)は、板厚のマイナス側の許容差を、一般構造用圧延鋼材(SS材)より厳しく(小さく)定めている(断面の欠損による耐力の不足を防ぐため)。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(一社)日本鉄鋼連盟の製品規定「建築構造用冷間ロール成形角形鋼管」に適合するBCR295材の降伏点又は耐力の下限値は、295N/mm²である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
板厚が一定以上の建築構造用冷間ロール成形角形鋼管BCR295については、降伏比の上限値が定められている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和元年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用冷間プレス成形角形鋼管BCP325(板厚12mm以上)は、引張強さの下限値が490N/mm²であり、「降伏点または耐力」の上限値及び下限値が定められている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢4
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用ステンレス鋼材に定めるSUS304Aの基準強度は、板厚40mm以下の建築構造用圧延鋼材SN400Bの基準強度と同じである。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢2
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用ステンレス鋼材SUS304Aは、降伏点が明確ではないので、0.1%オフセット耐力をもとに基準強度が定められている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢2
同じ文:令和元年 No.29 選択肢4
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ステンレス鋼は明確な降伏点がないので、0.1%オフセット耐力をもとに基準強度が定められている。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用低降伏点鋼材LY225は、一般構造用圧延鋼材SS400に比べて降伏点が低く、延性が高いことから、履歴型制振ダンパーの材料に用いられている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和6年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
同じ文:平成30年 No.29 選択肢2
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低降伏点鋼 LY225 は、SS400 より降伏点が低く延性が高いので、履歴型の制振ダンパーに使われる。
⚙️ 鋼材の性質
📖 鋼材の性質
鋼材の性質は、化学成分と靱性、板厚方向の弱さ、降伏比、温度と加工の影響が問われます。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 炭素量 | 多いほど強度・硬さは増すが、伸び・靱性・溶接性は下がる |
| リン・硫黄 | 靱性や延性を下げるので、少ないほうが望ましい。硫黄が少ないほど、シャルピー吸収エネルギーと板厚方向の絞り値は大きい |
| シャルピー吸収エネルギー | 大きい鋼材ほど靱性が高く、溶接部の脆性的な破壊を防ぐのに有効 |
| 板厚方向(Z方向) | 熱間圧延鋼材の板厚方向は、圧延方向(L)・直角方向(C)より強度・延性が小さい(ラメラテアの原因) |
| 板厚と降伏点 | 同じ鋼塊から圧延した鋼材は、板厚の厚いものほど降伏点が低い |
| 降伏比 | 降伏点÷引張強さで、1より小さい(325÷490≒66%、350÷490≒0.71) |
| 温度・加工 | 引張強さは300℃前後で常温より大きく、400℃程度までは基準強度より大きい。極端に小さい曲げ半径で冷間曲げ加工をすると、強度は上がるが変形性能は下がる |
| ほかの金属 | アルミニウム(合金)の線膨張係数は鉄(炭素鋼)の約2倍(約23×10⁻⁶と約12×10⁻⁶/℃)。ステンレス鋼は炭素鋼より耐食性・耐火性に優れる |
✏️ 過去問:鋼材の性質(10年で18肢)
答えを考えてから、選択肢の下の「解説を見る」を開いてください。解説は出題当時の基準によります。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造用鋼材では、一般に、炭素量が増加すると、鋼材の強度や硬度が増加するが、靱性や溶接性は低下する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋼材は、一般に、炭素含有量が多くなるほど、破断に至るまでの伸びが小さくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
リン(P)は鋼材及び溶接部の靱性を劣化させ、硫黄(S)は鋼の延性や靱性に悪影響を及ぼすので、これらの含有量が少ない鋼材を使用することが望ましい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢4
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リン(P)と硫黄(S)は、鋼の靱性や延性を下げるので、含有量が少ない鋼材が望ましい(SN材の B・C 種は上限を厳しくしている)。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
炭素鋼は、硫黄の含有量が少ないほど、シャルピー吸収エネルギー及び板厚方向の絞り値が大きくなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
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問題:金属材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シャルピー衝撃試験の吸収エネルギーが小さい鋼材を使用することは、溶接部の脆性的破壊の防止に有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
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シャルピー吸収エネルギーが大きい(靱性の高い)鋼材を使うことが、溶接部の脆性的破壊の防止に有効。小さい鋼材では逆効果。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シャルピー衝撃試験の吸収エネルギーが大きい鋼材を使用することは、溶接部の脆性的破壊を防ぐために有効である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和7年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
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問題:鋼材等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
シャルピー衝撃試験の吸収エネルギーの大きい鋼材を使用することは、溶接部の脆性破壊を防ぐために有利である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢1
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
熱間圧延鋼材の板厚方向(Z方向)の強度は、圧延方向(L方向)や圧延方向に直角な方向(C方向)よりも大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢4
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熱間圧延鋼材の板厚方向(Z方向)は、圧延で延ばされた介在物の影響で、圧延方向(L方向)や直角方向(C方向)より強度や延性が小さい(ラメラテアの原因)。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
熱間圧延鋼材の強度は、圧延方向(L方向)や圧延方向に直角な方向(C方向)に比べて、板厚方向(Z方向)は小さい傾向がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和3年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢2
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問題:金属材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
熱間圧延鋼材の強度は、圧延方向に比べて、板厚方向のほうが小さい傾向がある。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢2
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
同じ鋼塊から圧延された鋼材の降伏点は、一般に、「板厚の薄いもの」に比べて「板厚の厚いもの」のほうが高くなる。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
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同じ鋼塊から圧延した鋼材では、板厚の厚いものほど圧延による結晶の微細化が少ないので、降伏点は低くなる。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
降伏点350N/mm²、引張強さ490N/mm²である鋼材の降伏比は、1.4である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成30年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
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降伏比=降伏点÷引張強さ=350÷490≒0.71。1.4(引張強さ÷降伏点)ではない。降伏比は1より小さい値になる。
問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
降伏点325N/mm²、引張強さ490N/mm²である鋼材の降伏比は、66%である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和5年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢4
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築構造用圧延鋼材の常温から400℃程度までの引張強さは、一般に、その鋼材の基準強度(F 値)よりも大きい。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
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問題:鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋼材は、板厚に対し極端に小さな曲げ半径で冷間曲げ加工を行うと、加工前に比べて強度が上昇し、変形性能が低下する。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和4年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢2
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問題:鋼材等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アルミニウム合金の線膨張係数は、炭素鋼の約1/2倍である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢3
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アルミニウム合金の線膨張係数(約23×10⁻⁶/℃)は、炭素鋼(約12×10⁻⁶/℃)の約2倍。1/2倍ではない。
問題:金属材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
アルミニウムの線膨張係数は、鉄の約2倍である。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「平成29年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢4
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問題:鋼材等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ステンレス鋼は、炭素鋼に比べて、耐食性、耐火性に優れている。
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和2年一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)」No.29 選択肢4
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まとめ:建築材料(鋼材)で覚えておくこと
試験の前に見直すことを、章ごとにまとめました。左が覚える数字や言葉、右がその説明です。「要点 ›」を押すと、くわしい説明に戻ります。
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